7/25/2019

フェースバランスのパターの意外な活用法 ?


先週末、友だちとMountain Meadows GCというコースをラウンドしてきました。

ここは友人にとっては初めてプレーするコースで、私自身も7-8年前にプレーしたっきりで2回目、だったと思います。

非常によく整備されていて、ちょっと驚きました。
これからここをセミ・レギュラー的にプレーするかもしれません。(^^)


画像をクリックで拡大します。


この写真は384y登りのパー4、4番ホールです。 前半では、次の5番一番難しい438yのパー4に続いて難しいホールハンディキャップ3のホールです。

後方の山々もとてもきれいです。
いつものように朝焼けの時間帯です。

フェアウエーが左に傾いていてちょっと狭いですね。
左のカート道の左側もプレーは可能ですが、さらに大きく左に傾いていてしかもラフになってしまいますので 2打目はレイアップになってしまうと思います。

この日は二人ともティーショットは上手くフェアウエーに運べたのですが、2打目のグリーンへ打ち上げていくショットはグリーンを外してちょい手前、寄せきれずにボギーにしました。

すぐ横に、レース場や飛行場があって、なかなかに周辺がユニークなゴルフ場です。


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さて、このラウンド中にちょっと面白いことを友人が思いつきまして、これはメモしておきたいな、と思ったので書き記してみます。


こちらが 13番ホールの長いパー3です。213y。
ちょうど友だちの パトリックがティーショットを打ったところ。

画像をクリックで拡大します。


谷越えになっていて、かなり難しいホールです。
ホールハンディキャップは 2ですから、後半で一番難しいホールですね。

斜めに狙いますから方向にもよりますが、大体 165yキャリーしておけば谷は越えられます。斜めに狙うこと自体が難しいですよね。


コース図もリンクしておきますね。

クリックで、Bluegolf.comの当該ページにリンクしています。
(13番ホールのボタンをクリックしてください。)


ここで、「これってグリーンの方が高いかな? こっち(ティー)の方が高いかな?」ってなりまして。
二人ともレンジファインダーは持っているのですが、高低差を測るスロープ測定機能は付いてないやつを持っていまして。

このコースは友だちは初めてですし、私も覚えていませんでした。

上の写真で見た印象ではどうでしょうか?

私は向こうのグリーンの方が少し高いかな?って感じていましたが、友だちは向こうが少し低いんじゃない?って言ってました。


すると新しいパターを買って持ってきた友だちが面白いことを言い出しました。

『俺のパター、フェースバランスだからこれで見てみよう!』


友だちの新しいパターはこんなやつです。 ↓

画像をクリックでOdysseyのウエブサイトにリンクしています。


まぁパターはフェースバランスのパターならどれでも良いのですが、パター・フェースの水平面を利用して、高低差をチェックしてみようという訳です。

写真に撮ってみました。
撮ってはみましたが、焦点の合わせ方が人間の目ではありませんので上手く補正してくれません。 ということで 2枚撮ってみました。




言わんとしているところは表現できているかなと思います。

しゃがんでなるべく目線を低くして、パター・フェースの水平面に目の位置を合わせて、向こうのグリーン上のピンフラッグに向かって水平線を合わせてみます。

友だちの測定によると、『しゃがんだ目の高さが向こうのピンフラッグの真ん中の辺りに合う』ってことでしたので、そうするとこれはほぼフラットで同じ高さってことか。っていう結論になりました。


後付けになりますけど、Google Mapの地図で等高線も確認してみました。↓

画像をクリックで拡大します。


赤く x印をつけた位置が、13番ホールのティーとグリーンの位置です。
ほぼ同じ高さってことで良さそうです。


これ、意外と正確かもしれませんよ。
私はフェースバランスのパターを持っていませんので、活用できませんですが。(笑)



7/11/2019

ルー・リッキオ (Dr. Lucius Riccio) の法則


この間参加しました、スクランブル・トーナメントのイベントで登場したボール発射マシン。



こういったイベントでエンターテインするのが目的の会社がやっていて、エアーを注入したキャノン砲でボールを打ち上げます。

私たちのグループは、420y先のグリーンに 3発中 2発着弾。 (笑)


しかしこれですね、写真の右手前に私が持っていますように、ゴルフボールに直進性を確保するための羽根が付いてます。
これがないと相当 (左右に40-60yブレる模様です) 曲がるんだそうでして。

ゴルフボールを真っすぐに飛ばすのって、難しい訳なんですね! (笑)


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先日ゴルフ仲間のお友達から、「スコア = 95 - パーオン数 x 2 」 なる公式を教わりました。

