7/22/2009

ラウンド記録(リオ・ホンドの4)


ここは、私が一番よく練習に行く練習グリーンがあるコースです。
早朝のバック9もよくプレーするコースで、私のパッティングの基準になっているのはここのグリーンです。
時々、やろうと思えば夏とかは会社の帰り道に陽がまだあればちょっと寄ってパットを30分ぐらいやって帰ったり出来るんですよね。

距離は青のバック・ティーからでも6,360yと短めですが一つ少ないパー71ですし、全体にフラットでパー5は短くてパー3が長いレイアウト(8番のパー3は、フラットで232yあります。)、パー5は距離の割りに曲がっていたりしますしフラットなせいで思ったより長くなりますので、私はほとんどツーオンしませんから、印象としては短いコースに感じません。
フロント9には、400y超のパー4が4ホールありますし。
(こうしてみると打ち下ろしってホントに楽なんですよね。)

コースレート/スロープは70.5/122ですから、中程度の難しさ/易しさのコースになりましょうか。

過去の記事でも、その他のラウンド記録カテゴリーに、バック9のスコアは何度もアップしていたかと思います。


Rio Hondo Golf Course
http://www.downeyca.org/services/cs/riohondo/default.asp


94年に、Downey市が5百万ドルを投入してふんだんに盛り土を取り入れ、Gerald W. Pirkl氏の設計でコースを刷新したのだそうです。

以前のコースは私はプレーしたこと無いのですが、ただひたすらにフラットで、硬くて小さいグリーンのコースだったようですが、今では全体にはフラットなものの、グリーン自体やグリーン周りをはじめコースのあちこちにアンジュレーションがあって、なかなか楽しい造りになっています。
画像をクリックで拡大します。

3番のパー5。ティーイング・グラウンドの左に滝があります。


ちょっと易しめではありますし、メンバーシップを持ってもいませんが、私のホームコースに近い感覚でしょうか。

レイアウトもよく判っていますし、グリーンのスピードも合っていますので、割合にいつもいいスコアで回れます。(^^)

今回もいいスコアで回れました。 ♡


***

青ティーのコースレート/スロープは70.5/122、パーは36・35=71。

1 4 △ 0 D9A
2 4 △ 2 10AL-①
3 5 - 0 6AL
4 5 - 0 U23S
5 4 - 0 D11S-①
6 4 - 1 DD10B-①
7 3 - / D11A
8 3 △ / U6A
9 4 - 0 D3-

10 3 △ / 7B (砂)
11 5 - 0 3B
12 4 - 0 5A
13 4 - 0
14 3 - / 5B
15 5 - 2
16 4 - 0 7AL-①
17 3 ◯ /  ②
18 4 △ 2 D10L①

39(18)・36(15)= 75(33)


この日は、軍に務めているというランディという名前の、よく飛ぶロングヒッターの黒人さんとラウンドしました。

出だしの2ホールは、左右が広くない割りに長くて、ボギー、ボギー。
いつもスロースタートです。
スタート前にたっぷりレンジで打ったりしてからラウンドするとちょっとはマシかもしれませんけど、そうでもないかもしれません。(^^;

OBにはならないのですが、木の中に打ってしまうとスタイミーになってレイアップしなければならなくなります。

前半9ホールは、全ホール2パットでしたが、4番の23歩が上手く行って助かりました。
もう少しで入りそうだったんですけどね。(それはちょっとずーずーしいか。(^^;)

全体を通して、3歩-7歩(約2m-5m)のバーディーパットが、ことごとく入っていませんね。
この辺がもう少し入ってくれるようになると、1つ上のレベルに行けるような気がするんですけどねー。

斜面からのショットの練習には、別のコースに行かないといけませんね。
ショートゲームには、けっこうアンジュレーションが入っては来るのですが。


この日はGIR(パーオン)が多かったので少ないんですが、このコースでは、グリーン周りのショートゲームも上手く行ってアップ&ダウン(寄せワン)も他のコースより多く獲れちゃうんですよね。
芝の質とか、1バウンス2バウンスさせたときのボールの挙動も読みやすいって言いますか。

そういう意味では、好きなコースです。(^^)


7/21/2009

下りのスライスラインはゴルファーの悪夢


The worst combination is downhill and left-to-right; human beings don't make those.
を意訳したのが、表題です。



前記事「パッティングの距離感(続き2)」の記事にリンクしました、Tiger's 5 Secret Keys to Score Low「良いスコアを出すためのタイガー5つの秘密」という記事には、我々アマチュアゴルファーが大いに参考に出来るエッセンスが書かれています。

今日は、このうちのひとつ、ショートパットの部分を取り上げてみたいと思います。


前記事にも書きましたが、タイガーは、3フィート(約91.5cm)のパットを2002年から2008年の間の7年間で、2,700回打ち、その内の実に2,691回を沈めています。

この恐るべき記録は、この91.5cmのパットをいかに練習して上手くなるかという以前に、その前のアプローチに拠るところが大きいのだと言う点を見逃してはなりません。

同じ3フィートでも、入れやすいパットと入れにくいパットがあります。


3フィートが残るのは、a) グリーンサイドの程近いところ(20y以内ぐらい)にグリーンを外しカップに向かってアプローチを打ったとき、b) ファーストパットを外して残ったとき、c) セカンドショットや長く残ったサードショットがベタピンに打てたとき、の3種類があります。

c) のケースはコントロールするのは難しいですから除外します。
a)、b) のケースにおいて(特にa)のケースにおいて)、どこへ残せば易しいのかを考えて打つことは、我々アマチュアにも出来ます。

