7/16/2009

パッティングの距離感(続き1)


前記事「パッティングの距離感」の続きです。


では、デジタルパットを使わない人は、具体的にはどうやって距離感を作っているのでしょう?

ここはひとつ、ゴルフのオーソリティーの見解を見てみようと思い、二つのサイトを調べてみました。


まずは、社団法人 日本プロゴルフ協会(PGA Japan)

「パッティングの距離感を養うには」(2007年11月16日)というポストが見つかりました。
ウイークリー・レッスンというコーナーです。

引用します。

パッティングの距離感を養う上で一番簡単な方法は、まず初めに1mを打ち次に2m、そして3mというに、徐々に距離を伸ばしていき距離感をつかんでいく方法がお勧めです。
一般的な距離感をつかむ方法に、例えば10mを打つとすれば5mの2倍を打てばいいという方法がありますが10mを打つという感覚は体の中にはないわけなので、距離を合わせることはできません。また、自分の感性に任せポーンと無意識に打った距離から徐々に距離を縮めていくという方法もありますが、こちらも同じく全て感覚の世界に留まるため、確実ではありません。説明した通り、距離感を養うためには、1m、2m、3mと徐々に打っていくのがいいわけですが、それが難しいという人にはまずは1m、次に3m、更に6mというように、初めは自分の中のメモリを大きいところから始めるのもいいでしょう。それである程度打てるようになったら、1、2、3、4mというように、メモリを細かくしていくと共に、10m以上の距離についても同じように練習をしていくといいでしょう。10m、13m、16mと初めは大きく分けて、次第にその間を詰めていくようにしたらいいと思います。



06年2月17日にも、同じ解説がありました。

「下りラインのパッティングの際、ラインとタッチを出す方法とは」

まず、平坦な状況で1m、1.5m、2m、2.5m、3mという距離を打ち分けられるまで練習をしてください。そして自分の体の中にこれら距離の基準を植えつけてしまいます。いわば体の中にパッティングの物差しを作ってしまうのです。この物差しができてしまえばあとは簡単です。実際の下りのラインに行ったら、実際のカップとは異なる仮想のカップを想定し、1mないし2mといった自分の物差しに合わせてパッティングすればいいのです。

ここで気が付くことのひとつは、なんだかんだ説明して、結局「練習しろ」ってことしか無いじゃん。っていうこと。
まぁ、PGAですから、ハナから練習時間の短い下手くそアマチュアなんぞは相手にしてらん無いかも知れませんので当然と言えば当然です。


で、もうひとつ気が付きましたことが私にとっては目から鱗で、非常に重要だと思いました。



私のデジタルパットの基準では、いわゆる内-内のストロークで7歩(約5m)転がるグリーンが基準になっています。
つまりこれ以下は、内内以下なので、打つときに内-内の半分までストロークバック(テークバック)すれば2.5mくらいが打てると言うアバウトな処理をベースに、目に入る距離とか傾斜とか芝目とかスパインとかの情報を脳にインプットして、パッティングしていました。

3m以下なら余程の傾斜で無い限り、まぁ縦の前後50cmには入るだろうと言う、貪欲さに欠ける処理をしていたのです。
つまり(速くないグリーンであっても)5m以下はデジタルパットの内-内以下の距離、ということで考えていました。
決してショートパットが苦手な方ではありませんが、非常にショートパットに強いと言う自覚もありません。(^^;

逆に言えば、1m、1.5m、2m、2.5m、3mを打ち分ける、という精度の細かい距離のコントロールがあって初めて、3m以下のパットを普通にボコボコしぶとく入れてくるプロのパッティングが成り立っていたのです。
1mのパットであっても、例えば曲がる横のラインであれば、距離感とラインがばっちり合っていなければ簡単にはカップインできません。

すべからく2パットに収める努力を続けていましたので、3m以下を50cm刻みに打ち分ける練習は考えたこともありませんでした。

※この話は、あとでまた、次の記事に登場します。
(くどくてすみません。(^^;)


ノリさんのブログの解説にも、実は3.2m以下の打ち分けは説明されていません。(ノリさんのことですから、ご自身は3.2m以下も打ち分けをなさっている筈と思いますけれど。)



