1/27/2010

ダウンヒル・スライダー その1


なぜに大きく曲がるラインと言うのはかくも難しいのでしょうか?


先日、「ムーアパーク・カントリークラブ」をラウンドしたときに、1歩-4歩(約70cm-2.8m)をことごとくB側(谷側のアマチュサイド)に外しまして、これはきっと何かが大きく間違っているに違いない、と考えるに至りました。


先に結論から書いてしまいますが、

どうやら私のパッティングは、根本的にレベルが低く、スピードが速く曲がりの大きいグリーンに対してのグリーンの読みも出来ておらず、経験値も不足している上、グリーン上における物理現象をきちんと理解すらしていなかったことが、(デーブ・ペルツのパッティング・バイブルを読み進めてみて)判明しました。


それを基に、いま練習に取り入れ始めたパッティング練習をノートしておこうと思います。
見た目的には、こんな練習です。
とりあえずは苦手なスライスラインではなく、フックラインから始めてみています。

写真をクリックで拡大します。


この写真はほぼ水平を出して写しておりまして、右上の端の方に写っている建物や木を見ていただけますと、そのことが分かるかと思います。

一番好きな16フィート(約4.8m; 私の場合7歩)の距離でセットアップしましたが、もっと近い距離でも有効だと思います。
フックラインは明らかですが、全体には登っているようにも見えますでしょうか?
ライン自体は左へ曲がって行きますから、下りのパットになって来ますね。

ただ、写真を見ただけでは、この練習目的の真意は分かりません。



このパットを、まずは自分が見たままにラインを想定し、パットしてみました。
ここは普段来ない練習グリーンでして(先日のマイル・スクエアです)、練習グリーンに到着してすぐ、なんの下知識も無く打ちました。

写真をクリックで拡大します。


水色のラインが想定したラインで、青色のラインが実際のボールが通った軌道です。

カップのB側に楽勝で外れているのも当然ながら、グリーン上に落ちている木の陰を通り過ぎた辺りからボールはスピードを上げ、3-4歩(約2-3m)ほども転がってしまい、見事な3パット・コースです。

青色の線が、出だしで水色の線よりも右側へ出ているところを注目しておいて下さい。


下りになる(左右どちらへでもよいのですが)曲がりの大きいラインが実は、例え距離が短くても3パットになる「ダウンヒル・スライダー」と呼ばれるラインでして、多くの場合、例えば大きく曲がる横のラインであっても後半が下りになりますから、ペルツの言う、非常に危険な「ダウンヒル・スライダー」になり得ます。



では、なぜに大きく曲がるラインと言うのはかくも難しいのでしょうか?

曲がり具合が判らないんだから当たり前だろ?
経験する機会・回数が少ないんだから、難しいんだよ。

私もそう思っていました。

しかしながら、このパットを2度、3度と打ち直してみましたが、かなり極端に狙いや強さを変えない限り、何度打っても、違ったラインは描くものの似たようなB側に大きくオーバーの結果になりました。


実は、大きく曲がるラインが少なく曲がるよりも遥かに難しい理由、それも物理的なそして人間科学的な理由が存在していたのです。




にわかには信じがたい話ですので、本当はまずはパッティング・バイブルを全部丁寧に読んでみるべきなのですが、・・・できるだけ簡単に説明してみます。

多くのアマチュア・ゴルファーは、実に90%ものパットをB側(カップの谷側)に外している、というのはペルツが何度も言っていますし、雑誌などにも載っていて、すでにご存じの方も多いと思います。

(デーブ・ペルツは、「トゥルー・ローラー」と言う、↓の写真のような道具を使います。)

写真をクリックで画像のリンク先に。

ボールをセットする高さを調節することによって、ボールのスピードを調節します。
誰よりも真っ直ぐにボールをラインに乗せることが出来る装置です。



「Aiming line」というのは、ボールから狙い目の目標に向けて引いた直線のことを言いまして、カップの縁から何インチ(または何フィート)と言う風に表現します。

