11/07/2022

バックスイングが木の枝に当たってしまう時の対処法 (知らなかったわー!)

Cailyn Hendersonという人のインスタ、とても好きでフォローしています。

このプレイヤー、DRが280yぐらい飛んで(フォローで300y打ってました)、フィジカルも強いしとっても上手なんですよね。

で、その中のリールの一つにすごい有効なアドバイスが。

こちらです。↓  (画像かリンクをクリック)


『お父さんからのゴルフに関するアドバイス1,159個のうち、実際に聞いて役立ててるのはこれ1個だけ。  ...ごめんね、父さん。』

とか言っててすごい可笑しいんですが、このテクニックはマジで目から鱗です。


こういうシチュエーションではバックスイングが枝に当たった時に焦ってしまって、ガーッて振りおろしてしまいがちなんですが、それだと大抵ミスショットになります。
タイミングもズレズレ。

そういう時に!
落ち着いて「PAUSE (ポーズ: 一旦停止)」をするんです。
そこから打つ。

...っていうことで、素晴らしいボールを打ってます。


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私自身は、バックスイングが当たることを確認した上で、できるだけ心頭滅却して、当たること覚悟で無視して打つようにしていましたが、やはりタイミングがおかしくなってしまいがちでした。
要するにあまり上手く行っていませんでした。上手くいくこともあったのですが。


こちらは別の人のインスタです。
Kristin Trueloveっていうハンドル名の方。


練習場での、松かさがたくさん落ちている状況とか、色んな状況を想定しての練習を見せているリールですが、その中に木の枝をバックスイングが当たる位置に持っていてもらってクラブが当たっても動じることなく打てる練習をしています。

私もこちらの発想で対処しようとしていました。
でも、素振りと実際のストロークの位置が若干異なりタイミングが同じでないことがひとつ。素振りがまさにボールを打たんばかりの本気のスイングでできると良いのですが状況的に枝を折る可能性もあったりしますしライを変えてしまう可能性も含めて、本気のフル素振りができません。

練習しておくということは、ぶっつけ本番よりはマシですけどね。


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...そういうことで、実際にこのポーズ(一旦停止) テクニックを試してみましたところ、驚くほど上手くいくではないですか!

いやー、良いこと教わったなー。


11/04/2022

北カリフォルア遠征ラウンド記 #3 - Pasatiempo

北カリフォルア遠征ラウンドの第3弾、Pasatiempo GCのラウンドです。

Pasatiempo GCは、モントレーから少し北のサンタ・クルーズにあります。
今回のメインイベントにしていたコースです。事前予約するだけのために追加の$40/pが必要だったりしまして、なかなか予約しにくいコースで、天気といい温度といい、最高の条件に恵まれました。
(風が強くて寒かったら厳しいだろうなー。)




最も有名な設計家、アリスタ・マッケンジーの設計です。
オーガスタ・ナショナルをボビー・ジョーンズと一緒に設計していますし、多くのPGAのツアープロが絶賛し一般人には到底予約が取れないサイプレス・ポイントもこの人の設計です。

そんな中、このパサティエンポはパブリックコースですので我々一般人にもプレーすることができます。(かなりのお値段はかかりますが。)

ゴルフダイジェスト誌のカリフォルニアのベストコースランキングの12位にランクインしています。パブリックコースでは、2位のペブルビーチに次ぐ順位で、トーリー・パインズが26位に入っています。


スタートのクラブハウス前の時計塔


スタート前で朝焼けが綺麗です。我々は2番目の組かな。


こちらが今回一緒に遠征に行った友達。
Heaven & Hell Tour  (なんと7月にデスバレーのファーネス・クリークに行ってプレー) に一緒に行った友達です。ゴルフ・クレイジー仲間。(笑)
(全員HDCP Indexが 5.4を切っているカテゴリー1のゴルファーです。)


