これは、2ヶ月ほど前のGolf Magazine誌に載っていた、あるゴルファー/ライターが、飛距離を伸ばそうと取り組んだ記事の中にあった、腰使いを覚えヘッドスピードを増すために教えてもらった練習方法の部分を抜き出したものです。
ちょっと書いた人の名前は切抜きを取って置いたので失念してしまったのですが、J.S.って人です。
それまで、自分では300y飛ばせるって豪語していたのに、実際測ってみたら260yしか飛んでいなかったことに気が付いた。
それで、ありとあらゆることに取り組んで、300yを目指すのですが、最初にもらったアドバイスはボール(タイトリストV1)を変えてスピン量を減らすアドバイスでした。これで10y伸びます。
次にもらったアドバイスがドライバーのフィッティング。
シャフト長は伸ばさなかったようです。
打ち出し角とスピン量を最適化して、最大飛距離を目指す。
しかしながら、300y到達の公式は、
ヘッドスピード110mile/h + 打ち出し角 21度 + スピン量 2,500回転
なんだそうで、100m/hのヘッドスピードを110m/hまで上げる必要がありました。
そこで向かったのが、ClubGolfというところ。
そこで腰の使い方を教えてもらい、ドリルを繰り返したところヘッドスピードが上がり、晴れて300yを達成した、という記事でした。
これが前置きです。
その肝心のドリルをそのまま掲載し、和訳をつけることにします。
(もう2ヶ月くらい前の記事ですし、私購入していますし、変な利用していませんし、まぁ載せてもいいでしょう。
日本語ブログだからだれも見て無いし。(笑))
***
It’s all in the hips
- Do the simple drill that helped our desperate golfer shatter the 300-yard barrier
(全ては腰にあり)
(- 必死のゴルファーが300yの壁を破った、この簡単なドリルをやろう)
To maximize clubhead speed through impact, ClubGolf trainer Tyler Ferrell says you have to tap into your lower body’s vital power source, the hips.
(インパクトでのクラブヘッドスピードを最大化するためには、ClubGolfのトレーナー、タイラー・フェレルによれば、下半身の重要なパワーの源泉、つまり腰(hips)を、開発し活用する必要がある。)
Here’s the range drill that worked for me.
(私によく効いた練習場ドリルはこうです。)
Imagine you’re standing at home plate.
(自分はバッターボックスに居るのだと想像してください。)
Take your driver back until it’s perpendicular to the ground, but no
farther (figure 1), then hit the ball as hard as you can.
(ドライバーを、地面と腕が平行までテークバックします。これ以上行っては駄目(図1)。 そして出来る限り強くボールを打ちます。)
To generate real power with a backswing this short, you must “fire” the hips.
(この小さいテークバックで本当のパワーを作り出すには、腰を『fire(発射)』しなければなりません。)
注:ここでの「fire」は、野手がファーストに「投げる」とか、ロケットを「発射する」とかいう意味での動詞で、エネルギーを爆発させるイメージを持って読んでください。
That doesn’t mean they sway toward the target.
(とはいっても、腰がターゲットに向かってスエーする訳ではありません。)
Rather, you should feel like someone’s grabbed you by the belt buckle and jerked it hard toward third base (figure 2-3).
(むしろ、誰かがあなたのベルトのバックルを握り3塁方向へ強くグイッと引っ張ったかの様な感じです(図2-3)。)
Hit balls this way until you’re flying it about 75 percent as far as your normal drives.
(普段のドライバーの75パーセントぐらい飛ばせるまで、この方法でボールを打ち続けます。)
注:テークバックはあくまで図1の、腕が地面と平行の位置まで、です。
Then use the same hip-firing move with a full backswing. -J.S.
(それが出来たら、同じ「腰を発射する」動きを使って、フルスイングで打ちます。-J.S.)
