7/26/2010

リンクス・アト・サマーリィ の2


ここは、3年前にラウンドして記事にしています。


南カリフォルニアにありながら、スコットランドタイプの本格リンクス・コースのデザインで、コースじゅうに巡っている細いクリークも、ここでは「バーン(Burn)」と呼ばれます。


The Links at Summerly
http://www.linksatsummerly.com/


私の好きなコヨーテ・ヒルズというコースを、ペイン・スチュワートと一緒に設計したカル・オルソンのデザインです。


(クリックで、リンク先の大きな図が開きます。)


このコース、3年前に行ったときにはまだ出来たばかりでした。
比較的新しいコースで、車のGPSには登録されていなかったりします。

まだ3-4年だというのに、マネジメントの会社が変わるとかで、今回はキャンペーン中。
わずか$29でカート付きでラウンド出来るとあっては、行かなくては!!ってことで、友人たちと3人で行ってきました。


各ホールのキレイな写真。

http://www.linksatsummerly.com/index.php?page=tour


コースのあるレイクエルシノアという場所は、内陸で夏場は非常に暑く気温は104°F(華氏)ぐらいまで上がります。

そういう訳で、朝6時前のスタートタイム。
暑くなる前にラウンドを終えてしまおう作戦です。

まぁそうじゃなくっても私はいつも早朝ラウンドが多いですが。(笑)


以前のラウンド時の写真を見ていただきますと、見渡すかぎりフラットでバーンがどこに走っているのかもヤーデージブックをよく見ないと分からない様子が伺えるかと思います。

(実はすぐ先にバーンが横切ってます。)


青ティーからは全長6,741y、レイティングは73.1/135ですが、打ち下ろしが無い分、長く感じます。
といいますか、2打目の距離感も景色が普段とあまりに違うので戸惑いますが。

(ちなみにフルバックの黒ティーからですと、7,012yの74.1/142となります。)



上の写真は2番ホール526yのパー5の2打目地点ですが、ティーからの写真はこんな感じです。

画像をクリックで拡大します。


プレーするには十分な明るさですが、写真に撮るとまだ暗いですね。

このホールはグリーン前30y付近にも、もう1本バーンが走っていて、2打目もキチンとレイアップする必要があります。
私は、3打目を奥にこぼし、バンカー。
寄せきれず、ボギーにしました。



次の写真は5番ホール383yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


フェアウエー正面に、横に大きな右のバンカーが食い込んでいます。
これを越すにはキャリーで258y打たなければなりません。(ちょっと私には無理。)

フェアウエー左サイドのバンカーまでは手前の縁に届くのに260yで、2つのバンカーの間はティーから見ますとかなり狭い5yぐらいに見えます。
右バンカーの手前、228yより手前にレイアップしておくのが正解ですね。

しかし我々は全員ドライバーを打ちました。(x_x)  (笑)

私のボールは2つのバンカーの間を狙って打ったのですが、もろに右のバンカーに向かっていってしまいました。
バンカーを越えた急斜面にボールが止まり、残りは約135y。

まともにスタンス取れませんし、まともに振り切れませんが、7番アイアンでできるだけ打ち込んでみました。
結果はグリーンには15yほどショートです。

ポテトチップ・グリーンを寄せきれず5歩(約3m半)を残し、上手く打ったパーパットですがひと転がり足りずに2インチショートしてボギー。

すごく滑らかな速そうなグリーンですが、水を撒いたばかりだからでしょうか、この日はパットを何回かショートしました。



次の写真、7番ホールはたった300yしかない短いパー4で、ハンディキャップは17。
サービス・ホールのはずですが、どうしてどうして。

画像をクリックで拡大します。


各ティーイング・グラウンドの間には、ウエスト・エリアの砂利が入り込んでいて、なんだか教会のように見えます。

ここのティーショットも上手く打てました。
このコースではボールがよく転がりますから、私の低めの弾道のドロー系のボールは、いつもの(同じくらいの飛距離の)友人2人のドライブよりもかなり先に行くようです。


グリーンの前にはバーンが走っていまして、グリーン左からフェアウエー方向に振り返るとこんな感じになっています。

画像をクリックで拡大します。


バーンが写真の右から左へ走っているのが見て取れますでしょうか?
右の方に、バーンの一部がパックリ口を開けて見えますよね?

