2/26/2009

シャフト・スタビライザー(続報3)


シャフト・スタビライザーの続報第3弾です。
ドロップイン・ウエイトシステム
シャフト・スタビライザー(続報1)
シャフト・スタビライザー(続報2)

実はインフルエンザらしきかなり厳しい風邪にやられまして、毎日の素振りも欠き、体力的にまだまだ回復しきっていないやきそばパンZです。

さて、前回試してみると報告していました、55gのシャフトにシャフト・スタビライザーを仕込んでみるテストを行ってみました。


私の場合、エースドライバーはキャロウエイのFT-3にレーヨンのディアマナ青のS73(stiff)350tipを装着したものです。このシャフトは、約70gです。
これに25gのシャフト・スタビライザーをセットして居ります。

そもそもシャフトスタビライザー挿入前のクラブ重量で私のパワーに対してかなり重い範疇にあったと思いますので、50gのシャフト・スタビライザーでは、無意識に頑張って振る要因が出てしまいあまりよい状況ではありませんでした。
で、25gにした、という経緯です。


そこで、今のエースドライバーより速いヘッド・スピードで振れることが判明している55gのシャフトに50gのシャフト・スタビライザーを挿入し、効果を見てみようという試みです。

本当は、重量だけで無く同じシャフトでの比較がしたいところですが、ディアマナ青に55gのシャフトはありませんし(似た感じのバサラ・シャフトにはありますけどね)、コストもかかりますので、まぁそこは純正のアルディラ
NVSの55S、350tipで代用です。

あくまでも私の場合ですが、シャフトが軽いとヘッド・スピードは上がるものの軌道が安定せず打点が大きくバラついてしまうということがありまして、使いこなせていませんでした。
これに、シャフト・スタビライザーを挿入すれば、インパクトにかけて手が浮くこともなくなり、軌道が安定して打てるのでは?というのが、着眼点です。

シャフト・スタビライザーの評価として一般的によく聞く「ヘッドが走って、飛距離が伸びた。」というケースも考えられるなぁ、ということです。



で、結果ですが、スングスピードの測定器ではまだ測っておりません。
しかしながら、2つのドライバーを打ち比べまして、間違いなく飛距離が増していることを確認しました。約5-10yほどでしょうか。
ちょっと風邪による影響で体力を落としている中での比較ですが、間違いなく飛距離には55gの方が優位性があります。

また、シャフト・スタビライザーの効果で打点はかなり安定してくれました。

シャフトの特性からかディアマナ青のS73の方がドロー気味なのに対して、アルディラNVS・55Sの方はフェード気味でしたが、それでも飛距離は増していました。
もうちょっと振れて来ますと、ドロー気味に戻ってくるかも知れませんね。

コースでも、9ホールだけプレーして6ホールに使ってみましたが、実際の飛距離で違って来ています。
1発、普段の私には多くない右へのミスが出ましたが、練習して使いこなしていけば問題なく修正していけるレベルだと思います。


シャフト・スタビライザー、まだお試しで無い方は、是非体験なさることをお奨めします。(^^)

合わなければ、取り外して使用を止めるだけ。ということも、ご自分のエースドライバーをなんら危険に晒さずに試すことが出来るという点に置いても、試してみるに値するかと思います。(結論)


***

ちなみに、PWにいれたシャフト・スタビライザーは失敗でした。
上手く表現できませんが、手元が重くなってヘッドが上手く降りなくなったようでした。

しばらく打っているとビシッと当たるようになって来ますが、9I を打ってそのままPWに移行して打つとまた元に戻って打てなくなってしまいます。

私のPWは、アイアンセットに含まれている代物でして、どちらかというと
10番アイアン的なクラブなので、繋がりから言っても無い方が良いですから、すぐに止めました。



一方、58度のSWの方は、なかなかいい調子です。
ヘッドが十分に重いので、カウンターを入れても悪い影響が出にくいのでしょうか。
スピン量が大幅に増えたかどうかは、実のところ定かではありません。(^^;