最初の一番目の写真に戻るのですが、本当の狙う位置はどこなのか調べた上で、目標にティーを刺しました。
Aiming lineは一通りしか存在しません。
曲がるラインは、打つ強さによって様々なカップインできるラインをとり得ますが、オプティマム・スピードで行ってカップを17インチ通り過ぎる強さで出来るラインは1本しか無いのです。


ペルツの研究に拠りますと、こういう信じがたい事実があります。
まず、本当のAiming lineは隠しておいて、アマチュアのゴルファーにどのくらいの大きさのbreak(曲がり)を読むか、カップの縁からのインチ数で表現してもらいます。
すると驚いたことに、ほぼ例外なくみんな、Aiming lineに対して約1/3の
break(曲がり)しか読まないと言うのです。

いくらアマチュアがいつもB側に外すからと言っても、1/3は無いんじゃないの?って思ってしまいますが、これは何万人ものデータを取った上での事実です。

さらに驚いたことに、ツアー・プロでさえ、聞いてみるとほぼ例外なくみんな、本当のAiming lineに対して約1/3のbreak(曲がり)しか読まないと言うのです。


その裏には、subconscious(潜在意識)のなせる、実に面白い事実が隠れていました。


「ではあなたの読んだラインに構えてパットして下さい。」というと、ほとんど全員がこれまた不思議なことに自分の読んだラインの狙い目よりも、
Aiming line方向にずれてパターを構えるのです。
フックラインなら、右にずれて構える。
その量は、本当のBreakの約2/3ぐらい。

真っ直ぐなラインに真っ直ぐ構えるときはそんなことは起きないのに、傾斜地で曲がるラインに構えると、途端にそうした補正が出てくるらしいのです。
これがまた、どうもですね、無意識に起きていて、誰も自分がそんなことをしているとは夢にも思っていない、自分では気付かずに補正を入れていると言うのです。

ツアープロにも、全く同じ現象が起きている。


さらにですね、パットを打ってもらうと、今度はストロークにもsubconsciousからの補正が入って、さらに右に打ち出すのだそうです。
一般のアマチュアで、本当のbreakに対して85%ぐらいまで補正されます。でもまだ足りない。

ツアー・プロですと、subconsciousの補正トータルで95%ぐらいまで補正されるそうなんですね。
ここまで補正されると、カップインするパットが出て来ます。
(しかしながら、ツアープロとて、大きく曲がるラインほどB側に外す傾向が出てくるそうです。)



私は、トゥルー・ローラーを持っておりませんので、ボーリング式に手でボールを転がして、ほぼ正しいAiming lineを割り出してみました。

写真をクリックで拡大します。


オプティマム・スピードになるスピード(強さ)と、カップインするラインの組み合わせを見つけなくてはなりませんので、トゥルー・ローラーが無いと実に根気の居る作業になります。(笑)
まぁ、大体合ってるかな?っていうところを見つけて、ティーでマーク。

カップの傍にボールが佇んでいますね?
オプティマム・スピードにはちと足りませんが、あそこにボールが止まるまで20数回を要しました。
(ある意味パットより難しいか?(笑))
でも、ホントのAiming lineが知りたいのだから仕方ありません。

あそこへ構えて打って行ってカップインするのが、本当の目指すべきラインです。(白い矢印です。)


ところで、上の写真を見ていただきますと、私のパットは見事にペルツ先生の言うとおりになっています。

初めの読みは約1/3、しかし実際に打ったラインは読みよりも右にブレている。
構えとストロークでどちらがどのくらい無意識に補正したか分かりませんが、ボールの転がりのラインの打ち出しの接線方向に線を引いてみますと(紺色の矢印)、どうやら本来のラインの85%ぐらいのところまでは補正されているようです。

んー、ペルツ先生、恐るべし。

ボールがB側に外れるだけでなく、カップから大きく遠ざかってしまうのには、実は深い理由がありました。
私が7歩の距離で打つデジタルパットを大きくしくじっている訳ではないのです。


そして、冒頭の疑問に戻りますが、なぜに大きく曲がるラインと言うのはかくも難しいのでしょうか?

