12/02/2010
ジャン・バンデベルデの夢叶う?!
ある意味ちょっとショッキングなニュースですね、これ。(笑)
LPGA drops 'female at birth' clause for members (Nov. 30/2010)
http://www.thegolfchannel.com/tour-insider/lpga-drops-female-birth-clause-members-40538/
LPGAが、出場資格の中の「女性として生まれていること。」という条項を無くすることにしたそうです。
まぁ、しばらくは大勢に影響はないと思うのですが、実際に性転換して女性になったゴルファーに法的に提訴されて折れた格好です。
訴えた人は、現在57歳のLana Lawlessという方で、2008年にはLong Driveチャンピオンになっているのだそうです。
その後、「female at birth 」の条項を盛り込んでレギュレーション変更をした Long Drivers of Americaも、LPGAと併せて訴えていたみたいですね。
おいおい、またかよ?って感じ(←そうは書いてませんが。(^^;)で、全国紙のUSA Today紙にも取り上げられています。
↓
Lana Lawless' suit puts gender in sports in spotlight again
http://www.usatoday.com/sports/2010-11-29-lana-lawless-lpga-transgender_N.htm
他にもちょっと写真とか検索してみましょうか。
↓
lana lawlessのGoogle検索結果はこちら(クリック)
うーん・・・、 完全に ごついおっさんですね。(x_x;
なんでも、退役なさった元Officer(警察官)で、2005年に性転換手術を受けたのだそうです。
・・・ん?
52歳で女性になって、それからわずか3年で女性としてロングドライブ・チャンピオンになり、今年はLPGAのQスクールに挑戦しようとしている、と。
(余談ですが、こっちのおまわりさんってけっこう高給取りなんですよね。年収2千万円前後かな。 夫婦で警察官やってる方なんか、ゴージャスです。 まぁ、命がけですからね、こっちのおまわりさんは。 こういう裁判の費用ってずいぶんかかるんだろうなぁ。)
Long Drivers of Americaの女性大会は、この方が2008年に優勝して、昨年は大会がキャンセルされ、今年レギュレーション変更されて復活した、って経緯だったらしいですね。
それで、このLanaさんが法に訴えることにしたときの記事がこちらです。
(さすが、サンフランシスコ。(笑))
Lana Lawless, Transgender Woman Golfer, Sues LPGA (Oct. 13 2010)
http://blogs.sfweekly.com/thesnitch/2010/10/transgender_woman_golfer_sues.php
LanaさんとLPGAがやり取りした手紙のコピーが載っていたりして、妙に詳しいです。
以前、ダグ・バロンが禁止薬物使用で停止処分を受けたときにも思いましたし、マーティン・ケイマーの訴訟の時にも思いましたが、
こういうスポーツの問題に人権団体とか法とかを持ち込むと、ややこしいことになっちゃうんですよね。
野球とかフットボールのドラフト制度とか、法的にはまるっきり人身売買ですし。
まぁ時代の流れなんでしょうけど、・・・もっと若くてピチピチした女性(元男性)が出てこないと面白くなりそうにありませんね。 :-p
12/01/2010
ロイヤル・ビスタ・ゴルフクラブ (East-North コース)
このコースは、ローランド・ハイツというところの住宅街のただ中にあります。
(しかしその割にはかなりのアップダウンがあることに驚きました。)
サンクスギビングの4連休前日、会社が半日で閉まりましたため、駆け込みで行って来ました。
平日とはいえ、コース予約はぴっしり埋まっていました。
またまた、18ホール回れるかどうかってところだったのですが、ペース自体は悪くなく4時間ちょっとで全ホールをプレーできました。
Royal Vista Golf Club
http://www.larv.com/
場所柄、コンパクトに9ホールのコースが、North、East、Southと3つ造られている感じで、どれも距離的には3,000yちょっとと短いために箱庭的なイメージを持っていましたが、なかなかどうして本格的なコースで気に入りました。
