4/23/2023

クロ狙い2.2 → クロ狙い2.3へ、マイナーアップデート

今日は近場の河川敷のコースに行ってきました。


基本的には平坦な河川敷なのですが、川を挟んで両側にホールが並んでいて、グリーンは全部どちらかの土手上にあります。
川に沿ったホールは、川床の芝の部分に打ち下ろし、そこから土手上のグリーンに打ち上げる、というデザインで、数多くのホールがグリーン面の見えない打ち上げでグリーンに打つ格好になりますため、短くてやさしいコースではありますが私はあまり得意ではないコースです。

雨が多く降りますと川床の部分が水に沈むため、9ホールのみの営業になったりします。この1ヶ月もそうだったのですが、2週間くらい前から18ホールに復活しました。


今回は、苦手を克服したかな、というスコアになりました。
後半にも2つ惜しいバーディパットがありましたが、贅沢は言えません。

グリーンの若干手前にバウンドして乗っていくショットをいくつか打ちまして、それが上手くいきました。


17番ホールのティーショットは大きくブン曲げてしまいました。


このホールとしては、画面で真ん中あたりの見えている川土手の右側の川床に打ち下ろしていって、川を渡った右サイドの川土手の上にあるグリーンに打っていくパー5です。

動画を見ますとセットアップで肩のラインが左を向いていたようです。
左隣の8番ホールのフェアウエー中央まで行きました。そこからブラインドでレイアップしたのが非常に上手くいきまして、3打目は打ち上げの130yを川の反対岸の土手の上のグリーンに。
8歩(18フィート)のバーディーチャンスに付きまして。このパットはカップの縁に蹴られまして、外れました。


こちらに典型的な川床に打ち下ろしていくティーショットの動画があります。
16番ホール。


打ってる最中は全く気になっていなかったのですが、犬が吠えたりヘリコプターが飛んだり、なんかやたら騒々しいですね。
こちらのティーショットは上手く打てました。
(珍しく日本人のお友達が一緒にプレーしていまして、いつのまにか動画を取ってくれていました。)


33(15) 39(15) = 72(30)、コース/スロープレート 68.4/120 でディファレンシャルは 3.4でした。
(パー 34 36 = 70)

ショートゲームの好調さを維持できています。
パッティングも今はとても良い感じをキープできています。


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題記の通り、クロ狙い2.2を運用し実践してきまして経験値を積む中で、若干ルーティンというか方法が自然に変更されていった部分がありましたので、アップデートしようと思います。


クロ狙いに関する一連の記事は以下です。



クロ狙い2.2におきましては、

スタンスを取り、草摺りの本気の素振りをしつつ、両手でグリップしたクラブで目標を指す、という方式

...をとっていました。

クロ狙い2.0ではオリジナルのクロさんのやり方に習い、ボールの後ろに正対して落としどころ辺りをクラブで指して確認をしイメージする方式

クロ狙い2.1では、ボールの後ろで正対してから草摺りの素振りも行いますし、そう長くない時間とはいえ打つまでに時間が経ってしまいますので、素振りしたその左手でクラブを持って落としどころの目標を指す方式

と変遷いたしました。


クロ狙い2.2では、草摺りの本気の素振りからそのまま両手でグリップしたクラブで落としどころの辺りを指す方式に再変更

...を続けていたはずだったのですが、昨年の 9月から約 8か月間実践してきました中で、クロ狙いのコアの部分は落としどころの辺りを指して確認することの以前に、ボールの弾道、挙動、跳ね方、転がり方をカップまでイメージすることが前提にあることを学習しまして、このイメージが鮮明であれば、クラブで指す必要がない場合が増えていったものと、後付けながら自己分析しました。


そういう訳で、自己分析のためにこのところ数か月間のラウンド中に録画していましたチッピングの動画を見ていきます。

2023 March, Chino Creek 13th, 23y


こちらはつい先月で、右に傾いているグリーンに対して、グリーン外の部分はやや上り、グリーン上は右下へ下っている状況でカップの手前で左サイドの辺りに落としていく弾道をイメージして、草摺りの素振りを2回入れていまして、その素振りの際にフィニッシュ位置で止めています。(無意識です。)  そして特に落としどころを指す動作はしていません。

