9/10/2012

ザ・クロスビー at ランチョ・サンタフェ


サンディエゴにある、普段は予約の取れないプライベートのゴルフ場に行って来ました。

SCGAのoutingです。


2001年オープンの比較的新しいコースみたいでしたが、ゴルフコースのスタッフの方々やスーパーインテンダントの方々に至るまで、すごく気持ちのよいおもてなしをしてくれる素晴らしいクラブでした。

我々は単なる 1dayメンバーに過ぎないわけですが、「The Crosbyはメンバーさんのためにあります。」というポリシーを胸に、気持よく働いていらっしゃる皆さんでした。


The Crosby at Rancho Santa Fe 
http://www.thecrosbyclub.com/


設計はASCGAのBrian Curley氏とLee E. Schmidt氏によるものだそうです。

ここも粘っこいバミューダ芝が使われています。

夏場はクラブが抜けてくれないのですが、でもラフも短く刈られていてその点では少し楽だったかも知れません。 ただ気をつけないと、短くてボールも浮いていると思いきや、クラブヘッドが取られて思わぬ方向に飛んだりします。


放棄された鉱山の付近に造られていまして、名残の岩がコースの随所に残してあったりします。

ものすごくアップダウンのあるコースで、コースの一番低いところ付近から一番高いところを見上げますと、一山向こうの山の頂上に見えます。

また行ける機会があったらなー、と切に思わされるコースでした。(^^)



それではいくつか写真をご紹介していきますね。

今回は青ティーからのラウンドです。
(一緒に行った友人達は青と白のコンボ・ティーでプレーしました。)


まずはその岩が見える2番ホール、一番短い308yのパー4の2打目地点です。

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私のボールはフェアウエーでしたが、岩が良く写る位置に来て写真を撮りました。

左サイドからの方が、グリーン右のバンカー群が避けやすいので攻めやすいですね。

このホールは7歩(約5m) に付けましたがパットは惜しくも入らずパーでした。(^^)



続く3番ホール、384yのパー4では右サイドのフェアウエーバンカーに入れてしまいました。

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綺麗な砂ですねー。 白いです。

遠方にグリーンをプレーしている前の組の人たちが見えますが、アゴがちょっと高かったのでこのホールはSWでレイアップ(というかバンカーから脱出)を最優先しました。

で、そのショットをミスりまして、もう一度このバンカーから打つ羽目に。(x_x)
(写真を撮ったときは、そんなこと思いもよりませんでした。(^^;)

4打目でグリーンを狙いまして、これも左手前にショートして外してしまいまして、なんとかダボをセーブ。
無理しなかったのになー。緊張感足りなかったかも?


フェアウエーもうねっていて、綺麗なコースですねー。



次の写真は、豪快な豪快な打ち降ろしの5番ホール、381yのパー4です。

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このティーイング・グラウンドが、コース内で一番高い位置にあります。

このホールだけでも、少し右にドッグしながらグリーンまで100フィートぐらいは下がっていっていると思いますが、その先の低い位置まで200フィートは高低差があるそうです。

馬の背のフェアウエーに打つティーショットはちょっと緊張感ありますね。
少し風が(ボールの曲がりが大きくなりやすい)アゲンストでしたので尚更です。

ここのティーショットはかなり良く飛んでくれて、写真で前の組のカートが写っている辺りよりもさらに下の方へ下り斜面を転がり降りて、グリーンまで70-80yしか残りませんでした。
(そのぐらいすごく打ち降ろしている落差ってことですね。)

しかし左足下がりのライから上手く捌ききれず、15歩(約10m半)残しました。

1m弱だった2パット目を外してしまい、3パットしてボギーに。 ぐぬぬ。



コース内にある一番特徴的な大きな岩はこちらです。

7番ホールのパー4、444yです。

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ティーショットは、ここから160-170y付近にある岩越えですね。

