9/27/2025

ラウンドのスコアに関していまさらながら思うこと vol.2

すっかり秋めいて来ましたねー。
御殿場周辺ではさらに5°Cくらい気温が低いので、朝はちょっと寒く感じるくらい涼しくなってきました。


こちらの写真は、お彼岸に撮りました彼岸花とその後ろには御殿場コシヒカリの実った稲穂、そして後方に霊峰の富士山を入れまして撮りました写真です。


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ラウンドのスコアに関していまさらながら思うこと vol.1」の続編です。


前回、飛距離を伸ばす、距離感を磨く、精度を上げる、ストロークを安定させる、2mのパットを決める、という部分は目に見えて判りやすく、ゴルフが上手くなる部分だと思う、 ...しかしスコアを縮めるにはせいぜい年間平均でラウンドあたり-1.5打くらいしか貢献しないと思う、ということを書かせていただきました。

ツアープロとかトップアマのレベルになりますと、そういうところでのせめぎ合いというか、トーナメントでの技術力・実力勝負になってくるのかと思います。


...一方、アベレージのアマチュアである我々のスコアの方は、上記のようなゴルフの腕の部分ではなくて、スコアを減らすことを考えた場合には、「今まで気が付いていないところに気が付く」っていう部分でずいぶんガクッと減らすことができる、と個人的には考えています。

前回書きました、「その他」のスコアを落としている部分を改善できれば、100を90に、90を80に減らすことは比較的容易に可能なのでは?と思う訳です。


お友達のさすらいさんや、syoballさんのブログのコメント欄でやり取りさせていただいていた中で気が付いたものや、以前から考えていたものなど、順不同にメモをしていこうと思います。


1.例えばですが、さすらいさんがコーチに教わって「片足立ち練習」というのを実行されていました。

傾斜地などで体の軸をブレないようにしてショットを打つための練習だそうです。
片足立ちでは思い切った体重移動もできません。そのため打点もズレにくい。
また、フルショットもしづらいためバックスイングを含めたストロークもフルショットの大きさでは振れません。
こうして足元が不安定な状態でもボールをきちっと打って運んでいく練習なのだろうと思います。

で、この時に、どのクラブの片足打ちは、どの程度のキャリーが出てどういうボールが出るのでランは大体どのくらいか、というデータをクラブ毎に事前にある程度持っておくようにすれば、コースのラウンド中に傾斜のキツいところから打つ場面でおおよそのキャリーを把握して打つことができます。

そしてこれに合わせて、上り/下りの傾斜からのショットの場合には、ロフトが傾斜分どのくらい寝るから/立つから、という目安も持っていれば、このショットの場合のキャリーの飛距離をさらにより正確に予測した上で打つことができます。

傾斜地からすごく上手く打ったのに、わずかにショートしてガードバンカーに捕まる、とかいう事故がありますと、スコアが1つ2つ簡単に増えてしまいます。(上手く打ったのにも関わらず。)
少なくともグリーンに乗せておけばスコアは抑えられるはず。


やはりですね、いつでもどこでもどんな傾斜でもライでもフルスイングを目指してフルショットの距離を打とうとするゴルファーは少なくないようです。それでスコアをだいぶ落としてしまっているように思います。
例えばですが、「アベレージのアマチュアゴルファーのパー3でのミスの90%以上がグリーンをショートしている」というデータもあったりします。


2.30-100yぐらいの範囲からのアプローチ

私の場合は決め打ちを利用しまして、2種類の打ち方と6本のクラブでシステムとして打ち分ける方法を主に用いています。
それぞれキャリーで、27、36、45、54、& 44、52、64、75、85、95y といった具合で、これらを状況に合わせて適用して決め打ちします。(ストロークの大きさは2種類だけです。打ち方は1種類でフルショットのストロークと基本同じです。)

しかしながら。

打ち分けは実は30、50、80yくらいで充分なので、 ライの見極め、傾斜対応、高低差の見極め、風の影響、ODの観察、草擦りによる打点の確認、などを充実させ、状況をより的確に判断することの方がはるかに大切と思います。

特に上り傾斜ではロフトが増えている (垂直に立っているつもりでも重心は下がりがちでインパクト時にロフトが付きがち)、という事象ですとか、しかもヘッドが刺さるので抜けていかない、とかの事象に気が付いて距離をアジャストする、などの観察眼が重要だと考えています。

さらには、高低差 (弾道に高さは出るが、意外に計算が足りない)への対処ですとか、そういった計算、換算が的確に行えるかどうか。
私などは、そもそもの距離の打ち分けが細かく1y刻みで表記している割には、そこまでシビアにはできませんので、換算した距離が実際に足りてる/足りてないには、気が付きにくいという要因もあります。

つまり、スコアにとっては実のところ、30、50、80yくらいのアバウトな感じで充分で、「ダフったりトップしたりシャンクしたりのミスをできるだけ最小限に減らす」、「ライの見極めをしっかりする」、「草擦りの本気のリハーサルストロークを欠かさない」といったことの方が遥かに重要ですよ、と感じています。

レーザーで測定したのが例えば36yだったとして、適当にいつもの30yで打てばショートは確実ですが仮に完璧に打てたとして18フィートのカップインチャンスですし、50yで打ったとしても20y奥に付くだけでグリーンには乗るはずです。