実際に打ったストロークでは、フィニッシュが素振りよりも低く終わっています。そしてテークアウエイの上がり方が素振りよりも少し大きいようです。結果の方はまずまずでした。
この辺りの整合性を取って行く練習が今後の改良に繋がるかも知れません。


2023 February, Butterfield Stage, 6th, 20y  


こちらは先々月で、登って行ったところのグリーンに打ち上げる格好です。約20y。
グリーン上は少し左に流れる傾斜で基本的には受けグリーンです。
この動画は素振りが映っていませんが、草擦りの素振りは行っています。立っている場所が傾斜していますのでスタンスに対するボール位置を確認する必要がありますので。
基本的にはフォローはあまり上げていかない打ち方をしているようです。(無意識です。)


2023 April, Dos Lagos, 11th, 17y  


これは先週の、ひとつ前の記事のDos Lagos GCの時。
こちらはライの芝の状態がもこもこしていてよくはない状況ですので、草摺りの素振りが念入りです。
しかしここでも落としどころをクラブで指す動作はしていません。
一方で、草摺りの素振りのやり方は、本気で打つつもりのリハーサルストロークに近くなっています。また、ボールの軌道をイメージしている様子が見てとれます。


自分では意識していませんでしたが、今にして思えば草摺りの本気のリハーサルのストロークをした時のボール軌道のイメージを持ったまま、即座に実際のストロークに入りたいという意識が強かったので、クラブで指す動作が無くなってしまっていた様です。


2023 April, River View GC, 13th, 18y 


これは本日のラウンドの13番ホールの寄せです。グリーン左手前側のこの位置に外してからの寄せで、約18yでした。
クロ狙い2.3で打っています。やはり落としどころは明確にはイメージしていません。グリーン場をボールが右の川の方に向かって流れて転がることをイメージしています。

KIKUYU芝独特の硬くてもこもこした感じのセミラフです。逆目ではなさそうなので助かりました。クラブソールが抜けにくいザクッとした音で芝の厄介な感じが伝わるかな、と思います。草摺りの本気のリハーサルストロークをしています。
このショットは、自分がイメージしていた弾道よりもボールが上がっています。おそらく左上がりのライと芝と地面の関係でバンスが効いているからでしょうか。
イメージしていたよりも少しボールが左へ出ました。これもライと傾斜の関係かと思います。
そして思っていたよりもボールは右へ流れませんでした。
(3歩(約7フィート)残りましたが、このパットが入ってくれまして、パーセーブしました。)

このショットは本気のリハーサルストロークと実際打球したときのショットと、ほとんど同じ動きができていた模様です。


2023 March, Chino Creek, 15th, 44y 


こちらも先月のものですが、これはクロ狙い2.2ではなくて、2x6 の 54QFで44y打つストロークです。
芝が深かったので、草摺りの素振りを丁寧にしています。

フィニッシュを止めてはいますが、クロ狙いと違う点がありまして、こちらは「決め打ち」のため特に弾道をイメージして仮想のボールを目で追っていくことをしていません。むしろしっかりボールにコンタクトする方に集中しています。これぞ決め打ち。


2023 April, River View GC, 8th, 37y 


これも本日のラウンドから。
短いパー5の3打目で、ここからは37yでした。
つま先上がりの左上がりで、ダフりやすい状況。54°の決め打ち(54QF)です。
しっかりターフを取ってリハーサル。地面の硬そうな音がします。
左上がりで地面が硬くてバンスが効いていますから、かなり高く上がりました。本来はこんなに上がるショットではありません。しかしながらピンの右にほぼピンハイの距離で行ってくれまして、カップの右2歩(5フィート弱)に付きました。
(このパットが入ってくれましてバーディでした。)

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昨年9月のクロ狙い2.2 の記事に、お友だちの syoballさんから的確なご質問をいただきまして、それにお返事をしましたのですが、とても良いまとめになりました。

こちらになります。


◆KN2.2のまとめ◆ 
 ・2*4などのような、決め打ちではない。 
・使用クラブは58度で ・全経過10~30に適する。
 ・ライやG形状などをよく観察する。 
・草すり素振りの時に、両手でクラブを持ち、目とクラブヘッドを結んだ線(?)でODを指す。 

 #これで合ってますか?


