6/09/2010

トニー・ロモ、最終クオリファイアー完遂できず。


トニー・ロモが出場します、UPオープン地区予選のテキサス州ウッドランドの最終クオリファイアー。
非常に楽しみにしていました。

前回の記事にコメントいただいたサンディエガンさんの大胆予想では、「2日間148で25位タイで通過ならず。」ということでしたが・・・。



以前PGAで活躍したプレイヤー二人、ボブ・エステスとスティーブ・エルキントンを含む36人で、わずか二つの座を争う厳しい戦いは、悪天候に見舞われました。

1日目、ロモは4番ホールのパー5でドライバーをフックさせてしまいウォーターハザードに打ち込み、痛恨のトリプルボギーを打ってしまいます。
しかし続く5番ホールで3mにつけたパットを沈めバーディー。

ここで、雨のため2時間の中断に。


その後、↑の写真の出で立ちに着替え、残りのホールを3バーディー・ノーボギーの71で第1ラウンドを終え、首位に4打差の8位タイのまだチャンスのある位置に付けました。



変わった二日目もあいにくの悪天候。

雨の中、出だしの1番ホールでティーショットを曲げてしまいアンプレイアブル、このホールをクワドロプル・ボギーにしてしまいます。2番でもボギー。3番ホールでも痛恨のトリプルボギーを叩いたところで、またまた悪天候による中断。

結局、第2ラウンドは翌日に繰り越されることになりました。

ロモはこの時点で+7ですから、ほぼチャンスは無かったと言ってもいいとは思いますが、翌日はカウボーイズの練習日であったためもあり、Withdrawal (途中棄権)の形になってしまいました。

できれば、もう少し良い天候で、少なくとも力を出しきった上で結果を得たかったところですね。
上位二人に残るのは至難の業に違いはありませんが。


こちらに最終結果があります。

クリックで、USGAの該当ページにリンクしてます。


ボブ・エステスがさすがの貫禄を見せて、69・67=136の-8アンダーで2日間を終え、トップ通過。

地元ウッドランドのゴルファー二人が地の利を活かせたのでしょうか、2位、3位に-7アンダーで続いています。

さすがにUS Open出場は厳しい道程ですねー。


結局2日間を最後までプレーしたのは14名だけ、なんと半数以上がWD(Withdrawal)で終わるという、悪天候を物語る結果になっています。


悪天候のため、いささか水をさされてしまった格好ですが、私としては
サンディエガンさん大正解。」としておきたいと思います。(^^;




おまけ:


メモリアルでの、フィルのカートパス上からのショット




6/06/2010

ペリカン・ヒル・カントリークラブ (サウスコース)


ここは、トム・ファジオ氏の設計で、非常に美しく、戦略的で、挑戦のし甲斐がある憧れのコースです。

冬に、お友達のhallyさんGlowball Tournamentにいらした際には、是非こちらのコースにもご案内差し上げたいと思ったりしております。

高級住宅街の中ですが、海岸線ぎりぎりに造られており、手入れも完璧に行き届いていて圧倒的に美しいコースで、夏も暑くなくって気候も抜群に良い場所ですし、プレー費が高いのは理解出来るなぁ、とは思いますが、なかなかラウンドする機会を作るにいたりません。


今回は、SCGAのメンバーズ・アウティングのひとつにここが挙がっていて、数ヶ月前に申し込んでおきましたので、ほぼ半額でプレー出来るというのですから、有給休暇取るに値しますね。(^^)


Pelican Hill Resort & Country Club
http://www.pelicanhill.com/#/golf/


ここは、距離はさほどでもないのですが、完全に海岸線に位置していますので、いつも風の影響が小さくないことと、圧倒的な景色からの威圧が十分ハザードになっていて、非常に粘いラフと相まって、とても難しいコースになっています。



2年前に、ノース・コースの方をラウンドした時の記事がこちらです。

ペリカン・ヒル(カントリークラブ・ノースコース)
(大分前ですので、是非ご覧になってみて下さい。m(__)m
本当にScenery(景観)が素晴らしいです。)



その時の記事にご紹介していました、今回のサウスコースの13番のコース側が撮った写真がこちらでした。



この写真1枚見るだけで、ワクワクしますでしょう?(^^)