ポイントは、図2-3にありますところの、「まるで誰かにベルトのバックルを、強く、グイッと、サードベース方向に、引っ張られたかのような動き」を意識するところにあるようです。
私も現在のヘッドスピードは95m/h程度ですので、このドリルをやってみて、102m/hぐらいか、せめてコンスタントに100m/hを越せるようになれたらいいなぁ、と思います。(^^)
***
追記:
実践している動画をupしました。
***
私が知っています一番良いお手本は、こちらです。(^^)
↓
「ノリさんドリル」
非常に分かりやすいです。♡
4 件のコメント:
こんにちは。
今日の横浜は涼しい風が吹き秋の気配が濃厚です。
私はトラロープの先端を拳にしてボール代わりに打っております。
これから試してみます「Fire!」
Posted by:cobra at 2008年08月10日(日) 14:16
cobraさん、こんにちは。
私の素振りは最近は、練習器具を用いています。
これも今度ブログにupします。
毎日、最低5回はスイングするようにしました。
大体10スイングぐらいやってます。
回数は楽にして(場所が無くても出来るようにして)、「毎日」の方にウエイトを置く心構えです。
実は私、すでに9時までのテークバックでドライバー打てます。すでに75%どころか85%ぐらい飛ぶと思われます。
それで、改善目標が5m/hと低く想定しました。
ただ、サードベース方向にグイって引っ張られるまでの感覚ではありませんので、そこに多少の改善しろを期待しております。
Posted by:やきそばパンZ at 2008年08月10日(日) 16:18
おはようございます。
JS氏の解説に異論など全くありません。
この下半身先行の切り返しをゲットするドリルは表現方法に多少の違いはありますが、「答えは出ている」といった感じだと思います。
答えは出ているのに何故出来ないのでしょう?
先日早朝ハーフでご一緒した女子プロの様な美しいフォームの女性は、「大学のゴルフ部で始めてゴルフをしました。グリップを置き去りにして
左腰辺りのベルトを真後ろに引くような切り返しを叩き込まれました。」と言っていました。
毎日500球打ったそうです。
一般アマには真似が出来ません。
仮に正しいフォームが出来たとしてもそれが「正しいフォーム」とは自分で判断出来ません。
何故って?
無茶苦茶気持ち悪い動きと感じるからです。
タダでさえ気持ち悪いと感じる体使いなのに、腰が回ろうとする動きを邪魔する「手打ち」の動作を駆使しながらでは、まるで「サイドブレーキを外さないでアクセルを踏む行為」あるいは、「満腹感を得ながらのダイエット」と同じで効果は遅々として現れず・・・・
現れたと思ったら、リバウンド・・・
ブレーキの焼き付き・・・・
になってしまいます。
練習量の限られたアマチュアにはどうしてもそれをゲットするための工夫が必要だと改めて思いました。
貴重な情報ありがとうございます。
Posted by:ノリさん at 2008年08月11日(月) 07:44
ノリさん、ありがとうございます。
>グリップを置き去りにして左腰辺りのベルトを真後ろに引くような切り返し
というのは、腕が9時のトップ(でクラブを後ろに置いておいて)から、ベルトのバックルを3塁方向にグイッと引っ張るのと(左腰辺りのベルトを真後ろにグイッと引っ張るのと)、言わんとしていることは全く同じですね。
このドリルは、9時ぐらいの小さなテイクバックでドライバーを打てないような方が練習すると、それは見事に腰を使えるようになるいい方法だと思いました。
私も、この『It's all in the hips』のドリルをやってみまして、今朝動画を撮影しましたので、今度upいたします。
私はすでに打てるとcobraさんに下のコメントで書きましたが、最初のうちは実際にやってみると意識は9時でも10時くらいで打っていましたので、撮影して確認しながら9時に直してやってみました。
確かに腰のキレが改善するように感じました。
ドリルの直後の普通のドライバーショットもついでに撮影しておきました。
Posted by:やきそばパンZ at 2008年08月11日(月) 14:41
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