追記しました。一番下
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ロサンゼルスでのThe US Openの開催は、なんと1948年のRiviera CC以来となるらしいのですが、今回の第123回大会は、Los Angeles CC でしかも初の開催ということで、大変に記念になる大会でありまして、日本に帰る前に足を運ぶ機会があるなら万難を排して参加するべきと考えまして、友達と連れ立って観戦に行ってきました。
もう本当に良い記念になりまして、感無量です。
そこに辿り着く前に、外からのメインエントランスになっているゲートがこちらです。
これからチケットを見せて中へと入るところ。
こちらが全体図のマップです。
これを写真に撮っておくと便利ですね。
コース図の右に横切っているのが、川です。そこに1本橋がかかっていて、橋の向こうにファンゾーンっていうエントランスエリアがありまして、我々が購入したトロフィークラブとかいう食べ物とか休むところとかがあるエリアが造られていました。
図で川の右側の緑色が濃く塗られているところは普段はサウスコースというもう一つの18ホールのコースなのですが、すっかり潰されてこのエリアとか駐車場とか外の駐車場からのアプローチ通路とかにされていました。
普段はサウスコースの1番フェアウエーとかだと思いますが、花壇やらテーブルやら、木製のリラックスチェアー(昼過ぎに我々が1時間くらい休んで過ごしました)とか、超大型スクリーンがありまして、プレーを観戦しながらゆったりと過ごすことができます。
腕にIC入りのブレスレットを付けて入るトロフィークラブ。
向かう途中にバンカーがあります。
普段だとフェアウエーセンターにある小さいやつのようです。
はるか後方に見える真ん中の建物が、本来の豪華なクラブハウスです。
今大会は変わっていて、クラブハウス周辺は(ハリウッド近いですしセレブばっかりの)メンバー・オンリーに制限されていまして、1番ティー、10番ティー周辺には近づくことができません。
私はまず、1番グリーン後ろのグランドスタンド席に陣取ることにしました。
朝早く行ったこともあり、一番前の良い席に。
横に座ったおっちゃんが、ものすごい詳しい人で、遼くんが16歳のときのアメリカ遠征の大会で見たとか、このルーキーのキャディは有名なパトリック・カントレーのキャディの息子だとか、いろいろ教えてくれまして。こないだネリー・コルダが自分のキャディが奥さんの出産で休みなので、とかで1大会に借りたりしてましたよね?とか相槌を打ちつつ。
果てはプロレス好きだってことで、ストーンコールド・スティーブ・オースチンとかブルーザー・ブロディとかの話とかまぁ盛り上がりまして。笑
そしてこちらは、PGA下部組織のコーンフェリー・ツアーに参戦しながら、米国内のクオリファイアーを優勝して今回出場権を得た桂川有人プロです。6時53分スタート。
1番ホール、グリーンオーバーしたところからのチップショット。
7時12分だったかぐらいの、石川遼くんプロ。
日本で開催されたクオリファイアーを3位で通過しての出場らしいです。
その遼くんの1番ホールのピッチショット、...というかロブショットかな。
前評判では、スポッと埋まると上からじゃないとボールが見えない厳しいラフ、って話でしたけど、バミューダのラフはあんまり大したことない模様。
みんな簡単そうに打ってます。
ですから、通常のUS Openのようなロースコア・ゲームでの勝負、にはならなさそう。ロサンゼルスは急に暴風雨になったり絶対しませんし。
バンカー周りとか、コースのすごい端の方だけにあるフェスキューの長いラフは大変そうですが。
遼くんのバーディパットがこちらです。
ジャスティン・トーマスはグリーンの右サイドに打ってきて、下りの速いロングパットです。
こっちからの方が全然難しそう。いきなり3パットスタートでした。
アダム・スコットもグリーン奥に来ました。
我々の座っているスタンドの目の前です。
ロブショットですが、写真に写っているボールの位置を見てください。
クラブよりはるか後方です。
こちらはコリン・モリカワのチップショット。
ジャスティン・トーマスと同じアングルで、これも下りをぴったりスピンで止めて合わせるのは至難の業。直後に似たような場所から打つマックス・ホーマも、ふたりとも寄せ切れずにバーディを逃す。
私の一番好きなスコッティ・シェフラーは、2打目をバンカーに入れていました。
このバンカーショットは上手かったです。
動画がこちらです。
傾斜もよく読んで打って寄せていますが、このパットをもったいなくも外してしまいパー。
こちらがバック9からの早い時間のスタートでまったく追うことができなかったもう一人の日本人選手、永野龍太郎の18番のティーショット。
日本で開催されたクオリファイアーを2位で通過しての出場だそうです。
こちらはスコッティ・シェフラーの2番ホールのティーショットです。
彼のお陰でと言いますか、私が打つときにときどき右足が後ろへ滑ることがあるんですけど、悪い動きだと誰も思わなくなりまして(笑)、助かっています。
(個人的には、山本道場のスケーティングの動き、ボーリングのボール投げるときの動きなのですが。)
マックス・ホーマのショット、2番ホールかな?
