10/08/2021

Scotty Cameronの Newportにサイトライン(というより打点の目印)をヒール側にずらして入れる。

こちらの写真は Green River GC の13番ホール、167yのパー3の、グリーンからティー方向を振り返って撮ったスナップです。
この日は後ろの山々の上の方が雲・霧に包まれていました。 軽飛行機避けの丸いブイが付いた送電線が山の上の方へ向けて走っています。
ものすごい急坂の打ち上げですので、167yですが 平地で185-190y打つクラブを使うことになります。(^^) 



ちょっと大きいかなーと思ったショットでしたが、カップ脇にピッチマークが付いていて4フィートぐらいで止まってくれた様でした。
このバーディパットは読みが少し足りなくて谷側にわずかに外しました。


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本ブログでは、ありとあらゆるテクノロジーのパターに付いて記事にしたり実際にトライして実験したりはしておりますが、実際に自分が使うパターとなりますと、これが2001年に米国に来て以降実質ほとんど変わっておりませんで、ずーっとピン・アンサー型のパターです。


2008年に KERSTEN CO.の 1966年製の PING ANSERに買い替えましたが、その前までが普通の古い PING ANSER。 (←記事中にありますが、シャフトが曲がってしまっていました。)
ANSER 2ではなくて、ANSER。

画像をクリックで拡大します。

デジタルパットに取り組み始めて以降 このデールヘッドの PING ANSERでプレーしてきましたが、1966年製はあまりにもビンテージものになりまして、価格価値も$800以上に上がってしまったのに加えて一度コースでカートから飛び出してしまって無くしかけた事件をきっかけに、2016年に同じデールヘッドタイプのある意味レプリカであるスコッティ・キャメロンのニューポートに買い替えるにいたります。

このパターは、本当に良いパターだと思います。
パターヘッドのお尻のところのデールヘッド形状が、キャメロンのニューポートにも忠実に継承されています。

以前愛用していたロイヤルグリップが手に入らなくなりグリップ選びが難航していたこともありまして、ほぼ同じパターを色違いで 2本立て続けに買いました。


(両方とも未使用の中古品を$250程度で入手しました。それぞれ2014年、2012年に出ている古いモデルです。)

こちらも、Newport 2ではなくて、Newport。
どちらもソールの錘をオリジナルより重くして調整してありまして、グリップエンド内部には100gのカウンターウエイトを挿入してあります。まったく同じになるようにチューンナップを施してあります。

同じ状態で 2本のパターを用意して、Silverの方にグリップをいくつか試した中で、ラムキン Deep Etched パター・グリップを大いに気に入りまして、現在にいたります。
Silverの方をメインのエースパターとして使用しておりまして、Blackの方はバックアップのパターになっている格好です。


さて、ようやく題記の件ですが、こちらの記事 ↓ に、「パターの芯」のことを考察しております。


リンク先のページの下の方にあります動画を参照いただきたいのですが、芯で打った時と、わずか 3mmほどトゥ寄りにズレた時とで、パターヘッドの挙動はものすごく違います。


そしてPING ANSERにも、Cameronの Newportにも、サイトラインが入っていません。
(最新モデルの Newportにはサイトラインが入っている模様です。)

あまりヘッドに線が入っているのは好きではありませんので(好みの問題)、ANSERもNewportも 2じゃない方が好きなのですが、打点をしっかり意識するためにトップブレードに印を入れることにしてみました。


あまり目立ちませんが、実際のパッティングストロークをするには十分に視認できます。


この写真の ニューポート Black Mist Finish の位置にボールを置いてセットアップした時の見え方でカップというか打ち出す目標に向かって構える見え方に慣れ親しんでしまっていまして、他のパターですといまいちどこにエイミングしているか見失って合わせにくい感じがしてしまいます。

そういうわけで色んなテクノロジーのパターには興味がありますが、実際に使うとなると「パターはまったく変えてない」ってことになってしまうんです。それはさておき。


もうちょっとクローズアップして近くで見た写真を。


(これ、Trusty Shinyって名前で呼んでます。コース上で口にすることはありませんが。(笑))


黒の方も。


(こっちは Trusty Blackyと呼ぶべきですけど、バックアップのパターなのでとりあえずJetblackyです。)
実はこちらを先に購入していましたしこちらの色が好きなのですが、Silverの方をグリップをDeep Etched にして使い込んでいたらとても良かったのであちらがエースになってしまいました。



そして察しの良い方はもうお気付きかと思います。

さきほどの『パターの芯についての再考察とサイトラインの調整』という記事を読んでいただいた方は意味を理解いただけると思いますが、サイトラインの位置はこのような位置に入れました。




パターを吊り下げて割り出した、シャフト軸周り方向の重心の線は、パターフェースの中央よりもわずかにヒール側にズレています。わずか 1mm弱程度ですが。

これは PINGの Kerstenさんもおっしゃっていまして、PING ANSERは若干ヒール寄りで打って使うと良いですよ、と。

そして私はサイトラインをその重心位置、パターの芯の鉛直線上よりもさらにあと約 1mm程度、ヒール側に印しました。
バックフェース・センターの円の中心からで、約 2mm ヒール寄りの位置です。