全項目ほぼ合っています。
1. 決めうちではありませんのですが、できれば歩数は測っておきます。(フィードバックのためと、やはりsubconsciousがより詳しく状況把握するのに役立つのかと思います。) 
2. 基本58°ですが、例外的に54°も使います。グリーンがかなり登っていても球足をもっと使いたいとき。 
3. 30yを超えると2x6の決め打ちの方がボールとのコンタクトに集中できます。 15y以下は転がりが優先する状況の方が多いです。稀に10y程度で58°でっていう状況が。グリーンを溢れた急傾斜になってるラフとか。 
4. 観察が一番に大切な要素のようです。 
5. バージョン2.2ではそうだったのですが、私のODは「あの辺り」とピンポイントではなく、全体の転がりと弾道をイメージして、事前リハーサルで(ボールの手前を)打った時にボールの行方を追います。(実際にはないんですけど。) ODを明確に指さないことが増えてきました。2.3かな。


...ということで、自分では意識していませんでしたが、地面をクラブで指すことはほぼ自然消滅的になくなっていました。

むしろ、草摺りの素振りをもう少し徹底して、「草摺りの本気のリハーサル・ストロークをして、仮想ボールを目で追いフィニッシュの姿勢で仮想ボールの行方を見守ってイメージを作る。そのイメージが消えないうちに、実際のストロークに速やかに入る」という方法を取ってきている模様でした。

この方式を、バージョンのアップデートで「クロ狙い2.3」としておきたいと思います。



本来のオリジナルのクロさんのやっていらっしゃる方法 (クロ狙いと呼ばせていただいてます) は、ボールの後ろに正対した状態で落としどころをクラブで指し、落としどころをはっきり認識することで自然にボールをそこに打てる、という方法で、ハンドアイコーディネーションも高く器用にこなせる方の方法だと思うのですね。「指して打ったらそこ行くよ。」的な。

私の場合は、そこまでの腕がないと言いますか器用さがないと言いますか、58°自体を長年持っていませんでこれを導入したのが 2019年です。
(54°が一番ロフトが寝たクラブでプレーしていましたので、当時は58°をLW(ロブウエッジ)の位置づけで考えていました。後に、ローバウンスの60°は使いこなすのが難しくLWのウエッジで、ハイバウンスの58°は案外に使いやすくてSWの位置付けのクラブであることを理解しました。)


さて、その「落としどころ」について。
自分でもよくわからないのですが、実はODをくっきり1点で意識はしていません。

チップショットをした時に、ウエッジがボールに綺麗に入ってくれると、イメージしていたキャリーで行って適度にスピンが効いてカップまで転がります。少しだけズレて厚めに入る(手前からダフリ目に入ってすべる)と、キャリーが少し落ちてスピン量は減りランが増える。ちょっと浅目に入る(気持ちトップ目にボールの下半球にウエッジが入る)とボールが低く強く出ますがスピン量が増えてそれなりにブレーキがかかってくれます。

結果的に、多少ズレていても大きくダフったりトップしたりしなければ、ボールは大体似たようなところに向かってくれます。
あまり極端なアンジュレーションが道中になければ、という前提にはなりますけれども。

スピン量は必ずしもツアープロのように完全にコントロールされている必要はなく、落とし所も前後する感じで打っています。

2段グリーンの様に傾斜がキツい部分を斜めに横切るとか、ポテトチップグリーンで僅かな落ちどころで方向が違ってしまうとかの極端な状況とかでは、ピンポイントで狙わないと寄らない状況もあるかとは思いますが、そこまでのレベルでプレーしていませんですからね。
多少前後しても 結果がまずまず同じようなところへ行ってくれる、ということは余分なプレッシャーを避けてくれます。


イメージとしては大体あの辺にキャリーして、転がるラインはこういう感じでカップの方へ、的なイメージをします。落としどころはアバウトにはあるのですが、むしろボールの軌道全体をイメージしている感じです。 


クロ狙い2.3のチッピングが成功したという時の精度がどのあたりかな、と考えますと、10-30yで特に難しい状況でなければ、ワンピン以内なら悪くない、ワンクラブ以内につけば上出来、満足できるし、たまに思いの外転がって2ピンほどもオーバーしたり手前の芝で喰われて2ピンほどもショートしたりもなくはない、というくらいの精度というのが現状かな、と考えています。


今後の課題としまして、草摺りの本気のリハーサルのストロークと、実際ボールを打った時のストロークのギャップをどう埋めていくか、という点をトライアルしていってみたいと思っています。


4/20/2023

お気に入りのコース Dos Lagos GCでパープレー達成 (2nd ベストディファレンシャル)

Happy 4.20!

