6/24/2008

Good drive!!


同伴プレイヤーがいいティー・ショットを打ったとき、声かけますよね。(^^)

まぁ日本ではほとんど全部「ナイッショーッ!」と「ナイスオン!」(たまに「ナイスアウト!」)で用が済むんですが、これが米国英語だとあまり言わないんですよね。


一番ポピュラーなのが「Good drive!」とか「Nice drive!」です。

他にも、「Beautiful」とか、「Well done」とか、「Nicely done」とか、
「Excellent drive」とか、「Lovely!」とか言うのが普通です。

ビューティフルとかラブリィとか、大のおっさん達が使いますから日本と感覚が違います。(笑)


「Wow, (right) down the middle (of the fairway)!」なんてのも、応用編で。


あんまり良くなかったけど、まぁいいんじゃない?って時は、「That’ll work.」とか、「It is going to be OK.」、「You will have a shot from there.」とか言います。

全然駄目の時は、声かけません。(笑)


「Excellent shot」とか「Good shot」とか、「Nice shot!」は、グリーンへのshotの時に使われることが多いんですよね。
ドライバーショットは、どちらかというと「shot」じゃなくて「drive」です。


ゴルフの和製英語は非常に多くて、いくつか解説しているサイトがありますので、リンクしておきますね。書いてあることが全部正しいとは限りませんが。

http://homepage2.nifty.com/sho3ss/ken/3rdpage.html
http://f29.aaa.livedoor.jp/~hitoto/japlish/japaneseEnglish.html

こういうサイトで指摘されていないようなのをいくつかあげてみますね。


まず、先ほど「Excellent shot」とか「Good shot」とか表現する、って書いたグリーンへのショットですが、これは50yであろうが150yであろうが200yであろうが、「approach shot」です。「アプローチ(approach)」っていうのは、グリーンにどうやって近づくか、っていう動詞な訳です。

パー4の第2打はほとんどみんな「approach(アプローチ)shot」な訳なんですよね。

日本で言うアプローチは英語でどう言うのかと言いますと、すばり同じ意味とは行きませんが「chip shot」とか「pitch shot」とかの、まぁ包括して「short game」でしょうか。



以前雑誌で、「Nice shot!」っていうのは、「nice」にたまたま上手く行ったっていうニュアンスがあるのである意味馬鹿にしているようであまり好ましくない、と解説されているのを見たことがありますが、米国ではそんなことはありません。(niceは、ラテン語nescius(無知な)に由来し、古フランス語nice(愚かな)から変化したものだ、というのが根拠らしい。)

「good」と「nice」のニュアンスの違いは、私の感覚では、結果はどうあれスイングとかショットが良かったのが「good」で、結果が良かったのが「nice」です。

ちょっと届かなかったね、でも「good shot」だったよ。てな使い方が出来ます。

ですからまぁ、「nice」の方は、ショット自体が悪くても使えるのは確かです。でも、ショット自体が良かった時でも使えます。気を悪くされたりしないです。
(もちろん「good result(結果が良かった)」の時にも「good shot」って使えますけどね。)

この辺の微妙なニュアンスは、なかなか説明してもらえる機会は少ないかも知れませんね。
汲み取るのが難しいですからね。


それから、上のリンクで「夏坂健氏によると、”噴飯物”だ。ゴルフの世界には存在しない。」とされているんだそうな「ワン・オン(one on)」ですが、確かにこうは言いません。

正しい言い方が解説されていませんので書きますと、「(I) hit (the green)in one (shot).」といいます。カッコ内は省略できますので、文脈の中ならhit in oneでいいんですよね。

でもね、ゴルフの話してて、パー3の話していたら、「one on」って言われて分かんないアメリカ人が居ると思います? 文法がおかしくったって、分かりますって。(笑)
なにが噴飯物だよ。大げさですって。