フェアウエーは右に傾斜していますが岩の左サイドはブッシュが近いですから、まっすぐ岩越えでうって行ってフェアウエー右サイドにボールが行ってしまうのが安全策です。

花道はグリーンの左手前側に開いているのですけれどね。

2打目は、そう見えないんですが思ったより登っていたっぽくてかなりショート目にグリーンオンしまして、22歩(約15m半) も残ってしまいましたのでラグパットをして、なんとかパーセーブできました。



この日の一番のショットはこちらからでした。(^^)

10番ホール、462yの長いパー4の2打目地点です。

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ティーからこの付近まではフラット目の緩い下り、ここから斜度が急になってグリーンまで下っています。

私のこの位置は、フェアウエーのやや右サイドでつま先上がりの左足下がりのライになります。
写真でも、傾斜がうかがい知れますでしょうか。

残り距離は、まだ220yありました。

3Wで、傾斜からできる範囲のスイングで持ち球のドロー目に打っていったところ、グリーンに乗ってくれてするするとカップによって行き、1歩(約70cm) の距離についてくれました。(^^)

一番バーディの来そうもないホールで、この日唯一だったバーディーが来ました。



続く12番ホールのティーショットは緊張感ありました。

322yの短いパー4なんですが・・・、

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目の前に写っている谷と、その向こうの白ティー、さらにその向こうにもう一つ谷がありまして、
多少打ち降ろしているとはいえ、キャリーで190y確実に打たないと向こう側に届きません。

風は弱いもののアゲンスト気味でした。

この友人のティーショットは良いボールで真っ直ぐでしたが、向こう岸に20yぐらい越えたところに着弾して、受け傾斜で転がり戻って10yぐらい戻っていました。つまりぎりぎり越えたくらいですね。

もう一人の友人のティーショットは届かなかったようです。

で、私は最初に打ったんですが、私のドライバーはボールが低くてキャリーはあまり出ないんですよね。
かなりの緊張感を持って、できるだけ高いボールで今日一の飛距離が出るように強振しました。

そういう時は大抵力んでフックが出たりしてミスるもんなのですが、このホールのティーショットはすごくよく飛んでくれました。(^^)

谷を越えて40-50yぐらいの平らなところまで行ってくれて2打目残りは90yぐらい。

すごく短いホールなのに、ティーショットは全く刻めないデザインっていうのはちょっと他のコースには思いつかないですね。



こちらの13番ホールのパー3も豪快です。 打ち降ろしで、230yありました。

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すごい下の方の遠くの方にグリーンがあります。

アゲンストで、打ち降ろし。

3Wで、ちょっとノックダウンショット気味に打っていったつもりだったのですが、ややドローが思っていたより強めに出てしまって風で増幅、左サイドのバンカーのさらに左、奥に外しました。

バミューダの粘いラフで下が湿っていたこともありまして、上げて止めるアプローチショットに失敗。

次のチップショットも上手く寄らずに6歩(約4m)、ダボとしてしまいました。 残念。




さて次ですが、こちらの15番ホールが、実は私のスタートしたホールでした。
ショットガン・スタートだったんですよね。

400yのパー4です。

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友人たちは谷の向こうの白ティーからでしたが、私のティーからの景色は写真のような状態でした。

こういうレイアウトは、打った先は割と広いと相場が決まっていると思うのですが、それでもプレッシャーは感じますですね。(^^;

どうしてもドロー系な私は、間違っても真ん中右の木に当てないように十分注意しつつしっかり打ちまして、フェアウエー左サイドの良い位置に打てました。 上出来です。


2打目はグリーンをショートして外しまして、寄せ切れずに ボギー発進でした。



さて、最後にご紹介いたしますのは、16番ホール482yのパー5の2打目地点です。

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池と川を回りこむようにして左ドッグレッグしているホールです。

それにしても背景の山といい、雲といい、美しい景観です。(^^)

ティーショットは、右から左へ斜めに横たわる池を越えて打っていきます。
気持ちが左のグリーンの方に惹かれてしまうと池に入れますね。

右サイドのバンカーにいっぱいぐらいのフェアウエー右サイドに打って行きました。


そして写真の2打目地点。

距離的にはグリーンに届かないこともありませんが、池がグリーンの手前のところで左から正面までかなり食い込んでいますので、無難に右サイドにレイアップして行きました。

3打目を4歩(約3m) に付けたのですが、バーディー・トライは曲がりを読み過ぎで入らず。

しかしこのホールは良い攻めが出来ました。(^^)