バーンの手前に200yぐらい打ってレイアップし、2打目は100y勝負になるのですが、グリーンの手前が砲台になっていて、しかしグリーンは奥に向かってグッと下っているんです。

私も友人も、2打目でグリーンをヒットしましたが、奥も奥のすんごい奥。
登りの21歩(約15m)だったんですが、2mもオーバー、返しを惜しくも外して3パットしてしまいました。



最後の写真は12番ホール(416y、パー4)のグリーンです。

画像をクリックで拡大します。


ここはドライバーも、2打目のユーティリティーの4番もなかなか上手く打ててグリーン左の8歩(約5m半)にオンしましたが、このパットも距離ぴったりで上側につけて入らずパーでした。



木が無くってのびのび打てるのもありますが、ティーショットがブレてフェアウエー左右のバーンまで行くことはありませんでした。(^^)

スコットランド・スタイルとは言え、全然寒くはありませんしこの日は風も強く入りませんでしたので、比較的易しいコンディションだったんじゃないかと思いますが、なかなか思うようにはスコア出来ませんね。

あまりアップ&ダウンが決められなかったのが痛かったと思います。

もうコースもかなり思い出しましたし、キャンペーン期間中にもう一回行きたいと思ったりしてます。

7/23/2010

ラ・コスタ・スパ&リゾートのバウチャー


いやー、いいものもらっちゃいました。

とあるゴルフ屋さん(ゴルフスミス)のイベントに行ってきましたのですが、抽選に当選してしまいましたです。

丁度リシャフトした3+Wにラムキン・パーマラップのグリップ付けたいし、行くだけでボールもらえるし抽選でほぼ全員キャップとかTシャツとかもらえるらしいよ、って友人に誘われまして、パサデナまで行ってきたんですけどね。


ゴルフ・テックのインストラクターによるパッティングのレクチャーがあった後、パッティング・コンテストなどもありました。

店内の人工グリーンで7フィートのパットを何個連続で入れられるか、ってコンテストで、私は3個しか入りませんでした。(T_T)

選んだのが、キャメロンのパターで、あれが失敗だったか。(笑) (←道具のせいにするダメなヤツ)

真面目に失敗だったと思ったのは、スケッチャーズのシェイプ-アップスを履いていたことかな。 (←まだ道具のせいにしてる。(笑))


来ていた別の友人が、5個連続入れて優勝、商品としてアダムズのウエッジをもらいました。
彼は、ドライバーからアイアンセットからパターまで今はアダムズのクラブを使っていて、なんともちょうどいい人が勝つもんだなぁ、と思いました。



で、事前に$10の商品券をもらっていましたので、スパイクの鋲やら、プール行く時用の水に浮くサングラスやらグリップやらを購入して、レジでお金払おうとしてたら、大きな声で名前を呼ばれまして。

抽選の最後に、ラ・コスタ・リゾートの「Stay & Play (1泊と1ラウンドゴルフ)」のバウチャーをいただいてしまいました。

いつもの友人と相談して、プレーしに行こうと思います。

カールスバッドまでは車で1時間ちょっとですから泊まる必要ないんですが、息子くんがLEGOランドが大好きですから家族で行けますし。


あ、そうか。
StayとPlayを別の日で設定して使えるかどうか聞いてみよう、ダメ元で。




おまけ



大好きなコヨーテ・ヒルズの、プロの30分レッスンも、もらっちゃいましたが・・・

(たぶんお友達に差し上げます・・・(^^;)

7/21/2010

ナイキ・メソッド パター 001



今年(2010年)のジ・オープン、ルーイー・ウェストハイゼンの圧勝で終わりましたね。
そして今回、タイガーのナイキ・パター使用に注目が集まりました。

このパター実はすでにメジャーで2勝を上げています。

昨年ターベリーで行われた全英オープンで、トム・ワトソンに最終ホールで追いつきプレーオフで勝ったスチュワート・シンク、そしてやはり昨年NYのベスペイジ(ブラックコース)で行われたUSオープン勝者のルーカス・グローバーです。


しかしタイガーの使うパターとなりますと、知名度も売り上げも大幅にもう全然違ってきます。

なんでもかんでもタイガーならいいってもんでもないだろうと思うのはこちらの勝手ですが、市場はそうなってるんですから仕方ありません。

(写真はNike.comから。画像をクリックするとリンクに飛べます。)