カップの幅ぐらいしか曲がらないパットにはカップインするためのブレの許容範囲が大きいのは分かります。
しかし、ここまで大きく曲がるラインではなくても、カップを外して狙うようなパットには、正確な距離のコントロールと曲がりの読みがカップインには必要なのですから、パットの難しさとしては変わらない筈?
まして、本当のAiming lineが判っているなら、なおさら差は無いはず。

特に、デジタルパットの得意な距離で距離のコントロールを容易にしているのですから、曲がり幅の大きい小さいは読みの要素を除けば難しさに変わりは無い筈なのですが、

・・・実際には大きな曲がりのラインの方が何回打っても外れる回数は多くなり、残る距離も長くなってしまい、難しいのです。



お話は佳境に入ったところで甚だ中途半端ですが、「追記」に本文より少ない字数制限が在ってはみ出しそうですので、次の記事に続きを譲りたいと思います。(^^;


その2へ (←クリック)



1/25/2010

ザ・ゴールデン・8


「パットってどのくらい入るもんなの?」という記事のコメント欄にて、みなさんから貴重なご意見をいただきまして(ありがとうございます。m(__)m)、とても楽しかったのですが、


その中で、


ノリさんは、
>問題は、グリーン回りからの、パターを使えない状況での寄せを限りなく2歩以内に近づけたい
>とすれば、5割は見えてくる?・・


とおっしゃっていますし、


trimetalさんも、
>狙ったところに2mが打てれば、寄せワンの確率が上がり、・・・(中略)・・・、3パットも激減すると言うところでしょうかね。

と、おっしゃっています。


やはりパットが上手な方は、すでに3パットは年平均ではラウンドに1回以下、さらにパット数を減らすには、むしろショートゲームの担う部分の方が大きいと感じていらっしゃるようです。



本来なら追記ぐらいで済ませるボリュームの内容なのですが、その部分をちょっと掘り下げてみようと思います。

ちなみに「パットってどのくらい入るもんなの?」の続きだと言いつつ、カテゴリーはショートゲームです。(^^;

(余談ですが、私はブログの記事を、誰かに教えようと言う意図で書いては居りませんで(そもそも下手ですから無理ですし)、自分のゴルフの整理、向上のために書いて居ります。
ブログ仲間で、いろいろ参考にし合えればいいなぁ、とそんな気持ちはありますが。

上記コメントを頂いたお二人からはむしろ教えていただくことが多くて、とても有り難く、嬉しく感じて居ります次第です。
ありがとうございます。 m(__)m )




さて、上記お二方のおっしゃっている2歩(あるいは2m)以内に寄せて・・・というのは、大体20-30y以内ぐらいを想定なさっているかとおもいます。

2mぐらいに付けると3パットもまず無いし、1パットも十分に期待できますから一安心、って感じますが、実はツアー・プロでも7フィート(約2.1m)からだと平均45%しかカップインしないんですね。
私が2mに寄せたのにパーを逃してガッカリするのは100年早い、ってことになります。(笑)


ちょっと20y以下のデータが私の手元には無いのですが、興味深いデータがありますので、ご紹介しますね。


60y前後からのアプローチで、ツアー・プロはアベレージで大体カップから平均16フィート(約4.8m)内外に付ける、というデータがあります。
(このカテゴリーの数字が一番いいのはジム・フューリックで、平均でなんと8フィート(2.4m)を切っています。
すごい。)

さらに余談ですが(笑)、ツアー・プロは、番組とかで見ますと大体、100yから打った時の目安として10フィート(約3m)以内に付ければOK、と言っていますね。
150yからだと、20フィート(約6m)以内が目標。
(これはまた別のお話になりますけど。)

