2/15/2012

コーリー・ペイヴィンの神業ショット


これ、ご覧になりましたでしょうか?

先週末、Champions TourのAllianz Championshipで、コーリー・ペイヴィンがプレーオフの末にチャンピオンズ・ツアー初優勝を飾ったのですが、

その時の14番ホールでのアプローチショットです。


あんまり凄すぎて口あんぐりです。
(ジェイ・ハースのちょっと後に出てきます。)



これはちょっと信じがたい神業ですね。


最終日ですから、優勝争いの中で狙い澄まして打っているという点を考慮しますと、
これはもう歴史的にも抜きん出てすごいショットだと思いました。

画像をクリックでリンク元に。


しかも赤線が引かれていて、ソールも出来ない状況だったようです。

すぐ左、ペイヴィンのスタンスしている後方にはドロップエリアらしき白丸も描かれています。



フロリダにある Broken Sound Clubのオールド・コースで行われていた大会で、14番ホールでのショットらしいです。

こちらにそのオールドコース14番ホールのコース・レイアウト があります。

画像をクリックでコースサイトにリンクしてます。


私は放送を見ておりませんでしたので、トーナメントでもホール順が普段のままだったかどうか確認できておりませんのですが、このホールの左のカート道の左の木 (グーグルマップで見ますと、コース図の絵にある木とは違うグリーンの左奥側にある木です。)  の根本からのショットであれば、

グリーンの向こうは13番の半島グリーンが浮いている大きな池ということになります。

ちょっと凄過ぎないですか?



私自身、クラブをひっくりがえして左打ちでこういう打ち方のショットをすることも無くはないんですが(←無謀ですねぇ!)、すごい難しいです。

これをやる場合には、ボールが少し上がりやすくて、しかも裏返しなのに真っ直ぐ行きやすいクラブ、しかも短めで空振りしにくいクラブとしまして、私の認識では9番アイアンが最適です。
(まぁ何番でも出来ないことないと思いますが。)

ビデオを見ますと、ペイヴィンが持ってるのは7番アイアンぐらいですかね?



こういうショットを見ますと、ゾクゾクしちゃいますねー。(^^)



追記:ロフトが寝過ぎていると裏返しに使った時に出っ歯になってしまい、ロフトを立たせ気味に8番アイアンぐらいにしてセットした時にちょうど飛球線を向いてくれるのが7番アイアンぐらいになるんだ、というご意見をいただきました。 
ありがとうございました。




2/11/2012

インディアン・ヒルズ (ゴルフ&カントリークラブ)


こちらのコースは、昨年ご紹介しましたフルーパ・ヒルズ・カントリークラブと比較的近い位置にありまして、同じオーナーの姉妹コースなのだそうです。

その時にご一緒した方に、「あっちのインディアン・ヒルズの方がいいコースで俺は好きだよ。 少し狭くて難しいけどね。」って聞いていましたので、いつか行かないとなーと思っていたのですが、やっと行ってきました。


Indian Hills Country Club
http://www.indianhillsgolf.com/


1965年の設立で、かなり歴史ある古いコースです。

距離は短いですけど、アップダウンがかなりありまして各ホールタイト目なデザインで、なかなかに難しそうな様相です。 (古いコースは短いのが多いですね。 昔の道具は飛びませんでしたものねー。)


6,104yは、パー70を考慮しても長くありませんよね。

しかし、打ち上げのホールとかの距離感は難しいものがあります。 グリーン面は当たり前ですがピンさえ見えないホールもあったり。

加えて、この日は30-40マイルもあろうかという強風で、苦戦が予想されました。


会社が午前中で閉まってしまったので、午後から予約していきなり行ったラウンドでした。

ここのメンバーだというリーさんと、もうお一方、初めて来たっていう方との3サムです。



それでは、撮ってきたコースの写真の方をご紹介します。


まず、1番ホールは402yのパー4、気持ちの良い打ち下ろしのホールです。

画像をクリックで拡大します。


ティーイング・グラウンドからガクーンと30-40フィート下がっていますでしょうか。

写真では見えにくいのですが、フェアウエーの左右の木の生え始めているちょっと向こうの位置に、フェアウエーがUの字型に下がっている幅の太い溝が横たわっています。

青ティーから越えるには180-230yぐらいの位置ですので、普段なら上手く行けばU字溝の向こう側へ届いてくれて残り2打目は130y、って感じじゃなかろうかと思いますが、この日はまともなアゲンストの強風(strong head wind)
時折、アドレスをほどいて構え直さねばならないくらい吹いていました。