存じませんでしたが、これ、リッキオ博士の法則というそうですね。

High HDCP、Low HDCPのアマチュアからスクラッチプレイヤー、プロに至るまで、大体この公式に +/- 2打の範囲に収まるそうです。

なんかすごいな。



この方がルッキオ先生です。

写真はUSGAのサイトから。クリックでリンクしてます。


USGAのサイトに、「Lou Riccio’s Golf Laboratory」っていうコーナーを持っていらっしゃって、スロープレー撲滅のための研究成果などをレクチャーなさっています。


米国式には、

(Score) = 95 - GIR x2 となりましょうか。 GIR (Greens in Regulation)

ラウンドごとにほぼ +/- 2打の範囲に収まるそうですが、ここは統計的に、私自身の過去10年間の年間平均データを確認してみました。

西暦年     Ruccio値     スコア          差         補正値
2008         76.8         81.2         +4.4        +2.4
2009         79.0         81.4         +2.4        +0.4
2010         78.8         81.1         +2.3        +0.3
2011         79.4         80.7         +1.3        - 0.7
2012         79.3         80.5         +1.2        - 0.8
2013         83.0         84.9         +1.9        - 0.1
2014         85.4         83.7         - 1.7        - 3.7
2015         80.9         81.9         +1.0        - 2.0
2016         81.0         82.4         +1.4        - 0.6
2017         83.1         83.6         +0.5        - 1.5
2018         83.5         83.2         - 0.3        - 2.3

2008年はラウンドのデータ数が少ないのでちょっとパーオン数と実スコア平均がかけ離れていますが、概ね法則に当てはまっています。

また、私の個人的なデータ管理の特殊事情として、今まで全部グリーンにほぼ近いパターで寄せる位置のボールは便宜上パーオンとしてカウントして整理していましたことから、ルッキオ先生のデータに使うべきパーオン率よりもパーオン数が若干高めに出てしまう傾向にあります。
大体ラウンドに1回ある程度ですので、パーオン数からは 1を引く (つまり Riccio値からは 2 を引く) くらいの数値に補正できるかと思います。 とてもアバウトですが。


2012年と2013年の間に大きくギャップがありますが、これは 2013年に両肘を謎の故障(四十肩の一種でしょうか?椅子が原因と思っています。)をしまして、無理にゴルフを続けてスイングを壊してしまったことにあります。

2014年はショートゲームが良かったというよりも、あまりにパーオンしなくなったために寄せやすい場面が多かったのかなと思われます。



・・・で、思うことはですね、この公式が非常に良く当てはまっているということは、「ゴルフのスコアはショートゲームだ」あるいは「Putt for dough drive for show」というみんなが思っているセオリーはあまり正しくなく、「パーオンすることこそがゴルフスコアの決め手である」ってことになりますね。

ちょっと身も蓋もない感じがいたしますけど、明らかにデータ的には真実です。
うーん、考え直さないとなー・・・。


(Score) = 95 - GIR x2 の公式が表現していることを手短に解釈しますと、「パーオンすると2打スコアが良くなるよ。」ってことですもんね。


差が +2を上回る場合は、ショートゲームが良くなかったかもしくは大叩きホールがあった場合などで、差がマイナスだった場合は逆にショートゲームが運よくすごい良いのが多くてパットも良く入った、っていうケースが想定できますが、あくまでもラウンド毎のブレの範疇であって、年間平均にすればこういうケースは均されてくるものと思います。


私自身の感覚では、10年前はオーバースイングで振り回して飛んでいたけどスコアはけっこう崩すことも多くゴルフが粗かった。という感じなのですけれど、
・・・実はよく飛んだ分パーオン数も多かった。ってことになります。


意外に喜ばしい点としましては・・・、
数字の推移を見ますと、ショートゲームはおおむね微々たるものではありますが少しずつ上達してきている様子です。(^^)

パーオン数は少しだけ持ち直しつつありますが、ドライバーの飛距離とともに落ちてしまった感があります。
(そろそろ青のバックティーからのラウンドを、白のレギュラーティーにする時期かもしれませんですね。まぁそれはそれとして。)


・・・とうことはですよ、いかに方向性を犠牲にせずにドライバーの飛距離を伸ばすか、ってところが課題になってきますね。

ショートゲームをすごい頑張って引き出し増やしてスクランブルの成功率を向上させたところで、平均スコアであと 1打良くなれば御の字ってことです。

パーオンをラウンドで 1個増やせれば、2打減りますからね。


ゴルフは如何に飛ぶかだろ? (ただしペナルティーは打たないように。)
っていうのは、PGAのプロに限ったお話ではないようです。



6/19/2019

ゴルフクラブを海にぶん投げ…たことあります? (Lucas Bjerregaard)