ただ、ザックリやトップといったミスが出にくくなったと思います。
もちろん悪いスイングをすれば出てしまうわけですが。

すくないラウンド使用回数から無理矢理に言うとすれば、バンカーショットでの抜けが良くなった様に感じましたが、バンカーの砂の種類にも拠るかと思いますので、明言はできません。


私としては、54度や50度のウエッジにも入れるべきかどうか悩むところですが、こちらには今のところ入れなくてもいいか、と思っております。



一方、110gのドロップイン・ウエートを入れたパター(ピン・アンサー)は、間違いなく大正解でした。

懸念事項だったロングパットの距離感にも慣れ、よりゆったりとしたストロークで、特にショートパットのときに、より落ち着いたストロークをもたらしてくれます。(^^)

あとは、この効果をなるべく多くのカップインへとつなげて行くのは、私の方の腕の問題です。(^^)

2/21/2009

ボールはあるがままにプレーすればいいってもんじゃないんだよ?! (裁定集から-3)


裁定集からシリーズの第3弾です。

バンブル・ビー(裁定集から-1)
ルース・インペディメント(裁定集から-2)



私の知る限り、ルール上で「最も悲惨で悲しい状況」があります。

ゴルフ規則の第3章、規則28、アンプレアブルの中の、裁定集の28/5に記されている事例です。


28/5 アンプレヤブルな状況の場所からの脱出が、1回の救済を受けただけでは不可能な場合

質問: あるプレーヤーが球をA点からB点に打った。B点は球を脱出させるのが非常に困難な場所にあったので、プレーヤーはその球をアンプレヤブルとみなすことを考えたが、アンプレヤブルにするとすればストロークと距離の罰(規則28a)のもとに処置するしかなさそうであった。すなわち、規則28bにより球のあった箇所の後方にドロップすることはアウトオブバウンズの境界柵があって不可能であったし、規則28cにより球のあった箇所の2クラブレングス以内にドロップしようとすれば、その区域から脱出するために何回もそのようなドロップを繰り返さなければならないような状況であった。結局、プレーヤーは救済を受けずにB点からプレーすることにしたが、球は数フィートしか動かずC点に止まった。ところが、今度こそは明らかにアンプレヤブルであった。この場合、規則28aに基づいて、プレーヤーは、

(a)C点の球をアンプレヤブルとみなし、1打の罰を加えて球をB点にドロップしたあと、
(b)B点にドロップしたその球をアンプレヤブルとみなし、更に1打の罰を追加して球をA点にドロップすることができるか。


これはどういうことかと言いますと、下の写真のようなところに打ち込んでしまったが、たまたまボールが黄色いこんもりした部分とかに乗っかって浮いていて、打てそうだったとします。↓

画像をクリックで拡大します。


もしくは、下の写真のような、

画像をクリックで拡大します。


サボテンの一種が、まるで草のようにくるぶしぐらいの高さで密集しているところがコースのラフの外側にあったりすることが、私の周りのコースには少なくなくて、時として、この上にボールが乗っていて、いかにも打てそうな場合があります。

ホールに近付かない後方線上に下がろうにも、良い場所がまるでありません。
で、頑張ってあるがままに打ってみる。
ミスる。

数フィートしか飛ばなかった上、今度はボールが奥に沈み込んでしまいます。
今度は完全にアンプレアブル。

そういう状況ですね。



問題は、B点であるがままに打ってしまったことによってすでにC点に来てしまっており、その前のA点に戻って打ち直す、という選択肢がなくなってしまう訳です。

裁定集の回答を見てみます。


回答: 規則28aにより処置する場合、プレーヤーはその球を最後にプレーした箇所(B点)にできるだけ近い所にだけ球をドロップすることができ、A点にまで戻ることは認められない。
質問のケースのような場合、認められる唯一の方法としては、球をプレーすることが可能な箇所に到達するまで、プレーヤーは規則28cを繰り返し適用する(C点から始め、その都度、横へ2クラブレングス以内に球をドロップする) しかない