今回は、普段ラウンドするコースの中で特に気に入っているDos Lagos GCでパープレーできましたので、ひとしおに嬉しいです。


池の左サイドのフェアウエー、狭いですよね。(↑のリンク先でも詳しくご紹介しています。)
そして580yと長い!上に 3打目は強烈な打ち上げの登りです。
その上この日は右から左気味のアゲンスト。


昨年後半以降、調子が良い日に長年達成できなくて念願だったパープレー以下のラウンドを達成する機会に何度か恵まれました。

自分の励み、記念にということで前置きに取りまとめておきます。


Costa Mesa CC Mesa Linda Course  2022年4月
    
36(14) 34(14) = 70(28)
スコア: イーブンパー、 ディファレンシャル  3.4  
(パー 34 36 = 70、66.5/117)
このコースは、易しいとまでは言いませんが非常に短くて(5,538y) 癒し系コースなのでブログに記録していません。


36(15) 35(15) = 71(15)
スコア: -1アンダー、 ディファレンシャル  0.3  
(パー 36 36 = 72、70.7/129)



36(15) 36(14) = 72(29)
スコア: イーブンパー、ディファレンシャル  -0.6 
(パー 36 36 = 72、72.7/132)



34(13) 36(14) = 70(27)
スコア: -2アンダーディファレンシャル  -2.3  
(パー 36 36 = 72、72.6/127)



35(14) 37(15) = 72(29)
スコア: イーブンパー、 ディファレンシャル  0.3  
(パー 36 36 = 72、71.7/125)



今回と同じDos Lagos GCでは、(記事にはしていませんが) 昨年の11月にレギュラーの白ティーからラウンドしてパープレーを達成しています。

Dos Lagos GC   2022年11月
    
35(15) 35(13) = 70(28)
スコア: イーブンパー、 ディファレンシャル  0.8  
(パー 34 36 = 70、69.1/124)


Dos Lagos GC   2023年4月  (そしてこれが今回)
    

32(12) 38(15) = 70(27)
スコア: イーブンパー、 ディファレンシャル  -1.2  
(パー 34 36 = 70、71.3/128)  

3回目のディファレンシャルがマイナスのスコアになりました。嬉しいです。


{(ラウンドしたスコア) ー (コースレート)} x {113 / (スロープレート)} 
...で計算されて出てくるのが、ハンディキャップ・ディファレンシャルです。


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今回はラウンド中のショットの動画もいくつか撮りましたので、織り交ぜながらラウンドの振り返りを。

この日はゴルフ場でのウエディングが予定されていました関係で全員10番からのインコース・スタートに入れ替えられていました。


10番ホール、広々したフェアウエーとさほど距離が長くないフラットで384yのパー4を無難に2オンしてパーでの滑り出し。
このホールは右にやや傾いているフェアウエーから右の大きなFWバンカーに転がり込まないようにさえ注意すれば、グリーンへのアプローチも打ちやすいスタートホールにふさわしいデザインのホールです。
(設計時には今回の順番が元々で、1番ホールだったホールです。バックティーの401yは川の向こう側のティーから斜めに打ち降ろしでしたが、撤去されました。)


続く11番ホールは打って変わって難しくて、232yのパー3です。 
軽くフォローでしたが、私はドライバーで打ちました。
右に出てドローで戻ってくるボールでしたが、グリーンを結構右の奥目に外してしまいこの位置。


画面で向かって左側方向のティーから打ってきてこの位置です。
2段グリーンのすぐ下にカップが切られていて、手前からの方が断然寄せやすいアングルになりますね。カップまで届かなくてもグリーンまでぎりぎり届くクラブの 3Wで打った方が良かったようです。たとえショートしてもグリーン手前から(画面でいう左から)寄せやすいですし。
(朝早い2ホール目でしたから 3WよりDRの方が打ちやすいかな、っていうのもちょっとあったんです。11ホール目だったら3Wで打ってたかな、と思います。)

