4/06/2022

左右、上下どっちが重要? (パッティングラインの読み)

Mission Hills CC, Dinah Shore Tournament Courseで行われた LPGAのメジャートーナメントのひとつ、The Chevron Championship 2022 (旧ANA Championship) に渋野日向子プロの応援に行ってきました。

たまたまですが、2番ホールでのチップインバーディーの様子をiPhoneで撮ることができました。


バーディーを決めた後、ニコニコしながら渋野プロがこちらへ向かって来るの、テンション上がりますねー。(^-^)

この後残念ながら 6つもスコアを落としましたが、最終日には 7つのバーディーを獲ってカンバック、4位タイのフィニッシュでした。



---


お友達の Geen Keeperさんのブログ「パット上達ブログ」で、私の2010年の記事を取り上げていただきました。

    こちらです。  --> 「パット数を減らす練習

あの時は相当いろいろと取り組んで 3パットを減らすことに至力していましたので、自分で読み返しても良いこと書いてるなー、とか思いました。(笑)
(こちらがリンクいただいた記事です。-->「パット数減にとても効率的なパット練習」 )


その翌日のこの記事に思うところありまして、メモを。
    ↓
左右、上下どっちが重要?

こちらはALBAの記事「グリーンで重要なのは、左右の傾斜、上り下りの傾斜、どっち?【小田美奈のキャディ目線】」からの引用に、考察を加えていらっしゃる記事です。
ご興味のある方は、ご一読をお勧めします。


こういうのは、個々人のゴルフライフに沿って参考にできる部分を参考にして取り入れて、っていう読み方が良いんじゃないかと思っています。

私の場合は、プロと違ってバーディーを狙ってバンバン決めていくレベルにはないっていうのが前提になってきますね。

実際問題、ほとんどのアマチュアはそうかと思いますが毎日あるいは少なくとも週に 4日とかの頻度でゴルフ場のグリーンで練習ができるような環境ではありませんので、距離感を体で掴む、感覚で習得する、っていうのは難しいと思っていまして。

それが理由で、デジタルパットを方法論にしてまずは基準を作り、少ない練習量でその基準を当てはめることであらゆるグリーンに対応して行こうっていう主旨でこのブログも始めています。


3パットを防ぐべくラウンドでのパット数をできるだけ少なくしていく取り組みの中で毎回ラウンドした時に感じますことは、いつも距離を合わせるっていうことが難しく、とくにロングパットになればなるほど、そしてグリーンのアンジュレーションや物理的な傾斜、速さ、によってさらに難しくなります。

ファーストパットのあと前後に 2m以上カップから離れていることはけっこうありますよね。
下手するとセカンドパットに 5mも残ることだって置きます。

一方で、左右にはせいぜい 50㎝以内、悪くても 1m以内には収まってくれる場合がほとんどかと思います。

パット数減にとても効率的なパット練習」にもオプティマム・スピードっていうものが出てきますけれども、登りでも下りでもカップを 17インチ(約43㎝) 過ぎるスピードで打ちたいといつも心掛けています。 

極端なことを言いますと、左右の場合は 例えば読めなくても、どちらに曲がるか判別がつかなかったとしても、まっすぐ狙って打っておけば 次が必ず登りになります。
大きく曲がってしまうラインだった場合は、どちらに曲がるか分からないなんて言うことはありませんから、分からないくらいの傾斜なら真っすぐ狙ってもそんなにカップから左右に離れはしないでしょう。

でも、距離はしっかり合わせておかないといけない。

ですから、グリーンを読むときは上り下りの度合いをすごく注意して読むようにしてます。
カップとボールを結ぶラインを、ボールの後ろ、カップの後方、の両方から読むっていうことは実践している方が多いかと思いますけど、むしろ、カップとボールを結ぶラインを横側からよく観察し、最大傾斜の一番低い位置からグリーンの傾斜を観察し、ボールのスピードをジャッジするように心がけます。

自分の順番が来ない前からグリーンを観察することができますから、自分がグリーンに乗る前からグリーンの外から観察するように心掛け、あえて横から読む方に時間を割くっていうことを念頭に置いてプレーするように気を付けています。

他のプレイヤーがパットしているときとか、他のプレイヤーのボールの転がりとか、自分のパッティングの時間ではないときに時間をかけることできますからね。
(往復ビンタとかして自分がやらかした時は時間かけて読んでる暇ないかもしれませんが、そういうホールは仕方ないです。)


12年前の記事にも書いてありますが、距離のコントロールは、ライン出しの4倍大切だというのがデーブ・ペレツのパッティング・バイブルに書いてあります。

ラインの横から丁寧に読むとか、目を瞑って重心を足の裏で感じるとかの方法も使ったりして、...どちらに曲がるか?ではなくて、どのくらい登っているのか下っているのか?の方に注目して重きを置いてグリーンのラインを読む。っていうことをあまりやっていない方も多いのではないかと思います。私自身が以前はずっとそうでしたので。