「認められる唯一の方法」とされているのが、2クラブレングスずつ1打罰を払ってドロップしていき、脱出できるまで繰り返す、という方法だけなのです。

なんという作業! & 罰打!(x_x)


最初にB点でアンプレアブルしておけば、A点に戻って打ち直せたのに!
という事例です。



もうひとつおまけ的なケースを。

ちょっと盲点な感じの、気が付きにくいかも知れない事例があります。


17-4/4 プレーヤーが旗竿を抜いたら、旗竿に寄りかかって止まっていた球がホールの外に出る(ホールのふちに球をプレースしなかった場合)

質問: プレーヤーの球が旗竿に寄りかかるようにして止まっていたので、プレーヤーが旗竿を抜いたところ、球がホールの外に出てしまった。プレーヤーはその球が止まった所からプレーしてホールアウトしたが、この場合、どのように裁定すべきか。



旗を抜いたところ、ボールが出てきて上の写真のような感じの状況で止まり、これをタップインした、という訳です。



・・・どういう裁定になるのでしょうか?
回答を見てみましょう。


回答: プレーヤーはその球をホールのふちにプレースすることを要した(規則17-4)。
マッチプレーでは、プレーヤーはそのホールの負け……規則17-4と規則2-6。
ストロークプレーでは、競技者は2打の罰。球はホールアウトされたものとみなされる……規則17-4と規則3-5。


ボールに触らなければいけなかった』という事例です。


加えまして、間違いを正すためにリプレースして打ち直す必要が無い (というか許されない)、ということも意外に落とし穴だと思います。


***

追記:

ルール関係の記事、シリーズ化になることになりそうです。




2/17/2009

SCGA (Southern California Golf Association) ゴルフコース


こちらはプレジデンツ・ディの3連休の週末です。

家族に半日もらいまして、午後のTwilightでラウンドして来ました。
(金曜日に誕生日プレゼントもしましたしね!(笑))


USGA(南カリフォルニア)を名前に冠したゴルフコースで、サンディゴに近い方にのマリエータにあります。
有名なRobert Trent Jones Sr.氏の設計で、1987年開場です。
UGSA関係のクォリファイの大会が開催されたりしているようです。


The SCGA Golf Course
http://www.scgamembersclub.com/

追記: ここは2010年9月頃に名前が変わりまして、
Rancho California Country Clubとなりました。



追記: さらに2011年に名前が変わりまして、
The Golf Club at Rancho California となりました。



コース・サイトの説明によりますと、スルーザグリーンはバミューダ芝のようです。
池がふんだんに配され、隣り合ったホールがほとんど無いレイアウトです。


初めてのコースですので白ティーにするか青ティーにするかちょっと考えたのですが、白ティーは70.9/126の6,294y、青ティーは73.0/131の6,702yということで、

スロープからみれば初めてだけど青ティーでいいかな?天気も不安定な状態のため空いているし、と思いまして青ティーにしました。


1番ホールが、いきなり池越えのパー3、191yから始まるレイアウトは、けっこう珍しいんじゃ無いでしょうか?(知ったかぶりして言いますけど。(^^;)
ドライビング・レンジで約40球、入念にウォームアップしてスタートしましたので、ここは運良く5歩(約3.5m)に付けました。

軽いフックラインでしたが、曲がらずにカップのボール3個ぐらい右を通過しました。残念。

ここのグリーンは私の普段の距離感より速かったんですけど、全体にあまり思ったほど曲がりませんでした。


3番ホール411yのパー4は、ハンディキャップ1のホールです。
ティーイング・グラウンドからの写真とレイアウトはこちらです。

画像をクリックで拡大します。



ちょっと今回は、迂闊にもカメラを忘れてしまいまして、私の性能の悪い携帯のカメラで撮影しましたので、写真がパッとしません。すみません。m(__)m

レイアウトからも想像していただけると思うのですが、ティーショットが非常に難しいです。
写真でいいますと、右に写っていますバンカー二つの間、大きな家が建っている辺りを狙いますが、フェアウエーが一番狭くなっているんですよね。
かといって、バンカー手前のフェアウエーが広い辺りに約200y打っていきますと、第2打めが210yも残すことになってとても厄介です。さらに池越えになりますし。