とにかくスタッフの皆さん含めまして、非常に気持ちのよいコースでした。

コンディションもとてもよく整備されていますし、コースのどこにいてもダイナミックな景色が楽しめます。  古い鉱山跡が見えるホールもありました。

機会があったら、またラウンドしたいコースです。


9/07/2012

タスティン・ランチ (ゴルフクラブ)


誕生日にグリーンフィーもカートフィーも、レンジボールもランチも全部タダっていうキャンペーンをやっているコースが幾つかありまして、その中でも割合に家から近く、しかも普段週末はメンバーのみの予約となっていてなかなかプレーする機会のない、けれどもとても美しいデザインの整備の良い景色も綺麗な(近くて遠い存在だった) コースに行って来ました。

プレーするのは多分8年振りです。


友人と2サムで朝一番を予約しまして、コストは二人でシェアをして朝早くとっとこラウンドして10時にはオフィスに着こうという算段です。(笑)

会社の方には、「誕生日無料サービスゴルフに行ってきます。 のろい組の後ろに入ったりして時間かかったら半休取りますね。」と事前に申し出ておきました。(^^)


まぁ果たして、9時20分にはラウンドを終え、無事に朝10時には出社できたのでした。

我々の前には、シングルで来た人、その後ろに2サム、そして我々2サム、という並びでしたが、3ホール目で前の組みがパスさせてくれまして、後半にはバック9をプレーしている人にも追いついてあちらの方から申し出てくださってパスさせていただけました。(^^)


Tustin Ranch Golf Club 
http://www.tustinranchgolf.com/


設計はTed Ribinson Sr.で、粘っこいバミューダ芝がラフではかなり厄介な、大きな池と椰子の木が特徴的なリゾートっぽい雰囲気のコースです。

パームスプリングズにあるコースみたいな感じですね、全体にはフラットですし。

都会にドカンとこういうコースが存在しているところが素晴らしいですね。

以前8年前に来た時には90ぐらい打ったような記憶があるような無いような。(笑)



ではいくつか写真をご紹介していきますね。
今回は青ティーからのラウンドです。(一緒に行った友人は白ティー。)


まずはスタート・ホールの1番、388yのパー4です。
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ちょっとまだ朝焼けな感じで写真が少し暗いです。
早朝ラウンドは気持ち良いのですが、特に逆光のホールなんかは写真もうまく写りませんし、ティーショットも眩しくて難しいですね。 それだけは難点です。

スタートホールは無難に2オン。

ファーストパットを打ってみて、このグリーンはなめらかで綺麗だけど朝露(というかスプリンクラーで撒いた水) もありますし少し遅めのスピードだと判りました。

パー発進は良い滑り出しです。(^^)



次の写真は、5番ホールのグリーンです。 318yの短いパー4です。
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ドライバーを打たず、フェアウエー上に220Yぐらいに留めてティーショットを打ちます。
それでも残りは100Y前後ですから、カップに10フィート以内ぐらいにピシっと付けたいところ。

2打目地点からみて、2段グリーンに見えていたのですが、実は写真のようにうねっていて、シンプルな2段グリーンではありませんでした。

グリーンの斜面をヒットしまして、グリーンの右手前サイドに10歩(約7m) ほども残してしまいました。
なかなか思うようには問屋が卸してくれませんですね。



次の写真は、9番ホール519yのパー5です。 写真は3打目地点。池越えになっています。
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2オンするには、キャリーで200y打てなければいけませんし、2打目地点はファーストカットのラフでしたので、この辺りの池の手前にレイアップしました。

グリーンの後ろには椰子の木とクラブハウスが写っています。

ここも10フィート以内にピタっと行きたかったのですが、地面の下が濡れているせいか湿度が低いせいか分かりませんが、この日はどのショットもややショート気味で、このショットも2段グリーンの奥の上の段に持っていけずに12歩(約8m半) を残しました。

