7/27/2008

コヨーテ・ヒルズ (ゴルフコース)


先だってご紹介しました、Links at Summerlyというコースと同じカル・オルソン氏と全米オープン・チャンピオンのペイン・スチュワートが設計したコースです。

Coyote Hills Golf Club
http://www.coyotehillsgc.com/golf.cfm


クラブハウスの前のコースへ向かうところに、ペイン・スチュワートの銅像が建っています。
亡くなった後に建てられました。

名前の通りに、コヨーテが出ます。(笑)
コースにはウサギが沢山居て、巣穴もいっぱい開いています。
リスも沢山居て、コース中を走り回っています。

圧巻だったのは、鷹が翼を広げてさーっと舞い降りてきて、鋭い足でティーイング・グラウンド付近に居たウサギをわしっと掴み、ぶわーっと飛んでいったりするんです。
これはちょっとすごかったです。(^^)




コースとしましては、非常にタイトで狭く、戦略性に飛んでいて、高低差(elevation)の大きい、景色の雄大な素晴らしいコースです。

とくに7番ホールのティーショットは山の一番高いところから30mぐらいの壮大なスケールの打ち下ろしで、ドライバーの落としどころが(フルバックティーからですと特に)もの凄く下方に小さく見えます。
しかも、290y以上打ってしまうとグリーン手前の谷に落ちてしまいます。

9番ホールもかなりの打ち下しで、左には大きな池があり、ドライバーの精度が要求されます。
打ち下ろしとはいえ、431yありますから、ユーティリティーとかアイアンとかで刻んでしまうと2オンが簡単には出来ません。しかも池越えになりますしね。



グリーンもうねっていて、一筋縄では行かないパットが待ち受けています。
難しいですが、本当に素晴らしいコースで、私はすごく気に入ってます。




もうひとつ、プレーとは関係ありませんが、このコースには面白い特徴があります。

壮大な景観と、野生動物たちの他に、コースのあちらやこちら、何箇所かで石油の採掘が行われているんです。日本ではあまり見かけない光景です。(笑)

こんな感じの採掘機が、山の上や中ほどで、ゆったりと動いています。




今回はBlueより後ろのBlack Teeからのラウンドで、コースレーティング: 69.4、スロープ: 128です。
パーは変則的な、34・36の70。
フロント9にはパー5がありません。これもちょっと厳しい。

1   4   △  U12BL
2   4   -  ②
3   3   □  D3B
4   4   △  D5AL-②
5   4   -  D16S-②
6   4   -  D7B
7   4   ○  ♪(D⑧のチップイン, パター。)
8   3   -  ①
9   4   △  16B

10  4   △   D17B-2AL-(3パット)
11  5   △   S3A
12  4   -   9A
13  4   -   6B
14  3   △   20AS-4S-(3パット)
15  4   △   9S
16  3   -   6S
17  4   -   11A
18  5   -   11BS 

38(14)・40(20)= 78(34)
(前半のパーは34です。)


ちょっと前のラウンド記録なんですが、
この日はドライバーがものすごく調子良かった。(^^)

ということで幸いにも割合に楽なゴルフに。


米国のこの辺のコースには珍しく高低差がすごくありますので、距離の計算が難しいのですが、そこは日本仕込みの私ですから、そう苦手ではありません。

アンジュレーションの大きいうねったグリーンで、パターはさすがに手こずるはずだったのですが、この日はやや遅めのセッティングで、ずいぶん助かりました。
私にしては、上出来のスコアだったと思います。(^^)


このコースには、Blackティーの後ろに、Coyote ティーというチャンピオン・ティーがありまして、そちらになるとべらぼうに難しくなります。Blackティーよりも503y、Whiteティーと比べますと1,368yも長くなります。
コースレーティング: 72.2、スロープ: 135。(72.2って・・・、パー70ですからね。)


7/25/2008

ゴルフスイング-1


スイング動画もupしてみることにしました。

私はあまりフォームにはこだわりがありませんで、10年くらい自分のスイングを見たこと無かったのですが(15年くらい前には8個レンズが付いたカメラで連続写真をよく撮っていました。(^^))、5月にドライビングレンジで撮影してみたのを皮切りに、何度かコースで友人に撮影してもらいましたので、一個ずつupしてみます。



アルハンブラGCの17番ホールのティーショット。私のドライバー(FT-3)はヘッドの関係で非常に静かで、そこは気に入っています。

やはり見てみると直したいところは出てきますね。勉強にはなりますけど、あんまり気にしないことにしようと思います。(笑) 変えるなら、少ーしずつ。

部分部分が見やすいように連続写真にもしてみました。(ちょっと小さくて見難いですね。)コマごとの間隔はテキトーで、一定ではありません。(^^;



別角度で撮影した第2弾・第3弾も、そのうちにupして行こうと思います。


7/22/2008

スイング・マジック (Kallassy)