すごくいいティーショットを打ったんですが、あえなくU字の底に行きました。

グリーンまではさらに190yぐらい、しかも目の前にU字の向こう側部分が壁になっています。

ちょっと仰角的にどうかなー? と思いつつ打った3Wがすごく良い当たりで、斜面に沿うようにして出ていったボールが良く伸びてくれました。(^^)
(この日は8回も3Wを打つ羽目になったのですが、全部上手く打てました。かなり嬉しかったです。)

それでもグリーンまで届かず、うまい具合にアップ&ダウンが決まってくれまして、パーが取れました。(^^)



そしてこちらの3番ホール。

ものすごい角度で打ち上げのパー3です。199yありますが、これもまともにアゲンスト(head wind)でした。

画像をクリックで拡大します。


ティーが少し前でしたから、180yぐらいでしたでしょうか。

前の組も含めて、メンバーでドライバーを持ち出す方々がいらっしゃいまして、

左がブッシュで、右には救済的なバンカーが2つあって右に斜面が落ちています。
長いにしろ短いにしろ、真っ直ぐに打ちたいところです。

私はまたまた3Wでフルスイングしました。

グリーンへ行きますと 2段グリーンになっていて、私のボールは下の段、カップは上の段にありました。


画像をクリックで拡大します。


私のショットとしては最高の出来でした。


11歩(約8m)の距離でしたが、2段グリーンを登る高低差のエネルギーを細貝式で計算しまして、19歩の強さで打ちました。

斜めの登りでも、ラインの読み方に注意するだけです。

教わってよかった「パット・エイミング教本」。(^^)



続いての写真は、5番ホールのパー3です。 217yあります。

画像をクリックで拡大します。


風向きは、左から右にややアゲンスト。
ドロー打ちの私には、ティー右の木がすんごい邪魔です。(笑)

ここのメンバーの人が、とにかくどのホールも最初にティーショットを打ってくれまして、風でどのくらい流れるのか見てから打つことが出来ました。

こちらでは、「ready go」形式って言いまして、ティーショット順は前のホールのスコア関係なく準備できてる人からどんどん、もしくは前の組が離れた距離でドライバーが飛ばない人からどんどん打っていく方式のラウンドが多いんです。

でも、こういう風の強い時は、ルール的にどうなんでしょうか?(笑)

私はここも3Wでフルスイングで行きました。

ほんの少しグリーン左手前に届かず。
短いコースって聞いてたのに、すでに5ホールで4回も3Wを打ってます。(笑)



続きまして、ホール・ハンディ1のめちゃめちゃ難しい9番ホール、451yのパー4です。
しかもなぜかここも、右から左へ少し斜めのアゲンスト目の強風。

画像をクリックで拡大します。


このホールは風が吹いていなくても難しいですよ。 フラット(やや登り)で450y あるだけでもかなり厳しいのに、左手前のブッシュの他に、フェアウエー右サイドには池があります。
写真では正面のやや右辺りに濃い緑色の葦みたいのが茂って写っていますでしょう?

ちょっとS字っぽい感じのデザインです。もう私的にはパー5ですよね、もし風が無くても。

ティーショットはかなり左目に打って行きましたが、風で押されてフェアウエー左いっぱいでした。

そこからグリーンへ、またもや今日調子の良い3Wを強振しました。
これはよいショットが打てましたよー。 って言ってもグリーンには少し届かなかったんですが。

36歩(約28y)のアプローチはショートして寄せきれなかったのですが、6歩(約4m)のパットがカップインしてくれて、パーが拾えました。 これは嬉しかったです。
(この日はパットもなんか、ボコボコ入ってくれました。)



