3/22/2011

リバーウォーク・ゴルフクラブ (フライアーズ・コース)


スーパー・ムーンが綺麗だった週末、子供たちの大好きなLEGOランドへ前日泊で連れていきました関係で、早朝の9ホールをサンディエゴのリバーウォーク・ゴルフクラブでプレーしてきました。(^^)

あのテッド・ロビンソンとJr.の設計によるコースですから難しいことは予想されましたが、海際の街中にあるコースで一見易しそうな印象でした。

プレーしてみた感想は、「易しそうでいて一筋縄では行かないコース」 でした。


Riverwalk Golf Club
http://www.riverwalkgc.com/home.cfm


このコース、Presidioコース、Missionコース、Frairsコースと、それぞれサンディエゴらしい名前が付いていまして、3つの9ホールのコースに分かれています。
コースレート/スロープは、Presidio/Mission、Mission/Frairs、Frairs/Presidioという風に18ホールに組み合わされて、用意されています。

人気あるコースなんでしょうね。 混み合っていました。
朝の9ホールはFrairsコースで、ってことになっているらしいです。



海に近く、吹くときは強い風が吹きそうな印象でしたが、この日の早朝は若干の風でした。
計算には入れないといけない程度。

総じてフラット目ではあるのですが、グリーンやホール間はかなり土が盛られています。


ちょっと曇天で気温は低めでしたけれど、翌日の雨と暴風を考えれば天国のようなコンディションでした。

この日はそれぞれシングルで来た2名の方と組んでのラウンドになりました。



まずは1番ホール、384yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


広々した感じで気持ちがいいですね。

 練習グリーンのスピードも合っていましたし、距離も長くはありませんからまぁ+4ぐらいで行けるかなー、なんて甘く見ていましたが・・・。


写っているのは、一緒にラウンドした内のお一人、ベンさんです。
この人のドライバーが飛ぶの何の。

ものすごくゆっくりとした静かなテークバックから、トップで一旦静止するようなタイミングの取り方で、そこからのダウンスイングはもの凄い勢いです。
4ホールですごいのを見せていただきましたが、30-50yは置いて行かれましたですかねー。(^^;

ただ、ドカーンとダックフックがでたり、ド天ぷらが2つも出たりして、ドライバーの安定感はもう一つな感じでした。
でも、100y前後からのアプローチなんかは正確ですし、さすがコースの従業員にも知り合いが多くってレギュラーにプレーなさっているらしく、パターもよく決まっていてとても上手いプレイヤーでした。


私は、2打目をグリーンの左手前に外しまして、アップ&ダウンのパーを拾うには絶好のボール位置でしたが、狙ったところに打てたチップショットは思いの外右にキックして流れて行ってしまい、6歩(約4m)も残してのボギースタートでした。


このコース、グリーン周りとグリーンの読みが結構難しいのです。

何ホールか進んだ後で、「なんか、intimidation(威嚇) は感じ無いけど、スコア作るの難しいコースですね。」って話したら、ベンさん嬉しそうに同意していました。
「ここはねー、スロープの数字より難しいんだよ。」って。



そして、こちらがまんまとウォーター・ハザードに捕まってしまった4番ホールのパー3、171yです。

画像をクリックで拡大します。


このホール、写真には写っていませんけど実はグリーンの後ろ側も池になっていて、しかもこの日のピン位置は池に接している左のガードバンカーの上、つまりグリーンの一番左寄りの方です。

ただ、花道が右手前からグリーンへ向かうレイアウトなので、ドローで攻めるにはうってつけですので、自信を持って打って行きました。

グリーンのセンターからやや右寄りに出たボールは、頂点あたりから綺麗にドローがかかり、そのまま左へ落ちていって、なんと左のバンカーのわずかに左まで曲がってぎりぎりで池にポチャリ。(x_x;

軽いhead wind(向かい風)で曲がりが大きくなってしまった感じでした。
悪くないボールだと思ったんですけどねー。

前のホールに続いて、同じ池に2回も入れてしまいました。(^^;