パターの芯についての再考察とサイトラインの調整』の記事の動画で、パターの芯から 3mm程度トゥ寄りで打つとパターヘッドの反応はブレブレになるが、ヒール寄り方向は 8mm程度までずれてもそんなに影響が出ないんです。2mmヒール寄りまでは、完全に影響なく芯で打った状態の反応をします。

ですから、この位置に印をしておいて、ボールの中心をこの位置に合わせてストロークすれば、安定したボールの転がりが期待できます。

実際にこの位置に印を入れてからこのところの 5ラウンドはパッティング・ストロークがとても良い感じに狙ったところへラインを出せている感じがしています。
データに出てくるには、もうちょっと数をこなして体調とかそういうこちら側の要因を無視できるだけの数値が必要だと思いますが、あるいは数字に出ないかもしれません。同じパターに印入れただけですしね。
ただ、本人的にはスピードの感覚、距離のコントロールが思うように出てくれていると感じますし、左右へのブレもあまり出ていないと感じます。

データに出てくるぐらい上手く行ってくれると良いのですが! 



10/03/2021

ゴルフスイング -33 トレビューシェのイメージ

こちらは Lakewood CC (CA)の 11番ホールのグリーンから夕暮れ時に撮った写真です。



夕日と雲の具合がすごく綺麗だったのが、写真に上手く撮ることができました
赤く写っている太陽は沈む寸前の高さになってますね。時間的にはここから 40分ほどで暗くなってプレーできなくなってしまいますが、半額以下で13-14ホールをラウンドできるのは良いシステムだと思います。


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タイトルのナンバーリングは雰囲気です。正確に数えるのが難しくなっていますので。

今回のスイングの動画は単にスイング改良中の経過を撮ったもので、特に何かを意図していませんけれども、良くなったところと、まだ全然改良されずに手付かずになっているところと、とりあえずの現状把握が目的です。

実践しているのは「飛距離の把握はキャリーで (バンカー越えなど) & 「ボーリング打法」」の記事に書いたときに加えた改良です。

  1. スタンスを狭目にして、ハンドアップした状態でなるべく構えを高くセットアップする。
  2. テークバックの始動でインサイドに引きすぎる癖を修正してできるだけ真っ直ぐにあげる。
  3. フルスイングでも腕が 10時半ぐらいまでで十分なのでそこから切り返す。
  4. 打ち出す目標に対して 10-15yくらい先にスパットを見つけ、そこに対してセットアップしてそのままスパットを通すイメージでストロークする。
  5. 右足太ももの内側に力を溜めて、右に逃げないようにする。
  6. 切り返しの前に左に突っ込む悪い癖が軽減されるように修正する。
以上が外目には見えにくいですが自分の中での変更点です。


満席なのでちょっと斜めにはなってしまいますが、正面からのアングルを撮ろうとしてみました。この角度の動画って練習場でもコースでも撮りにくいですよね。

こちらは 、5番アイアンです。


少し斜め後方(の前の打席の人の少し向こう)にスマホをセットして、足元には練習用のロッドを置いて右コーナーに向けてエイミングしている格好です。それでも角度的には正面よりも少し右の方(後方)から撮っている角度です。 

今までと比べるとだいぶスタンス幅も狭めてハンドダウンしないように気を付けて構えています。もっとやっても良さそうかなー。

こうやって動画撮りますと、いまだに「こんな打ち方してたのかー!?」って思いますね。


同じ 5番アイアンで後方から撮ったものが、こちらです。


弾道線を入れました。
同時に撮ってはおりませんで別々に 1台のスマホで撮りましたので、こちらの後ろからのアングルでは右コーナーは狙っていません。大体飛んでいる方向のちょっと右、ボールの打ち出し方向ぐらいの方向を向いています。(ナイスショットをすると若干左にズレて着弾するのは今までとずっと同じです。なんでか分かっていないのですが。)

5番アイアンを、まるで 9番アイアンくらいのショートアイアンを打っているかのようなイメージのスイングで打てているところは良くなっているかな、と思いました。

以前から比べると、だいぶオーバースイングも減ってきましたしシャフトクロスも軽減しまして、ショットの安定にはつながってきています。
もう少し飛距離を出すためにはハンドファーストで打っていける必要があると思いますが、そこはとりあえずいまのところ次のステップにしておきます。
ラウンド自体は調子が良いですし、安定性が改善してきたところですので。


スイング始動の時点から今までの自分の動きと違いますので、かなり振りにくいっていうぐらい振りにくい感じがしますのですが、打ったボールはそれまでよりも良い感じで出てくれますし、方向性も良くなってきましたし、安定性も増すように感じます。