こちらが1番ホールです。朝焼けが綺麗です。


真っ直ぐなホールですね。
とても難しいコースなので、プレーするティーは「middle」を選択しました。
それでも距離が 440yあるパー4です。

こちらが記念に撮った 1番ホールのティーショットです。


朝練習する暇もなくいきなり打ったにしてはまぁまぁのティーショットでした。
右サイドは 9番ホールで安全そうだなと思いつつ、けっこう左サイドに行きましたね。
で、当然いきなり今日イチの当たりというわけにも行かず、2打目はグリーン手前のバンカー群の手前にレイアップしました。

朝焼けがきれいだったので、もう2枚。


1番のティーを離れてカートで向かいます。

こちらは2打目地点です。


まぁここからボギーならまずまずの滑り出しかな。


3番ホールのパー3です。


真っ直ぐなホールですが、なんとなく右の木に押された感じでグリーンの左サイドのバンカーへ。


こちらの 5番ホールもパー3です。


このホールはグリーンに乗りはしたものの、左後方の奥につけてしまいまして、長ーいパットを寄せきれずに 3パット。「今日は一体いくつ3パットするんだろう?」とか思っていました。

アリスタ・マッケンジーのグリーンは、ものすごく傾斜が大きく取られていて難しいです。
90度ぐらい曲がるパットをいくつも打ちましたから。


その5番ホールのグリーンです。


写真ではそう見えませんが、よく読みきらないとするするするーっと行ってしまいます。


7番ホールのティー


割とこういう、真っ直ぐ打っていかないと高くそびえる木に阻まれるよ、っていうティーが多くてプレッシャーかかりました。


8番もパー3です。前半に 3つあったんですね。


ここはちょい右にグリーンを外してグリーン右の2つのバンカーの間だったかな。


9番ホールの2打目地点です。パー5の2打目。


グリーンの後方にクラブハウスが見えますね。
友達の CJはDRが300y飛びますからこのホールは2オン狙いですが、私は 5Wでバンカー手前にレイアップです。


後半に入って10番ホール。


目の前のブッシュを越えて左の方へドッグレッグしていくホールです。
ティーマーカーの位置がかなり左の方に置かれていて、ドローを打っていかないとならない感じ。

そのティーショットがこちらです。


ちょっと左過ぎましたねー。
左ドッグとはいえ左サイドのラフに掴まってしまい、しかもつま先上がりのライからツーオンできませんでした。
437yのドッグレッグはちょっと厳しかった。


11番はとてつもなく難しいホールで、ティーショットをレイアップでフェアウエーを斜めに横切っている谷の手前に刻んで打って、しかも2打目が170-220yも残るレイアウトのホールでした。


私は2打目を安全目に打ちましてグリーンの左手前に刻んだかっこうになって、そこからの3打目をいまいち寄せきれずにボギーで耐えました。
友達二人はこのホール叩いていました。


12番のグリーン。


このホールは運良く12歩のパットが入ってくれてバーディ。
日陰になっていますが綺麗なホールです。


13番はマッケンジー独特という感じのバンカー群に囲まれたグリーンの難しいホール。


パー5ですから、やり様はあるのでしょうけれども。
私は乗るには乗りましたが、ファーストパットは間にグリーンの縁のラフが入り込んでくる位置で、どう打っても2パット目が10フィートは残ってしまう状況で3パットしてボギーでした。

本当、このコースでは20-30歩のロングパットが多かったです。


最終18番もパー3です。


友達のCJが入れたバンカーの深いこと。これはグリーンの左手前にあるバンカーですね。


ラウンドを終えて、戻ってきたところのレストランは木造で古めかしい感じ。


Mackenzie Bar & Grillっていうんでしょうか。
下がカートリターンになっていますね。


スコアカードを貼ります。「ミドル」ティーからプレーしました。


Middle Teeからでも 70.8/134で難易度がかなり高いコースです。 パー70。
37 39 = 76 (パー70)、ディファレンシャルが 4.4でした。

