Meadowlark GCっていう距離が短くて5,500y程度しかない箱庭的なコースですが、この写真の12番ホールのグリーンのような、
典型的なSaddle back (馬の背)とかTurtls Shell (亀の甲羅)って言われる、サイズがちっちゃくてお椀を伏せたような形状の砲台グリーンがいくつかあったりして、うっかりするとやさしくないコースです。
こういうグリーンは難しいですねー。そもそも2打目で打ってくる段階でほぼほぼグリーンから溢れてしまいます。
いったいどこならグリーン上にボールが座ってくれるのよ?的な感じ。(笑)
そこからの寄せも、ショートして戻ってこないよう、行き過ぎて向こう側に転がり落ちないよう、すごく神経を使います。慎重にしすぎるとかえって寄りませんし。
それこそカップに寄せるっていうよりは、頂上に止まって転がり落ちてこない場所を目標に打っていくとか、独特の対処が必要です。
小さいサイズの亀の甲グリーン、攻略が難しいなぁ。
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前々回「クロ狙いのトライアル」2016年7月の時には、47°のPWで試しましたせいだと思いますが、イメージよりも飛び過ぎてしまいあまり上手く行きませんでした。
その時に比較的上手く行ったのは 70y程度の距離で、これなら50°のAWでSLJで打てばいいよね、っていう感じに、大きく勘違いをしていました。
そしてその後最近になって、クロ狙いは 58°のSWでグリーン周りの寄せの時に、ボールの落としどころを明確に意識してボールをコントロールするためのやり方だったということが分かりまして、再挑戦している次第です。
「クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事で、間違いをある程度修正をしまして6年ぶりに試みました。
今回はその続編です。
前回は、前々回に間違っていた点を修正しまして、58°でグリーン周りの数ヵ所から打ってみた動画をアップロードしました。
そのトライアル中に、「ボールの後方に目標方向を向いて正対しターゲットを指す」という動作から打つまでがどうしてもかなり時間が開いてしまう(といっても10-20秒くらいではありますが、マッスルメモリーでいうと長くても8秒以内にしたいんです...) ということで、スタンスを取った後に左手で持ったクラブで目標を指す、前々回に想像でやっていた方法に変えてみました。
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そして今回「クロ狙い2.2」ということでの変更点ですが、スタンスを取り、草摺りの本気の素振りをしつつ、両手でグリップしたクラブで目標を指す、という方式に変えてみました。
まずは、約15y (20歩)の距離で、軽い登りの花道を想定した位置からのチップショットです。
まぁまぁよくある感じの位置ですよね。
クロ狙いの主旨から、打って動画を撮った時にはぶっつけ本番、歩測もせずに見た目の距離で打っています。距離は打った後で歩測をしました。
この方式にしますと、イメージを焼き付けてから数秒の内に打つことができます。
左手の片手で持って指し示すよりも、実際の打つ時のイメージに近いですし、周りの人から見て目立ちません。(←意外に大事。(笑))
後から動画を見ますと、クラブで指し示すというよりも、目線からクラブヘッドを目標位置に合わせる感じになっています。オリジナルのクロ狙いとはだいぶ変わってしまっているように思いますが、自己アレンジでやりやすいようにすればよいと思うので、まぁいいかなと思います。
この動画、ピンも傾いていますしカメラ位置が低いためか手前の地面の映り方が右傾斜に見えてしまうのですが、実はグリーン面でバウンドしているボールは左へキックしています。拡大したら見えるかな?
