1/19/2010

パットってどのくらい入るもんなの?


つい最近、シニアツアーで一時無敵だったデーブ・ストックトンがコーチングをやり始めフィル・ミケルソンが早速その教えを乞いに訪れた後、劇的にパッティングを改善したことが話題になりましたよね。

先月のゴルフ・マガジンにそのことが特集されていました。

内容を読みましたが、5つのアドバイスはどれも、メンタルなお話だったと記憶しています。


時に、「パットがうまい人」と言った場合には、一体どんな人を指すのでしょうか?
もちろんレベルによって表現は変わってくると思います。

ツアー・プロなら、肝心な場面で入れてくる人、かな?
プレッシャーのかかる場面で、いわゆる“クラッチ”なパットが打てる人。


私の場合ですと・・・

どこからでも距離感よく50cm-1mに距離を合わせて来るパター。
2m以内を、実にしぶとくよく入れてくるパター。
3m-10mを、ことごとくカップの山側をかすめるように打ってくるパター。

こんな感じのイメージでしょうか。

この辺、みなさんの持っていらっしゃるイメージも聞いてみますと、とても私の参考になるような気がしています。(^^)


パットの名手デーブ・ストックトンのようには行きませんが、私も今年は、「バーディ倍増計画」などという捕らぬ狸の皮算用を目標のひとつに掲げてしまいまして(笑)、
さてどこから手を付けようか?といった風情なのですが、・・・やるべきことは山ほどあります。(^^)

決して「練習あるのみ」ではなくて。

意味のある練習を工夫し、自分に合った効率のよい練習を模索し、短時間の練習時間で成果をあげるべく、(仕事の休憩中でもトイレでもどこでも出来る)思いを巡らせることに時間をかける訳です。(笑)


特に、デーブ・ペルツのパッティング・バイブルに書かれている内容には、「目から鱗」どころか、そんなコロンブスの卵は聞いたことない!、コペルニクス的地動説級の知られざる事実?!って感じのことが山ほど、しかも客観的にデータと共に述べられていまして、さてそのうちのどの部分を私が消化してどれだけ自分の為に活かすことが出来るか、私でも少ない練習でモノに出来る部分はどこか?ということになってきます。

(余談ですが、私がペルツ先生を信望する大きな理由のひとつは、この人はとある特定のパッティング法の指導者ではなく、膨大なデータを基に科学的なリサーチをする研究者である、というところです。
いつも、動かしようの無い、疑いようの無い(けど一般には信じがたい)事実を、データを上げて実証してくれます。)

そして彼の示す解決法はいつも、決して魔法のように効く方法などではなく、科学的分析に基づいた効果的練習法など、ひとつの提言です。
個人差に合わせ、他の方法もあってしかるべきなのです。



では今日はその第1段として(第1段はこの間、完全ペンデュラム式ストロークでやったじゃないの?ってのは置いときまして。)、いったい私程度のアマチュアで練習量不足せざるを得ない人間が到達出来るのはどの辺りまでなのか?

一番効率的なのは、どの辺りの改善なのか?

ということを考えてみたいと思います。



ここに、パッティング・バイブルから勝手にデータを拝借して私がグラフに起こし直したものがあります。 ↓
図をクリックで拡大します。


これは、パットの残り距離に対して、どのくらいの確率でカップインしているかを、膨大なデータを元にグラフにプロットして作られたもので、青線が
ツアーのあらゆるトーナメントでツアープロ達の、ツアー・コンディションのグリーンでのパッティングを基に、ツアーの最中に採られたデータです。
幅を持っているのは、プロット点の集合体だからですね。

そして、本では別の話の中で別のページにグラフで出てくるのですが、ピンク色の線で付け加えてありますのが、アマチュアの(ペルツのスクールの生徒さん達で)ハンディキャップ15-25の人たちの平均データです。


このグラフを見て判りますのは、驚いたことにあれほどことごとく入れてくる印象のツアー・プロでも(大体真ん中のデータをとってみてみますと)、
6フィート(約1.8m)のパットは50%しか決まらない、ということです。

意外じゃありませんか?