で、この2段グリーンの段差の横の位置の奥目からっていう大変に難しいアプローチは、段の上側ギリギリに落として段を左に転がり落ちるっていう、めちゃくちゃ難しい状況な上に、ボールのライはなんだかモコモコしたクラブが抜けにくい芝っていう状態で、あまりの困難状況に草擦りの素振りをした時に笑っちゃってます。

ものすごく上手く打ちまして、ボールはスルスルーっと傾斜で左へ流れていき、...カップの手前で左へサーっと行って、ワンピンぐらい離れて止まりました。
このパットを外しまして、ボギー。(寄せとしては大成功ですが、その前のショットでアングル考えないでピンに気持ちが向いて打つと難しくなるよ、っていう好例です。)


12番ホールはだだっ広いフェアウエーだけどフラットで548yと距離があるパー5です。アゲンストになって3打目が150yも残りましたが、新入りの 6番UTで8歩(約18フィート)のバーディーチャンスに付け、パットは入らずパー。


13番ホールは冒頭の14番の写真の大きな池を向こう側から回り込んでくるレイアウトで、
468yのパー4 (この日は約435yのティー)ですが、ドライバーの当りがいまいっちょでしたので 2打目は到底届きません。(このホール2打で届くときもあるのですが、池越えでチャレンジングです。)
池の左でグリーンの手前にDR、3Wと打っていって、3打目は35yぐらいをチップしてワンピン(約8フィート)ぐらいに付けたのですが、奥に付けてしまい入らずボギー。


そして鬼門の14番です。580yのパー5。
冒頭の狭いフェアウエーをとらえ、2打目も3Wを左のFWバンカーに入れないように真っ直ぐ打っていって(左目に打たないと3打目が遠くなっちゃうのですが)、3打目がこの位置でした。


少し前に150yの白黒の距離表示杭が見えていますが、185yありました。
グリーンは40-50フィートぐらい上がった先にあります。
風と登りと考慮しまして、210yぐらい打っていきたい感じでしょうか。
3Wをフルスイングしていきました。ちらっと見えている手前のバンカーの右からドローでグリーンに向かっています。
(ちなみにこのホールだけ本間のD1のオレンジのボールを使いました。ティーショットのDRで池に入れちゃってもいいか、ってことで。笑)
結果的には、グリーンの手前エッジで乗りませんでしたが、これをPWの転がしでピッタリに寄せてパー。


15番ホールは谷越えの風が吹き抜ける谷越えのパー3、181yです。この日はピンまで182y。


この頃は、万が一ホールインワンしたら、とか言いあってパー3はお互いに録画をしあったりします。笑
風は左から右でドローボールと喧嘩する感じ。グリーンは普段わざと右の斜面を狙うほど右から左へ傾斜しています。
このショットは非常に上手く打てまして、グリーンに落ちた後に左へ転がってカップに寄って行ってくれました。 2フィート弱(50㎝ぐらい)についてくれましてバーディ。


16番はこれまたフェアウエーが狭い、強烈に打ち降ろして2打目は強烈に打ち上げるという難関のホールで376yのパー4です。
このホールの2打目の打ち上げは強烈で、2クラブ半足す感じで打つとそれでも足りません。しかも斜面でボールが止まりません。
私のティーショットはちょっとミスして左サイド。ちょっと遠くなった170yから3Wで打っていきまして、自分ではすごく上手く打ちましてグリーンの右手前のカラーを捉えたバウンドは見えたのですが、なんとグリーンまで行ってみると100yぐらい転がり戻っていました。
ふうふう言いながらもどり、立っててもバランス崩してしまう急傾斜からの100yを6番UTで転がし上げ戻しました。さすがにやり過ぎで奥のカラーをこぼれたところ。そこからの寄せはグリーンが下りでしたが上手く寄りました。ワンクラブにつけてパットをいれてボギー。


17番は強烈な60フィート(20y)ぐらいの打ち降ろしのパー3、152yで、ピンの右奥にオン。このホールは風も含めて距離のジャッジが毎回難しいです。約10歩(23フィート)の難しい下りの横のラインを距離感合わせて寄せるラグパットを打ち、2パットでパー。


18番もパー5で、大きな池を右に回り込んで打っていくホールです。533y。
ドライバーはまずまず、右の池にかかる2打目はFWバンカーの手前に刻む距離で5Wを打って、3打目は115y残し。グリーン手前の深いバンカーとグリーンの縁ギリギリの右の池に気を付けて8番アイアンで打ってグリーン左奥12歩(約31フィート)ぐらいにオン。 2パットでパー。