それもそのはず、ツアー・プロであっても16フィート残ってしまうと、カップインする確率は平均で15%ほどしかありません。

お友達登録していただいております、サンディエガンさんやHumhumさんのようなスクラッチ~+ハンディの方たちや、ショートゲームが身上とおっしゃっているカテゴリー1・プレイヤーのcharさんなどの60yからのデータは、
ツアー・プロのコースのコンディションや距離、グリーンの速さなどを差し引きますと、おそらくツアー・プロと同じくらいの数字になるものと思われます。


で、ですね、これがハンディキャップ20+/-5 のアマチュアの平均ではこういうデータになります。

60y以内(ちなみにこれは‘前後’ではありません。10yなども含む「以内」です。)から打ったアプローチのカップまでの残り距離平均が約16フィート(約4.8m)だそうです。
そして、60y外(150yとかも含めて)から打ったショットが運良く乗ったアプローチのカップまでの残り距離平均が約36フィート(約10.8m)なのだそうです。

どういったファースト・パットの距離の頻度が多いか、というデータになります。


先だっての図をもう一度見ていただきますと、



16フィートからハンディ20+/-5 の人がカップインする確率はわずかに約3%、 36フィートからでは1%もありません。
道理でパーオンしない限り、なかなかパーが獲れない訳です。

でも、ボギーオンでも2パットならまだボギーです。
3パットでいわゆる素ダボを打ってしまうのが一番骨身に堪えます。


逆に言いますと、36フィートから(あるいは16フィートから)のファーストパットを1歩以内に付けるようにすれば、素ダボを打たずに済むわけですよね。


前記事のコメント欄で書きましたが、セカンドパットが、1歩(約80cmを想定)と2歩(約1.6m)とでは、雲泥の差になります。

>プロでさえ、9割入る1歩残しと 6割入る2歩残しの間には、大きな差があるということです。
>
>20ハンディキャッパーではこの差はもっと大きく、1歩残し8割に対して2歩残し3割、という違いで出ているのです。
>これはでかい。


つまり20ハンディキャッパーにとっては、3パットのダブルボギーになってしまう確率が、2割か?7割か?の瀬戸際です。

コメントには、

>3パット撲滅のカギは、この辺りでしょうか。

とも書いたのですが、ファーストパットを50cm以内に付けるように距離のコントロールをする、とまで行かなくても、大体1m以内ぐらいに距離をコントロールできれば、大概の3パットは退治出来るのですよね。

3パットを‘絶滅’させるのは無理です。(笑)
トップのツアー・プロだって3パットすることあるんですから。



次に書くパッティング・カテゴリーの記事で取り上げようと思っていますのは、この記事とはまた別の角度から見ました、3パットを無くすための(若しくは1パットを少しでも増やすための)取り組みです。

アプローチの成否は抜きに考えてみたいと思います。





ところで表題の、「ザ・ゴールデン・8」ですが、これはドリフターズの全員集合ではありません。(^^;


デーブ・ペルツはことあるごとに、この「The Golden 8-feet」というフレーズを口にするのですが、これはゴルフのスコアリングに最も重要な数字なのだそうです。

ドライバーの250yでもなく、アプローチショットの150yの正確性でも無く、
20yの寄せよりも、3フィートのパットの確率でも無く、一番重要な数字がこのゴールデン8フィートだと。


ゴールデン8につきましては、ショートゲームでピンから8フィート以内に寄せてワンパットを取ることだと勘違いされていることが多いのですが、正しくは、カップから2-10フィートの範囲の、ゴルフのスコアを決める要因としては最大のゾーンのことを指します。


先だっての図に、色を付けました。



詳しい説明は機会があったらにしますが、

95%以上カップインする2フィート(約60cm)から、平均で25%がカップインする10フィート(約3m)までの、このゾーンが、
アプローチショット、パッティングを含めて一番に重要な「スコアリングの良し悪し」に大きく影響するゴールデン・ゾーンなのです。



1/22/2010

ムーアパーク (カントリー・クラブ)


ここは比較的新しいコースですが、ゴルフ・ダイジェストの“Best Place to Play”とか、ゴルフ・マガジンの“Top Ten New Places to Play”とかに選ばれていて、非常に評判の良いコースです。