本当にまだまだ直したいところも多いスイングですが、少しずつ根気よくやっていきたいと思います。



せっかくなので録画した別のクラブで打っている動画も、「続きを読む>>」の方へアップロードしておこうと思います。


9/25/2021

Chip shotのバリエーション

我々みんな大好きな The Golf Club at Glen Ivy のシグニチャー・ホール、18番ホールの雄大な打ち降ろしのティーです。


ここのティーショットは本当に楽しいです。
唯一、私でも 300yショットが放てる貴重なホールです。200フィートの打ち降ろし。(もっと高く感じます。)
434yですが、グリーンまで100y-130yぐらいのところまで行ってくれます。(^^) 

この友達のドライブ、素晴らしい当たりでした。彼はつい2週間前に同じコースの14番、青ティーから 215yで池越えのタフなパー3でホールインワンをしました。実に良いショットでしたよー! 
いつも笑いあいながら楽しいゴルフをやっている仲間で、本当に貴重な時間が過ごせる
良い友達がいて幸せです。

私はもっと左の方に曲がっていくドライバーを打って、2打目はラフからでしたがピンまで6歩の位置につけてパーでした。


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さて、題記の件は、こちらの記事 ↓ を参考に、実際にやってみたらとても感触が良かったので記録しておこうという目論見です。


お友達のPING芸人さんのブログ記事です。
「卓球のカットのようにラケット面(フェース面)を上に向けて ラケットを上から下に切るようにしてボールを水平より上に バックスピンを掛けて打つ感覚でアプローチする。」 
っていう感覚を書かれていまして。

私のチップショットはテークバックがインサイドに上がっていって、そのままインから降りてきてアウトサイドに出ていく感じになっていまして (本人は上げて下しているだけのイメージなのですが)、もう少しアウトサイドに上げていった方が良いらしい?と自分の録画を見ながら思っていたところでしたので、このイメージは良いんじゃないのかな?と思いまして試してみたのです。

(私は運動神経がそんなに良い方ではありませんので、インに上げるとかアウトに上げるとか、ビデオで見て修正しようとしても体のコーディネーションが上手く行きません。山本道場の魚突きドリルのような全く別のアングルの脳内イメージが必要だったりします。)


さらに、PING芸人さんによりますと、
「ウエッジはボールが上に上がりヘッドは下に下がるというイメージを強く持つことでミスが減らせそう」
...ということで、不用意なダフリやトップのミスを減らす効果がありそうな模様です。

ウエッジのヘッドが緩やかにダウンワードの動きをして、フェース面にボールが乗ってボールにバックスピンをかけて上に上げるイメージをもって、ボールの下半球にウエッジを入れていく感覚で上手く打てそうな気がしました。


ということで、そのイメージでとにかく打ってみることに。



ちょっと昨日グリーンのエアレーションして砂を入れたばかりということでグリーンが使えませんでしたので旗がありませんが、グリーン手前の刈り込まれた位置まで約16yのチップショットを。
私のビデオでの打ち方は、PING芸人さんとは違うものかもしれません。(というかおそらく違うものかと思われます。)
でもヒントをいただいて、それを自分なりに消化して吸収出来て有効活用出来たらこんなに嬉しいことはありません。

卓球のカット打ちということで、ボールをフェース面に乗せて押し(下げ)てバックスピンをかけるイメージで、リストと言いますか、むしろ肘から先をグッと使う感じで打ってみました。 でも手打ちにはならないように肩を動かして。(2球目)

ビデオを見ても分かりますが、ボールが私の普段のチップショット (1球目)よりも高く上がり、着地後のランも少ない距離で止まっています。
1球目のチップショットは、約10yキャリーしてそのあと転がってトータルで16y行っていまして、2球目の卓球イメージのショットは約12-13yキャリーしてトータルで16yぐらいの感触です。
全然ロブショットではありませんが、チップショットというよりはピッチショット的な感じの打球です。

で、私の中で「これは良いな!」と思ったことは、バックスイングの大きさが自分の中で同じサイズで打っておけば、キャリーが大きくなった分ランが減って、トータルの距離が大体同じのままで打っていけるところです。(自分では同じ大きさのバックスイング感覚ですが、動画を見ますとクラブヘッドはもっと上がっています。腕は同じ大きさのテークバックの感覚です。)
この動画では、二つのボールの転がった後の最終到着地点はほとんど同じところに行っています。

もちろんグリーンその他でファーストバウンスする地面や芝の状態でボールの挙動は違う訳ですけれども、大体こんな感じでトータルはほぼ同じ距離の感覚で使って行けそうです。

...となると、グリーン面が受けていなくて向こうに下ってダウンスロープになっているときとか、自分が下り斜面から打つ時とか、グリーンエッジからカップが近くていつもより短くボールを止めたいときとかに、有効なショットにできそうな気がします。

是非とも実践で試してみたいと思います。
PING芸人さん、ありがとうございます!



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追記: 9/15/2022

距離のコントロールも若干難しくなりますし、安定したストロークになりにくかったため、この打ち方は一旦断念しました。
少しだけ弾道を上げて少しだけランを減らすときは、気持だけ(10°いかないぐらい)クラブフェースを開く方法の方が、私の場合は安定して使える模様です。