池の手前、約100y地点にドロップして3打目を打ちましたがショートしてしまい、3歩(約2m)のパットも外してトリプルボギーにしてしまいました。



最後にご紹介します写真は、非常に難しい8番ホール、403yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


一緒にラウンドした内の一人、ダニエルさんが急用で6番終えて帰ってしまったんですが、その前の5番ホールの時からベンさんが「ここの8番は難しいんだよ。」って教えてくれていたホールで、非常に楽しみにしていました。

ティーからの写真ですとちょっと判りにくいんですけど、280yぐらい行った先から右にぐいっとドッグレッグしていまして、グリーンは遠い方に平たく写っているバンカーの上に、幅が狭目に横たわるように砲台になっています。

ティーからは右のフェアウエーバンカーが二つ見えますが、この辺りも上り坂になっています。
しかも、グリーンの後ろはかなり急な坂でグリーン後方のカート道&木の方へ下っていまして、少しでもグリーンオーバーしますと、下まで転がり落ちてしまいトラブルになります。

という説明をベンさんから受けていましたので、下のレイアウト写真のように、グリーン左手前の花道の黄色い☓印のところへ狙って行きました。(ピンは右奥寄りだったんですけど。)

画像をクリックで拡大します。


私のティーショットはフェード気味で距離が出ていませんでしたから、2打目には170y程度残っていて風もhead wind (アゲンスト)、グリーンへ打っていくには手前のバンカーも深くえぐれていますし、危険度が高すぎるショットなんです。

思ったとおりに運べて、アップ&ダウンに賭けましたが、カップ奥に残してしまった下りの2歩(約1m半)を外してボギーに。
・・・惜しい。
因みにベンさんは、モンスタードライブで残りは118y。(おいおい、登りで285yかよ?!)
絶好の位置ですが、それでも手前にバンカーがかかりショートしてしまってサンドトラップに。

確かにものすごく難しいホールでした。



写真でも判りますけど、ちょっと肌寒い曇天でしたね。

しかし、よく飛ぶ上手いプレイヤーとラウンドするとすごく楽しいです。

私のショットもすごく良かったので楽しく攻略しながらプレーしたんですけど、グリーンの読みがことごとく外れまして、2発の池ぽちゃも効いてしまって、スコア的には叩いてしまいましたけどね。

でも楽しいです。(^^)



3/20/2011

W I D E Open トーナメント


東日本大震災は非常にショッキングでした。

海のこちらからはわずかながらRed Crossに募金するくらいしか出来ませんが、日本は強く、順調に復興すると思っています。

福島の原子力発電所も最大の山場は越えたようです。



ゴルフ・ブログらしく行きたいと思います。


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あと、ヘンリエッタ・ズエルちゃんが、LETの下部組織の大会で優勝したそうです。
やったね!(^^)

ヘニちゃんの記事 (←クリック)に追記しておきました。



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先週の記事ですけど、なかなかに面白い試みだなって思いましたのでご紹介してみますね。


Players on the W I D E Open: "Absolute fun!"


グリックでゴルフ・ダイジェスト誌の元記事にリンクしてます。


ゴルフ・ダイジェスト誌の記事なんですが、15インチのでっかいホールを作ってトーナメントをやってみた。 ってお話なんですね。

通常のカップの径は4インチ1/4(約10.8cm)なので、径だけで3.5倍ですね。
面積比にすると約12.5倍です。


なんでまた15インチになったのかは記事を読んでみても不明ですが、テーラーメイドのCEO、マーク・キング氏の『ホールがもうちょっと大きかったらゲームがもっと面白くなるだろうに。』という発言にインスパイアされて、ゴルフ・ダイジェスト誌のチーフ・エディター、ジェリー・ターディ氏が「うーん、やってみたい。」ってことで、トーナメントをやってみたって言うことのようです。

行われたのは、ノースカロライナのパイン・ニードルズ・ロッジ&ゴルフクラブで、総勢60名ほどのトーナメントだったそうです。

ここはドナルド・ロス氏設計の由緒あるコースっぽいですが、1920年代の道具を使って行うヒッコリー・オープンなんていう催しも開催されるコースなので、とても理解があるコースなのでしょうね。