ここまで前半は、38(15)の +2オーバーでした。


1番ホールはティーショットにプレッシャーがかかるほーるで、左が川に落ちる崖で右側が18番と共有する大きな池になっていて、いつもの朝一だとひと際難しく感じます。
10ホール目で来ると気楽ですね。ドライバーを打ってフェアウエー左サイドへ。
セカンドショットはブラインドですが、勝手知ったるコース、目標の目印のサイプレスの木を目安に打って5歩(約12フィート)のバーディチャンス。このパットは入らず、パー。


2番は395yのパー4、ティーショットで160-180y地点にあるブッシュの帯を越えていくホールです。ドライバーはフェアウエーのやや右サイド。2打目は大体160yから6番UTで打ってグリーン奥にオーバー。
ちょっと打球が低かったんですよねー。フォローでしたしね。
砲台グリーンの下から、2x6システムの 58QFにちょうど良い距離でしたのが幸いでした。
2歩弱(約4フィート)に付けて、このパットを入れてパー。


3番ホールのパー3は188yですが難しいホールです。
(これが最後の動画になります。)


現場に行くととても狭く見える左サイドの木々と右サイドのグリーン横の木の間を、フットボールのフィールドゴールの様に打っていきます。
左手前から右奥に向かって斜めに下方に川が流れていまして、右の木の左端より右は全部川行き、左サイドは少しだけセーフですがブッシュがありまして、見えている木々の右端より左はあまりスペースがありません。
その代わり(...にはなりませんが) グリーンの後ろ側は壁になっていて(後ろの丘が動画に見えています)、バンカーもなく安全です。
この日はピンが後ろで195y、風もフォローで左から右でしたので5Wでちょうど良いかな、という感じでしたが、ドライバーで後ろの壁に当てに行ってみました。(おそらくこの攻め方をする人はほとんどいないと思います。)
良いボール打ってますけどねー、ドローで戻り切らずグリーン右後ろの斜面に止まり、転がり戻ってくれませんでした。
グリーンの、ピンより左側の後ろの壁に持っていければ、グリーンまで転がり戻ってくれたと思うのですけれど。

左足下がりのつま先上がりの難しい傾斜にボールが止まってしまった位置から、ちょっと迷いましたが6番UTで転がしました。タップするだけぐらい。
これがまぐれでカップにぴったり寄ってくれまして、タップインして、パー。


4番は540yのパー5。
右サイドがティーからグリーンまでずっと崖になっていて底に川が流れているホールです。
フェアウエーも右に傾いていますため、パー5ですが要注意なホールです。
ドライバー、2打目の5Wともにフェアウエー左いっぱいを狙って打っていき、3打目は残りが70y。これもグリーン左いサイドを狙って打っていきまして、エイミングしていたよりももっと左へ行ってしまい、ピンにはくっ付けられず。一応8歩(約18フィート)のバーディチャンスでしたが、カップの山側にわずかに外れて、タップインのパー。


5番は198yのパー3で少し打ち降ろしになっています。ピン位置によっては215yまであります。この日は201y。3Wだとちょっと大きいかな、ぐらいでしたが風がアゲンスト方向でしたから3Wを選択。グリーンの手前カラーぐらいに落ちて転がり、カップの右を過ぎてカップの右奥6歩(14フィート)ぐらいのバーディチャンスでした。この下りのフックラインのパットが入ってくれまして、バーディー。


6番の436yのパー4はおそらくこのコースで一番難しいホールです。ホールHDCPは3ですが。
この日の風向きでは、ティーが420yぐらいのところにセットされていましても私のドライバーの飛距離では 2オンが難しいです。2打目地点はフラットなのですが、そこからグリーンまで、フェアウエーは強烈な右傾斜で全部右の池に向かっていて、しかもグリーンは20フィートぐらい高い位置にあります。 グリーンまで届くならフラットですが、2打目をまともにレイアップできる場所が左サイドのFWバンカーの中ぐらいしかないんです。
依然はフェアウエー上で何とかとどまったりしていたのですが、今の硬い地面と薄い芝の状態では、ほぼチャンスがありません。
ということで右に強烈に傾いている斜面を登り切ったところ、隣のホールとの間の部分を狙ってできるだけ距離を出すように打っていきました。そこからグリーン側へカート道を伝って転がり戻り、グリーンの手前でした。
このホールは普通にダブルボギーが出てしまうホールですが、ここをクロ狙い2.3で寄せてワンパットでしのいだのは大きいです。