それではまた、いくつかのホールをご紹介いたします。


5番ホールは、大きな渓谷越えで、フェアウエーが左から右へ斜めになっている難しいティーショットの要求される340yのパー4です。



実際には長いホールではありませんが、いざ大きな渓谷を目の前にしますと、ちょっとびびります。
向こうのフェアウエーに届くにはわずか160yのキャリーが打てれば良いのですから、落ち着いていつものティーショットを打てばよいのですが、景色に圧倒されてミスショットを誘発してしまいがちなのでしょうね。

この日ご一緒した方(日本人の方でした)は、引っ掛けのミスショットをしてしまいました。

ティーからはこんな感じです。

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私のショット、特にドライバーの好調は続いています。♡

ここまで、1-3番でドライバーを打ちまして、「空気が湿っていて重くて、いつもより飛ばない。」という感覚を感じていましたので、正面に見えるフェアウエー左のバンカーまで260yは届かないだろう、ということで正面バンカーを狙いましたところ、フェアウエー手前部分の右端、右フェアウエーバンカーの左を真っ直ぐに飛んで行き、フェアウエーで右にキックしたボールはなんともよく飛んで、残り70y地点のフェアウエー真ん中でした。


グリーン手前のポットバンカーは、すごく小さいのですが深い感じ。
ピンはよりによってその真後ろに立っていました。

70yからですから、上から落とせばなんなく攻められるのですが、私のボール位置のフェアウエーは、左足下がりの前下がり。

慎重にギャップウエッジで打った打球は、思いの外低くでまして、グリーンオーバー。
念のために暫定球を打ちましたが、また同じボールが出てオーバー。(x_x)
3つ目も打っときました。

果たして1球目がグリーン後ろの深い深いスネぐらいまであるラフに見つかったのですが、グリーンに乗せるには肩ぐらいの高さに短い距離で上げなければなりません。
その前にボールを打てるのか?

少し浮いていたので打ってみましたら、これがちょいと上がったあとすぐ傍に見事に奥深く沈んでしまいまして。
これは困った、SWを被せて打ち込んでみましたが、空振りか、かえって埋めたのか?
その場で後ろに倒れました、私。(笑)

もう到底打てない。 ・・・アンプレアブルです。
2クラブ・レングズでドロップした場所はずいぶんマシですが、ファーストカットとはいえ2-3インチほどもあるラフからでカップに寄るわけもなく。

8打で済みましたが、2打目で2つの暫定球がありましたから、12打ぐらい打ったような気持ちでした。

今日一の当たりのドライブが一転、久々の大叩きホールに。(^^;
4番ホールのパー3で、5歩(約3m半)についた海側に曲がるパットを決めてバーディーを取っていただけに、いわゆるABF(After Birdie Fxxx up)になってしまいました。(T_T)


ちなみに、渓谷を越えなければならない距離は、次の6番ホールの方が距離的には長くって青ティーからだとキャリーで190y打たねばならないですし、ホール全体も397yあって2打目は登っていますし、遥かに大変なんですよね。



次の写真は、7番ホール177yのパー3、グリーン右手前に池があって、グリーン後方には海が広がって見える美しいホールです。



ティーからの景色は、海と池と、高さの違う位置にふたつの水が視界に入って、なんか不思議な感覚にとらわれます。

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このホールでは、ティーショットをカップの真後ろ9歩(約6m半)の位置につけたのですが、一体どっちの水の方へ曲がるのだろう?という感じ。
(ほとんどのグリーンで、海の方へボールは流れます。)

このパットは、距離感がぴったり合っていて、最後のひと転がりでカップ・インしてくれました。♡
気持ちよかったなぁ。
下りのパットの方が、なんかワクワク感あって、運良く入ってくれると気持ちイイですね。



そして、トム・ファジオが悩んだ末に2つのグリーンを用意したと言う、冒頭にもお見せしましたピクチャー・ホールの13番パー3です。



距離は短くて、青ティーからですと左のグリーンが131y、右のグリーンだとわずかに108yです。

この日は右のグリーンでピンはさらに右寄りでした。

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この状況下で、私のティーショットはグリーン右のカラーへ外しました。(^^;
風を読んでの距離計算はバッチリだったんですけどね、方向性が・・・。


このホールへは、海のへさき、コース最南端に位置していまして、12番、13番と短いパー3が続くのですが、風の影響が難しくしています。

ちなみに12番はこんな感じ。

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グリーン左手前のバンカーのあごもすごいことになってますが、景色が素晴らしいですね。
左側の太平洋が、気持ちいいいです。(^^)