次は、社団法人 日本ゴルフ協会(JGA)を見てみましたが、こちらはルール的なことの解説が主で、技術の解説やレッスンのコーナーはありませんでした。

余談ですが、非常によくまとめられた、これだけは知ってコースへという、小冊子のpdfが置かれてありましたので、記念にリンクしておきます。

これだけは知ってコースへ(JGA編)


次の記事にも続きます。)


***

そしてさらに。

お友達のロボレラさん千成ラウンド その2という記事に、非常に興味深いことが書いてありました。

引用します。


結果が出たから言えるのだが、私の距離感はキャリーの距離感であって総距離の距離感ではないらしい。
それは落とし所までの距離感は持っているが、最初から最後まで転がして止める距離感は持ち合わせていないと言う事だ。
そのため転がる距離や割合はある程度一定と仮定して、キャリーの距離感を考えるようにしたのだ。

このやりかたにした結果、上りと下りの距離感の出し方が理解しやすくなった。
上りの場合はカップに近いところに落とさなければならないし、下りの場合はかなり手前に落とさなければならない。
しかし、カップより1m先まで転がるようにとか、カップの手前1mに止めるようにとかいった距離感の考え方より、キャリーを考えるやり方のほうが私には私には実感しやすかった。
最初の何ホールかは距離感が合わなかった事が多かったが、グリーンの状態がわかってくるとキャリー後のランの距離が読めてくるのでわかりやすい。



これは、イメージとしてはかなり画期的な方法だと思いました。

驚く無かれ、ショートアプローチのお話ではなく、パッティングのお話です。
パターのキャリーをイメージして打っていらっしゃる方、どのくらいいらっしゃるでしょうか?

私はロボレラさんとは逆に、グリーン周りからのチップ&ランや転がしのアプローチ(D-Chop)を、ロングパットのイメージで、ワンバウンド目の落としどころには全くこだわらずに打つことで、距離感が出せるようになりました。
(勝手にD-Chopと名付けて愛用しています。(笑))
このアプローチは、冗談抜きに私にとっての救世主でした。

デジタルパットをアプローチに応用する、ロボレラさんとは逆方向の考え方でではありますが、ある意味では非常によく似ていると思いました。

私はロボレラさんの方法を、3m以下の打ち分けに応用してみようと思っています。

やり方は・・・、これから模索してみます。(x_x;

最近お気に入りのチェイニー・ウッズちゃんの写真



10 comments:

Anonymous said...

おはようございます
東京は早朝から太陽が眩しい
二つの記事を読んで、改めて自分のパッティングをおさらいしてみました。
距離の打ち分けがより鮮明になったようです。
今まで、グリーン上で自分の「決め打ち」を大雑把ながら説明したのは、一人だけです。その方、某有名企業の社員さんでゴルフ仲間でもあります。二人目が実現しそうですが、本人の心変わりがあるかもしれませんが・・・。
私とご一緒する方は、「パッティングの距離感が素晴らしいですね」と仰って下さいます。
いつもの返事が「ありがとうございます。でも、感が鈍いので、決め打ちしてるだけなんです。」
不可解そうな表情を殆どの方がなさいます。それ以上突っ込んで、説明して下さいと言う方は殆どいません。
訪ねられればカラクリを理解されるまで説明するのにね~・・・。こちらからは、積極的に話さないようにしていますけどね。だって、嫌じゃないですか、教え魔みたいに言われるのは。
尋ねて下さる方には、快くお伝えしていますが、途中で何をどう聞いて良いのかわからなくなるようです。だって、知らない世界ですもの!
尋ねてこない理由が大きく二つあると思います。
どうやって聞いて良いか分からない。これは、パッティングよりも自分のドライバーショットを見て(もちろん良いときだけのですよ)物怖じ?してしまう初心者や、中級者?の方だと思っています。
もう一方は、90以上打つと「叩いちゃった~!」と言う人たちかな?
「今更、自分の距離感をいじりたくない」という警戒心からかも知れませんね。
こう考えると、Zさんのようなレベルの方が「試してみよう」と取り組んでみる姿勢には、心の奥行きといいますか、純粋な向上心を強く感じます、です。
・・実は3.2m以下の打ち分けは説明されていません・・
にも触れてみます。ページを替えますね。

Posted by:ノリさん at 2009年07月16日(木) 08:48

Anonymous said...

