1/01/2010
ピュア-イン-ライン-スクエア (pils) パッティング・ストローク
あけましておめでとうございます。
みなさん、本年もよろしくお願いします。
(と、書いている今こちらはまだ大晦日なんですが。(^^;)
私は元旦に初打ちを予定しております。
このコースです。 ・・・ので、また返り討ちに遭っちゃう可能性大?!
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ということで、本題のパッティング記事です。
昨年末、デジタルパット(決め打ち)のエッセンスをいろいろと教えていただいているノリさんのこの記事の3枚目の写真に注目しました。
ノリさん、写真お借りしました。(そのままノリさんのページからフィードしてます。)
65cmもテークバックしても、パター・フェースはほとんど開いていません。
これこそが、私の敬愛するデーブ・ペルツの提唱する、ピュア-イン-ライン-スクエア (pils) のパッティング・ストロークなのです。
デーブ・ペルツは、著書のひとつ「パッティング・バイブル」の中で、最も効果的で、成功率が高く、プレッシャーのかかる場面にも強いパッティングというのは、最もメカニズムがシンプルなパッティングであると、説明しています。
それは他ならぬ、ペンデュラム(振り子式)ストロークであって、デッド・アームと呼ばれる腕に全く力の入らないスタイル、しかもフェースアングルを変えずに、頭上から見ると1本の直線状を動くストロークなのです。
ペルツによれば、ジョージ・アーチャーやローレン・ロバーツのパッティングが最もシンプルで理想的なスタイルで、おそらくパットの一番の名手であるタイガーでもツアープロの中では真ん中以下の複雑なメカニズムであり、アーノルド・パーマーに至ってはプロの中でも最悪 最も複雑の部類、
ベン・ホーガンに至ってはさらにひどい もっと複雑なメカニズム、という見解だそうです。
これはあくまでも、パッティング・メカニズムのシンプルさのみを10段階で評価した上でのお話で、グリーンの読みやパッティングの上手い下手を表現した評価ではありませんので、単なる参考程度にとどめてください、と書いてありました。
パター・フェースを開いたり閉じたりせず、ストローク自体も真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す、なんて言うことが、いったい可能なのでしょうか?そして、動きはシンプルなのでしょうか?
インターネット上に公開されているものへのリンクを含めた紹介はともかく、本の挿絵のコピーを取って内容の和訳まで付けたりは著作権上の問題もありますので出来ませんが、できるだけ分かりやすいように取り上げてみます。
Ruthless Golf.comのHPの中に、イラストがありました。
上のイラストのようにストロークするのが、ピュア-イン-ライン-スクエア
(pils)のペンデュラム・ストロークです。
(ちなみに下のイラストのようなストロークをスクリーン・ドア・ストロークと呼んでいます。)
グリップの位置を両肩のラインの真下に来るように構え、ボールのエイミング・ラインの真上に目の位置が来るようにします。
ボールの位置は、打ち出すライン上であれば、必ずしも左目の真下である必要は無いとされています。(ボール位置によって、パターの適性ロフトを調節(選択)するだけです。)
こちらに、ピュア-イン-ライン-スクエア(pils)のストロークを詳しく説明したサイトがあります。
↓
画像をクリック ↑
動画も含めて、ジックリとご覧下さい。
デーブ・ペルツは、グリーン上でのボールの挙動を測定するために、
“Perfy”と名付けたピュア-イン-ライン-スクエアのストロークを完璧にこなすパッティング・ロボットを用いるのですが、このサイトのトレーニング器具ほど厳重にセットアップされてしまうとPerfyさながらのpilsストロークが出来ますね。(笑)
このpils形式のストロークが理論的に可能だと言うことは理解出来ました。
真上から見るとストレートのライン上ですが、高さ方向には弧を描くわけですね。
また、このpilsストロークには、フェースバランスのパターが最適です。
ペルツも、パターヘッドのバルキーな、重心深度の深いパターを推奨しています。
理に適ってますね。
ところが。
(あくまでも私の場合ですが、) ピュア-イン-ライン-スクエア(pils)のストロークをしてみようと、いくら工夫しても上手く行きません。
両手の親指の爪を正面に向け続けるようにして左右に振ってみますが、どうしてもテークバックでパター・フェースをクローズ気味に、フォロースルーでパター・フェースをオープン気味にしている感覚が出てきてしまうのです・・・。
これはもう一工夫必要か?
ところで、こう言った疑問も出てきます。
例えば、この練習器具なんかどうなっちゃうの?
↓
例えば、ブッチ・ハーモンのこれとかも?
