8/26/2009

3x4システム by デーブ・ペルツ


100y以下の距離の打ち分けシステムのご紹介です。

デーブ・ペルツのニュースレターで届いたものです。


その名も「3x4システム」と言いまして、3種類の振り幅で、4本のウエッジを使って距離を打ち分ける方法です。

30yから110yまでをカバーしていますね。

49°のPW
55°のSW
60°のLW
64°のXW

の4本を使って、腕が

10:30
09:00
07:30

の3つのポジションのそれぞれで飛ぶ距離を把握し、3x4=12種類の距離を打ち分けるというシステムです。

でも、図の数字を見ますと、ダブっているところがあって、ほぼ10種類の距離の打ち分けになっていますね。

図をよく見ますと、55°のサンド・ウエッジだけがハイ・バウンスになっています。
64°のXWってウエッジも、なかなか使いこなしているアマチュアは少ないかな?って思います。



私はこのシステムを、自分用にちょっとアレンジした形で実践しています。
ちょっと表にしてみました。



デーブ・ペルツの生徒さんたちのような正確なスイングを私の場合はしていませんので、68y、83yといった数字は出てきません。
10y刻みで、すごいアバウトな把握です。ダブってる数字もいくつもありますし。

ここで、1/1と書いてあるのは、110%ぐらいのオーバースイングで、ティアップしたときや、まるでティアップされているかのようなラフに浮いているときとかに打てるくらいで、普段はこの欄の数字でショットを打つことは殆どありません。
(したがって、58°のLWでは使いません。)

3/4と書いてあるのが本来のフルショットで、自分の感覚の中では10時半のテークバックなのですが、実際に撮影してみると11時ぐらいのスイングになっていると思われるショットです。

1/2と書いてあるのが、自分の感覚の中では9時のテークバックなのですが、実際に撮影すると10時くらいにオーバーシュートしていると思われるショットです。
(ちゃんとしたハーフスイングって難しいんですよね。(^^;)

1/4と書いてあるのが、7時半のテークバックで打つショットですが、このショットは私が打つと高く上がりません。
ランも結構出ますね。距離は、私の場合はランも入った距離でして、ライやグリーンの傾斜によって違ってきますので、あくまでも目安の距離です。
2つしか数字が入っていないのも、そういった理由です。


58°のLWを小さい距離で打つ場合は、フェースを開いたりしますので、振り幅だけで調整する訳ではないので、事情が変わってきます。
30y以下の距離は、出来る限りPWのチップ・ショットを多用して低く打っています。
バンカー越えなどで58°のLWの登場になるのですが、この距離感はまだまだ下手で掴めていません。


私のウエッジ・セットアップでは、54°と58°が、かなりのハイ・バウンスになっています。
バウンス角にしてそろぞれ13°、14°くらいでしょうか。
ですから、短く刈り込んだ硬いフェアウエーでは、PWで打った方が断然ミスが少なく楽に打てます。

その他の場面で、バウンス角が大きめの方がたとえスイングが正確でなくても大きなミスが少ないので、そういうことになっているのと、バンカーからSWとLWと、距離によって使い分けたりも出来ますので、今のところこういうセッティングになっていたりします。
LWと言うよりは、ロフトが寝ているSWですね。

コースによっての入れ替え用に、同じ58°でもう少しだけバウンス角の小さい(11°)ウエッジも持っていますが、たまーにしかバッグに入りません。



まぁ、私のシステムの方はレベルが低いですし、ハーフスイングもちゃんとしていないので参考にはなりませんが、デーブ・ペレツのシステムは参考になさってみて下さい。

成功のカギは、どのクラブもどの大きさのスイングも同じテンポで打つことだそうです。
多くのPGAのツアー・プレイヤーにもこのシステムを伝授しているが、彼らにとっても役に立っているし、特にプレッシャーがかかる場面などに強い方法論だそうです。



ウエッジを4本使うのは、とにかくお勧めです。

表には同じ数字が入っていても、グリーンに落ちてからの挙動が違いますので、カップに対して登っているとか下っているとか、ボールのあるライの状態とか、2段グリーンの段の位置とか、いろいろなケースで使い分けるのも、なかなか有効な手段になると思います。