7番ホールは387yのパー4です。
ティーショットは左の深いフェアウエーバンカーに捕まらないように、右のブッシュと影に吸い込まれないように比較的狭いフェアウエーに打っていきます。
2打目はぐんと下がった尾根の向こうにグリーンがありまして、左サイドの手前側がバンカーになっています。グリーン手前の左傾斜に打ってグリーンに転がり下らせるのが定石です。
この2打目はちょうど良い位置に行きまして、2歩に付いてくれました。これを入れてバーディ。


8番ホールはとても短い115yのパー3です。
手前から左側と右サイドにバンカーがありまして、グリーンは亀の甲型になっていて、短いのですが易しくはありません。ピンをノックダウンするつもりで7番アイアンで1インチ短く持ってあまりい上げないボールを打っていったのですが、セットアップのズレかどうか、右のバンカーに直撃、見事な目玉焼きになってしまいました。
このバンカーショットは脱出だけを考えて、定石通りにウエッジのフェースをクローズにして被せてボールの手前に打ち込みましたところ、グリーンに出た後傾斜で左に転がりつつカップに近付いて1歩のところに寄ってくれました。これを慎重に沈めて、サンドセーブのパー。運が良い時はこういうのが来ますね。


最終の 9番ホールは288yの短いパー4です。
(ずっと以前は、川向こうに375yのバックティーがあったのですが、現在は使用されていません。川面を辿るように斜めに横切って行って、180yぐらいからフェアウエーに届くショットはスリルあったのですが。)
ドライバーをセンターの良い位置に打っていきまして、上手い具合にフェアウエー真ん中にあるFWバンカーの左をすり抜けてグリーンに向かっていく軌道だったのですが、突然バンカー左でボールが大きく右に跳ねてFWバンカー入りしました。どうやらレーキに当たって跳ねたようです。
ただこのバンカーからはグリーンセンターまで 60y程度ですので大丈夫です。9番アイアンで9IQF気味にクリーンに打っていきまして、グリーン奥目の7歩(約16フィート)の位置にオン。これを2パットでパーでした。


後半は、32(12)の ‐2アンダーでした。トータルで、32(12) 38(15) = 70(27)  
スコア: イーブンパー、 ディファレンシャル  -1.2 です。  (パーオン数 10/18)


近々20ラウンドのスコアは、いつも「最近のスコア」ページに更新しています。
先週末(4/15-16/2023)の時点で、HDCPインデックスが 2.3になりました。


現時点でのインデックスの適正値は 3.0 - 5.0ぐらいと思いますが、一時的にも減ったことを喜んでおきます。


4/17/2023

パー5 の攻め方 (パトリック・カントレイに習う)

Marshall Canyon GCは、前半も後半もパー5でスタートします。

こちらは1番ホールの3打目地点に向かってフェアウエーを歩きながら、もうすぐ日の出を迎えるところです。


このフェアウエーはティーからグリーンまでずーっと全部右に傾いていまして、ティーショットもセカンドショットも左サイドいっぱいにエイミングして打っていきます。
そしてセカンドショットもサードショットもつま先下がりのライからのショットになります。

距離は決して長くはありませんパー5のホールですが、最初のホールですし、左右の木々にかかってしまうことも少なくなく、ピタッとつけて、っていう具合にはなかなか行かないホールです。


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という訳で、今回はパー5のホールの攻略法のお話です。(実は私の場合はパー5に限りません。)

Golf Magazine誌のこちらの記事をご紹介します。(クリックしていただくとリンクしています。)




というタイトルになっています。

パトリック・カントレーはPGAツアーの2021-2022年シーズン、パー5のホールの平均スコアが 4.41ストロークで、第1位だったんです。

Golf.comAlan Bastable記者がアリゾナ州フェニックスで行われたWMオープンのときにパトリック・カントレー本人にインタビューしてパー5 攻略の秘訣を聞いたところ、返ってきた返事が記事タイトルになったようです。