↓
(画像をクリックするとそれぞれの元サイトに飛びます。)
---
次の記事へ続く。
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12 件のコメント:
Zさん、
明けましておめでとうございます
今年もお付き合いよろしくお願いします
これは自分でも少々驚いたことなんです。
確かにパッティングのレッスン書などは、フェースは開いて閉じるように動くという記述もありますね。
私は、クロスハンドにしてから意識的にフェースの向きをなるべく変えない方が、むしろラインを出し易いと思い実行してきました。
TBが大きくなるに従って、開いて行きそうなんですが、これは、左手の平を真上に向けたまま飛球線をなぞる意識を持ってやることで開かないようにしています。
今年は、デジタルパット普及活動を実行してみようと思います。
Posted by:ノリさん at 2010年01月01日(金) 15:41
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
新年一発目から深い記事ですね~
最近引っ掛け気味なのと、バックスイングが
ショートパットの時にふらつくのが気になって
いましたが、どうやら若干ボールから離れすぎて
いたようです。
3枚目の写真は宮里(父)さんが言っていた
理論ですね。正しいストロークは両脇に
アイアンを抱えて、その両端が上下に動くこと、
決して左右に振れないこと、というもの。
確かにこれだと大きな肩でのストロークになって
ストレートの軌道になります。
ただし、これはクロスハンドじゃないとやりにくい
のですけどね。
Posted by:masan72pt。 at 2010年01月01日(金) 18:50
あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年早々濃いネタ出てきましたね~
パター自体のバランスの違いでもかなり直線ストロークのしやすさ/しにくさは違うと思いますが
PingだとZING・Anser・Craz-Eそれぞれバランスが全然違います
ネック形状から見るとセンターシャフトの方がOdysseyの#9みたいなヒールシャフトのL字型よりやりやすい気が・・・
Philのストロークってまっすぐでしたっけ??
そんでもって私、Putting Arc愛好者なので次の記事を
ドキドキしながら待つことにします
Posted by:ひゃっぽ at 2010年01月02日(土) 04:03
新年おめでとう御座います
3枚目のイラスト、わかりやすいですね
私もこのイメージで、ショット&パットを行うよう
心がけてます
今年も濃厚なブログ、期待しております
Posted by:char at 2010年01月02日(土) 15:09
ノリさん、今年もよろしくお願いいたします。
勝手にノリさんの写真から記事を始めさせていただきました。
ありがとうございます。
ピュア-イン-ライン-スクエアのストロークは、物理的にフェースが全く開きません。
カギになるのは、
・グリップ位置が肩のラインの真下に来ること、
・肩、腰、膝のラインがスクエアになること
(したがって、つま先もノリさんのように開かないのが望ましいのです。)
・腕の筋肉を絶対に使わないこと、
だそうです。
いくら大きくテークバックしても、両腕は完全に縦に動きますので、フェースは決して開きません。
私には無理っぽいんですが、ノリさんなら完全なpilsストロークに磨き上げることが出来ると思います。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月02日(土) 15:43
masan72pt。さん、新年おめでとうございます。
宮里家はpilsストロークですか。
おっしゃるとおり、クロスハンドが適していますね。
パターもフェースバランスが適していて。
ボールはストローク・タイプによらず、目の真下がいいようです。
腰を深く折った方が、(ボールが遠目にはなりますが)縦に振りやすいですね。
3つめのイラストをみても、その下のナタリー・ガルビスとは腰の折り方が全然違います。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月02日(土) 15:49
ひゃっぽさん、あけましておめでとうございます。
ひゃっぽさんのパターはベンちゃんですから、フェースバランスですよね。
パターのライ角を合わせるのではなく、身長に合わせてシャフトを31インチ1/4とかに短くしていらっしゃるのも、pilsストロークをしようと言う意識の現れだと思います。
Philはペルツ先生の分類によれば、pilsストリークのペンデュラム型のパッティングです。
(L字を使う意味はあまりありませんね。肘を伸ばしているのもこの型では珍しいです。)
新年早々、いきなりドギツイお返事で恐縮ですが、ひゃっぽさんは、パッティング・アークを愛好なさらない方が良いかと思われます。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月02日(土) 15:56
charさん、本年もよろしくお願いいたします。
ショットは傾いた平面で、パターは3枚目の写真のような垂直面で動く、という感じでしょうか。
私はcharさんのパッティングは(拝見したことないんですけど)、お好みのパターや、ショットと同じイメージと言うことで、ペンデュラム式でありながら、わずかに腕の筋肉の力を使う、ミックス式に違いないと思っています。
(次の記事で説明してあります。)
そして実は、私もその型のようです。
ファジー・ゼラーやジャスティン・レナードのパッティング軌道は実に興味深いです。
ペルツ先生に拠りますと、ニクラスは右で押すプッシュ型なんだそうです。
若干、モー・ノーマンのナチュラル・パッティングに近い型なんですね。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月02日(土) 16:06
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。
今年は年末にそちらに遊びに行けるようにしたいなぁと思ってますのでよろしくお願いします
それまでに腕をあげておきますね
Posted by:hally at 2010年01月03日(日) 03:04
hallyさん、
あけましておめでとうございます。
今年はお逢いできそうで、楽しみにしております。
Pelican Hillとか、いいコースにも行きましょう!
私も一度ハワイに行ってみたいなぁ、とか思ってます。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月03日(日) 07:59
あけましておめでとうございます
本年もヨロシクお願いします
どんな雑誌よりゴルファー目線の記事を今年も楽しみにしてます
スコアの良い人は必ずパットが上手い!のは否めませんね
Posted by:Shu at 2010年01月03日(日) 17:30
Shuさん、あけましておめでとうございます。
Shuさんのようにファッショナブルなセンスがあるとよいのですが・・・。
私が興味を持っていることを私なりに実践してみて、整理してみようとしているのですが、
それに興味を持って読んでいただけるのは、とてもありがたいです。
本年もよろしくお願いいたします。
初打ちの記事もアップしなくては。
Posted by:やきそばパンZ at 2010年01月04日(月) 03:05
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