これほど難しいホールで、私としては随分と健闘した良いラウンドだったと思います。
16番が大ピンチで、パットをねじ込んでやっとこさっとこのダボでした。HDCP3の難しい左ドッグレッグのホールです。

一緒に行った二人は、スコアもちょっと多めだったのもあり、払った金額の割には質素すぎる感じのコースの佇まいにかなり憤っていました。
普段バンバンとバーディーを取る友達が、ここではバーディありませんでしたからね。
グリーンは本当に難しかったです。



この真中のやつがヤーデージブックです。
他の 2コースのより倍以上分厚くて、何が書かれているかというと歴史的な内容が盛り沢山に書かれています。

マッケンジーがここの 6番ホールの近くの家に亡くなるまで住んでいたとか、色々と。


(後もう一つあります、北カリフォルニア遠征ラウンド記。)


11/01/2022

ワンクラブとワンピンの感覚を再認識

週末にドス・ラゴスGCをラウンドしてきました。

以前にも何度かご紹介しているコースで、私のお気に入りのコースです。

Pete DyeファミリーのMattew Dyeの設計のコースで戦略性が高いのですが、場所柄あまり高い木がありません。
私としては、攻略ルートが色々とトライできて何度もラウンドする中で良いルートを見つけたホールがいくつもあって、比較的良いスコアが出しやすいコースになっていて、HDCPのかなりの部分はここでのラウンドのディファレンシャルが入っていることが多いくらい、お気に入りな相性の良いコースです。

景観もすごく良くて、いつも早朝のラウンドに行きますので朝焼けも綺麗です。


こちらの写真は18番ホールのグリーンの後ろから池を挟んで向こう側に1番ホールのフェアウエーを望んだ方向に撮りました。 朝焼けを反射したピンク色の雲がいいですねー。


こちらの写真は、リンク先にもあります難関の14番ホールのパー5の登っていく斜面を12番のフェアウエーから写しました。はるか後方に写っています。


この辺りはこのコースで一番広々としたリンクス風の風景になっている部分で、この後の山の中に上がって行った後のタイトなホールとは全く違う様相を呈しています。

この辺のメリハリも、このコースがすごく好きな理由のひとつです。


スコアカードです。


この日もすごく調子良かったです。35 37 = 72 (パー70)
このコースはコースレートが 71.4/128 ですので、+2オーバーですが今日のディファレンシャルは 0.5となりました。いままでのトップ5に入るスコアです。

8番の短いパー3で、$5を払って参加するチャリティーのニアピン・コンテストが開催されていまして、この日の終わりにニアピンを獲得したという連絡をもらいました。プロショップで使える$50のギフトカードがもらえるそうです。(^^)

退役軍人への寄付金集めとか、病気の子供のための施設のサポートのためとか、こういうチャリティーの取り組みはあちらこちらで行われています。


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さて、題記の件ですがいつものようにお友達のsyoballさんとやり取りをしていまして、これは是非メモっておこうと思った内容です。


基本的な考え方、そしてデータに関しては、こちらの今年の1月にまとめ直した内容で網羅されています。


ちなみに ↑の取り組み自体は皮算用のままです。(笑)


上記の記事の中で、2フィートから10フィートの距離のパットがスコアにとってめちゃくちゃ重要な領域で、ちょっとした差で大きな差となって結果が大幅にスイングする、デーブ・ペルツのパッティングバイブルに書かれている「ザ・ゴールデン8」というパッティングの最重要ゾーンを表示したグラフについて触れています。↓ 


青と黄色で構成されています幅を持ったラインが PGAのツアープロのデータ。
ややピンク色に見える 1本線がハンディキャップインデックスで 20+/-5くらいのアベレージの一般アマチュアのパッティング成功率の線です。(米国の生徒さんたちのデータ)


単純に、2フィート(約60㎝)以下のパットはプロでもアマチュアでも高確率で入るし、逆に10フィート(約3m)をこえるパットはプロでもそうそう入るものではない。っていうことです。
15%と5%じゃ大違い、って思う方もいらっしゃるとは思いますが、スコアに対しての影響ははそれほど大きくありません。