あと、10y刻みの数字よりいつもちょっと短めになるとか長めになるとか、クラブによる微妙な差の経験値も出来てきますしね。

でも、全クラブが手元に無い、キャディさんが4つバッグを運んでいるゴルフの時には使いにくいシステムになっちゃいますね。
いつもパターと併せて5本以上持って行かなくてはなりませんから。(^^;

8/24/2009

季美の森(ゴルフ倶楽部)


ほんの1週間あまりの日本への一時帰国。

最終日、もともとこの1日を予備日に考えていた日にアポイントの予定が入らず、しかもお取引先から誘っていただけると言う二重のラッキーがあり、季美の森ゴルフ倶楽部をラウンドできました。

そうは言っても、まったく予定していませんでしたので、道具も全部レンタル、駆け足のラウンドでした。

東急不動産が、宮澤長平氏の設計で、開発・造成した、アメリカン・テイストのセルフプレーのコースだそうです。
大きなグリーンが各ホールひとつで構成されていて、コースレイアウトも全体にゆったりした、とても気持ちの良いコースでした。

黒のチャンピオンティーからだと7,055yあり、池も13/18ホールにふんだんに配置されていて、JGAのコースレートが73.3と、かなりタフなコースになっています。


季美の森ゴルフ倶楽部
http://www.tokyu-golf-resort.com/kimi/


急遽、前日に神田のつるやゴルフで鉛のテープを買い込み、左手人差し指に巻くバンデージと日焼け止めを品川駅のドラッグストアで買って、準備をしました。
季美の森では、グリーンフォークを無料で配布してくれていましたし、ティーやボールも当日調達で大丈夫です。

しかしながら、ラウンド前の練習がまったく出来ませんでしたので、レンタルしたクラブの調整も出来ず、練習グリーンもボールをほんの2-3回打って速さを確認するだけで、もうティーショット。
かなり不安なスタートではありました。

それなのに、(接待ゴルフゆえ)黒のチャンピオンティーでのラウンドをすることに。(^^;


ルール違反だってことは重々承知していますが、プレーしながらドライバーやパター、ウエッジなどに次々に鉛テープを貼って、それなりに私の打ちやすいスペックに調整して行きました。

まぁ、日本のコースにはスロープの設定がありませんし、ただ楽しめればOKですのでスコアを提出する予定にもしていませんでしたので、まぁいいかな、ってことで。
あぁ、すみません。(^^;



いつものように写真を何枚かご紹介します。

コース・レイアウト(ホールNo.をクリック)


レストランの窓からの景色。
見えているのは、16番ホールのようです。

画像をクリックで拡大します。


この角度では写っていませんが、ティーイング・グラウンドとフェアウエーの間からフェアウエー左手前側にかけてと、右側の木で隠れているフェアウエー右側のバンカーの右側辺りと、2つの池があるホールです。



7番ホールは、372yの一番短いパー4です。ホールの左側に池が二つあって、グリーンへのアプローチは池越えになります。

画像をクリックで拡大します。


私はティーショットをちょっとトゥ寄りで打ってしまい、池の手前にある木の左側を抜いてのセカンド・ショットになりました。残りは144yぐらいでしたでしょうか。
アゲンストで池越えの打ち上げでした。 7番、6番、5番を持って行ったので、6番で打ちましたが、ダフってしまい、あと数ヤード足らずに池ポチャに。(x_x;

ここで、池の手前まで行ってドロップすべきだったのですが、カートが遥か右のカート道にありクラブを取りに行くのが面倒だったのと、フェアウエーからのミスが自分で満足できず同じところから打ちたい気持ちも出ましたため、ほぼ同じところにドロップしてもう一度6番Iで打ちました。
で、またまた池ポチャ。

3度目はさすがにPWを取りに行き、残り約100y地点にドロップして打ちましたが、2度目からそうすべきでした。(^^;

ここでクワドルプル・ボギー(+4)を叩いたのが、スコアにはかなり響きました。



つづく8番ホールは、228yの長いパー3です。
しかもこの日はアゲインストの風(head wind)で、しかもピンの位置が50yもある大きなグリーンの右の奥でしたから、+10yの+20yの・・・で、245-255yぐらい打ってもいい計算でした。