もっと言えば、そのグリーン周りに外したショットの段階で、どこへミスをすればカップに寄せ易いかを考慮に入れて、まるでチェスのように次の次の手を考えて(もちろん自分のミスの傾向も考慮に入れて)打っておくことが重要でしょう。




いまさら和訳するまでも無いかとは思いますが、解説されているコンビネーションを説明しておきます。


・登りのパットは下りよりも易しい。(いつもカップの下に残るように打とう。)


・右から左へのパット(いわゆる日本語で言うフックラインですね)は、ストレートのラインよりも易しい。(と、いうことは、受けグリーンではカップの右へ、奥へ下るグリーンではカップの左へ狙っておくのはいい考えだ。)


・ストレートのパットは完璧に真っ直ぐ打たないといけない。例えば右から左のライン(フックライン)では、膨らましすぎても、弱く打ったりして入ることもある。強く真っ直ぐ目に打って入れることも可能だ。


・ The worst combination is downhill and left-to-right; human beings don't make those.

さて、これが表題に持ってきた文章ですが、直訳しますと、
「最悪のコンビネーションはダウンヒルの左から右へ曲がるラインだ。
・・人類には、これをカップインすることは出来ない。」となります。

いくらなんでも大げさですよね。1mのパットの話してるんですから。
でも言い換えれば、そのくらい「右打ちにとっては外しやすいラインだよ。」と言うことでしょう。

私はアメリカ人のこういう表現が、けっこう好きです。

「人類には無理。」とか言われちゃうと、諦めつきますわね。(笑)
そこに残した自分が悪い。って。

以前、golfreak銀さんのブログのコメント欄で、「私、2mぐらいの下りのスライスラインがどうも苦手なんですよね。」って相談したことがあるんです。

軽いフックラインが、真っ直ぐより入りやすいっていうのも一理あると思います。
気持ちトゥ寄りでヒットしちゃったときって、ラインも膨らみがちですし、逆にヒール寄りでヒットしたときって、ラインが薄くなって強めにカップに向かってくれるんですよね。

下りのスライスはそれが逆側になってしかも強調されちゃうから、まるで入らない。


タイガーの話ですから、3フィート(約91.5cm)ってな数字になってますが、私はこれを自分用に2-3歩(約1m半-2m)、としたいと思います。

チップショットを打つときに、グリーンへのアプローチショットを打つときに、いつもこのことを頭に入れて、2歩に付いたのにパーを逃す、っていう悔しい思いを、出来うる限り減らしていこうと目論んでます。(^^;



***

追記:
続きをアップしました。↓

「ゴルファーの悪夢」を回避するマネージメント


7/20/2009

8-footerだったなぁ。


私は、普段あんまりトーナメントのTV観戦の感想とか書かないんですが、今日のTV観戦はなんか感動しました。

録画しておいて、朝普通の時間に起きてから昼までかけて丁寧に見ていたんですけどね。

一流プロの、パターの距離感のすごさに舌を巻き続けてました。


もちろん、トム・ワトソンを猛烈熱烈に応援する気持ちで見てました。
4日間、終始トップに居る素晴らしいゴルフで、ホントに勝つ展開だったと思ったのですが、これも運命なのでしょうか。


最後の18番、観客のみなさんも文字通り祈りながら見ている方が何人も居ましたが、私も祈るような気持ちで見ていました。

見事なドライブでフェアウエーを捉えて一安心。
2打めは完璧だと思いました。

グリーンに落ちてから、「止まれ!bite! bite! bite! bite!」ってマジで叫んじゃいましたが、なんか思ったよりずっと転がりましたね。 風が押したのかな。

チップショットで行くかな?と思っていたら、パターでした。

今回のワトソンは、オデッセイかなんかの後ろに角が生えたパター使っていて、(長い間魔の差したように悪かった)ショートパットは、極端にインサイドに引いて打つ変な打ち方で、でもほとんど全部決めていました。
(放送中にも、「Oh, boy!」なんて、打ち方のこと言われてましたね。)

で、強気に行けたパターは、今大会やってきたとおりだったと思うんですよ。
パーパットは、4フィートぐらい残ってましたよね。8フィートだったらしいです。)

「あ゛ー、やばい!」「この距離苦手なのよね。」なんて、うちの奥さんに言ったりしたんですけど、ほんと、この最後のパットは、全然腕が動いていませんでしたね。
惜しいところにさえ行かない、(全英オープンを5回も勝ってる覇者としては)それはひどいパッティングでした。(T_T)

もう、ゴルフファンみんなが、「入れてくれ!」って思っていたパットだったと思うのですが。


最終日一緒にラウンドしたゴーガンが、18番で観客と一緒にスタンディング・オベーションしていたのが印象的でした。


勝ったスチュワート・シンクでさえ、「入れてくれ!」って思っていたパットでした。
(スチュワート・シンクって、ものすごくナイスガイなんですよね。)

インタビューでも、「なんか申し訳なく思う。」って気持ちがすごく出てました。そんなこと思うこと無いのに。

「自分のゴルフ人生にとっても、ものすごく大きなことなんだけど、そんなことより今大会は4日間通じてトムの大会だった。」みたいなことを言っていました。


なんか、涙でました。
悔しい訳じゃなくて、感動したって言うか。


プレーオフは実はまだ録画したやつを見てないんですが、・・・見る必要ないような気がしたんです。

あの4-footer 8-footerの外し方は、精神力が無常にもあそこで切れてしまった感じでしたので。


***

追記:

TVで見たとき、もっと短く見えたので4-footerと書いたんですが、今朝活字になったものを見ると、8 feetってなってましたので、訂正しました。m(__)m