3つの9ホールのうち、2つの組み合わせでTee Timeを取ってくれます。
今回は、East-Northという、3つの組み合わせの中では一番長い(と言っても)全長6,435yです。
距離の短さとか、面積の割にちゃんと造られているコースレイアウトとか、セパレーションを上手くしてあってとなりのホールを感じさせない造りとか、決して速くは無いけど下りのいくつかのラインになるとものすごく切れたり速かったりするグリーンとか、込み具合とか、ほとんどのパー3で後ろを打たせる習慣になっていたりとか、いろんな意味で日本に多い感じを彷彿とさせるコースでした。
ちょっと嬉しかったり。(^^)
ではいくつか写真をご紹介しますね。
まずは3番ホールのパー3、打ち降ろしの193yです。
画像をクリックで拡大します。
このホールは、左肩が下がらないように注意して木のてっぺんを目標にして構えましたが、ティーイング・グラウンドがつま先下がりになっていたのを気が付かずに打ったため、当たりが薄くなって右へ外しました。
平らなところを探してからティーアップするのですけれどね、自分が傾斜に乗ってしまうと気が付かないことが多々あります。
グリーン右にどんどん転がり落ちてしまって、こんなアプローチが残りました。
画像をクリックで拡大します。
ボールは写真のまだ下です。
まぁまぁのチップショットでグリーンに戻って、3歩(約2m)を残していたのですが、運良く入ってくれてパーでした。
East コース各ホールのレイアウトはこんな感じです。
画像をクリックでリンク元に行きます。
(リンク元のコースのサイトのページは間違っていまして、EastとNorthが入れ替わってしまっています。)
次の写真は、7番ホールの491y、短いパー5です。
画像をクリックで拡大します。
元々 打ち降ろしていて491yですから、私でも2オンが可能なホールなのですが、ヒール気味に打ったボールはフェアウエー左サイドのカート道の方向へまっすぐに出てしまいまして、いわゆる高速道路利用をした形になり、2打目はラフからの約135yでした。
ちょっと沈んだライから自分では上手く打ったつもりだったのですが、少し右に出ていてガードバンカーに。
このバンカーショットが上手く1歩に付いてくれてサンドセーブ、ちょっといんちきバーディーでした。(^^;
North コース各ホールのレイアウトはこんな感じです。
画像をクリックでリンク元に行きます。
(リンク元のコースのサイトのページは間違っていまして、EastとNorthが入れ替わってしまっています。)
ここの1番ホールはすごく難しいホールでした。
389yのパー4で、2打目はかなり急角度に登っていて、グリーン前でまた下っています。
画像をクリックで拡大します。
コース・レイアウトにありますように、かなりの左ドッグレッグですが、左に向かうフェアウエーがかなりの傾斜でこちらに傾いています。
左側の池を越えてティーショットを打っていくのですが、キャリーのみで185yをクリアする必要があります。
登っていますし、受け側のフェアウエーも急傾斜ですから注意が必要です。
私はとにかく高いボールになるように、池をクリアするようにだけ気をつけまして、まぁまぁ上手くドライバーを打てたのですが、2打目はこんな感じになりました。
画像をクリックで拡大します。
えらい左足上がりのつま先上がりのライで、グリーン面はぜんぜん見えません。
見に行って、こんもりした木と茶色い細い木の間ぐらいにグリーンがあることを確認して戻ってきて、U4で打ちました。 165yぐらい。
打ったボールはこんもりした木より右ぐらいへ出て左へ戻るボールで、上手くグリーン方向へ行ってくれましたが、距離的には最後下っている分長すぎでグリーンを奥に2y程こぼしていました。
カップまで20歩(約14m)ぐらい、チップショットをしたんですが、これがとんでもないライン違いで右へつるつるつるつる下がっていってしまいまして、10歩(約7m)も残してしまいまして、ボギーでした。
次にお見せする写真も、難しいホールでした。
3番ホール、347yのパー4です。
ティーショットは打ち上げで、グリーン面は見えません。
ドライバーはまぁまぁの当たりで、2打目地点に。
画像をクリックで拡大します。
2打目地点からもグリーンは見えません。
そしてまたまたかなりの傾斜地からのショットになりますね。 フェアウエーからな分、まだ助かりますが。
ここのセカンド・ショットも自分ではかなりうまく打ったのですが、グリーンを左にこぼしていました。
チップ・ショットを打って 4歩(約3m)を残し、ここで事件発生。
