・・・を、私が知っているはずもなく。(^^;
わはは。
しかしながら、ちょっと目からウロコかも知れない事実がありまして、それを書いてみようと思います。
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私が旧GDOでのブログを始めるよりも前、「ゴルフ上手くなる方法ないかなー。」と思って見ていたブログに、Kidさんという方の「
★究極のレッスン★」という、老舗の人気ブログがあります。(有名だと思います。)
クリックでKidさんのブログへ。
で、もったいないことにその頃に読んでいたにもかかわらず当時は、全く ピン!と来ておりませんで、・・・本当にもったいないことでした。(x_x)
が! 今になって読み直し、パピーン!っと来てしまった記事が、こちらです。
風に向かって ⑤ ~ 39歳 怒涛の上達 ~
Kidさん(Toshi Hirataさん)のレッスンは、体系的に語られていまして、決してこうして切り取って ご紹介するようなものではありません。
ですから、Kidさんのサイトで詳しくさかのぼってお読みになることをお勧めします。
もしご存知でなかった方のために申し添えますと、
日本からアメリカに乗り込んで勝負なさってきたKidさんが、アメリカン・メソッドのゴルフをご自分自ら消化なさって、それをみなさんに日本語でお伝えしようというブログですから、目から鱗が落ちる記述がたくさんあって、ものすごく読み応えがあります。
読み返すことはきっと苦にならないことと思います。(^^)
パッティングに関する記述はそう多くはありませんので、失礼を承知で、ひとつのとても印象的な記事を切り取ってご紹介してみました。
この記事の後半に、その以前 Tommy Armour Tourに参戦されていた頃のKidさんが経験なさった、「ボールスピード」に関する逸話がしたためられています。
まずは、心してお読みになってみてください。
そしてこの記事の後半部分というのは、実はKidさんの08年3月のこの記事の再録です。(同じ文章です。)
「
パッティングの秘密」
この記事にコメントを寄せているみなさんも、あまりピンと来ていらっしゃらないようすです。
私も読んだ当時、ちんぷんかんぷんでした。
「技術的な問題はないはずだ!」
「精神的にも負けてはいない」
「なのに何故?!」
・・・
「俺のパターのどこに問題があるんだい?」
彼は考える事なく答えてきた。
「技術的問題は全く無い完璧なストロークだ!」
「問題はスピード」
「???」
~ ~ ~
その後しばらくこの件に関しては音沙汰が無くなって・・・、
約1年後の 09年の5月になって、
「
ボールスピード創り」 というシリーズがアップされます。
ご興味が湧いた方は、この連載を読み進めてみると良いですよ。
そして、ボールスピード創り シリーズの最初のこの記事に、
>古いホール跡を探し、2mぐらいのパットのライン上の50cm後方にコインを置き、そこにボールを集める練習をせよ。
と書かれています。
自分のパッティングのスピードを作るための練習です。
ラインは一つでいい。
一番大切なのは、パッティング・ストロークに自分のスピードを作ること。
自分のボールスピードを持ち、いつもスピードを変えずにストロークすること
自分自身のパッティング・ストロークはシンプルに保ち、ボールスピードを一定にし、それを指標に持つことで・・・、
逆にグリーンの速さや傾斜の方の変化に対して、結果をフィードバックすることで経験をデータとして積み重ねてゆく。
ここのニュアンスが、今になってようやく理解できてきました。
(・・・と、思います。)
蛇足を承知で申しますと、曲がるラインを3つの違ったラインでカップにホール・インさせる程の技を持つKidさんが、あらためて「
ラインは一つでいい。」とおっしゃってる訳です。
私が以前書きました記事に、「
パット数減にとても効率的なパット練習」 というのがありましたが、バックグラウンドの考え方は同じです。
50cm後方のコインは、17インチ後方で止まる「オプティマム・スピード」と 5-6センチしか違いません
私の作ったダミー・カップと、古いホール跡は同じです。(^^)
実は「パッティング・バイブル」のデーブ・ペレツも、「パット・エイミング教本」の細貝さんも、最適ラインはひとつでいい。 と、共通して分析なさっています。
一番カップインの確率の高い(オプティマム・スピードの)ラインが物理的に 1本なのですから、なにも複数のラインを使い分けるような、ボールスピードのコントロールを乱す要因になることをする必要はない、ということなのですね。
一番最初にご紹介しましたKidさんの記事にありますように、日本では(プロでさえも)繊細で器用な日本人の本来は長所というべき特性が故にパットを複雑にしてしまい、結果としてプレッシャーやグリーンのバリエーションなどの局面に対応出来難くしてしまっているようです。
ペルツも、パッティング・バイブルの中で 「(特に練習に於いて、そしてラウンドに於いても) もっとも重要なことは、フィードバックをかけることだ。」と述べています。
また、グリーン上では様々な距離を打ち分ける必要があるというのに、「同じボールスピードで打つ」という表現はおかしいのではないか? という疑問も湧かなくはありません。
しかしこれは、デジタルパットでボールを転がす距離コントロールが非常に正確な
ノリさんが表現していらっしゃいます、
一定の緩やかな加速度で打つ、ということに同義であろうと思ったりする次第です。
以上の「同じボールスピードで打つ」という考え方は、強弱を使い分けて同じカップに対して複数のラインでカップインすること自体を否定するものではありません。
あくまでもカップインの確率を最大にした最適のライン及び強さは一本でよい、ということに基づく、自分のパッティング・ストロークの、しっかりした自分のボールスピードを持つ、ということだと思うのです。
デーブ・ペルツの「パッティングバイブル」には、ボールスピードならびにタッチを作るパッティング・ドリルがいくつも紹介されています。
米国のスクールでは、こうした数々のスピード創りのパッティング・ドリルが日々コーチングされているのでしょうね。