愉快なPGAプロのピーター・ジェイコブセンと、ティーチング・プロのジム・ハーディーの設計です。
(この二人のコンビは、近頃けっこう色々なところに設計していますね。)

先日ご紹介しましたエンジェリス・ナショナル(ゴルフクラブ)よりもさらに西の方のロサンゼルス北西の郊外にあります。


Moorpark Country Club
http://www.moorparkgolf.com/


名前はカントリー・クラブになっていますが、今はプライベイトではなくて、パブリックとしてプレー出来ます。(^^)


土日は$125ですが、友人が$70で出来るよ、どぉ?って声かけてくれまして、はいなはいなで行ってきました。
まだ薄暗い6:40スタートで、4時半起きで行きましたです。
(例によって、レンジでのスタート前練習、無し。(T_T)  (笑))

9ホールのコースが3つある、全27ホールのコースですが、
この日はRidgeline CourseとCreekside Courseの2つです。
もうひとつのCayon Crest Courseは7時半スタートまで開かないのだそう。
(なんでかはよく判りません。)


初めてのコースですが、青ティーをチョイス。
なかなかに難しいと評判のコースですけど、空気も清々しくて気持ちイイし、まぁいいでしょう。(笑)

コースレート/スロープは青ティーからで71.5/137 (パーは36・36=72)ですから、スロープから見てここも厳しいコースでしょう。


グリーンのスピードはエンジェリス・ナショナルと同じくらいで、私がプレーする他のコースよりも速いです。
アンジュレーションは、すごくあるホールとそうでもないホールがありましたが、コース全体&ホール全体にけっこうキツ目の傾斜があるので、ローラーコースターみたいに転がる愉快なグリーンになっていて、グリーン自体はかなり硬めでした。アプローチが止まらない感じ。



いつものようにいくつかのホールの写真をご紹介しますが、コースのサイトの(ちょっと小さいですけど)レイアウト図がホール毎にリストされていますので、今回もホール・レイアウト図も併せてのご紹介をします。

最初の写真は、Ridgelineの1番ホール(Epworth Country) 357yのパー4を、グリーンから振り返った写真です。
画像をクリックで拡大します。


打ち降ろしで3Wで打ったティーショットもまずまず、グリーンへの登りのアプローチは2クラブ大きめに読んでなかなかいいボールを打ったのですが、右側が崖になってますからね、グリーン左へ安全目に外れたんですが、ここからのアプローチがけっこうな左足下がりで難しく寄せ切れずに
4歩(約3m弱)残して、外してボギー・スタート。

まぁ朝一、練習もなしにスタートして大したトラブルなくボギーは上々ってところでしょうか。
2番、3番をグリーンちょい外しでパー、調子悪くないぞ、って感じでスタートしました。



次の写真は、Ridgelineの5番ホール(Long Canyon) 620yと長いパー5の打ち降ろし、2打目地点です。
画像をクリックで拡大します。


このホール、早朝は全域山の陰に入っていまして、影の中が見えるような露出で写真を撮ったので、空は白く飛んでいます。
遠くの真ん中に見えるのがグリーンです。

3打目は左足下がりで打ち降ろしでしたが、まだ145y残っていました。
フルショット出来ないので6Iを選び、斜面と平行に構えて3/4より小さいぐらいのショット。
これは左手前12歩(8m半)に乗せて、2パットのパーでした。



Ridgelineの9番ホール(Ogo Pogo)は、大きな湖の向こうに、巨大なグリーンがある186yのパー3です。
画像をクリックで拡大します。


この日はかなり風が強くなる予報で、ここではアゲンストですでに吹き始めていましたので、200yは打つ計算でした。
カップはグリーン真ん中左寄に切られていましたので、ちょうどグリーン前のフェアウエーが無い辺りですから、ショートする訳に行きませんし。

これはしかし、ユーティリティーの2番が非常に上手く打てまして、ピン・ハイ右側の3歩(約2m)のバーディーチャンスに付きました。
これを沈めてバーディー。 と言いたいところですが、わずかに切れて外しました。
(あとでラウンドの総括に書きますが、ここのグリーンはショートパットが難しいです。)