これは3年ほど前に、私の奥さんのために購入しました。


スイング・マジック
http://www.swingmagic.com/



チャールズ・キャラッシーというレッスン・プロが開発したトレーニング器具です。

体格が、5フィート10インチ、170ポンド(約177cm、76.5kg)と決して大きくないキャラッシーが、ジェイソン・ズーバックなどが活躍して有名なワールド・ロング・ドライブ・コンテストで380yドライブを放ってファイナリスの内のひとりとして残った実績をもって推奨しています。


ここで面白いのは、この練習器具は、飛ばすために開発されていない点です。
正しいスイングを作る助けになるように設計されています。綺麗なスイングを作れば結果として飛ぶ、という訳ですね。

仕組みとしましては、右手のグリップがシャフトに沿ってスライドするようになっています。


使い方は、ちょっと意外な(そうでもないかな?)使い方をします。

ますは、トップの位置からダウンスイングのクラブシャフトが地面と平行になる位置までを3-4回ほど右手をスライドさせながら往復させます。

トップの位置では、シャフト上の右手が握るスライダーと、グリップを握っている左手との位置が、大きく離れます。

クラブシャフトが地面と平行になる位置では、右手と左手の位置はぐっと近づきます。
この動きは、この練習器具によって自然に達成されます。

トップでの左の肩の入りは、右手について行っていない分、浅くなりますね。でも、これがミソなんです。


3-4回ほど、トップからクラブシャフトが地面と平行まで「pump, pump、
pump」と、動かします。これをポンピング・アクションと呼びます。(下の絵:左)

その後、これに続いてシュパッっとスイングします。(下の絵:右)

「ポンプ、ポンプ、ポンプ、シュパッ!」ですね。


シュパッと行く時には、右手のスライダーは左手のグリップにインパクトでパチンとくっ付いて、クラブのリリースを形成します。

自然にダウンスイングでの、無理の無い「ため」を作ってくれる練習機なんです。

スライディング・グリップを持った右手をトップでは槍投げのような形でプレーンに沿って動かしますが、この時に右手の手首の角度を保ったままに動かせるとスムーズにスライドしてくれます。
シュパッっといくインパクトでの「パチン」では、クラブのリリースが学べます。

「パチン」のタイミングを音と感触でつかむことが出来ますので、ダウン途中の早すぎるインパクトも矯正してくれます。

ちょうど、インパクトで右手が左手を叩く感覚が体感できるわけですね。


感覚的な表現ですが、青木功プロなどがよく言う「インパクトで左右の手が反対方向に動いて交差する感覚」に近い感覚が体感できるのです。シャフト上で近づき合ってパチンとあたる訳ですから。




私自身はこの練習機、とてもよいと思います。

右手にプラスチックの切れ目の入った筒とか、小さなナイロン生地とかを持ってシャフトをスライドさせれば、買わなくても実践できます。
「パチン」を体感する事は出来ませんけどね。


でも、慣れたら自分のクラブで右手に何も持たないでシャフト上をスライドさせて「ポンプ、ポンプ、ポンプ、シュパッ!」は出来ますね。

今では私は練習機にはほとんど触りません。でも、アイデアとしては非常に有効です。自分のクラブで十分に反復できます。


買っても、$65ぐらいで買えますので、そんなに高くはありません(ので私は買いました)。

私が購入した時はまだ、トランジション・クリップってのは付いていませんでした。これは、右手が離れる距離を制御するものです。少ーし左肩を付いて行かせたいのでしょう。
あまり強く必要ではないと思います。



***

追記します。

青木功プロは、右手と左手を体の前で振って交差させ、「こうなるとフック、こうするとスライス。」(右手が上ですとフック、左手が上で交差するとスライス)って、説明していました。

コーリーペイビンも、伸ばした左手でクラブのグリップエンドを包むように持ってボールの位置に地面に立て、何も持っていない右手をトップの位置から下ろしてきて左腕の下すれすれに振り入れるチェックのしぐさをラウンド中によくやっていました。


このスイング・マジックは、こうした感覚の元になる動きを、自分で作らなくても練習機が作ってくれる動きで体感させてくれるのです。

(デビッド・レッドベターの作った、スイング・セッターってやつは試しに振ってみた事ぐらいしかありませんが、私にはあんまりピンと来ませんでした。)


http://www.the-golfer.biz/kallassy-howitworks.htm

ここにもっとうまいことが書かれています。
(宣伝ですからね、そりゃあまぁそうなんですが。)

Bob Toski once said, “With the golf swing, you have to learn to feel the force, not force the feel”.
(かつてボブ・トスキは言った。「ゴルフスイングというのは、“フィーリング”を“無理強い”するのではなく、“力”を“感じる”ことを学ばなければ。」)

まさにこれを学べるのがキャラッシーのスイング・マジックです。と。



ここで、動画も見ることが出来ます。

http://www.dwquailgolf.com/training/swing_magic.html


私は別に代理店やってる訳じゃありませんけれども(笑)、とてもお奨めです。