下りのパットだとは思いましたが、そこまでとは気が付かずにこれを2歩の距離でしっかり打ったところ・・・、なんとカップを過ぎて7mも転がってしまい、グリーンのカラーに出てしまいました。(^^;
これが細貝さんの言う限界傾斜っていうやつですね。
問題は、写真で見ていただけますとおりホール全体が傾いていまして、グリーンに乗っかっている私が気が付いていないところにあります。
まるで地球が丸いことに気が付かない人のように。
まるで4パットな気持ちの3パットで、ダブルボギーです。
最後にお見せしますのは、6番ホール566yのパー5です。
画像をクリックで拡大します。
やっと紅葉らしい木が撮れました。(^^;
写っているのは、この日ご一緒した中のお一人で76歳の韓国人ゴルファーの方です。
この世代の方はスロープレーなさいませんね。
旧友に会ってゴルフをするため、わざわざ車で1時間のところからここまでプレーにいらしたそうです。
この豪快なずーっと下がっていく打ち降ろしのホールは、ドライバー、2打目の3Wともにいい当たりで打てまして、残りはわずかに60yまで来ました。(^^)
3打目はカップにくっ付けたい気持ちでいったのですが、運悪くディボット跡に入っていた為、一つ大きめの50度のウエッジを振り幅小さくしっかり打ち込みました。
カップのやや左奥に10歩(約7m)のパットを残し、2パットでパーでした。
ややトリッキーな面もありましたが、混んでてコンパクトに設計されている割には隣ホールからの打ち込みもほとんど来ませんし、よく造られているゴルフ場だなー、と思いました。
娘の通っている保育園にさほど遠くない場所ですので、またラウンドしてみたいと思いました。
(とはいえ、そうそう保育園のある平日にゴルフ出来るわけでもありませんが。(^^;)
11/29/2010
イアン・ポールターのボーンヘッド (coin blunder)
ドバイのトーナメントでプレーオフ中に起きた事件、ご覧になりましたでしょうか?
イアン・ポールターが、プレーオフの2ホール目にうっかりボールを自分のボールマーカーの上に落としてしまい、コインが裏返って動いてしまったために 1打罰を受け、約 £352,000ポンド(約US$417,000)を不意にしてしまった、と言う面白い事例です。
画像はYahooから直フィードしてます。
記事:
Coin error costs Poulter $A570,000
http://www.heraldsun.com.au/sport/golf/coin-error-costs-poulter-570000/story-e6frfgax-1225963035765?utm_source=bleacherreport.com
ボールをマークする、またはマークした位置にボールを戻す行為の最中に誤って動かした場合は無罰でリプレースが許されますが、今回はうっかりボールを落としたということで起きており、1打罰になってしまいます。
まぁこれはみなさんご承知だと思いますけれど、落としたボールがひっくり返して動かしたコインが、プレーオフの相手のRobert Karlssonのボールマーカーだった場合がどうなるのか? ということが私にはちょっとだけ気になりました。
と、言いますのも、
裁定集の18/7.5には、こう書かれているからです。↓
18/7.5 相手(または同伴競技者)が偶然に落とした球が、プレーヤーの球を動かす
質問: プレーヤーAがパッティンググリーン上の球を拾い上げたあと、偶々その球を落としたところ、Aの球は止まっているプレーヤーBの球に当たってその球を動かしてしまった。この場合、どのように裁定すべきか。
回答: 拾い上げたあとまだインプレーに戻していない球は携帯品である……定義16「携帯品」の注1参照。
マッチプレーでは、プレーヤーAは1打の罰を受け、プレーヤーBは自分の球をリプレースしなければならない……規則18-3b。
ストロークプレーでは、誰にも罰はなく、競技者Bは自分の球をリプレースしなければならない……規則18-4。
マッチプレーでは、プレーヤーAは1打の罰を受け、プレーヤーBは自分の球をリプレースしなければならない……規則18-3b。
ストロークプレーでは、誰にも罰はなく、競技者Bは自分の球をリプレースしなければならない……規則18-4。
(1993年改訂、2008年マイナー改訂)
つまりストロークプレーでは誰にも罰はないが、マッチプレーではボールを落としたプレイヤーに 1打の罰が付く訳です。
プレーオフってのは、3人ですることもある訳ですからあくまでもストロークプレーの延長ですよね?
