私にとっても非常にショッキングなニュースがありました。
まだお若いです。
とても厳しい状況と理解いたしますが、なんとか回復して元気な姿を見せて欲しいと祈ります…。
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(リンク先の2010年にプレーしたころは、このホールは9番ホールでした。)
以前から距離が短くて箱庭的な良いスコアの出やすいコースですが、2016年ごろに生き残りを賭けてか、10番と18番ホールを宅地用に売却しまして、さらに短くなりました。
歩きやすいし良いコースですが、良いスコアが出てもコース/スロープ・レートが低いのでディファレンシャルは良い数字が出にくいです。
短ければ良いパフォーマンスができるって訳でもありませんからね。
この18番ホール(旧9番ホール)は、距離も短くてそれほど難しくないはずのホールですが、左手前が池で、右へ逃げるとグリーン右のバンカーに捕まり、そのバンカーからはほぼ下り傾斜のバンカーショットをグリーンの後ろが池の状態で打たねばならないという罠が
ありまして、思ったより難しいのです。
この2打目地点の位置は、ここ数年で一番飛んでいたので 2打目をグリーンに打てました。
もしティーショットを左サイドにミスしていると難しいホールになってしまいます。
新型コロナ以降のゴルフブームで、経営的には危機を脱したのではないでしょうか。
癒し系のコースでこの日は +2オーバーの72 (パー70)でしたが (ディファレンシャルは4.7でハンディキャップ計算に入りません...)、以前グリーンがパンパンのカチカチに仕上がっていた日にここで92を打ったこともあったりします。
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普段色々なコースでプレーする中で、18ホール中に 2-3ホールくらい420-460yぐらいの長いパー4のホールがあったりします。
私の飛距離ですと、まずまず良いティーショットをドライバーで打ってフェアウエーから3Wをクリアヒットしても、風や傾斜も含めて、それでもグリーンまで届かないケースもでてきます。
そういうホールは最初から3ショット(でパーオンする)ホールだな、という気持ちで臨んでいます。
自分の中では、このホールのパーは4じゃなくて5だな。的なイメージで。
実際に、ホール・ハンディキャップが、1とか2とかになっている場合が多いですね。
逆に、500yを切るようなパー5とかは、5.4ではなくて4.5狙いのプランでホールを攻めていくときもあります。(ただし短めのパー5には、グリーン周りなどが難しくしてあったり、グリーンが小さく作られていてやさしくないホールも少なくありません。)
コースの総距離が短いコースもありますし、ハザードとかがあまりなくても距離が長いだけで既に難しいコースもあります。 私は青ティーでプレーすることが今のところ多くてしかも飛ぶ方ではありませんのでなおさらです。
米国のコースの場合、コース・レートの他に、コースの難易度の指標になるスロープ・レートというものが各コース評価されて設定されています。
各ラウンドのスコアは、GHINというハンディキャップを管理する機関にポスティングしますと、この二つのレーティングを使って、ディファレンシャルという評価数値になって計算されまして、それがハンディキャップ・インデックスを決めるという仕組みになっています。
計算法は決まっていますので、私は自分でもExcelシートに入力して自分で計算した数字を管理しています。(GHINのデータは、近々20ラウンドのスコアに暫時更新されますので。3年分ぐらいは過去のデータもストックされてはいるようです。)
過去に何度かブログ記事にしているので添付してみます。
「コース・レイティング by SCGA」 2011年1月
イメージ的に言いますと、コースレートの方はスクラッチプレイヤーにとってそのコースの長さとか難しさを評価してあって、ティー別にパーをアジャストしてある数値、という感じです。
コースのパーに対して、+/‐ 1.0~2.0打しか違わないことが多いです。
これに対しまして、スロープ・レートの方は、平均でボギーペースくらいのアベレージゴルファーにとってのそのコースの長さとか難しさを評価した感じの数値指標になっています。
111-119ぐらいのコースはすごく易しい癒し系コース。120-124ぐらいは隣のホールもセーフなムニシパルの箱庭系コース。125-135ぐらいに大半のコースは入りまして、128を超えるコースはなかなかタフな難しめ、130台のコースというのは、難関コース。140を超えるとなると、超難コース。
と当時書いていますが、大体こんなイメージです。
日本のコースにもスロー・プレートを導入するという話が数年前にありましたけど、あんまり捗っていない様子ですね。導入されているコースもあるようです。広く普及して欲しいです。
実際にプレーしてキチンとした評価をする専門のゴルファーが必要ですので、日本で幅広く実施するのがまだ難しいのかも知れません。
「ベストスコアの不思議」 2008年7月
こちらの記事では、
・・・で、気が付いた驚くべき事実。 今までは、昨年のクリスマスの日にパームスプリングスでラウンドした時の74がベストスコアだと思っていたんです。それと今年、ダッド・ミラーで(比較的簡単なコースとはいえ)出した73(パー71)がベストスコアだと、そう思っていた訳ですよ。ところが、昨年の8月にロス・セラノスというゴルフ場のサウス・コースで回った時の、81 というスコアが、実はハンディ換算ではベストスコアだったという事が判明しました。(自己ベスト・パフォーマンスと呼ぶべきか?)