画像をクリックで拡大します。


クラブ選択は、ドライバーです。
この日はクラブも借り物ですしね。

ピン方向を狙って打ったのですが、少し右にそれてしまって、スライスはして居ませんでしたがグリーンが遠くなる右へずれてしまったために届かず斜面に当たってしまい、手前に落ちて来てしまいました。

まっすぐ打てれば、距離は良さそうでした。
ここは記念に乗せておきたかったなー。 残念。



次の写真は440yのパー4、13番ホール。

このコースの中では、4番目に長いパー4です。
440y超のパー4が4つもあると、さすがに長く感じますね。

画像をクリックで拡大します。


フェアウエイ左のダブルバンカーを避けて右のバンカー方向へ打って行きますが、このホールはドライバーが上手く叩けました。

残りは190yぐらいでしたが、ボールが運悪くフェアウエーの右端でラフとの境目のところに止まってしまっていました。
ラフの草越しにボールを打つ羽目になりましたが、これは運良く上手く打てましてグリーンに届きました。スピンがかかっていませんから、だいぶ奥まで行ってしまいましたが。

下りの15歩(約10m半)をややショートして2歩(約1.5m)残してしまいましたが、これを粘り強く沈めて、ここはパーでした。



最後は、18番ホール、443yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


大きくて長い池がフェアウエー右側に沿ってずーっと続いていて、フェアウエーは途中で切れています。横に流れる池を越えた向こう側のフェアウエーはこんどは左側に池があることになる難しいレイアウトです。

メンバーさんも、「この上がりの18番が難しいんだ。」とおっしゃっていました。

写真で見える池の左淵ぐらいにエイミングして打った私のドライバーショットは、やや右に出てしまいました。
しかし幸いにも、ボールはスライス回転をしておらずややドロー気味の回転をしていたので、チラッと写っている右サイドのバンカーのほんの少し左手前に残ってくれました。
ここからは距離が最短になりますから、べスポジです。

ホール全体は右にドッグレッグしていますので、ティーショットが右に出やすいみたいですね。
いつもドロー打ちのはずの私を招待してくださったここのメンバーさんが、池に打ち込んでいらっしゃいましたから。

難しい最後のホールをパーオン(GIR)して2パットのパーで上がれましたので、気持ちよく上がることが出来ました。

日本のコースには、大きなお風呂も付いていて、気持ちいいですよねー。



8/13/2009

10 feet以下なんだなぁ。(ウッズの強さの秘密)


全英オープンのときに、「8-footerだったなぁ。」っていう題で感想を書いたので、今回は、10 feet以下なんだなぁ。ってことで。(^^;



先週のブリジストン・インビテーショナルは、タイガーの逆転圧勝に終わりましたが、面白いデータをラジオで聞きました。

パッティングの距離感(続き2)という記事で、タイガーが(長いパットを沈めるばかりでなく)如何にショート・パットに強いかと言うデータを2008年のデータでご紹介しましたよね。

実はタイガー、2009年も6勝をあげ、現時点で平均スコアがもちろんトップの成績なのですが、Putts/round は24位、ドライビング・ディスタンスは27位、GIR(パーオン率)も26位なのです。

でもスコアは一番少ない。・・・んー。(@_@)



3日目終わってトップだったパドレイグ・ハリントンを最終日の16番でひっくり返して逆転、最終的には2位に4打差をつけて優勝しました。

16番のパット、難しそうなラインでしたけど素晴らしいパットで沈め、ハリントンのショートパットを外させてしまったみたいに感じました。



で、興味深かったデータって言いますのは、このブリジストン・インビテーショナルで10フィート以下のパットが全部で55回あり、このうちなんと54回をカップ・インしたのだそうです。

10フィートって言うのは、約3m5cmです。
54/55の成功率って、・・・ものすごいですね。☆


比較になんてならないのは充分に承知しつつ敢えて書きますと、私なんか、3歩(約2m)をぼこぼこ外してしまいます。
2歩(約1m半)以下はそれなりに結構入れていると思っていますけれども。



ハリントンとタイガーは、今週のPGAチャンピオン・シップで、1日目を同組でラウンドするようですね。

楽しみです。