記事には、トーナメントの様子が書かれています。

優勝したのはスティーブン・ハーン氏で、スコアは65の-6アンダー・パー。
“Absolute fun! (すげー楽しい!)”っておっしゃったそうです。

35フィート(約10.6m)が2つと、30フィート(約9.1m)と20フィート(約6m)のバーディー・パットが決まったそうです。 さすが15インチ。(笑)

優勝の景品はテーラーメイドから贈呈されました。


一番良かったスコアーは、パイン・ニードルズのプロショップで勤務しているHDCPがプラス+1のタイソン・ペダッチオさんの58でしたが、トーナメント順位からは除外だったそうです。

この日決まった一番長いパットは60フィート(約18.2m)で、このパットに対してもテーラーメイドから景品が送られたそうです。


この記事をお書きになったゴルフ・ダイジェストのピーター・フィンチ記者は、普段のスコアより8打程度良い77でホールアウトしたそうです。
みなさん、概ねそのくらいスコアが良かったようだ、と書かれています。

ラウンド時間はさすがに早くて大体3時間15分ぐらいで18ホールを終えるようですね。
ホールが大きいのでピンを抜かずにパットした組も多かったようです。


記事に写っている、カップを切る道具がすごいですね。 ↓

グリックでゴルフ・ダイジェスト誌の元記事にリンクしてます。


なんだこの怪物。(笑)

最小パット数はナタニエル・ジェームズさんの15パットだった、って書いてありますが、3つチップインして後は全部1パットってことでしょうかね?
最多チップインが、ボブ・ローガンさんの4つだって書いてありますから。

ジェームズさん、ことごとく20-30フィート内外にオンしたんでしょうか?
15インチのカップとは言え、全部1パットは偉いですね。



変わり種ゴルフ・イベントに参加してみたい派の私としては、参加してみたい気持ちはありますが、・・・パッティング好きの私としては、ちょっと微妙です。

同じく変わり種ゴルフ・イベント好きのhallyさんはいかがですかね?

(ちなみに私の友人たちは、それほどやりたいとは思わない人の方が多いみたいでした。)


かねてから、カップの大きさを8インチぐらいにしたら、もうちょっと(いわゆる)ショット・メーカーのプレイヤーに対してreward(ご褒美)っていいますか、いいショットを打つことがスコアに反映しやすいんじゃないかと思ったりはしていましたが、15インチはちょっと大き過ぎるような感じがしますね。

8インチですと、ちょうどカップのぐるりをボール10個で取り囲んだぐらいの大きさになります。

セルジオ・ガルシアなんか、べらぼうに強くなっちゃうんじゃないかと思いますよね。
(か、どうか、確信はありません。)


まぁ、どっちにしても今のゴルフとは別物になってしまうわけですが。


1回ぐらいやってみたいですね。



3/17/2011

日本政府の情報は正確なのか?


正直、ゴルフブログに今回の事件のことを書くというのは私にははばかられ、他の方のように有用な情報を発信できるわけでもなく、更新するならゴルフの明るい話題にしようと考えておりましたが・・・、


福島原発に対するあまりにも信頼性の薄い政府の発表・報告、東京電力の無責任且つ無力に加え楽観姿勢の無対応振りに、非常に強い危惧を感じまして気が変わりました。

米国の報道からみる温度差の違いをお伝えしてみようと思います。


煽ることが目的ではありません。
適切な判断で必要な行動を起こすための、ひとつの見方としていただければ、と考えています。


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代表例として、現在のMSNのトップ記事です。


Japan's increasingly frantic efforts at nuke plant
U.S. officials propose a 50-mile evacuation zone for American troops and citizens





なにも記事を探して持って来たわけではなく、最初に大勢の人が普通にアクセスするはずのポータルサイトのトップ記事です。


タイトルに使われています、franticと言う単語は、(取り乱した、慌てふためいた)という意味の単語で、作戦があまり効果的ではないことを端的に表現しています。

副題には、米国軍人と日本滞在中の米国一般人に対して 50マイル(約80km)以上離れて非難するように勧告している、と書かれています。
少なくとも、水戸か宇都宮ぐらいまで離れないと危ない、と言う意味です。