(ミシェル・ウィーや、ポール・ケイシーもメソッド・パターを使用しているようですね。)


こちらの記事によりますと、ウッズが99年から11年間愛用し、13個のメジャー・タイトルを勝ったスコッティ・キャメロンのニューポート2モデルのパターと、今回ウッズが全英に投入したナイキ・メソッド001のパターは仕様がほぼ同じで、ライ角も同じ、サイトラインのドットも同じ、グリップも同じピンのグリップを使用して仕上げてあるものだそうです。

ただし、ロフト角はメソッド001のスタンダード・ロフトで、1度立っている2.5度になっているそう。
(ナイキのカタログ・スペックには2度ってなってますけどね。)

開発段階から、ウッズの意見を取り入れ、キャメロンに何かあった時の
バックアップパターは、いつもこのメソッド001だった、とのコメントも載っています。



ナイキのサイト上記リンクのページに、メソッド・パターのポリメタル・グルーヴ・テクノロジーが解説されています。

(画像をクリックするとリンクに飛べます。)


ボールを手で転がそうとしたときに、最後指先でボールを放るようにして
グッとボールに回転がかかる、そんなイメージを具現化したパター・フェースで、打たれたボールは早い段階から順回転のロールを始めるため、転がりが安定し直進性が増す、という設計だと、動画の中で説明されています。


Nikeの別のページにスーパースローで撮影した比較動画がありますが、通常のパターに比べて間違いなく順回転が打ってからすぐに始まっている様子が見えます。

Forward Roll in Motion

(比較対照されている、traditional putterの方のロフトはちょっと寝過ぎているような気もしますし、メソッド001とピンパターの比較でも無さそうですが、 ・・・映像を見やすくするためなのでしょうか?
まぁいいでしょう。)




そして今回タイガーが、「オールド・コースのグリーンは遅めで、遅いグリーンはにはいつもてこずって来たから。」という理由ながらついにメソッド001を使うことにした、と発表しました。

しかし、3日間合計99パット(33、31、そして35パット)という予想外に悪い結果が出てしまい、初日2日目はやや雨模様だったものが、週末には雨が上がり強い風によってグリーンが速くなっていったこともあり、最終日には
トーナメント半ばにして元のキャメロン・パターに戻してしまいましたよね。

キャメロンに戻した最終日は、27パット。
必ずしも同条件ではありませんから、パターだけの差ではないと思われますが。

これはナイキにとっては少し遺憾な結果になってしまいました。




しかしこのパター、意外に良い効果を持っているような気がしてなりません。

根拠は私が何度も記事に引用しているデーブ・ペレツのデータにあります。


ゴルフボールにはディンプルがありますよね。
このディンプルの角に(通常は均一平面の)パターフェースが当たり、方向がずれてしまうことが少なくないのだそうです。

硬いカバーのボールほど、ディンプルが大きいほど、この傾向は強くなります。
硬いためにインパクトでの設置面積が減り、ディンプルの角で打ったボールが少し逸れて出て行く可能性があるという訳です。

ひどい例では、約5フィート(1.5m)のパットで狙いから3.84インチ(9.8センチ)も外れてしまうというのですから、ボール(1.68インチ)2個分以上もズレてしまうということで、ディンプル以外はパーフェクトなパットをしていても、カップを外すには十分な影響があるんですよね。

昨今は、樹脂インサートの入ったパターが数多く出ていますが、柔らかいインサート素材のパターの方がこの場合は良い、という結論になるんです。


メソッド・パターのポリメタル・グルーヴ、このディンプル問題に関しては
矯正してくれる方向で動いてくれるような気がします。
(残念ながら、データはありません。)


一方、ロフト角が小さい効果については、デーブ・ペレツの見解から照らし合わせてみますと懐疑的です。

そもそも、昔から言われ信じられている「ビリヤードの上突きの押し球のように最初から順回転で転がるパットは球足が長く直進性も良い」ということ自体、はっきりと否定はしないもののデータから見ると迷信だと言わざるをえない。としていますので。

今まで使い慣れたパターと同じロフトを選んだ方が良いのでは無いでしょうか。(ハッキリとは言い切れませんが。)


タイガー、今後ナイキのパターに切り替える日が来るのでしょうか?