続きです。
・・実は3.2m以下の打ち分けは説明されていません・・

について少し・・・

私の場合、3.2mは4歩の距離になります。
靴幅(110mm)分空けたスタンスで、切り返しのクラブフェースは右靴から外へは出ない、かなり小さい動きとなります。
実は、この打ち分けの基準は、ボールが止まるまでの距離なので、4歩の距離を4歩で打つというのは、入るときにはやっと入る勢いなんです。
4歩くらいの時はこれでも良いのですが、3歩以下になると、このやっと入る強さで打つのは少々危険?な面が出てくるんです。
勢いが無いので、芝草一本や微妙な傾斜に影響を受けやすいんですね。だから、余程横のラインでカップを外して打つような時は別ですけど、
2歩の距離は3歩~4歩、3歩の距離は、4歩~5歩と強さを調整しながらパッティングします。
外したとしても1m以内で、返しのラインを見ているわけですから、不安なく自身を持ってお先にが出来るって思っています。
15mのパッティングで判断を誤り4歩残ることも無いわけではありませんが、これを2パットで凌ぐ快感?もたまらないし、この位がファーストパットの時は、精度のイマイチの寄せワンのパットか、パーオンのバーディーパットになることが多いですね。
いずれにしても、グリーンの何処にのっても、2パットで行けるという裏付けを持つ為には、このデジタルパット、決め打ちパットが一般アマには最適だという思いは強くなるばかりです。プロやトップアマがなさる感・勘ベースのパッティングには練習量という大きな壁を越えなければなりませんもの。
私、自宅でパッティングを全くしません、エヘン・・。ラウンド前の練習グリーンで維持出来ています。
大好きなパットの話ありがとうございます。
いつも、触発されています。

Posted by:ノリさん at 2009年07月16日(木) 09:19

yspz said...

ノリさん、こんにちは。

詳しいコメントをありがとうございます。
この間、73.2/135の難しいコースに行ったんですが、52・40=92も打ってしまいました。
(そのうちラウンド記書きますが。)
難しいコースだから叩いたのではなくって、ウエッジと、バンカーショットが悪くて叩いてしまいました。
埋まってボールが見えなくなるバンカーとかありましたし、バンカーだけで前半9ホールで+10ぐらいしたんじゃないかな。

ドライバーとパターだけが言うこと聞いてくれた感じでした。(^^;

パターは悪く無かったです。
ぼこぼこ入りはしませんでしたけど、どの距離もしっかり打てましたし、返しはしっかり入れました。
現地で一緒になった人に距離感がいいって大分褒められました。
基準スピードに近かったので余計に距離感良かったんですが。


ノリさん、そうしますと、スタンスを110mmから55mmに変えて打ったりはしないのですか?

1歩の距離は1.5歩か2歩ぐらいで調節して打つってことですよね。


ノリさん、次の記事では、プロのデータを出します。
結構、必見です。(手前味噌。(笑))

Posted by:やきそばパンZ at 2009年07月16日(木) 14:21

Anonymous said...

実家滞在中、シングルさんと
ご一緒させていただける機会に何度か恵まれましたが
みなさん「自分なりのパットの基準」というのをお持ちなんだな
というのがよくわかりました
私が一番近いので・・・と旗を取りにいくようなフリをして
しっかり歩測されてたりして抜かりありませんもん!

かくいう自分も必ずグリーン上で歩測しますけど
自分の1歩が何ft/inchなのか知りません
Chip&Pitchのときも歩測しますがあくまでも落とす位置を決めるためです

Posted by:ひゃっぽ at 2009年07月17日(金) 00:32

yspz said...

ひゃっぽさん、こんにちは!
私も記事に起こすとき以外は、歩数でしか把握していません。

約70cmなんですけど、これは歩き方を工夫したんじゃなくて、普通に歩いて平均して出した数字です。(^^;
こっちで話するとき、フィートに換算するのが大変です。60cmだったら楽なのに。(笑)
(ひゃっぽさん、ひょっとして2フィートくらい?)
ノリさんは正確に80cmです。 駅のタイルとかでいつもチェックして正確に保てるそうですよ。