2球とも、良い感じでバウンドし、左へキックしながらカップの左 2フィートくらいのところに寄って行ってくれました。これはとても良い感じです。
そしてこの距離はいままでの「ぽいーっ」とか「シュピッ」で打った時の距離ではありませんで、言わば合間の距離ですので、この結果には大満足です。
入念な草摺りの素振りをしていますが、クロ狙い2.2を行うことにより、より丁寧な素振りと、そして落としどころを含めたこれから行うチップショットのイメージを思い描いてリハーサルしています。
草摺りを忘れないためだけでも、すでに大いに役立つと思いました。
個人的な事情ですが、30-100yには、2x6システム (+ F2.5秒セットアップ) を主体に SLJ も使う。15-30yはどうしてんだ?っていう空白ありますが、ここにはですね、58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりませんっていうのを適用して、その合間はテキトーに打って埋めている格好になっています。そしてこの現在あいまいな部分に、クロ狙い2.0 を使うことで、10y-40yぐらいの範囲の精度を改善できたらしてみたい、ということが今回の目論見です。
前回まとめていた内訳をもう一度持ってきました。
15-30yの、あいまいな部分をこのクロ狙い2.2を適用して精度を上げていけたら、と思っています。
ではもう一つ、約23y (30歩)の距離で、バンカー越えの位置からのチップショットです。
こちらはバンカー越えで、よりプレッシャーはかかりますし、心理的には大きめに打ち過ぎてしまいがちな位置になるかと思います。
こちらも同様に、打った後にアバウトな歩測をしています。(バンカーを回り込んでいますので。)
実際にチップショットを打つ時もですが、草摺りの素振りの時にも若干の土煙があがるような、芝の薄い状態でした。
夏なのにちょっと冬っぽい地面でしたけど、乾いていて硬い感じです。
薄い芝に硬い地面、それなのにバンカー越えですので、ちょっとボールを上げて安全に大きめに打ちたくなる場面ですが(しかもウエッジはハイバウンス)、敢えてクロ狙い2.2でイメージ作り。
弾道も入れてみました。(距離が短いのでちょっと実際のボールとはタイムミングが微妙にズレてしまっていますが、後入れです。)
これも 2球とも良い感じでした。 1球目がカップの右を過ぎて奥側に 1クラブぐらい、2球目は(たまたまですが)カップインしそうな感じでピッタリに寄りました。
これはいけるんじゃないでしょうか?
ライがラフだったりとか、逆目のKIKUYU芝だったりとか、スタンス位置の傾斜がキツ目だったりとか、あるいはグリーンが下りだったりとか、上手く行きにくい場面もあろうかと思います。
ちょっとさらに掘り下げて実験していってみたいと思います。
18 件のコメント:
同時に、草すりを忘れない秘訣になってますね、ナイスアイデア!ですね。
syoballさん、ありがとうございます。
草摺りを忘れる訳にいかないルーティンになって、この辺りのグリーン周りの距離の打ち分けに光明が見えてきました。
ODをクラブヘッドで指してる時に右手もグリップしていると右脇の締まる感も出て、良い感じなんです。
教えていただいて、ありがとうございます!
あくまでも伝達講習ね(笑)
LPはどうしても2パットで収めたい。
15y以下はどうしても寄せてワンパットでいきたいところ。
その次にスコアの肝になってくるのがこの15-30yです。
これを寄せてワンパットできればスコアがグッと良くなってきますので。
30-60yから乗せて2パット、うまくいけばたまに1パットも含めて、
(それこそミスって3打目が長いけど頑張ってボギーオンも含めて)
全体で50%ぐらいアップ&ダウンが決められれば、っていうあたりが目標です。
クロ狙い、合理的な技に育ってしましたね~。私はWW恐怖症が解消したら、Wさんが完成したクロ狙いを導入します。
それまでは、さくっとユソで測って、56度のSWでヘタコ*チョーキングですね(笑)
syoballさん、ホントありがとうございます。
まだ今後、硬いグリーンとか色々構築することはありますがとりあえず10-30yで有効に使っていけそうです。
今練習のため、グリーン面が十分使える25yぐらいでグリーンの外5yとかでも58°のクロ狙いやってますが、大変を飛んでいく意味はあまりありませんので、こういう場面は半分以上転がす方が寄ると思います。
あと、30y以上になって来ますと、SLJや2x6の方が良さそうです。
WW恐怖症はサクッと解消できると思います。
まずはSLJで緩みを取って、しかもスティープに入れないシャローなパットストロークで適度なスピンが効いてる感覚をもち、実はクロ狙いで58°を打つ時もそんなに変わらないストロークでただロフトが違うだけイメージでいけると思うんです。
現在のご研究を進めていけば、【最終的には】、技法に名前がいらない状態に至りそうですね。
現場に立つ、状況に合わせて最適弾道が3D動画で浮かび、考えずとも自然と最適なチョイスがなされ、流れるような所作で、3D動画イメージどおりの結果になると。そうなるとすごい。
syoballさん、さすがにそこまでは発展しないと個人的には思いますけど。(^^)
僕の中では、
グリーン上のラグパット