後半はフォロー(tail wind)になるホールが多くなりました。

こちらの12番ホールは、元々286yしかない打ち下ろしのホールで短いパー4です。

画像をクリックで拡大します。


調子が良かったので私は最後にしてもらって、前の組がグリーンを終わるまで待たせてもらってから打ちました。
まぁ届かないだろうとは思ったんですが、30-40マイルも吹いていたらもしや?ってのもありますからね。

このドライバーもかなり良い感じで打てまして、右のガード・バンカーをもう少しで駆け上がれるか?ってところまで飛んでくれました。

砂がほとんど入っていないバンカーでしたので、バンスのないウエッジでフェースを開いてピッチショット。
寄り切らず、5歩(約3m半)の距離でしたがこちらはカップインならず。



さて、最後にご紹介しますのは、真っ直ぐの40フィートも打ち下ろしているティーからは景色も良くてすごく気持ちいいけど、ちょっと的が狭く感じる16番ホール、408yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


このホールでは、左から右への斜めのフォローでした。

例によってメンバーの方が最初に打ちまして、かなり右へ流されるかと思いきや、あまり流れません。
横風要素よりもフォロー要素の方が強かったんでしょうか。

私はこのホールもフェアウエー・センターへ上手く運ぶことが出来ました。
オナーで打っていたら風を読み違えて左の木にかかっていたかも知れません。

2打目はもう約100yでしたが、風に右奥へ向かって持っていかれそうだと警戒して打ったら少しグリーンをショートしました。
でも、なんでもない平らな16歩(約11m)でしたので、幸いにアップ&ダウンを決めることが出来ました。


本当に正直だいぶ強風や狭さに苦戦するかと思ったのですが、あまりにもショットとパットの調子が良くって、すごく気持ちのいいラウンドでした。

まぁ、たまにはこういう日があってもいいですよね。(^^)



2/06/2012

エル・カバイェロ (カントリー・クラブ)


ダニエル・チョプラがペブルビーチで1日に2つもホールインワンしたそうですね。

すごいなー。(^^)


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取引先の方と接待のゴルフに行ってきました。
接待ゴルフでは珍しいかと思いますが、早朝のゴルフで朝の10時半には終了しました。

私よりも年上の方で、朝早くてコースが混まない時間の方が好きだとおっしゃって下さって、助かりました。


こちらのコースは以前ご紹介しましたブレイマー・カントリークラブと一部接しているくらいすぐ隣、ロサンゼルス北西部のTarzana市にあります。


El Caballero Country Club
http://elcaballerocc.com/


プライベート・コースですので、コースのサイトにもあまり細かい情報がありませんですね。

ロバート・トレント・ジョーンズSr.の設計で、距離は長くないのですが非常に難しいコースです。

以前はLPGAのトーナメントも開かれていた他、USオープンのクオリファイの会場としても度々使われていますが、案内していただいたメンバーさんによりますと、グリーンがとても難しいのでこの会場を回避するプロも多く居るんだ、ってことでした。


私が受けた感じとしましては、林間コースで落とし所がタイトなホールも多く、アップダウンも適度にあって、冬でもラフの芝が濃い緑でクラブが捕られてショットのコントロールに苦労するコース、っていう感じです。

バンカーは特に、トレント・ジョーンズ特有のオーバー・ハングがあって出すのが難しく、バンカー群を避けてグリーンを攻略するのが困難なデザインになっています。


余談ですが、Swing by SwingというGPSアプリにコースが載っていませんでした。

それで、下調べがてらに久しぶりにコースの入力をいたしまして、ちょっと嬉しかったです。

使い始めた頃は入っているコースがすごく少なくて、この辺りの主要コースの幾つかを入力したものだったんですが、最近はどこへ行ってもすでに入力されててちょっと寂しかったんですよね。(笑)


メンバーさんが当たり前のように青ティーへ行きましたので、私も青ティーからのプレーです。



いくつかのホールの写真をご紹介いたします。


まずは2番ホールの、S字にうねっていて距離もあり、ホール・ハンディが1の難しいパー4、409yです。

画像をクリックで拡大します。


ティーからですとブラインドになりますので、カートで2打目地点に進む途中で写真を撮りました。
まだ朝でちょっと写真が暗いですね。

右のFWバンカーと、左にせり出した森の間へティーショットを打っていくんですが、かなりタイトですよね。
そうでなければ右のFWバンカーの手前に刻み、2打目を220-230yにして攻めるルートもあります。

