8/04/2008
D-チョップ (D-Chop)
また、寄せるための新しい技を仕入れてきました。(笑)
使用する場面は、グリーンエッジの手前5mぐらいでピンまでが更に登りで15-20mぐらいあり、転がしで寄せて行きたい状況です。
今年のPGAツアー・メルセデス・チャンピオンシップで優勝した、ダニエル・チョプラというスエーデン出身のプレイヤーがゴルフレッスンで披露してくれたテクニックです。
この人はお母さんがスエーデン人で、お父さんがインド人。子供のころはインドで育ったようです。
ダニエル・チョプラHP
http://www.danielchopra.com/
説明はこうですね。
「俺はある時にね、こういった状況で7番アイアンを使ってパターのように打つと、これがまるでパターで自分が持ってる距離感とちょうどまるで同じであることに気が付いたんだ。」
こう解説しながら7Iでカツーンと打つと、ボールはするするするーっと転がりカップを過ぎて70cmぐらいのところに止まりました。
「ウエッジで上げて打ってあれより内側に入れようとしたら、そうだなー、
5回打って2回ぐらい成功するかな。この方が確率がいい。アマチュアはこのショットを有効に使うようにするといいよ。」
その時にレッスンを受けていた俳優(私には誰だか判りませんでした。(^^;)は、ぶっつけ本番で9Iを使って同じ場所から今教わったように打ちましたが、なかなかに寄って1.5mオーバーぐらい。練習無しでこの結果ですから、これは期待できそうです。(笑)
ちなみに同じ場所から56度のウエッジで普段のように打ってみると、これが見事に8mぐらいショートしていました。
私はいままで、転がしの寄せというのは、飛ばす距離と転がす距離の比率で、5Iや7I、9Iと使い分けるような説明をレッスン書などで読んでいました。
しかしながら、私程度のラウンド頻度では、こういったクラブの使い分けは非常に難しい。
私の場合、グリーン周りの、エッジから1-2歩以内の距離では、私はアイアンセットに付属の、ロフト47度のピッチングウエッジをパターと同じくらいに短ーくシャフトに触るぐらいのところを持って転がすとけっこうよく距離が合うので、グリーン外した時に多用しておりました。
他にあと3本のウエッジを持っている私にとってはこのPWは10番アイアンみたいなものです。
D-Chopの場合、さほど短くは持ちません。
(例によって、ショットにネーミングしました。(笑))
ダニエル・チョプラっていうプロは、パターはクロスハンドで打つのですが、このショットの時は普通にグリップしていました。
「7番アイアンを使ってパターのように打つと、これがまるでパターとちょうど同じ距離感だ。」というのは非常に感覚的な話で、物理的には整合性が無くて意味がわかりません。
もっと言えばアマチュアのパターで30yも打つ距離感が良いとは思えないですし。
しかし実際にやってみると言わんとするところが良く判るんです。
クラブを長く持って背を高く構え、ボールが上がらないパターのような振り(つまり5時-7時ぐらいの振り)で、まるでスケールアップしたグリーンで打っているような感じですね。
錯覚の上に成り立つ“同じ”距離感。
私は以前から転がしの寄せに使うのが好きだった8番アイアンで35yぐらいを一度試してみましたが、4メートルぐらいオーバーしました。
しかし断然ウエッジで寄せるより感覚が出ます。9番かPWでやったらぴったり寄ったかも?
これは、違った傾斜の度合いや、違った距離、違ったグリーンの速さ、などの条件下でデータを積み重ねる必要がありますが、心強い武器になりそうです。
何しろ、チャックリとかホームランとかの大きなミスが出にくいですし。
「SLJ (サミュエルL.ジャクソン)」と少し似ているのですが、あっちはAWとかSWで上げていく打ち方で、グリーン上の手前側の距離が長い必要はありません。残り距離ももう少し長いのを想定しています。
***
追記:
今年の全米オープンでタイガーと死闘を演じたロッコ・メディエイトのレッスン番組を見ました。
その中で、このショットに近い転がしのアプローチを2回見せてくれたのですが、彼の場合は8番アイアンとウエッジと使い分けていましたね。
それと、ロッコ・メディエイトは、転がしでもかなりリストを使っています。
チップショットを低く打っている感じ。
それともうひとつ。
私には気になっていたことがあったのです。
本来ならよく練習した後に、グリーン上のワンバウンド目を落とす場所を決めて、そこに向かって打っていくべきなんだろうかなー? でもなー、それが出来るなら転がさないでチップショットするよなー?と、ちょっと疑問に思っていたんですよね。
私は、「ロングパットと同じ感覚」ということで、バウンドするポイントは特に気にせず、出るボールのキャリー部分の弾道の高さもほとんど気にせず、打ち出し方向の目印への方向性だけ気を付けてセットアップして、あとはロングパットの距離感でスムーズに打つことだけを心掛けて打っていました。
ロッコのはもうちょっとチップショット気味なんですが、それでも、「落としどころはあんまり厳密に決めないね。大体アバウトにエリアで考えている。」と解説していました。
いいお墨付きもらったかも?!って勝手に思いました。(笑)
***
さらに追記: 11/2008
このD-Chopのセットアップをする際に、方向性の鍵になる構え/セットアップの仕方の助けになる小道具を作りました。
ご参考まで。
***
追記: 5/2010
D-Chopにおける注意点という記事を追加しました。
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追記: 7/2011