「on (the green) (in) one (shot)」を略すなら、まぁ「on one」の方が分かりやすいかも知んないですけど。どっちも言わないんですけどね。


「ミドルホール(middle hole)」っていうのは確かに和製英語で通じません。

「short hole」とか「long hole」って言うのは、短いパー4とか、長いパー3とかに使えますね。「This par 3 is a long hole.」って。「This par 3 hole is very long.」の方が自然な言い方ですけどね。




あと、覚えとくとカッコイイかも知れないのをいくつか。(^^)

「寄せワン」は、「up and down (up’n down)」っていいます。グリーンに乗せるのが「up」で、ホールする(カップに沈める)のが「down」です。
バンカーからの「up & down」が「sand save」ですね。

「(It isまたはYou’ve accomplished) a very nice up and down!!」とか、「I got an up and down (over here)!」っていう風に使います。(^^)

アップ&ダウン。 覚えやすいし、使いやすいでしょ?♪

ちなみに「ノーズロ」(死語ですかね?)は「holed the chip (shot)(directly)」です。


「今日一」は、ちょっとニュアンスは違いますが、「You nailed it!」って言います。
「You have absolutely nailed the tee shot with the driver.」とかっていう風に使います。

別の単語で表現すると、「kill」が同義語で使われますが、こちらの方は、「You don’t have to kill the tee shot on this short par 4. (この短いミドルホールでドライバーを渾身で打たなくてもいいんだぜ。)」てな具合に若干ですが否定的に使われるケースがあります。(「kill」を肯定的に使う場合ももちろんあります。)

「nail」っていうのは釘ですが、辞書を引いていただきますと、やはり「殺す」という意味があるのですね。

しかも、フェアウエイのいい場所にボールを突き刺すようなイメージも出ますので、「kill」ではぶっ飛ばしたけど突き抜けて林の中へ行っちゃうようなやつに‘も’使えますが、「nail」の方は結果も素晴らしいドライブに多く使われます。


フェアウエイど真ん中(いい場所に行った)、っていう意味で、「down the middle」とか、「right on the money」とか言います。

そういった表現をイメージしていただきますと、「nailed!」って言うニュアンスが掴んでいただけるんじゃないかな、って思います。(^^)

私は大体ラウンドに2-3回くらい、「(I) nailed it!」って感じることがあります。
「今日三」です。(笑)


この、ゴルフ用語(米語)シリーズは、今後もご要望などありましたらちょいちょいご紹介してみたいと思って居ます。(シリーズになるかどうか分かりませんが。(笑))

もしご興味ありましたら、コメントにお願いします。m(__)m


6/22/2008

目の前の木を越えて打つときのちょっとした目安。


これは、20年ぐらい前に同伴した、とあるスクラッチプレイヤーに教えてもらいました。


木が邪魔になっていて、上を越せそうだけどなるべく距離も欲しいな、って時ありますよね?

その時に、打ちたいと思うアイアンをシャフトをピン方向に向けてボールのそばの地面に置き、フェース面を平らに踏みつけるんです。
そうすると、シャフトが地面から起き上がりますね。それで、地面からシャフトが立ち上がっている角度が、打ったときにボールが上がっていく角度の目安になります。

シャフトの指す位置が、越えたい木よりも上を指していれば安心してGoできます。(^^)

あとは木のことは忘れて、しっかりインパクトすることに集中して打つ。



この方法は、厳密な事を言えば弾道の高さはスイングやスタンスでのボール位置によっても変わってきますし、多少の不備はあるかと思いますが、とても手軽・簡単で、助けになる方法です。

何よりいいのは、「越えるはずだな。」という安心感が得られます。


ドライビングレンジでは、自分のボールの高さ・弾道を知っているつもりでいても、実際には何かを越して打つと言うことはありませんし高さの比較対照がありません。はるか後方のネットでは越したい障害物の高さはイメージできませんから。