ところでこの記事は2月のあの大騒ぎするWMオープンの時でしたが…、今やマスターズの最終日の後、パトリック・カントレーは今やスロープレイの代名詞と化しています。


これはマスターズではなくてPGAチャンピオンシップの時。ちょっと見てられないぐらいスローです。
イップスがらみでしょうか?グリーンでも激遅でしたが。
Patrick Cantplayとか揶揄されています。
でもマスターズといい、先週のRBCといい、調子が良さそうで活躍していますね。


この辺りのPGAのトッププロになりますと、ほとんどのパー5のホールは飛距離的には 2つで届いてしまいますので、2オンしてイーグルパットからのタップイン・バーディーっていうケースも多いことでしょう。
かつてはフィル・ミケルソンがこの部門のデータでは第1人者でした。

今回この記事中で語られていますのは、2つで届かないパー5でのレイアップについてです。

従来は、2つで届かないパー5では、気持よく自信を持ってウエッジをフルショットで打てる距離に刻むのが良いとされていました。例えば、75y、あるいは90y、もしくは110yといった距離を残すレイアップです。

昨今は、ShotLinkのストローク・ゲインド(他のプレイヤー全員のフィールドに対してどれだけ少ないスコアを獲得することができたか)のデータの統計の数字が明らかになり、この伝統的な攻略法が疑問視されるようになってきました。


これを裏付けるように、パトリック・カントレーは、「今まで全然、特定の距離を残すようにレイアップしたことはないね。John Cookに教えてもらって以来ずっと。」と証言しています。
「例え2打目が届かない場合でも、できるだけグリーンに近づくように打っていくんだ。ホールロケーションに対して適切なアングルが残るように注意して。近ければ近いほど次のショットが寄せやすいから。」
「練習ラウンドの時に、4日間のホールロケーションを想定して、どのアングルからが寄せやすくてアップ&ダウン(寄せワン)を決められるか見ておくんだ。」
「 Shot Trackerが取ったストローク・ゲインドのデータが出て来てから、みんな驚いたんじゃないかな? 近ければ近いほどスコアが良いんだよね。」

パー5 攻略がナンバー1だったパトリック・カントレーがそう言っているのですから間違いありません。


この件に関連しましては、以前当ブログでもこういう記事をメモして書いています。


この記事にはこういうデータが上がっています。↓

60−80yから打ったときのアマチュアのハンディキャップ別にカップまでの残り距離のアベレージをとったものと、100−120yから打ったときの比較のデータです。

クリックで元サイト(MyGolfSpy)の大きい画像にリンクしています。


この記事の結論は、簡単に言いますと「できるだけ近づいたほうがいいんじゃないの?」ってなってます。
HDCPが 0から20以上まで、どのレベルのゴルファーの場合であっても、100-120yからより、60-80yからの方がアベレージの残り距離がカップに近い、っていうデータになってまして。


今回、お題目は「パー5の攻め方」ということで取り上げましたが、私の場合ですとむしろ長くて2つで届かなかったパー4とか、ティーショットをミスってセカンドの距離を長く残してしまったホールでのレイアップとかで大いに応用できそうです。

以前の記事をあらためて踏襲しましてできるだけグリーンへの残り距離が短くなるようにレイアップしたいと思います。
「ただし...」という但し書きが付きます。


今回パトリック・カントレーがジョン・クックに習ったことをアドバイスしていますように、残り距離だけではなくて「このホールのグリーンのピンポジションには、どのアングルからアプローチするのが適当か?」ということをできる限り取り入れて考慮するようにする、というところが肝心のようです。

そしてこのことは、クロ狙い2.2 や 2x6システムの決め打ちを実践していまして、より実感するようになりました。
距離の長い短いで言えば短い方が寄りやすいです(近い方がより結果に対する期待値が高いので難しさで言えば短ければやさしく感じると言うわけではありません)が、 ...むしろカップに向かって打つアングルと、ボールが落ちてからカップに向かうグリーンやグリーン手前の状況が
、これから打つアプローチショットの難易度を大きく左右します。
(わかり易い例で言いますと、グリーン奥から登って下るジェットコースター・ライからではカップに寄せるのは絶望的に難しい。)

どのアングルからアプローチするかという観点でルートを考えつつ、なるべくグリーンに近い位置まで持っていく、というマネージメントを心掛けようと思います。