15y以内
10-30y
30-90y
100-150y
160-220y
で、分けてのアプローチと、
あとは 1DJK状況になりますがラフの深さとか傾斜具合とか鑑みてのショット選択、
...で、もう一つ大き目な課題に残っているのが、砂からSS(サンドセーブ)をいかに取るか?です。
SSとは、S1のことですね(笑)・・・スナイチ。
たま~に偶然S1成功しますが、私の場合、バデより少ないくらいに少ないです(悲)
S2が標準目標ですね。
WさんはSSが当たり前になりそう・・・
バンカー、出ないわけではないんですけど、最近カチカチで砂がろくに入っていないのも多いし、打ち分けが難しいとかウンだとかクンだとかで、バンカー、出すのが精一杯になってしまいました。
たまたま寄ることはありますが、マジでバーディより少ないくらいですね。
なんとかしたいなー。
カチカチで砂が入ってないバンカーは閉口しますが、3284Pのいう、フェース開いておいてヒール側から上から入れシャフトが暴れないように押さえつけると、顎高くても出ますね。フカフカの砂よりむしろうまくいくかも??。まあバンカーは砂質・砂量とライが絡むので果てしないテーマですね。私のスコアならば、出してLPで勝負してS2がいいとこです。
一番難しいライは・・・・高い顎の土手の前上りに止まったバンカーショットでしょうね。ダフリやすいし、ひっかけやすい。しかもたいてい目玉だし、顎は手前に突き出ている。絶対絶命です。
3284Pによると、短く持って、1P右方向狙って、フィニッシュでグリップエンドが完全に飛球線後方を向くまで思い切ってFT入れる!と出るんですが、超勇気が要ります。実戦の成功率は50%くらいですね。たいていは、”SS”+2になります。
自分だけバンカーの外とか、自分だけバンカーの中とかも難しい。こういうとこに行っちゃう可能性があるので、バンカーを狙うというゲーマネを採用できないんですよね~。
自分だけGBの中でボールはラフの中というシーンでは、マジにゴルフクラブでなくて、カナヅチ(ハンマー)が欲しくなります(笑)
syoballさん、僕はカチカチに硬いバンカーのダウンヒルがものすごく苦手です。
砂が入っていればダウンヒルでもイメージ湧くのですが。
後は距離のあるバンカー。54°の代わりに50°持ち出そうか迷うのですが、とりあえず54°でショートして出しておきます。
全般的なGBでの主なミスとしては、出ないっていうことよりも、ボールに近く入ってHR気味に飛んじゃうミスが多いです。
膝を曲げて重心を落としているのに打つ時に上がっちゃうんでしょうかね?
スタンスがバンカー内でボールが深い芝ってのはヤバいですよねー。
砲台アプローチのURLを貼って頂きありがとうございます。
これくらいの振り幅でスムースに流れるようにスウィングされてますね。
勉強になります!
さすらいさん、ありがとうございます。
全くお手本にはなりませんですが、外から見た振り幅はこのくらいです。頭の中のイメージとまた違ったりするんですよね。
動画を撮ってご自分で見てみるっていうのを推奨いたします。
◆KN2.2のまとめ◆
・2*4などのような、決め打ちではない。
・使用クラブは58度で
・全経過10~30に適する。
・ライやG形状などをよく観察する。
・草すり素振りの時に、両手でクラブを持ち、目とクラブヘッドを結んだ線(?)でODを指す。
#これで合ってますか?
全項目ほぼ合っています。
1. 決めうちではありませんのですが、できれば歩数は測っておきます。(フィードバックのためと、やはりsubconsciousがより詳しく状況把握するのに役立つのかと思います。)
2. 基本58°ですが、例外的に54°も使います。グリーンがかなり登っていても球足をもっと使いたいとき。
3. 30yを超えると2x6の決め打ちの方がボールとのコンタクトに集中できます。
15y以下は転がりが優先する状況の方が多いです。稀に10y程度で58°でっていう状況が。グリーンを溢れた急傾斜になってるラフとか。
4. 観察が一番に大切な要素のようです。
5. バージョン2.2ではそうだったのですが、私のODは「あの辺り」とピンポイントではなく、全体の転がりと弾道をイメージして、事前リハーサルで(ボールの手前を)打った時にボールの行方を追います。(実際にはないんですけど。) ODを明確に指さないことが増えてきました。2.3かな。笑
全項目ほぼ合ってますが、補足いたしました。
先にODありきではなく、クロねらいの所作をとることにより、弾道全体のビデオイメージが心に惹起され、自然なOD位置に着地して転がって寄っていく・・・ということですね。(所作のついでに草すりで最下点チェックも済んでしまうオマケつき)
おそらく、クロさんのいう、【あそこ狙うには】は、ODというよりも、Wさんのおっしゃるように頭の中で全弾道をイメージした結果を【あそこ】と言ってたのかもしれません。私が勝手にあそこ=ODと解釈していただけかも。
だとすると、KN2.3こそ、クロさんのやってたクロ狙いそのものかもしません。でも、混乱するから、このまま、KN2.2、2.3、・・・3.0?とブラッシュアップし続けるほうが面白いですね!
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