後々に判明したのですが、このショットのフェース・ローテーション方向のトルクを殺し、デッドアームで行うパッティング式のストロークの場合、6番、7番、8番、9番、& PWと、どのクラブを使ってもグリーンの条件には因りますが、ほぼ距離感はパターと同じ感覚で打ってさほど距離の差は出ないことが判りました。
最初にこの記事を書いた頃には、PWよりも8番アイアンで打った方が転がったように書いていますが、きちんとメカニズムを理解してこの打ち方をしますと、実は殆ど変わりません。
パッと見には不思議な現象ですが、本当です。
8/02/2008
ゴルフスイング-2
今回は後方から撮影したスイング動画です。
エンパイア・レイクスGC18番ホールのティーショット。
画面に白く映っているカート道の上ぐらい、湖に向かって打ちおろして行きます。
右方向は右のヤシの木より右側はOB、左方向も正面真ん中辺りに映っているヤシの木の真後ろはブッシュになっています。
落としどころ・方向性、の難しいティーショットです。
2打目は大きく右方向に下りていって湖の右側のフェアウエイに打って行き、3打目で湖を回り込むようにしてグリーンに打って行きます。
そういう訳で、ややコントロールショット気味に打ち、打球の行方を見守っています。
(実は思ったより距離が出すぎて、ぎりぎりでした。)
日本の標準的な構えからしますと、やや前傾が深い方かなと思います。
(少ーしカメラが傾いていて、後ろ体重かのように見えちゃいますけど。)
20数年前最初に教えて下さった方がアメリカ式の教え方だったみたいです。
両足の付け根にクラブシャフトを押し付け、ぐーっと後ろに押して行き、両足のつま先がちょっと上がり加減になったところで少し戻すくらいの前傾を取ります。
腰骨ではなくて、足の付け根です。骨盤のすぐ下。
もうちょっとダイナミックでぴしっと決まったフィニッシュがとりたいのは山々です。
逆Cをやらなくなりまして、私の中では左足に真っ直ぐ乗ってしまうイメージなのですが、どちらかというとこのスイングはウエッジ・ショットのフィニッシュみたいな感じになっちゃってますね。
まぁウエッジと同じイメージで振ってはいるのですが。(^^;
この辺が、コースでのラウンド中に撮る動画と、練習場で撮る動画で違ってきますよね。
無意識にコース状況に合わせて体が動いてます。
果敢に行ってるつもりが、湖を避ける方向にボールが出て行ったりとか、ミスっても怪我の小さい方へ曲がるとか。
また連続写真にもしてみました。(小さくて見難いですけど。)
この次は正面からの角度で撮影したスイングをupしてみようと思います。
(動画はすごく参考になるんですけど、直したいところが出てきますから、諸刃の剣?ではありますね。(笑))
7/31/2008
ドライバーでのOBへの対処
逆説的な言い方になりますが、その日は即「忘れる」こと。
これが一番の対処法になります。少なくとも私にはこれが一番です。
(次回、同じコースに来る時には思い出した方がいいのですけれどね。(笑))
ひどく曲げてOBを打ってしまったら、私は打ち直しの時はティーアップの場所を出来るだけ大きく変え、見える景色を変えるように努めています。
マーカーの幅一杯、奥行きは2クラブレングス使えます。
時には、レイアウト的に右端がいいんだよ、みたいなケースもありますが、すでにOB打ってるんですから贅沢言えません。(笑)
そして、このミスはきっと景色の影響でアラインメント(セットアップ)が狂ったんだろう。と思って忘れる事にしています。
なんだか知らないけど、決まっていつもの球筋と違う方向に曲がって飛んでしまうって言う、「鬼門なホール」とかありますよね?
ティーインググランドの向きが右を向いていて、それに釣られてしまったりいろいろな原因で。
実はティーインググラウンドが気が付きにくい程度に傾いていたとか。
例えばフェアウエイを広く使うためにティーインググラウンドの左の方からフェアウエイの右を狙ってフック系統のボールで行こうとしていたとしますよね。
しかしなぜか右へ出てしかもスライスして行ってしまった。なんてことがあります。
このときは思い切って右の方へ移動して見える景色を変え、打ち直しします。
同じところから打つと、なぜか同じように曲げて同じようにOBへ吸い込まれるってこともよくあるからです。
場合によってはユーティリティーに持ち変えることもします。
(せっかくティーインググラウンド左からフェアウエイ右に向かって構えたのに、構えた後の目線がついついフェアウエイ中央のボールを落とそうと思っているところを見てしまうために、スタンスに対して知らず知らず肩のラインが開いてしまい、結果的にアウトサイドインのカットで打ってしまって、意図した球筋と逆にスライス系になってしまう、何てことも理由としてはあり得ますね。でも大抵の場合は、説明が見当たらないんだけどなぜかあっちに行っちゃう、てのが多かったりします。たぶん景色か傾斜の影響です。)
理由もわからないけどなんかミスしてしまったし、何度打ち直しても同じ方向へ2発も3発もミスしてしまった、という経験をお持ちの方も決して少なくないはずと思います。
ここで「自分のスイングが狂って来たのが原因だ」と思ってしまいますと、直そうとして逆にスイングを崩し、結果的にドツボに嵌ってしまう可能性も大きいですからね。
景色のせいにして気にせずに行くと、意外に次のホールではいいティーショットが打てるものだったりしますね。(^^)
失われた2打はもう帰ってきませんので(笑)、さらなる打数を失わないことが重要で、そのためにもラウンド中にスイングは修正し無い方が良いです。
スイング修正はラウンドが終わってからレンジでやりましょう。 ・・・と、自分に言い聞かせる。(笑)
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