日本政府の言う20km、30kmとはかけ離れた数字です。


ヘリコプターに拠る放水のビデオで見て取れるとおり、下方で散らばって風でも飛ばされミスト状になってしまい、効果的に建家にかかっていないようです。

特殊放水車(本来は強い水の放水で暴動を蹴散らす為のもの)での放水作戦も使用済燃料の保管プールにはまるで届かず、お話にならないレベルに終わっているようです。


周辺地域を米軍が放射線量測定したデータからの推測では、4号炉の使用済燃料の保管プールには水は入っておらず、放射線物質を含む使用済燃料が露出しているようだ、とされています。
(東電は、水はまだ入っているとの見解だそうですが。)




ビデオの中で解説している日系人物理学者のミチオ・カクさんの言う情報がどのくらい正しいのかは私は専門家ではありませんから分かりません。

しかし、少なくとも説得力のある解説だということは分かります。


普段、800人以上の従業員が働いているこの原子力発電所で、1台の炉がメルトダウンを起こしても対処しきれるかどうか分からないのに、4台が非常に危険な状態に陥っている中を東電が残したわずか50名の社員で対応しきれるわけがない、とコメントされています。


新たな電源を東北電力から引き、原子炉本来の冷却システムを稼動させるという対策も行われているが、損傷の度合い、そしてシステムを電源につなぐ過酷な作業を被曝しながらの15分交代の作業で正常に修理そして機能させることは、long shot(勝ち目のほとんど無い博打)だとも指摘しています。

むしろ、3号炉は稼働中であったため(1号炉2号炉も)、炉内の燃料棒を冷やす事が必要なはずで、だからこそ必死にポンプで水を入れようとしています。

空から落とした水が炉内に入る可能性はほとんど無いばかりか、仮に水が炉内に入るのだとすればそれはすでに炉の圧力容器に亀裂または穴が開いているということな訳です。
(4号、5号、6号は、地震時停止中だったそうで、問題は上階部分にある使用済燃料の保管プールだそうですから上からの水も有効足り得るとは理解できます。)

むしろ、ヘリコプターが危険を省みずもっと近づいて投下し、効果的に水を投入できたとしても、保管プールに水漏れがない方がおかしいぐらいの建家の損傷の仕方のように私にも思えます。
水が燃料棒を覆うぐらいに溜まるのだろうか?

ミチオ・カクさんの提言は、航空自衛隊、陸上自衛隊を動員して、1-6号機全体に対して大量の「砂、(放射能物質の反応を抑制する働きのある)ホウ酸、そしてコンクリート」を投入し、エリア全体を固めて封鎖してしまう、という方法です。

この作戦に、どの程度の実現性があるかどうかの検討も必要でしょう。

しかし、事態の逼迫さ加減からすれば、現在の日本で行なっている対応はほとんど役に立っていないことは明らかです。
何しろ原子炉は地震直後に緊急停止を始めてからもう丸1週間も悪化し続けるばかりで、一向に停止していないのです。



一般の日本滞在中の米国人に対して日本から撤退するように呼びかける一方、

米軍は、無人偵察機グローバルホークを福島原発の上空に飛ばして、赤外線に拠る撮影などデータ収集に協力したり、米軍所有の消防車を数台提供したり、出来る限りの協力をしてくれて居ます。


放射性物質が大量に放出される事態になれば、80kmはおろか、風向きによっては東京に振りかかるような状況もありえない話では全くありません。


この関連のニュースに関しては、英語での情報にもアンテナを張り、なるべく正確な情報を集めるようにしたいと思います。


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追記:(3・17・11 16:05)


こちらのガジェット通信の記事に、

「退避すべきかとどまるべきか」放射線被ばくを深く心配されている方々へ(2011年3月17日午後時点の情報を踏まえて)


原子力工学の研究者である北村晴彦東北大学名誉教授の説明で、100kmも離れておればそれほど心配はないのでパニックせずに落ち着いて行動してください、と言う趣旨のお話が書かれています。

同時に、このお話の中にも30kmで十分であるとは書かれておりませんですね。


落ち着いてジャッジなさって下さい。