しかし細貝さん式の2段グリーンの読み方で、距離感の計算はバッチリでした。(^^)
(詳しくは、パット・エイミング教本 をご購入下さい。)



後半に入りまして、ここのシグニチャー・ホールはこの11番ホールの美しい池越えのパー3、160yです。
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いやー、何度見ても綺麗なホールですねー。
確か以前8年前に来たときは2発池に入れたような・・・。(笑)

私のティーショットは、やや右にプッシュしまして、グリーン右のマウンドのラフ、という感じだったのですが、行ってみますと切れ込んでいる部分があって、ぎりぎりで池に転がり込んでしまっていました。

ドロップしまして、チップショットもあんまり寄らなかったのですが、4歩(約3m半) のパットが入ってくれて、ボギーを拾えました。(^^)



続く12番ホールはやや長目の415yのパー4です。
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コース図を見ていただけますと、このホールで特徴的なのは、飛び石になっているアイランド・ティーイング・グラウンド群ですね。

まぁ、プレーにはほとんど影響ないんですが、なんとなく良い感じです。(^^)

写真が逆光で 綺麗に写らなくって、すみません。(^^;



こちらの写真は、グリーンから振り返って撮ってみました。
15番ホール、542yのパー5です。
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スクっと椰子の木が立っていて、遠方に山の頂が見えて、とても綺麗でしょう?

私にはわりと長めになるこのホールは、ティーショット、2打目の3Wとも良い具合に打てたのですが、3打目で左手前にグリーンをショートしてのアプローチ。

1個目のCT-30を失敗しまして、グリーンのエッジ近くからもう一度チップショット。
本当にこのコースではグリーン外からのパターが使えない場面が多いです。 (花道ならパター使えますけどね。)



最後にご紹介いたしますのは、フィニッシング・ホールの18番、362yのパー4です。
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こちらも2打目は、池越えにグリーンを狙うことになります。
距離を残すと難しくなりますね。 レイアップも考慮すべきでしょう。


青ティーからは、写真のような景色になります。

手前の右の木と左の椰子、そしてドライバーで打ったボールがちょうど行くくらいの位置のフェアウエーの左右に木があってゲートのようになっています。
ちょっと狭まって見えますね。

私のティーショットはやや左に出まして、左サイドの木の辺りへ行きました。

運良く、木の左側をすり抜けてくれて、ラフからですがグリーンを狙えます。
でもラフでランが稼げず、まだ180y残っていました。

木に近くて 芝が少し薄くなっている場所だったのを良いことに、U2で思い切って打って行きました。

このショットは、今日一番いいショットだったかも知れません。(^^)

ピンハイの、カップの左 3歩(約2m) の位置にナイスオン。


しかしこの日はパットがことごとく入らない日でした。(x_x)

ラストチャンスも外して、バースディ・バーディーはお預けとなりました。 がっくり。


しかし非常に気持ちのよいラウンドでした。
いつかご紹介しなくちゃ、と思っていたコースでしたから記事にできて良かったと思います。(^^)


8/28/2012

スタッツに見る、タイガーの意外?な苦戦ぶり


まぁ苦戦していること自体は意外ではないのですが。

ベーブ・ペルツの「パッティング・バイブル」を読んだ時点から私がずーっと思っていることなのですが、タイガーが以前ほどの凄み&強さを発揮できなくなった一番の理由に、「ショートパットの出来」が挙げられると思うんですね。



思えば、逆転優勝したアーニー・エルスに4打足りずに勝てなかった全英オープンでも、ショートパットを外して天を仰ぐ姿を何度も見ました。

ずば抜けて強かった頃のタイガーには見られない光景だったと思うんです。




今季のPGAは4つのメジャーも全て終わり、FedExカップのプレーオフのトーナメントが始まっています。

先週のザ・バークレイズでも、68, 69 と2日めまで好位に付けていたタイガーは、3日め4日めで失速してしまいました。


そして、こちらに興味深い分析の記事が出ておりますので、ご紹介いたします。




画像をクリックで記事にリンクしています。


例によってちょっと内容を抜粋してみますね。

木金の2日間で首位と3打差の好位置につけていたタイガーは、土日の2日間で 72, 76 と崩れてしまった訳ですが、この2日間のパット数がなんと61パットでした。

記事には、「ベスページ・ブラックにNYCの工事現場のおっちゃんを連れてってラウンドさせても、パット数は61も要らないんじゃね?」なんてふざけて書いてますが、・・・それはないでしょ。(笑)