一方で、90%カップインできるのか20%しか入らないかの差が、わずか8フィート(約2.4m)のなかで大きく振れているゾーン、ザ・ゴールデン8が重要でない訳がありません。

300y、400y、フィートでいうと900フィート、1,200フィートのホールをプレーする中で、最後の 8フィート(約2.4m)が、+1か -1か、大きく結果を変えてしまいます。

で、今回のお話ですが、この 8フィートがちょうど一般的に使われているピンフラッグの長さと同じくらいなんです。

これはゴルファーの感覚として、体感として、具体的な長さをイメージするのにあらためてとても重要なんじゃないか?と思ったので、メモをしておこうという主旨です。

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例えば、6月に書きました「30-100yに関して (今回は60y)」っていう記事のような、何の変哲もない ピンまで60yの状況。


この状況からの今の私のレベルでの目標としては、「まぁワンピン以内ぐらいには付けておきたい」と考えます。「頑張ってワンクラブ以内に寄れば寄せワンもあるな。」っていうそういう状況です。
最悪、グリーンには乗せないとダメでしょ。パターで打てる手前のエッジでもまぁいいけど。というのを最低線に考えます。


もう一つの例を挙げます。9月に書きました「クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事にありますような、ピンまで15-30yくらいのグリーン周りのアプローチです。

落としどころが下り斜面とか、ライがKIKUYU芝の逆目とかの、特に難しい状況という訳ではなくできるだけ距離感よく打って寄せたい、例えばこういう 20yぐらいのチップショットの状況だとします。


この状況からの目標としては、「距離を合わせてワンクラブ以内には寄せたい場面。」と考えます。「頑張ってべたピンに寄せたいが、ワンクラブ以内の登りに付けたいな。」っていうそういう状況です。
最悪でもザックリやトップなどのミスを避け、思いの外転がったとしても16フィート(約5m)以内ぐらいにはとどめたい。というのを最低線に考えます。(ツーピンズ)


2つの例を見ていきましたが、しっかりと再認識しておきたいと思いましたのが、データと肌感覚とのリンクです。

一般的なピンフラッグの長さには、約8フィート(約2.4m)のものが多いです。
ザ・ゴールデン8のグラフから見ますと、PGAのプロのデータで30~40%入る距離です。一般アマチュアの場合はだいたい15%。 

そしてクラブの長さは、ドライバーで45インチぐらい、PWで35.5インチぐらいということですから、それぞれドライバーで 4フィート(48インチ)弱、PWで3フィート(36インチ)弱、っていう長さになります。
グリーン上のパットに残る距離の話で出てくるワンクラブっていうのは、ペナルティーの処置の時に出てくるドライバーの4フィートよりも、PWの 3フィート(約90㎝)の方のイメージが強い表現だと思います。
ザ・ゴールデン8のグラフから見ますと、PGAのプロのデータで85~95%入る距離です。ハンディ20前後の一般アマチュアの場合でだいたい75%。 


ワンピンとワンクラブの差は、

PGAのツアープロのデータでも、ワンピンとワンクラブでは、35%と90%の差に出ています。
ハンディ20前後の一般アマチュアでは、ワンピンとワンクラブでは、15%と75%の差に出ます。


グリーン周りからチップショットで寄せようとするとき、ワンピンとワンクラブの差ってそんなには大きく感じないんですよね。ちょっとしたことで、ワンクラブのはずがワンピンになっちゃうことはママあります。

しかし次のパットにおいては、入るか入らないかの確率は 60%も差がついてしまうんです。

ここはスコアを考える上では本当に重要なポイントだと思います。


そしてこの重要なポイントを、数字上のデータで把握することもさることながら、むしろゴルフをしていてとても身近な ワンピンワンクラブという具体的なものの長さを肌感覚で感じ取るようにして、これらをプレーする際の指標として認識するっていうことを、あらためて意識してプレーしたいと思います。