もちろん全ゴルファーでトップ中のトップ、ツアー・プロのことですから、この距離でラインが分かっているとなれば90%以上決めてきます。
しかし、不確定要素の多いツアー中のパットとしては、50%しかカップインしない訳です。


我々アマチュア・ゴルファーが、1回のラウンドで1.8mをことごとく決める日があったとしても、年間を通じてデータにしてみると、30-40%入ってくれれば御の字、ってことになりますね。
ハンディ20+/-5の生徒さん達で、ちょうど25%ぐらいです。

なぜ初めて打つ6フィートのパットがこれほどまでに難しいのか?という説明に付いてはここでは省略しますが、パッティング・バイブルにこれでもかと言うくらいに理由が書いてあります。
(カップの外6インチから6フィートに渡るドーナツ型の「Lumpy doughnut」現象など、興味深いお話が満載です。)


同様にして見て行きますと、

ツアープロは、

3フィート(約91cm)で90%、
6フィート(約1.8m)で50%、
9フィート(約2.7m)が30%、
12フィート(約3.6m)が20%、
18フィート(約5.4m)で10%、
30フィート(約9.1m)で5%、
42フィート(約12.7m)でも約4%がカップインします。

一方のアマチュア(HDCP15-25)では、

3フィート(約91cm)で75%、
6フィート(約1.8m)で25%、
9フィート(約2.7m)が10%、
12フィート(約3.6m)が5%、
18フィート(約5.4m)で2%、
30フィート(約9.1m)で1%、
42フィート(約12.7m)では0.5%しかカップインしません。

ツアー・プロのデータで、30フィートだろうが42フィートだろうが成功率が大して落ちないと言うのは、距離感で苦しむことが殆どなく、ラインさえ判っておればいつでもカップインする用意がある、ということの現れでしょう。


スコアで一番大きく出る部分はどの辺りでしょうか?


以前、「パット数40%の法則!」という記事で、スコアのおおよそ40%はパッティングである、ということを書きました(ペルツのパッティング・バイブルによると全ストロークの約43%となっていましたが、これはペナルティを除いているのかな?と思われます。)が、

そのパット数のうち、半数以上は6フィート(約1.8m)以下のパットだそうです。
つまり、6フィート(約1.8m)以下のパッティングは、実にスコアの20%を占めており、その20%内での成否が上記の50%と25%では、全スコアに対して5%の差が出ます。

5%の差と聞くと大したこと無いように聞こえますが、72で回る人で3.6打、80で回る人で4打、100でラウンドする人で5打もの差になります。
言い様によっては、95か100かの境目であり、80か76かの境目であり、72か69かの境目になる訳ですから。
(正確に言いますと、6フィート以下にはプロとアマチュアで殆んど差がないタップインも含まれていますから、3-5打もの差にはなりませんけれど。)

ちょとややこしいですか?(^^;

注目すべきは、あらゆる距離において、ツアープロとアマチュアに差がありますが、相対的に差が一番大きいのは、図中に黄色線を引いた、6-7フィート(約1.8-2.1m)の辺り、ということになりましょうか。



私も、6フィート(約1.8m)のパットの、もしラインが分かっていたら、75%ぐらいは入れる実力があると思いますが、ラウンドではどうだったでしょうか。 (6フィートは私の2歩半ぐらいでして、2歩とか3歩で切り上げ切り下げしてデータ取ってましたので、調べてません。(^^;)

まぁハンディ20+/-5の人たちの平均、25%よりは入っていると思います。

この距離のパットの精度をもっとあげるにはどうしたら良いのか?
目標としては、40%から45%は入れたいですねー。
もしかしてペレツのパッティング・バイブルの教えを体現化できれば、この距離だけならプロ並みの50%も行けるかも?

糸口が見えてきました。(^^)
subconsciousの有効利用、同時にsubconsciousとの戦いです。
それとグリーンの読みの見直し。

具体的な内容は、実践して私なりに消化しながら徐々に書いていく予定です。
「3-5フィート(約0.9m-1.5m)をもっと確実に入れる」というのは、明らかに今年のターゲットのひとつですね。
それから、7フィート(約2.1m)前後に強くなる。


とりあえず今日のところは、「パットが上手い」というのはどういうことなのか?
・・という考察でおしまいです。


1/18/2010

スイング・ウエイト・トレイナー


本日、我がチャージャーズが敗退してしまい、失意のズンドコ中です。(T_T)


先日ご紹介しました、ゴルフスミス・エクストリームに、ハンク・ヘイニーのゴルフ練習用器具のコーナーがありました。

もうあれですね。 ハンク・ヘイニーとか、ブッチ・ハーモン クラスになると、自分で開発していない練習機も知名度にあやかって名前を貸してもらって売る、ってかっこうになるんですね。

まぁそれはともかくとして。




・・・と、ここで、こんなものを発見!

http://www.golfsmith.com/products/292802/?tcode=cj
(リンク先に、動画もあります。)


これは、以前ご紹介しました、プロ-テイターという商品と基本的に同じですね。

ただ、プロ-テイターより細くてスタイリッシュに出来ていて、しかも私が日本で愛用していたライト商会さんの、こう言った素振り用の棒の先端に付いていたのとそっくり同じ、重量変更用の取り外し可能ウエイトが付いています。