そして私は友達としばし別れて、この、18番グリーン(左)と 9番グリーン(右)を両方見渡せるというグランドスタンドの右端で絶好の位置を確保して陣取りまして、人気プレイヤーのグループが続々と18番と9番に来るのを待ちつつ観戦しようという最高のポジションに。
待ち時間には係員のおばちゃんとは随分色々話しました。笑
プレーヤーが来るの待ちつつ、隣のおっちゃんたちともやいのやいの喋って。
こちらは9番ホールに遼くんが来たところ。
こっちは18番に来たセルヒオ・ガルシア。
そんなこんなで、リッキー・ファウラー、ジェイソン・デイ、ジャスティン・ローズの組が来まして、うっかりしていたらジャスティン・ローズの打ったボールが我々のいるスタンドに飛び込んできました。
なんか、野球観戦のときのファールボールが来たときみたいでした。
ガコーン、ガーン、って音がした後、青シャツのおっちゃんにボールが乗っかった模様でした。
このショットはダフってグリーンに届かず、今いっちょでした。
と、2日目まで -11アンダーと独走中のリッキー・ファウラー。
不調からの復活の、そして念願のメジャー初制覇、なるのでしょうか? 厳しいか?
頑張って欲しいですね。
シェフラーが9番ホールにやってきました。
ここはバーディーパットを決めてくれました。
そして私が大好きなマット・クーチャーが18番に。
このバーディーパットを決めてもらって、「クーーーーーーッチ!」っていうやつを叫びたかったんですが(パッと聞きブーイングに聞こえるやつ)、残念ながらパットが決まりませんでした。
こちらはホブランドとラーム。バック9スタートの18番グリーンです。
ザンダー・シャフレも同組で、すごい人気でした。
グランドスタンドにもワーっと人が増えて、サーっといなくなるっていう感じ。
午前スタートの組の観戦を堪能しました後に、お昼を食べにトロフィークラブの方に。
チキンフィンガーのセット食べたんですけど、お腹いっぱい。
このあとみやげ屋に行きまして、記念品をゲットしまして。
それでこのスクリーンの裏側の木製デッキチェアーのところへ行ってしばし待ち、チェアーをゲットして充電池とスマホの両方をサービスステーションで充電しながらのんびりスクリーンで1時間ほどTV観戦しつつ、休憩。
一日中いる予定でしたので体力温存が必要でした。でも天候には恵まれて一日中曇っていましたから、体力的には余裕でした。
午後スタート組は誰から見ようか?っていうことで、3-4番あたりをプレーしているフィル・ミケルソンの組を観に行こうってなりまして。
それで我々が陣取ったのが、こちらの7番ホールのグリーン脇の斜面です。
ロープ際を確保しまして。
ここにいますとね、目の前の7番(多分280yのパー3です)のグリーンの向こうに8番のティー(右へ打っていく)と、その向こうに5番ティー(左へ打っていく)と、割と狭い場所に3ホールが密集している面白い場所でした。
5番ホールのミケルソンのティーショット
こちらが動画です。
7番グリーン越しに見ています。
ダスティン・ジョンソンのティーショット、5番ホール。
トム・キムが打ち終わって歩きだしていますが、7番グリーンもミケルソンの組が進行中。
こちらが7番ホールです。
あまりに近いので、7番でティーショットが左にブレて「Fore, left!!」っていう声がかかると、8番ティーと5番ティーのプレイヤーが頭を抱えてダッキングします。
この3ホール混み混みです。
フィル・ミケルソンもティーショットを左に曲げて木に当てました。
そこからの寄せのショットがこちらです。
これはちょっとダフリ気味であまり良いアプローチではありませんでした。
フィル・マジックを期待したのですが。
こちらがパドレイグ・ハリントンがティーショットを打った直後にダッキングしている動画です。
同じ組のキーガン・ブラッドレーのティーショット、同じく8番ホール。
続いてフィル・ミケルソンのティーショット。8番ホール。
こちらは日系のカート・キタヤマです。
さて、この後に我々は、16番ホールのグリーン脇のグランドスタンドに移動しました。
こちらがキャメロン・スミスの組です。ハーマンとクリス・カーク。
そして、この日一番人気の、ローリー・マキロイ、ブルックス・ケプカ、松山英樹の組がやってきました。
松山英樹のバーディーパット。入らず。
そしてすかさず我々は先回りして18番グリーン横のグランドスタンドに移動しました。
9番ホールをプレーしているダスティン・ジョンソンが、18番グリーン脇のバンカーに打ち込んだ様子で、9番から18番に現れました。
先ほどの午前中にジャスティン・ローズの打球が飛び込んできたスタンドです。
そして松山英樹の組が18番へやってきました。
ケプカも来ました。
松山英樹、この日最後のバーディーチャンス。惜しくも入らず。
それにしても豪華なクラブハウスですね。
さすがセレブ御用達のコースです。
ラウンド後のインタビュー、それ用の部屋がテントで用意されているんですが、ダスティン・ジョンソンはなぜかクレーン上でインタビュー。
私も最後にお土産を買いまして。
パターヘッド・カバーと、金属製バッグタグと、お土産用のヤーデージブックをゲット。
Wowowのお仕事できていて通りかかった今田竜二プロに話しかけることができまして、サインなんかももらっちゃいました。
前々から気になっていた、26打罰を受けたトーナメントのお話なんかをご本人から伺えまして、感激でした。
まだLos Angeles CC でのUS Openの開催は1回目ですから、日本のゴルフマスコミの方々でも未体験だったりするようで、レアな経験ができました。
...というような感じで、朝の6時から夕方の7時まで、堪能し尽くして楽しんで帰ってきました。
本当に貴重な、私のゴルフライフの記念になる体験ができました。
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追記:
友達がTVで見つけてスクショを送ってくれました。
これはちょうど、1番ホールグリーン後ろのグランドスタンドの最前列に座って観ていたときです。本文中に出てきた色々やたら詳しいおっさんは、「荷物見といてくれ」って頼んで電話かけにどこかへ行ってしまったときですね。
しかしよくTVでスタンドにいるところを見つけたなと思いますし、分かりましたね。