その上、練習場のマットからですと(特にショートアイアンとかウエッジでは)クラブソールのバウンス角とマットの影響で芝から打つときよりもボールの打ち出しが高く上がっている場合が多いですから(バウンス角でマットから撥ねて下から上にボールを弾いちゃうんですよね)、実際にコースで打つと、意外に越そうとした木を越えられずに上手く行かなくて木に捕まってしまった、ってことも多くなるんじゃ無いでしょうか。

ですから、コースで木越えの場面があったら、ちょいちょい試しておくといいです。打った後に思い出して確認しても良いですし。


とはいえ、練習場でもあらかじめこの方法を試してみて、実際の弾道の上がっていく発射角と、クラブシャフトの作る角度を比べて見ておいて、弾道のイメージをしっかりさせておくといいかも知れません。(^^)


6/20/2008

リンクス・アト・サマーリィ (ゴルフコース)


ロサンゼルス郊外の車で50分ぐらいのところに、水上スキーやパラセーリングのメッカになっているレイク・エルシノアという湖があります。

メジャーリーグのパドレスの傘下のシングルA のチームの球場もほとりにありまして、そのすぐ裏側手に今年出来たばかりの、スコットランド風本格リンクスコースです。(^^)


こんなコースです。



The Links at Summerly
http://www.linksatsummerly.com/

カル・オルソンという人の設計で、(この人は、私のお気に入りコースで
Fullerton市にあるコヨーテ・ヒルズというコースもペイン・スチュワートと
一緒に設計していますが、この二つはもう全然別な趣のデザインです。)、もうホント、カリフォルニアとは思えないゴルフコースです。


コース・レイアウト




各ホールの左右やいたるところに(いくつかのホールのフェアウエイには横切るようにして、)「Burn(バーン)」と呼ばれる細い小川と、湖が張り巡らされています。Burnっていうのはスコットランド式の英語ですね。
米国ではCreekって言いますが、このコースではBurnです。(^^)

ポットバンカーも散見しますね。
セントアンドリュースとかロイヤルリザムとかのポットバンカーよりは浅いので、それほど脅威ではありませんけど、(叩かされそうな)いい雰囲気(笑)を醸し出しています。


2番ホール、パー5の2打目地点での写真を見ていただきたいのですが、
コースじゅうがほとんどフラットに出来ていまして、木も在りません。
私のすぐ先に、かすかに横切る線のように写っているのが、バーンです。


このショットなんかは、何を目標に打ったらいいのか戸惑ってしまう感覚でした。何しろ木も無いですし、後ろの山も遙かかなたですし、目標がありません。(笑)

距離感も掴みにくい。
何ヤード残っているか、写真でも見当つかないでしょう?


あと、風も読みにくいんですよね。
この時期のカリフォルニアの空ですと、風で動くような低い雲もありません。ヤシの木も無いですし。
体に感じる風だけが情報源です。
(逆に、なにもさえぎるものがなくて風が巻くということもありませんので、風の方向自体は読み間違うことがほとんどありません。)


全体にはフラットなのですが、フェアウエイはけっこううねうねしていてボールが止まった場所によってはかなり傾いたライで打たされます。
バーンの向こう側に写っているフェアウエイのモコモコが見えますでしょうかね?


グリーンもアンジュレーションのきついポテトチップ・グリーンで(どちらかと言うとポテトチップを裏向けに被せたような砲台な感じのグリーンが多いです。)、硬く出来ていてあまりディボット跡が付きません。スピードも速いし、なめらかです。

途中で判ったんですが、常に残り距離を短めに打って、グリーンに転がり乗るようなうち方をしないと、なかなかピン手前には止まってくれないんですね。
かといって、グリーン手前がいつもフラットにグリーンに向かってくれているわけではありませんので厄介です。

各ホール、バーンとともに曲げた時のハザードとなっているのが膝丈のブッシュです。
打ってはみるものの、ここに入れちゃうともうアウチです。まともに打てません。