最後にご紹介しますのが、18番ホール440yのパー4です。
非常に難易度の高いホールです。



ホール・ハンディキャップが「2」になっていますが、「1」になっている9番ホールより難しいような気がします。

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渓谷を越えるには約180yですが、フェアウエー左の、ティーから見て手前にあるバンカーには200-230y程度。
フェアウエー右のバンカーへは、コース図で見るに280yはありそうですから、右のバンカーをエイミング方向にして狙いました。

この辺の距離感覚は、初めてですととても掴みにくいですね。
ホール全体が登っていますから、440yは長いです。

まぁでもティーショットはかなり上手く打てまして、245yぐらい行きましたでしょうか。


2打目地点はこんな感じでした。

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まだまだ距離がありますねー。
レイアウト図ではそう見えませんが、写真で見えます通りここからグリーンへも渓谷越えになります。

残り距離は195y、ボールが上がる5Wがあるといいなぁ、っていう感じの距離ですが私は3Wを選択しました。

この選択に関して、後でいつもの友人と論議になったんです。
「お前さんには、登りとは言え3Wじゃ長いんじゃないの?」
「いやいや、弾道低いとね、斜面にバウンドするから距離でないんだよ。」
ってな話です。

論議になるってことは、私がミスショットしたから結果がわかんなかった、ってことですわね。(^^;


ちょっと右へフェードアウトしてしまって、遠い方のバンカーに入れてしまったんです。


ここの素晴らしく打ちやすいドライビング・レンジには、かなりの登り傾斜がありまして。


ラウンド後に、友人とウエッジの練習をした後に、お互いに飛距離は同じくらいですので、約200yのピンに向けて、(彼の)5Wと3Wの打ち比べをやってみました。
登り傾斜の度合いにも依ると思いますが、5Wの方が確実だし、飛びますね。
ただし、この場合は、打っているライは平らになっていますけれども。


ラウンド後の練習も含めまして、この素晴らしいコースをなんとも満喫した、充実したSCGAのメンバー・アウティングになりました。(^^)


6/05/2010

プル角のヒント?


久津間さんチューンのクラブをお使いのhidedonさんのところで、この間のプル角談義の続きをやらせていただきました。

この記事です。

プル角の話


hidedonさんは、プル角と言うのはドライバーで言うフェース・アングルのことだろうとおっしゃっています。

ドライバーにあってアイアンに無い方がおかしい、と。


それで、ちょっと考えてみました。

先だっての箸と名刺のモデルは、ちょっと単純化しすぎていました。
大筋はあれでいいとは思いますが。


で、またまた机上の空論、単純化モデル炸裂。(笑)
こちらです。↓


今回は、ロフト角とかライ角とかを無視することで単純化してみました。
丸いのがシャフト断面で、ちゃんと太さがあるものとして認識。
黒い棒がアイアン・ヘッド(フェース)です。
(一番下のスコアラインまたはリーディングエッジだと思って下さい。)

12時にある棒が元の完全スクエアなアイアン・フェースで、これを矢印のように、シャフトの中心を軸に回しますと、見かけ上大きくフックフェースになりますが、台座の紙自体を回転させてやれば、元のシャフトとアイアン・フェースの位置関係は依然として変わりません。

しかしながら、青い線の位置や、赤い線の位置に、シャフトの太さ分、あるいはシャフトとアイアン・フェースと繋げるネック部分で起点の距離をシャフトから離したり出来る自由度を利用すれば、フェース・アングルのフック・フェースが出来上がります。
アイアンにおける、フック・フェース。


ただし、この場合にも、台座の紙を回して青や赤の線が12時の位置を指すように合わせることはできます。
そしてその時のイメージは、いわゆるグースネック(フェース・プログレッションがプラスに付いている状態)になります。
(これが原因でフェース・アングルとは呼べず、プル角を持ち出すことになるのではないでしょうか?)


絵が単純化されすぎていて分かりにくいですかね?


これをフックフェースのままにしようと思ったら、台座を回転させない、つまりグリップの装着位置を固定してしまう必要があります。--> バックラインを入れる

もしくは別の基準点を決める方法、例えば地面にソールさせる、というファクターが入って来ざるを得ません。


・・・と言うようなことを考えてみました。

まとめ無しの状態でとりあえず投下しておきます。(^^;