多少の大きい小さいが出ますと、思ってなかったくらい寄ることさえあり得ます。笑
まずはウエッジのフェースでしっかりコンタクトすること。

無理に(できもしないのに) 36yをピッタリ打とうとしますと、ミスショットしがちですし、上手く打てたようでいて思ってもみないスピン量になったり、距離感に気を取られてざっくりしてみたり、ろくな結果を呼びません。しかも高低差の見積もりが間違っているかもしれない。
持てる30y、50yでしっかりと打って行った方が遥かに結果が良いです。


私自身、こういうところで案外気が付かずになんとなくスコアを無駄に重ねてしまっていたことに注目しまして、まずは簡単なところから対策を講じて行ってみよう、と考えて工夫をしてきてまだまだ途上にある、というところです。


当ブログを始めて間もない頃の2008「In between clubs (番手と番手の間の距離を打つ。)」っていうポストを書いています。

グリーンの直径が 40-50yありますから、3本~4本どのクラブを選んでもしっかり打てばグリーンには乗る算段になります。
番手間の距離なんて気にするよりも、しっかりとボールにコンタクトすることを心がけて自分のストロークをすれば良いんだ。と言い聞かせて打とう、という取り組み方です。

ゴルフというゲームは、なんだかんだとゴルファーの心理的な部分を突いたコースのトラップとの闘いになるんだと思っています。


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まだいくつかラウンド時にやるべきスコアを減らすための取り組みがありますので、続編を書き重ねていきたいと思います。


9 件のコメント:

かわせみ! さんのコメント...

こんにちは。かわせみ!です。
まさにスコアを追い求めるプレーヤーは上達が早い。
そして、スイングを追い求めるプレーヤーは上達しにくい。
わかっているとは言え、スイングのほうが楽しめるんですよね。
スイング談義も盛り上がりますからね。
スコアのほうは、自分はぼちぼちで良いので参考にしたいと思います。

yspw さんのコメント...

かわせみ!さん、こんにちは。
私もスコアを追い求めているわけではありませんけどね。競技にも出ていませんし。(今度できたら月例に出てみようとは思っていますが。)
ストレスの解放と、瞑想効果によるアルファ波を得てメンタルケアをすることが主目的でゴルフしてますので。あとはお友達付き合いです。
そうそう、スイング談義できないんですよねー、私。
中には練習場が主体のゴルファーさんもいらっしゃいますよねー。それもありだと思います。
メンバーシップ持って月例他の競技に出ていらっしゃるゴルファーはやっぱりスコアをできるだけ良いスコア出したいところだと思います。
自分の持てるショットでどうゲームを組み立てるか?設計家の意図に向き合いオールドマンパーとどう闘うか?…そういうところが楽しいと私は感じています。ゴルフは下手なんですが。笑
この間、ホームコースのお友達10名さんとぞろっと集まって富士クラシックへ行って来ました。ものすごく良いコースでした。民族大移動。笑
楽しかったなー。

匿名 さんのコメント...

ゴルフは不確定要素が多すぎてなかなか希望どおりのスコアでは上がれないと思います。内野の分野ごとに分析してスキルアップ目指して日々長期間(半世紀とか)練習してもさっぱり思ったようにはスコアは減らない。老化による衰退も追い打ちをかけるように影響してきます。さらに外野の問題があるとゴルフどころでないので話になりません。まとめると、★★スコアを求めると必ず不幸になる!★★と結論がでました。好きな研究にうつつを抜かして楽しみ、結果としてスコアが良くなれば嬉しいってのがいいんでないかと思います。

匿名 さんのコメント...

あ、しです。m(_ _)m

かわせみ! さんのコメント...

こんにちは。かわせみ!です。
>自分の持てるショットでどうゲームを組み立てるか?設計家の意図に向き合いオールドマンパーとどう闘うか?…そういうところが楽しいと私は感じています。

やはりここが自分と違うところですよね。
自分の場合は、ラウンド中にもショットを修正する方向で行っちゃいますからね。
せめて、ラウンド中は持てるショットでプレーすれば良いのですが、ちょくちょくスイングと向き合ってしまうのが駄目とわかっているにも関わらず、やっちゃいますね。

yspw さんのコメント...

しさん、こんにちは。
そういう楽しみ方も全然ありですね!
私の友達には全くスコアには無頓着で文字通り世界中の名コースを巡っているゴルファーもいますし、とにかく20年ぐらい前のアイアンセットを集めて使って楽しんでるゴルファーもいますし、本当に色々です。
ひたすら練習場に足繁く通っているゴルファーもいらっしゃいますしね。
結果としてのスコアが良い方が良いなら、ちょっと参考にしてみてください。
さすらいさんとPING芸人さんには続編も望んでいただいていますし、何より私自身の整理のためですので、続編が時々続くと思います。

yspw さんのコメント...

ラウンド中のスイング修正はスコアにとってはやばいですね、確かに。
かわせみ!さんは競技志向でいらっしゃいますから、競技のラウンドは競技でスコアに専念し、その他は練習ラウンドと位置付けて途中でのスイング修正も含めて色々実験されると良いかもですね!

さすらい さんのコメント...

続編、嬉しいです。
30,50,80くらいの打ち分けでいい、は気が楽になりました。

ちょっといまはシャンク病に悩まされてるのですが、そうなった原因がわかったかもなので、少しほっとしています(笑)

ただ、やっぱりまたいつ出るかわからないので、チッパーを考えています。

楽しみたいので!

yspw さんのコメント...

さすらいさん、こんにちは。
2週間後のラウンドでは、傾斜とかライをよく観察するということを試してみてください。
あうでに片足打ちとか練習されてますから、事前の確認が効いてくると思います。
シャンクはスコアがダダ増えしちゃうので厄介ですが、上手い人にしか出ないって昔から言われてますからね!