一方、飛ばし屋の方は左右のフェアウエイ・バンカーを越えた辺りの少し広くなっているフェアウエーを狙えますが、キャリーで251y打てないと越えません。
フラットの、気持ち登りですから、かなりの飛距離が必要です。私はちょっと無理。


幸いにここのティーショットは上手く狭いところに打てたのですが、まだ175y残っていました。
セカンドショットは少し引っ張ってしまって左のガード・バンカー。
上手くバンカーショットしたのですが、グリーンが速くてするするーっとカップを過ぎてしまい7歩(約5m)残し、外してボギーでした。


途中まで友達と2サムだったんですが、4番以降は、地元のゴルファー、ライアンさんが合流しました。
この人は、ものすごいボールを打つ人でしたね。
タイトリストの905Tかな、今では少し小さめのヘッドのドライバーで、唸りを上げるような打球でした。
前回に続いて、よく飛ぶ人と同伴できました。見ていて気持ちいいですよね。(笑)


15番の少し打ち上げているパー3、160yでかなり強いアゲンストだったんですが、ライアンが打ったのは9番アイアンですからね。(x_x)

バックスピンしすぎてグリーン手前にこぼれてしまったのですが、試しに8番で打ってみてもらったら、グリーンオーバーでしたよ。(笑)
すげーなぁ。

私は、たまたま5歩に付いたんですけど、5番アイアンですもん。(笑)



つづく4番は、558yのパー5。

左右に池が絡む、細長いパー5です。

画像をクリックで拡大します。

この写真は、私の2打め地点から撮ったものです。

ティーショットよりも、2打めが緊張するパー5でした。



次の写真は、9番ホールのティーイング・グラウンドからです。
411yのパー4。

非常に印象的な形の巨大なバンカーがフェアウエー右側に配置されています。


画像をクリックで拡大します。


私のティーショットは、このホールも左右のバンカーの間の狭いところに打っていかなければなりませんので、厳しいです。ちょうど間に立っている背の低い椰子の木を目標に打ちました。

で、そこから2打めは左にドッグレッグしてさらに登って行きます。

手前の広いところに打つと、2打めが恐ろしく長くなりますから、狭いところに果敢に打っていって攻めなければなりません。
大して飛ばない者の悩みですね。(^^;

で、敢え無く力み過ぎて低いフックを打ってしまい、左のバンカーに捕まりました。
ライは悪くなかったのですが、210yも残ってしかも打ち上げになっていましたので、ユーティリティーのU4でレイアップ。

これは非常に上手く打てまして、残りは約30y。
58度でのアプローチが上手く寄ってくれて、パーが取れました。



最後の写真は、ドビューンと打ちおろしの12番、387yパー4です。

画像をクリックで拡大します。


このホールはかなりの強さで風があげていまして、低くてスピンの少ないボールを打ちたくて低くティーアップしたのですが、遙か下のフェアウエイに吊られて肩のライン(左肩)を下げてしまい、結局突っ込んでカート道の左の木の中へ打ち込んでしまいました。

その左のクリークには入らなくてラッキーでしたが、2打めは出すだけ。
ボギーオンしたものの22歩(約15m半)も残していて3パット、ダブルボギーにしてしまいました。

よく考えたら、あれほど打ち下ろしているのだから387yと言っても距離は要らないわけでして、3Wか2Uでティーショットしたら良かったなぁ、と今更ながら思います。(^^;


21歩の距離を練習していたはずだったのですが、ここは読み違えました。
打つ時は、登って下るラインに見えたので、15歩ぐらいのつもりでパットしたのですが、実は全然登っていませんで、ほぼ平らな下りからさらに下りになっていましたので、4歩強(3m)もオーバーしました。

22歩を12歩ぐらいで打たないといけなかったんですね。いやー、難しい。