この練習器具は
「REVIEW – DST COMPRESSOR TRAINING CLUB」(2015年5月)
を見てから気になっていたのですが、ようやく試し打ちが出来ましたのでリポートしてみます。
昨年の2月にも追加の記事がありまして、
「DST COMPRESSOR – WE TOLD YOU SO」 (2016年2月)
実にPGAのツアープロとヨーロピアン・ツアーのプロの間でもすでに240人のプロが練習に使用していて、市場投入された2015年1月以来、これを使用しているプロが 34回も優勝している、と書かれています。 今やそれからさらに 1年以上経っていますので、優勝回数もきっと 2倍以上の 70勝にはなっていることでしょう。
クリックで、DST Golfのウエブサイトにリンクしています。
上の写真は、DST Golfのウエブサイト にあります、この練習器の写真です。
さっきあらためてサイトを見ましたら、2016年メジャー大会のグランドスラムを達成、5人のメジャー・チャンピオンを排出している、となってますね。
「DST COMPRESSOR – WE TOLD YOU SO」の記事にローリーやステンセンの練習風景の写真が載っています。
クリックで記事にリンクしています。
クリックで記事にリンクしています。
そしてこちらがこの練習器具の理論背景とアイディアの元になっているベン・ホーガンのフォームです。
クリックでDST Golfのサイトにリンクしています。
掬い打ちをせず、インパクトでキチッとハンドファーストの姿勢でボールをヒットするための練習器具というわけです。
このポジションが自然に取れるように、クラブシャフトが最初から湾曲しているんですよね。
グリップがフォワードプレスした形でインパクトを迎えます。
DSTっていうのは、「Delayed Strike Technology」の頭文字だそうです。
動画がこちらにあります。
ずっと気にはなっていたのですが、いきなり購入するのはためらいつつ居りました。
そして今回やっと ショップで体験する機会に恵まれました。
画像をクリックで拡大します。
こちらは、PGA Superstoreの店内です。
上のMy Golf Spyの記事、「REVIEW – DST COMPRESSOR TRAINING CLUB」によりますと、最初はシャンク、シャンク、シャンクの嵐で、ようやくこの練習器具の湾曲したクラブが打てるようになってきたら、グリップがフォワードプレスした形で正しいロフトでクラブを使って正しい飛距離が出せるようになる。っていうことの様なんですよね。
PGA Superstoreには、弾道シミュレーターが幾つかありまして、試し打ちをさせてもらえます。 (もちろん、各メーカーのクラブのフィッティングも行ってくれます。)
画像をクリックで拡大します。
こうやって見ても、けっこう湾曲していますね。
長さやグリップは特に特徴はありません。
ソールの座りでインパクト時のロフト角の感覚を掴ませるためかどうか、ソールはかなり厚くしてあります。
打つとどういう感じなのかずっと気になっていましたので、自分でもワクワクです。
まずは構えた感じを。 最初はウエッジの方。
こっちが入門編らしいので。
画像をクリックで拡大します。
普通の真っ直ぐのクラブと随分違いますね。
リーディングエッジとソールをボールに合わせてセットしています。
グリップの位置は、左足の太ももくらいの位置でしょうか。
写真から見ましても、私のスタンスはほんの若干オープン気味になっているようです。(無意識でした。)
8番アイアンの方はこうなります。
画像をクリックで拡大します。
ウエッジより少しだけ湾曲が弱いような感じですが、グリップの位置は大体同じ位置に来ます。
気持ちクラブフェースがクローズドでしょうか? (若干だけですが、ボールがやや左に飛んでたのが多めだったような気がしました。後から思えば、ですが。無意識が写真に現れますねー。)
それで打ってみた感想ですが、すごく気持ちよく打てまして正直拍子抜けしました。
曲がってるシャフトで構えているのですが、全く違和感ありません。
インパクトでボールを捉える感覚が実に気持ち良いです。
最初はシャンクの連続で、直していくと飛距離が伸びてきたりとかするんじゃないかと思ったりしていたのですが、シャンクは一回も出ませんでした。
飛距離の方もですね、フォーティーンの普通の 8番アイアンと打ち比べてみましたが、スリークォーター・スイング、フル・スイングともに、ほぼおなじ飛距離でした。
10球ぐらいづつ打ち比べてみまして思いましたのは、DST Compressorで打った方がインパクトがスムーズで気持ち良いんですよね。 普通のクラブの方が打った感じが硬く感じます。
普通のクラブで良い感じのインパクトでボールを捕まえた時には柔らかく感じますよね。それがいつも続く感じ。
距離が劇的に伸びそうな様子ではありませんが、ウエッジを予定した距離通りに予定した高さで予定したスピン量で安定して打ち出すには、私のスイングは程遠いですから、この練習機で練習すれば!と思いました。