前者二つのスコアのディファレンシャルはそれぞれ、5.5、4.3だったのに対し、ロス・セラノスのサウスコース(パー74、黒ティー)のディファレンシャルが 3.9だったんですね。
(ちなみに当時のロス・セラノスのサウスコース(黒ティー)は、コースレート/スロープレートが、76.3/135になっていますが、現在はさらに難しいという評価で76.8/137に改定されています。)
この、その日のラウンドのディファレンシャルというのは、トータルスコアをコースレート/スロープレートでアジャストして計算されます。 ですから、何打打ったか、とコースレート/スロープレートが必要で、そのコースのパーがいくつか、は実はハンディキャップ・インデックスの計算に全く関わってきません。
この事実を逆手に取りますと、というか素直に受け取りますと、各ホールでパーだったとかボギーだったとかは、あんまり関係ない、っていうことになってきます。
ラウンドを通じて18ホールで何打ストロークしたのか、っていう観点で考えてこのホールの自分なりのパーは6だな、とか、そういうマネージメントでプレーすることもできるわけです。
普段の私のラウンドではスコアをパーに対する+/-で記録していますが、トーナメントなどでは3とか4とか5とか6とか書き込むのであって、そこにはパット数すら必要ない訳です。
余談ですが、では本来の各ホールのパー設定は何のためにあるのか?ハンディキャップは何なのか?
っていう点で言いますと、米国の場合は各自がUSGA傘下の各地区の機関、南カリフォルニアでしたらSCGAに登録した上でGHINが管理するシステムで各自の HDCP Indexを持っています。
あなたの今日現在のハンディキャップは、というのはハンディキャップ・インデックスのことを指します。
その上で、HDCPの実力が違うゴルファーが、ハンディキャップ戦でスコアを争って競う場合には、そのコースでプレーするスコア・ハンディキャップが、持っているハンディキャップ・インデックスをベースに計算されます。
ハンディキャップ・インデックスには、小数点以下一桁が付いていますが、その日プレーするスコア・ハンディキャップは整数です。
そして、両者のスコア・ハンディキャップの差に基づいて、どのホールにハンディキャップを付加するか、がホール・ハンディキャップの高い順に選択されて決まります。
...という使い方になっています。
話がだいぶ逸れましたが、今回のエントリーで考えましたことは、各ホールで自分なりのスコアを想定して、その「個人的パー」をベースにプレーするマネージメントもありなんじゃないか?っていうことなんです。
少なくとも、その日のパフォーマンスを評価しているディファレンシャル、そして今日現在のゴルフのレベルを評価しているハンディキャップ・インデックスでは、各ホールのパーの数字やコース全体のパーの数字は計算には使われていない、っていうことなんです。(日本では意外に聞こえるかもしれませんが。)
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今回のブログ記事から考えましたことは、難しいパー4ですとか、長いパー4 (私には長くて難しいパー4)とか、スコア的には厳しいホールですけれども、これを逆に発想しまして。
もう自分にとっては短いパー5みたいなもんだ、って思うことで「このホールを 3打で乗せよう。」って思って攻略ルートを考えたら、それはもういろんなルートが考えられます。
2つで乗せてパーを取ろうとしたらルートも限られてきて難しいですけど、ボギー狙いでしたなら攻略の自由度も高くなって、コースで一番攻略を考えるのが楽しいホールになります。
3打目が上手く近くに付けばパーも取れたりしますし。
一旦こういったパー4の難ホールを短いパー5だと思ってしまえば、「あれ?このホール楽しいぞ!?」って感じになってきます。
そもそもそのホールのパーがいくつなのか、ということはその日のパフォーマンスを評価するそのラウンドのディファレンシャルには関係ない訳ですので、上がったスコアを5とか4とか書くだけなんですね。
HDCP Indexに反映されるのも、ディファレンシャルですので。