それともう一つ、傾斜の斜度が 1%くらいなのか、2%なのか、3%なのか、4%なのか?っていう辺りは、実際の傾斜がどう見えるのか、ラインを読むためには体感も含めて感覚を作っておく必要があります。

一番分かりやすい目安としては、下りの時に半分(50%) の強さで打つと倍転がってカップまで届く斜度がだいたい 2%の傾斜です。

同じラインを遡る登りのラインは 1.5倍の強さで打つとちょうど良いが 2%っていう言い方もできますが、個人的な経験と感覚では、登りの場合は 125%くらいでいいのかな、と感じます。これはストロークの種類によると思うんですね。完全な振り子を道具に使って打った場合は物理的には150%が正しいのだと思いますが、私はストロークするスピードがテークバックするスピードの 3倍も速いパッティングストロークをしていまして (本人は振り子をイメージしてほんのわずかな加速を加えているストロークで打っています)、これがその数値の差として出てくるのだろうと思ったりしています。


それだけ注意して読んでも、グリーンを読み間違えるってことはままある訳ですが、できるだけ 3パットをしないようにするには、このことは頭に入れておいて常に意識した方が良いことには疑う余地がありません。



4/01/2022

PXG 0211 ST トリプルフォージド・アイアン (8I, 9I, & PW)

Cresta Verde Golf Course の 3番ホールのパー3のティーです。まだ夜明けからそんなに経っていませんので、雲に隠れた太陽が低い位置に。

このコース、数年前に改修しまして、前代未聞の全コース内にバンカーなし(ゼロ)になっています。他にはちょっと思いつかないです。


ものすごい打ち下ろしのホールで、運悪くピン位置が左だとティーから旗が見えません。
この日はピン位置が右寄りで見えていました。
私のショットはグリーンのやや左寄りに消えましたが、ちょうどコース管理の人がティーに通りがかって我々のティーショットが終わるのを待っていてくれたのですが、「おー、これ乗ったよ。」って教えてくれました。
全然見えません。(笑) ...4mくらいでした。(^-^)
友達の一人は、なんとカップから 20cmにオンしていました。

かつてはParkridge Country Clubといって、俳優のクラーク・ゲーブルやバート・ランカスターなんかがよくプレーしに来たという歴史もあるコースですが、今はメンテナンスも最小限にして生き残りを図ってなんとかやっていたところ、このところの新型コロナウイスル下でのゴルフブームでなんとかやっていけそうになった、という感じがうかがい知れます。
あんまり人気なくて予約が取りやすかったりします。


---


2月の頭に購入しました PXG 0211 COR2 Irons (2019), 6I ~ PW がかなり感触良くて、「こんなに楽だったのか!」って思っていますが、特にPW、そして 9番アイアンの打った感触がちょっとぼやんとしているような気がして、ミスに強いのは強いのですがヘッドもでかいですし、ちょっとラフからの抜けがいまひとつのようなそうでもないような、というあいまいな理由で今回の購入に。(笑)


(1本 $89 +送料 +Tax ですので、リーズナブルな価格と思います。)


デザイン的にはかなり好みです。(^-^)

PWと 9番アイアンの 2本で十分だったのですが、ついでですので 8番アイアンも。
6番アイアンと 7番アイアンは、PXG 0211 COR2 Irons (2019) のままで組み合わせます。

そのため、ロフトは 3本とも 1°だけ立てて注文をしました。
その必要があったかどうか分かりませんが、同じロフトにして揃えておくに越したことはなかろうと思いまして。




こういう箱にちゃんと入って送られてくるクラブ買ったのいつ以来だろう?
いつも中古のクラブを購入しますのでね。

この箱を保存するにはスぺースとりますし、すぐ捨てるのももったいない気がするし...
どうするのが普通でしょうか?? 



シャフトは、TrueTemper社のElevate 95 の Stiffです。 シャフトの重さがトリムした状態で 94gですから、持っているPXG 0211 COR2 Irons (2019) の93gとほぼ同じ重さでラインナップしています。



フェース面は、思っていたよりも大きめでした。
(サイトにフェース長とか書いていなくてちょっとドキドキだったのですが。)
PXG 0211 COR2 Irons (2019) よりは小さめです。


すっきりしていて、とても好みのデザインです。
トリプルフォージドというのはよく意味が分かりませんが、鍛造のブレード型クラブということのようです。
ウエイトのバランスとかで、とても打ちやすくしてあるということらしいです。