しかしながら、最終日にはフェアウエーヒットが43%、GIR(パーオン)が33%と、パット数が少なく出る筈のプレーぶりでしたから、確かにファーストパットの距離も短かろうことを加味して考えますと、パット数だけ見ればおっちゃんでももう少し少ないかも? という気もして来ます。


土曜日のラウンドでは、3パットが4回もあったそうです。


昨年始まった最新の、パッティングを評価するのに優れた指標 strokes gained putting ( ←過去の記事をご参照方。) でもタイガーは現在 41位。 これでも一昨年・昨年の 109位・45位よりは改善していますが、強かった2009年には42ストロークもパッティングで稼いでいたのと比べると、09年との比較で 30.6ストロークは失っているという計算だそうです。


昨今は、ドライバーなどのショットが格段に安定してきているタイガーに (事実トータル・ドライビングでは今季5位です。) 、もし2009年のパッティングがあったとしたら、トーナメント当たりにして約3.5ストロークのgainがあるそうで、そうなると今季の3勝に加えて、ホンダクラシックを含めた4つのトーナメントとメジャーひとつを勝っていたはずだ、という算用になるのだそうです。



そんな訳で、強かった頃に書いていた過去の記事を振り返ってみます。


・ 10 feet以下なんだなぁ。(ウッズの強さの秘密)

この記事には、タイガーが驚異的な確率で10フィート(約3m5cm) 以下のパットをカップに沈めていることが書かれています。


そしてこちらの記事には、

・ パッティングの距離感(続き2)

3フィート(約91.5cm) のパットを、2002年-2008年の間に、とても人間離れしている脅威の99.6%の確率で沈めたというデータのことを書いていました。

この数字は、「パット・エイミング教本」の著者、細貝隆志さんが物理計算で導いた、人間がなし得る限界値にほぼ等しい驚異的な数値です。(ご参考記事: 「パッティング成功率: 人間の限界値 )

※ これはパットの各残り距離別のランクトップのプロのデータとPGAトップ100位のプロのデータとを抽出して最適化した上で導き出された限界値の参考数値です。


ちなみに、PGAのプロの3フィートからのパットのカップイン成功率の平均値は約90%です。(もちろんトーナメント中のみの数値です。)



単純計算で言いますと、4日間のトーナメントの間に約3フィートの距離のパットが例えば30回あったとして、トーナメントで3ストロークは優位に立てるのですから、たかが3フィートと言っても大きな差になって来ます。



ところで、「3フィート(約91.5cm) のパットをいかに確実に決めるか」 ということは、私が思いますに、これはもう技術論ではなくて精神論的な部分が占める割合が大きいと思います。


デーブ・ペルツの「パッティング・バイブル」には、完全なペンデュラム式のストロークはプレッシャーにも強く、ここという場面でショートパットを外さない強みをもたらしてくれると書かれていますが、

一方で、「アーノルド・パーマーしかり、ジャック・ニクラスしかり、そして(最強に強かった頃の) タイガーも含めて、パッティング・ストロークのメカニズムはかなり複雑な方に分類される」と書かれてもおります。


ですからタイガーの不調に関しましては、ほんの少しでもパッティングが狂ってしまったら元に戻すのは至難の業であろうと、容易に想像が付く訳です。


フォーリーを新しいコーチに 昨今は復調の兆しを垣間見せているタイガーですが、再び驚異的な強さを見せてメジャー・トーナメントに勝つような日々が来るには、

・・・実はショートパットの改善が必要だという、あまり注目・認知されていない事実が横たわっています。


本当の復活は、まだまだまだまだまだ遠いように思えてなりません。