Ridgelineコースには、パー5が3つ、パー3が3つ、パー4が3つずつあるんですよね。



Creeksideに移っても、ショートパットでは苦しむものの、ショットは調子よく打てています。

パー、ボギー、ボギーと来ての後半、
Creeksideの4番ホール(La Bruja Verde)は407yの実に難しいパー4です。
画像をクリックで拡大します。


ティーショットは写真右の、目標ポールを狙ってフェアウエーに乗せます。
そこからまたブッシュ越えで左ドッグと言いますか、写真中央やや左寄にちらっと写っているフェアウエーの方向に打っていき、(写真には写っていない)その左奥のグリーンへ向かって、さらに打ち上げて行きます。

ホール図を見ますと、「およよ?」って感じしますでしょ?
400y超で、しかも登ってますからね。
けっこうな緊張感です。

まずそもそも、ドライバーのティーショット自体が、目標ポールをピンフラッグに見立ててドライバーで打つパー3みたいな感覚でした。

2打目はグリーンまで190yでしたが、かなり登っていたので3Wで打ちましたが、スィートスポットで打てず、グリーンには20yほどショート。

3打目勝負で、上手く打って2歩(約1m半)に寄せましたが、このパットも
カップの手前でグッと切れてわずかに外れてボギー。 1歩、3歩、2歩と、短いのを外し続けて3連続ボギーです。



そうなると、(私はメンタルに弱いのかどうか分かりませんが) なぜかドライバーが狂い始めます。

続くCreeksideの5番ホール(Eagle Flight)は、ドライバーがしっかり打てれば1オン出来るチャンスがある(と思われる)270yの打ち降ろしのパー4でした。
画像をクリックで拡大します。


グリーンはご覧のような位置。
風は左から右に、ますます強度を増しています。

とりあえずグリーン左はじに向かって打ったボールは、なぜか右に出て、風も手伝って大きく右に流れてしまってブッシュにかかってOBになりました。
1ペナ扱いなのですが、ドロップする場所がティーイング・グラウンドしかありませんから、OBと同じです。
2発目はグリーンの20-30y左を狙いました。
このボールは(ティーから見て)グリーン左エッジに運べて、そこからチップショット、2歩(約1m半)を沈めて、ボギー。

短いホールには罠がある、ということで、初めてのラウンドでは私は大抵刻むのですが、写真を見ていただけるとおり、いったいどこに何ヤードで打てば安全なのか、よく判らず。(x_x;
4連続ボギーも仕方ない、と言ったところでしたでしょうか。


このあと、ドライバーの強振が悪影響したかどうか、7番、8番とティーショットでトラブってしまいました。
(この辺はちょっと今後のためにも考えないといけません。)



最後にご紹介する写真は、Creeksideの9番ホール(Let It Ride!) 475yのパー5です。
画像をクリックで拡大します。


写真に見えているフェアウエーまで届かせるのに、キャリーで220yあります。
でもって、届いた先のフェアウエー真ん中に2つのバンカー。

バンカー左のやや狭い方のフェアウエー(写真で言う中央)に運べば、2オンも可能と言うレイアウトです。
が、この時点では強烈なアゲンストになっていまして、「フェアウエーまで届くんかいな?」状態。
7番、8番とドライバーが言うこと聞いてないだけに、かなり不安。

バンカーに入ってもいいから届かせるしかありません。
仕方なく私なりのスイングで強振しました。

これは無事にバンカー右の広いエリアに着地。

セカンド・ショットも登ってますし届きませんから、ユーティリティーの4番でレイアップ。
3打目の約65yを54度のウエッジで打ち上げましたが、戻されてかなりショートし、15歩(約10m半)のパットが残りました。
これを2パットで行って、最後はなんとかパーで締めくくり。

8番でのダブルボギーは痛恨でしたが、気持ちよくラウンドを終えました。(笑)