私の場合は、7歩、14歩、21歩をデジタル処理して基準の距離にして、間の距離は、目分量って言いますか、感覚で処理してます。

で、その為にも、目測と歩測の距離が合うように、練習グリーンではいつも、目測して歩数を予測し、打ってみてから歩測しなおして再確認する、という作業をします。
(歩数が1-2歩ずれてるのに、ボールの方はカップに1歩以内ってケースも少なくなくて驚きます。)


私は、フリなんかせず、カップの向こう側にラインを読みに行くときに歩測しますよ。(笑)
ラインから1mや2m離れていても距離がわかればいいんですもん。

私1人がバンカーなんかで手間取っちゃって、すぐパット打たなきゃなんない時は、目測だけで打っちゃいます。
その為にも、必要な作業なんです。(笑)


Posted by:やきそばパンZ at 2009年07月17日(金) 04:39

Anonymous said...

三歩以内のパッティングのスタンスが最小です。これより狭くすると安定感がなくなる?感じが…。
プロのパッティングデータ?楽しみです。

Posted by:ノリさん@携帯 at 2009年07月17日(金) 06:12

Anonymous said...

Zさんのコメント欄が出てこないので、携帯でコメント送ってみました。見事に復旧
で、
・・なんだかんだ説明して、結局「練習しろ」ってことしか無いじゃん。っていうこと。・・
同感だな~!
距離感を養う唯一の方法が「感が出てくるまで練習しなさい」ということでしょ!
自分は、この「感」が出てきそうで、出てこない。強引にその「感」を引っ張り出せる方法がないものだろうかと、まじめに考えましたが、見つかりませんでした。
「何か良い方法ないかな~?」てな分けでいろんなこと試しましたね。振り子だけの方法だと・・転がってくれないんです。自然落下より僅かにスピードを上げて、靴の隙間一足分のスタンスでやったら、6歩と靴の長さ・・くらい転がった。これが良かったのかも知れません。
これで一歩ずつの打ち分けが面白いように出来るようになると、記事の下りのパッティングに驚きの効果が出るんです。前にもコメントしましたが、10歩、8mの下りを60%とか70%・・・簡単でしょ、6歩、7歩で打ってみるんです。これが面白いようにピタピタカップに寄るんですよ。後は、グリーンの重さと傾斜を考慮して、経験でそのパーセンテージを決め、精度を高めて行きます。キャディーさん付の競技では、「この下り、半分じゃ届かないよね~?7割だと大きすぎるかな~?・・・じゃあ~、6割ってとこでやってみよう」・・・これの繰り返しですね。
仮想のカップ目がけてではなくって、カップを見据えながら60%とか65%の距離で打つんです。これが、決まると、次にキャディーさんに同じ要領で質問する時、「言ったとおりの距離を打つから教えて」って言うんです。キャディーさんの真顔で答えを捜しているあの表情を見るのがたまらなく快感?になってきます。根がいじめっ子?なのかな~。
でも、アドバイス通りに打って、入っちゃったりした時のキャディーさんの誇らしげな表情や、はにかんだ表情を見るのもこれまた、快感ですね。
パッティングってホント・・たまりませんね!

Posted by:ノリさん at 2009年07月17日(金) 07:16

yspz said...

ノリさん、またまたコメントいただけてありがとうございます。


>三歩以内のパッティングのスタンスが最小です。

ということは、2.4mのスタンスというのがあるんですね。靴一足分空けるのが3.2mだから、80mmぐらい空ける感じでしょうかね。

ノリさんは、デリケートな下りのショートパットを見据えた50cm、1m、1.5m、2mっていう打ち分けは、なさらないのですね。
私も実は次の記事を書きながら、それよりも、登りを残す方が大事じゃないか?って思って来ました。
私も昨日の今日で前言撤回して申し訳ありませんが、辞めとこう。(笑)

主にタイガーのデータです。
アップしましたので、またお付き合いください。


Posted by:やきそばパンZ at 2009年07月17日(金) 12:39

Anonymous said...

自分の名前と記事が出てると、ドキンとしますね(笑)

Posted by:ロボレラ at 2009年07月19日(日) 19:28

yspz said...

すみません、勝手に記事まで引用しまして。


すごい良い距離感の作り方になり得る、って思ったもんですから。

デジタルパット、歩測の部分を大いに導入なさって、私のように目測とのリンクを図って、アナログに活用なさってみてください。

Posted by:やきそばパンZ at 2009年07月20日(月) 07:04