こちらが、スペック。↓

PXGのウエブサイトの 0211ST のページにリンクしています。


PXG 0211 COR2 Irons (2019) もそうなんですが、このアイアンもかなり大きめのバンス角がついています。
8番、9番アイアン、PWで、それぞれ 7°、8°、10°。
フェアウエーでもボールが沈む洋芝にはこれがすごく良い仕事をしてくれますね。

PXG 0211 COR2 Irons (2019) の方は、ミスにとても強い中空型のアイアンっていうことで、ヘッドがやや大きいのですが、デザイン的にはバックフェースもスッキリしていますし、トゥにインジェクション穴がありません。


これとPXG 0211 ST Brades (2021) Irons のヘッドの大きさやソールの厚みがどのくらい違うかと言いますと、

このくらいです。 ↓


PWも結構違いますが、9番 8番はかなりソールの厚みが違いますしヘッドの大きさもだいぶヘッド長が短くて小さいです。たぶんそこが良いと思うんですよね。
以前愛用していました Adams IDEA MB2 のヘッドよりは少し大きいです。


実際にラウンドで使用した感想などは、また追記をしようかと思っています。
(間違いなく感触が良いはず。)



3/26/2022

Callaway X-Forged UT iron の 24° ロフト

JTBC Classicのトーナメント会場に、渋野プロ、古江プロ、畑岡プロを応援しにいってきました。






会場は、Aviara Golf Club in Carlsbadです。
とても綺麗で良く整備されたコースです。

私も以前 2度ほどプレーしにいったことがあります。
(見てみたらラウンド記を書いていないですね。)

レキシー・トンプソン、ステイシー・ルイス、クリスティ・カー、ジェシカ・コルダ、アリソン・リー、リディア・コー、ジュリ・インクスターとかもどのホールにいるか探して見に行きまして、自分がラウンドするときの倍くらいたくさん歩いちゃいますね。

渋野プロ、古江プロは昨年末にクオリファイに勝ち残ってツアーカードを手に入れ、今季はLPGAを主戦場に活躍してくれます。


---


さて、今回は Cleveland LAUNCHER UHX Utility Irons の5番アイアンっていう記事の続編です。

ラウンドの前日に購入、練習なしでコースに持ち込んで2回使って結果が良かったので、あのクラブはすごく良かったと思ったのですが、 ...後日別のコースで使った時にラフからのショットが芝の影響を受け過ぎで散らばってしまうこと、ヘッドがバルキーに太すぎて(どのクラブでも易しくはないのですが)地面の硬い芝の薄いフェアウエーからのショットが弾かれて上手くいかない、という 2点が発覚しまして、これは駄目だと。(使いこなす技量がないせいでもあります。)


それで、こちらのもう少しアイアンっぽいモデルを試すことにしました。

しかもこちらは、Callaway X-Forged UT Iron 24° (2021) の新型ではなくて、2018年の旧型です。



新型も打ったのですが、実は新型の方がトップブレードに厚みもあり、ボディ部分も厚ぼったくて後ろにはみ出していて、Crossoverっぽさが強く、

...逆にこの旧型の方がトップブレードも若干細くてボディのバックフェースが上からはみ出して見える度合いもほとんどなくって、よりアイアンっぽく見えて構えやすいのです。 ↓


とはいえ、Forgedのアイアンと比較をすれば圧倒的に打ちやすさを兼ね備えています。
どうやって作るとこんなに打ちやすいクラブになるのでしょう?

本当、見た目的には普通のアイアンです。


実に構えやすいですし、しかもとても打ちやすいです。、
このクラブ、いままで全く知りませんでしたが、物凄く良く出来ていますですね。

18°、21°、24°、27°、30°、とラインナップされているようです。
番手は特に記載がありません。

入手しましたのは UST Mamiya Recoil ES 780 Graphite F4 (Stiff 相当)のシャフトのクラブですが、様々なシャフトがオプションで用意されていて、とても優れ物だと思いました。 (4年も経ってから何言ってんだ状態で申し訳ありません。(笑))


Cleveland LAUNCHER UHXの5番アイアンはロフトが 23°でしたが、こちらは(おそらくCallawayでは 4番アイアン扱いかと思いますが) 24°です。
下手したらこっちの方が距離が出てるかも。私の14本の構成上、余計には距離が出て欲しくはないのですが。(私のバッグの中では、5番アイアンの役割を担います。)

PXG 0211 COR2 Irons (2019), 6I ~ PW とのロフト角の繋がりも良くて、ちょうど良かったです。
ただアイアンからのつながり的にはシャフト重量が若干軽いきらいがありますので、ちょっとシャフトに鉛を付けるかもしれません。


いまのところ 3ラウンドほどこなしまして、特に最初のラウンドで 174yのパー3のティーショットに使い、バーディが獲れましたので相性良いクラブとしてバッグ入りしてくれることかと思って期待しています。(^^)