・・・って結論的には思うんですけど、マッチプレーさながらなプレーオフですから、ちょっと違和感出ませんでしょうかね? 私だけですか。(笑)
いずれにせよ、残っていたパットはカールッソンの方が短かったわけで、これだけで$417,000ドル損した、ってのは言い過ぎじゃなかろうか? と思いました。(^^)
***
元記事で、「coin blunder(ヘマ)」ってなっている部分を「ボーンヘッド」と和製英語に訳してみました。
ボーンヘッド(Bonehead)
これ、日本では野球用語なんですよね。「(考えられ無いような)へまをする」って意味の。
この言葉は英語(米語)の「bonehead」から来ていて、そのまま通用します。
(脳じゃなくて)骨で出来た頭って訳ですね。
米語では、実は「なんとかヘッド」って言い方は”たーくさん”ありまして、ポピュラーなものには、
kucklehead
pinhead
di○khead (ちょっと品が無いので一部伏字にしました。)
meathead
などがあります。
これらは米国ではどちらかと言うと、boneheadより使用される頻度は多いんじゃないでしょうか?
特にメジャーの野球の放送で「bonehead」が頻繁に使われている訳ではありませんので、例によって日本には昔の野球関係者がドジャーズかどっかから仕入れて来たのだろうと思いますが(ただしドジャーズ名アナウンサーのヴィン・スカリーさんのよく使う類のフレーズ(単語)ではありません。)、
・・・なんでボーンヘッドだけ日本で定着したんでしょうかね?
ちなみに関係ないんですが、88年のWSでのカーク・ギブソンの劇的な代打逆転さよならHRの時のかの有名な実況フレーズ、"I don't believe what I just saw!" (ちゃんとした日本語にならないんですが直訳しまして「たった今この目で見たことを私は信じません!」となります。「信じられない!(unbelievable)」では弱すぎます。)が、ヴィン・スカリーさんじゃなかったのを知ったときはショックでした。なんでショックなのかよく分かりませんが。(笑)
ジャック・バックって言う有名なアナウンサーの方だそうです。 http://en.wikipedia.org/wiki/Jack_Buck)
で他にもナントカ・ヘッドは実はいっぱいありまして、辞書に載っているものだけでも列挙してみます。
(点線より上が、私のMS-Word 2003のスペルチェック辞書にも”1単語”として入っているものです。)
cokehead
woodenhead
chucklehead
bullhead
blockhead
bubblehead
softhead
muttonhead
loggerhead
--------
rattlehead
clunkhead
cabbagehead
bananahead
applehead
fu○khead
dumnhead
doodlehead
jughead
conehead
chowderhead
bullethead
baloonhead
lardhead
lunkhead
muddlehead
もうね、なんでもありですね。(笑)
日本式発想(中身が無いという意図)で、「ピーマン・ヘッド(bellpepper-head)」、「バンブー・ヘッド(bamboo-head)」とか勝手に作って言ってみたとしても、言い方次第で雰囲気的に通じること請け合いですね。(笑)
(ちなみにピーマンは、bell pepperとかsweet pepperとか言います。ピーマンは決して”甘く”は無いんですが、ほかのpepper類(唐辛子類)が青いのも赤いのもみんなすごい辛い上に沢山種類が並んで売っているから、意味合いとしてはよく分かります。ベルは形から来ていますですね。)
自分用のメモの意味も込めまして、無理やりゴルフ英語シリーズにしてみました。(^^;
追記:
もんのすごいポピュラーなのを忘れていました。(^^;
barnacle-head
これは、無理やり訳すとフジツボ・ヘッドですね。
子供番組の「スポンジボブ」で出てくる造語のフレーズですが、ナントカ・ヘッドの中では、今や一番ポピュラーかも知れません。(笑)
(意味は、どれも全部ほとんどおんなじです。)
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