ドライバーのスイングをシミュレートして見るときには少し軽くしてクラブ
(っていうかこの棒)を少し横振り気味にすると良い按配なのです。


と、いうことで、プロ-テイターを持っているにも関わらず、購入。



今回は、シャフトの曲がり部分の角度は私にも丁度いいので調整する必要がありません。

値段が安いんですよ。
$19.99しかしませんでした。(^^)


ついでに友人用にももう一本お買い上げ。(笑)

今年も、これで最低 5スイングを出来る限り毎日の日課にする、ということをresolution(今年の抱負)にしようと思います。


これねー、ホントにいいんですよ。
ボールを打ちませんから邪念が入らないし、適度に重いので無理の無いクラブに任せるスイング作りに専念できます。

グリップも、自動的に正しいグリップがしっくり来るようになりますし。
意外に評価されていないんですが、私は優れものだと思います。


ところで余談ですが、Xtremeに、日本人の店員さんがいらっしゃいました。

しばらくお互いに英語で「これ、シャフトのここのアライメントが曲がってませんか?」とか会話していたんですが、名前を聞かれて答えつつ握手したときに「あれ?日本語しゃべれます、私。」って言っていただきまして、あらためて日本語でご挨拶しました。(^^;

田中さん、っておっしゃいました。
とても親切です。

子供連れでお邪魔させていただきまして、どうもありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。m(__)m

・・・って、こんなブログを見てはいらっしゃらいと思いますが。(^^;



書き忘れましたが、本商品は値段が安いせいか?グリップが曲がって入っているものが多々あります。
・・・って、いいますか、真っ直ぐ入ってるモノの方が少ないぐらいです。

よく選んでお買い求め下さい。
(ですから通販で買ってはダメです。 ご自分でグリップを付け直す覚悟ならOKですが。)



1/15/2010

マイル・スクエア (クラシック・コース)


このコースは、オレンジ・カウンティーの中でもグリーンが綺麗なコースとして有名です。

ムニシパル・コース的なコースですが、全部で36ホールあって、広々としたコースです。
1969年の会場で、David Rainville氏の設計。


Mile Square Golf Course
http://www.milesquaregolfcourse.com/


距離もけっこうしっかりありますね。

でも、ムニシパル・コースとしては、料金が少し高めの設定なんですよね。
一般的には安い方なのですが。

ですから、私のような朝にバック9だけ回ると言うような人達は、$5-10程度やや高いために敬遠するようです。

と、いうことは、空いていて短時間で回れますし、好都合。

画像をクリックで拡大します。

これは18番524yパー5の2打目地点です。


全体的に、36ホールともフラットな作りで、OBも殆んどありません。
ホール間が木でセパレートされていますが、さほど密集していないので上手く打てば脱出も出来ますし、大きく曲げれば隣のホールからも打てます。
・・・といいますか、そういうことを心配しなくていいほど広いフェアウエーで、ドライバーを思い切って打つにはこれ以上無いくらいいい作りです。(^^)


6,714yですが、殆んどフラットでティーイング・グラウンドも盛土されていないので、ドライバーが全然よく飛ばないような気持ちがします。
ただ、打ち下ろしていないから飛ばないだけなんですが。

普段あまり経験しませんが(日本では特に全く無いと思いますが)、ティーも含めてフラットだと案外飛ばないですね。
6,700yでも、かなり長く感じます。

17番の450yパー4なんか特に「ドライバーいいの打ってもまだ200yちょっと残ってんの?」って感じです。

画像をクリックで拡大します。

(↑写真は10番)


年始の始まったばかりの頃、昼からアポがひとつ抜けて時間が出来たので、友人を誘って午後からのラウンドに行ってきました。
友人が、ちょうどテイラーメードのスーパー・クワッドをリシャフトしたばかりでしたので、「どこへ飛んでも大丈夫だから、レンジ行かなくていいからそのまま持っていこうぜ。」って。(笑)


グリーンは、噂どおりですごく状態がいいですね。
速くは無くて、遅くも無くて、私の基準のスピードぐらいです。 でも、滑らか。

難を言うとすれば、各ホールにあまり変化が無く、いつもフラットから打つので傾斜の打ち方も必要なく、ただひたすらに距離を出すように打って行けば良いので、飽きが来るってところでしょうか。
土日の良い時間には5サムも結構入りますし、韓国人プレイヤーも多く来てものすごく混みますので、飽きるほど通えませんからまぁそれはそれでいいんですが。(^^;

グリーンは盛土がされていてアンジュレーションもありますよ。
ホント、グリーンには力が入ってます。


13番、14番は池がらみで、写真で見てもちょっと変化があります。

画像をクリックで拡大します。

13番パー3、153y。



画像をクリックで拡大します。

14番パー4、350y。


池が右から2回、大きくフェアウエーに入り込んできますが、フラット過ぎて、どれが池だか写真では判りにくいですね。