私はドロー気味のボールがちょうどいいですからドライバーで攻めて行ったのですが、非常に上手く打てました。

それでも2打目には165yから残りまして、しかも登りになって今度は右へ曲がって行きますので、確かに難しいホールでした。
ここのパーは嬉しかったです。  ( ・・・が、他でいろいろ大叩きしました。(^^;)



こちらは5番ホールの2打目地点です。340yの短いパー4。

画像をクリックで拡大します。


長くはありませんが、グリーンの左が池で手前に少し食い込んでいまして、右には大きな入れたくないバンカーがあります。 奥の左右にもバンカー。

自然にsubconsciousが水を逃げてグリーン右サイドに行きましたが、幸いに距離が合っていましたので、かろうじてグリーンにオン。

ファースト・パットが登りなのにスーっとオーバーしてしまって危なかったですが、ここもパーが取れました。



続いてもグリーン周りのバンカーが特徴的なホール、13番の353yの短めなパー4の2打目地点です。

画像をクリックで拡大します。


こんなバンカー、遠い方に入れたら死んじゃいますね。
当然、右の安全サイドに打って行きました。

安全にプレーしたつもりが、そこからはグリーン上のマウンドを越えて上って下る13歩(約9m)のパットが残りました。

慎重に傾斜を読んで打ったつもりが、読みきれておらず2歩(約1m半)も残しまして。
運良くこれは2パット目が入ってくれましたが、下りの2歩を残してしまうのは駄目ですね。
少しでもスライスラインだったりしたら望み薄です。



こちらの15番ホールは、Googleマップで見て実はちょっと心配していたホールでした。

390yのパー4なのですが、フェアウエー中央やや左のちょうどティーショットがきゃりーで落ちるぐらいの位置に大きな木が立っているのです。

・・・と思ったら、大風でなぎ倒され、モニュメントに造り変えられている最中でした。

画像をクリックで拡大します。


メンバーさんの一人にアーティストの方が居て、この日も作業をなさっていました。


それでもって、この大木は植え替えられまして、ちいさな赤ちゃんになっていました。(笑)

画像をクリックで拡大します。


木って高いんですねー。
これでも6万ドルぐらいしたんだ、っておっしゃってました。


私のティーショットは、この木の右にランディングして20y程転がった先へ行っていてくれました。(^^)
大きなままだったら、私のボールは枝に払い落とされていたでしょうか。

絶好の位置から、左手前のバンカーを避けて右側の花道サイドから回して打ったところ、非常に上手く打てましてバーディー・チャンスにつけましたが、曲がりが読みきれずにカップインせず。

(なんかね、偶然写真がパー獲れたホールばかりになってますが、・・・特徴的なホールだけで良いプレーが出来たようです。)



さて、最後にご紹介いたします17番ホールは、(15番ホールの木が倒れてしまった後) このコースのシグニチャー・ホールだということでした、421yのタフなパー4です。 ホール・ハンディが2のホールです。 ここも2打目地点。

画像をクリックで拡大します。


実は私のティーショットは木の根元に行きまして、アンプレ、チップアウトした後の4打目です。
まぁそれで、距離的には本来の2打目地点よりはグリーンに近い位置に居ます。150yぐらいかな。
(写真は池が見えるように少しズームして撮ってます。)

ドライバーを上手く打っていたとしても、約180yが残る訳ですからこの左手前の池は脅威ですし、それを逃げて右サイドに大きめに打ったとすれば右奥にバンカーが待ち受けていますし、難しいホールですね。

私の4打目はピンの右14歩(約10m)に乗ったのですが、このパットがなんと飛び込んでくれまして、ボギーでした。


なんか良いプレーが出来たかのようにレポートしてますが、この日は良いホールと悪いホールが極端で、数多のホールでずいぶん叩いてしまいました。


このコースへは、是非また呼んでいただいてリベンジに挑戦したいと思います。
確かに難しいグリーンでしたです。