いやー、今年の US Openは見ごたえありましたねー。

ブルックス・ケプカの US Open 3連覇がかかってましたし(惜しかった!)、ローリー・マキロイはカナダ・オープンのぶっちぎり優勝で勢い付けて来てましたし、タイガーも一つ前のメジャー、マスターズを優勝して乗り込んできてましたし。
なにしろ あのペブルビーチでの開催ですし。(^^)




優勝したゲーリー・ウッドランドは最終日にこれまでにはできなかった3日目終わってリードした状態からクローズアウトする強さを見せて一皮むけた感がありますね。

写真はクリック先のサイトから


次のメジャー、 Royal Portrush Golf ClubでのThe Open (全英オープン) も楽しみです。


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そんな中、私がちょっと気になってしまったのがこちらの出来事です。



初日の 18番で 11を叩いてしまい、なんとドライバーを海に投げ込んでしまいました。

ルーカス・ビアーガード (Lucas Bjerregaard) というデンマークのプレイヤーです。
ヨーロッピアン・ツアーで 2勝を挙げているそうです。

今年の3月に、WGC-Dell Technologies マッチプレー選手権のクォーターファイナルでタイガーに勝ち、『子供のころから見ていた夢がかなった。』って言って感激していましたね。
(そのあとのセミファイナルでマット・クーチャーに敗れています。)

ケプカが優勝した今年の 5月末の PGA Championshipでは、3日目に 17番ホールでホールインワンを達成しています。


17番まで +3のスコアで来ていたのですが、この18番のティーショットをドライバーで左の海に。



続く打ち直しのショットも左の海に打ち込み、3度目のテーショットもドライバーで、今度は右の OBに。



それで ドライバーを海にぶん投げてしまったんですが、

...クラブを海に投げ込む機会ってそうそうないですよね?

池は結構あるかもしれないですね。普通はボールくらいにしておきます。
(そういえば、ローリー・マキロイがドラールで池にクラブをぶん投げたことありましたっけね。2015年か。)

この人が18番をプレーした時間帯は、夕方の満潮に近い状態だったんでしょうか。
ドライバーって、結構繰り返し微調整とかして、エース・ドライバーを持ってたりしないんでしょうか?
まぁこんだけ大事な場面で左に右に曲げちゃったらもう要らないのかもしれませんですが。


今大会では、昨年のマスターズチャンピオンのパトリック・リードも 2日目の 18番でフロップショットをミスしてしまい、ウエッジを腿で真っ二つに折っています。

https://www.golfdigest.com/story/us-open-2019-watch-patrick-reed-snap-a-wedge-over-his-knee-in-a-mesmerizing-burst-of-rage



最近でも印象に残ったのが、2016年ホンダクラシックの最終日、15番のPar 3で池に入れた後にボキッてやった、スマイリー・カウフマンです。

https://www.sbnation.com/golf/2016/2/28/11129950/honda-classic-smylie-kaufman-snaps-club-shane-lowry

「You F○○○ing idiot!!」って叫んで。

こういうときに、「スマイリー (Smylie)」なんて名前を親が付けちゃうと余計に印象に残ってしまいます。(笑)


私なんぞは、もっぱらお金を払ってゴルフをやってまして、プレーしててこんなに腹立つってことはありませんけれども、プロじゃなくてもクラブ投げたり叩きつけたりするゴルファーの方々はいらっしゃいますよね。


特にそういうのを批判したいわけでも何でもないのですが、このペブルビーチの US Open での 2件を見て思ったのは、このプロたちは案外冷静に計算しているんじゃないかな、ってことです。

ルーカス・ビアーガードも、もしかしたら『海に投げるチャンスは滅多にないぞ。』って頭の片隅で思ってたりしたかもしれません。
どうかすると、『みんな俺のこと覚えてくれるかもな。』とかも思ってたりして。

二人ともね、18番でしょう?
クラブ破損したり、無くなったりしても、補充できちゃうから支障ありませんよね。

私はこの際、“故意の”クラブの破損、紛失には大会中ずっと最後まで4日間補充をさせないルールを導入すべきと考えます。


そうやって見ると、放送禁止用語まで叫んじゃって、15番でやっちゃったスマイリー君なんかは、本当に頭に血が上っちゃった感じでむしろ好感持てますね。 普段がスマイリーだけに。



(ホントかよ? こんなこと書いちゃって良いの? (笑))