1/26/2011

すごいぞ、ジェイソン・デイ!


PGAツアーのトップ・プロでも、ミス・ショットをする場面を見ないことはありませんが・・・、

ドライバーでダフってチョロを打つなんていう場面を見ることは滅多にありませんですね。 ・・・っていうか、あるにはあるんでしょうけど、私は記憶にありません。



土煙と、なんでまだそこにいるの?なボールが写ってますね。(笑)


ライが悪いとか、足場が悪いとか、そういうファクターが全くないはずのティーアップしたドライバー・ショット。
一体全体、何がどうなってこうなったのでしょうか?



今月初めのPGA開幕戦、ハワイのカパルアで行われたヒュンダイ・オープン。
2日目のダイジェストをPGATour.comから。



カパルアの13番ホール、407y のパー4だそうです。
飛距離はたったの106yだったとのこと。 まぁそりゃあそうでしょう。

あまりの出来事に、本人も爆笑しちゃってますね。


で、すごいのは、この後ここからの2打目をいわゆる直ドラ、ドライバーを打っていったんだそうです。
そこからアプローチを寄せてパットを決め、このホールをパーで切り抜けたそうでして。
この2日目のラウンドのスコアは66でした。 (@_@)!

ここら辺が、さすがPGAのツアープロですね。


まぁでも、ご本人が爆笑なさってますから、我々も笑いながら見ても良いのではないでしょうか。(^^)


1/25/2011

コース・レイティング by SCGA


日曜日にバック9を練習に行ったときちょっと風邪気味だったんですね、例によって子供からもらいまして。

で、出掛けにリキッド・タイプの市販の風邪薬(Theraflu)ってのをグッとキャップに一杯飲んで出かけたんですよ。
25分ぐらいの運転で現地到着する間、胃がかーっと熱いなぁなんては思っていたんですが。

2ホール目の11番では4フィート(1.2m)ぐらいのパットをカップの左縁狙いで打ってリップ・アウト、外れたボールが軽く10フィートは行ってしまうとんでもないノーカン・パット。

3ホール目のティーでは、2番手でティーショットをしようかとポケットを探りつつ、「あ、あれ?」「ちょっと先に打ってて。」って言って無くしたティーを取りにバッグに戻ったんですが、いつもの反対側のポケットに入ってただけでした。

マークしようとしてボールは落とすし、ティーグラウンドにパター抜いて持ってたりしましたし、どうもねー、酔っ払い状態だったみたいです。(笑)
(自分でも「まさか。」と思いますが、どうやら。)

ああいうとき、ドライバーはけっこう上手く飛んでいくもんですね。
でも、チップショットとかパットとか、しっちゃかめっちゃかです。(^^;


日本ではお昼にビール飲んでプレーなさる方が数少なくなくいらっしゃいますが、すごいなぁ、とあらためて思った次第。

私はいくら1ティースプーンの分量とはいえ、運転前にリキッドタイプの風邪薬を飲んではいけないなぁ。 と認識したのでした。


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なかなか見る機会のないビデオがメールされて来ましたので、みなさんにもご紹介いたします。

SCGA、南カリフォルニアのUSGA傘下の組織で、ゴルフコースのレーティングの評価を定期的に行っているコミッティーのお話です。

日本ではまだ導入されていなくて馴染みが薄いのですが、米国では全国的にスタンダードになっているスロープ・レイティングのお話は、私の記事でも何度か取り上げてきましたし、ラウンドをするたびに計算もしています。

ご参考記事 ->  「ベストスコアの不思議


SCGAでのスロープ・レーティングの導入は、1987年だったんですね。
システムとしては、私が思っていたよりも新しかったんですねぇ。


繰り返しになっちゃいますけど、スロープって言うのはボギー・ゴルファーを対象にしたコースの難易度を表した指標です。


コースレートだけですと、スクラッチ・プレイヤー(少なくともハンディ4以下ぐらい)を対象にした指標になりますから、難しいコースも易しいコースも私のようなアマチュアには大して変わんない2-3打しか違わない数字が並んでますから、指標としてはすごく実感湧きにくい、使いにくい数字になっちゃうんですよね。


スロープは、ボギー・ゴルファーに有用な指標に設定されています。
なんとも半端な(笑)、113を標準に55~155までの数字で設定されますが、実際には55~99って数字はあまり見ません。


私が受ける感覚的に言いますと、110を切るのはよほど桁外れに簡単なコースかいわゆるパー3ばかりの(日本でいう)ショートコースに100以下の数字が並ぶけど、普通のコースにはつかない数字です。


111-119ぐらいのコースはすごく易しい癒し系コース。
120-124ぐらいは隣のホールもセーフなムニシパルの箱庭系コース。
125-135ぐらいに大半のコースは入りまして、128を超えるコースはなかなかタフな難しめ、
130台のコースというのは、難関コース。
140を超えるとなると、超難コース。


って言うのが、私のイメージです。


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で、こちらがSCGAから送られてきました、コース・レーティングに関するページのURLです。




非常に楽しげな感じのビデオがリンクされていますので、是非ご覧になってみてください。

考えて見れば当たり前なんですが、ただラウンドするわけじゃなくって、評価システムに基づいていろんな項目を測定・評価していくんですね。

今回ビデオに出演しているのは、ダグとマットのお二人ですが、基本的にはボランティアのトレーニングを受けたスタッフ・メンバーが、各コースを次々に評価していくのだそうですよ。


USGAからの要請で、各コース、少なくとも10年以内に1度は再評価をされなければならないことになっているそうで、SCGAでは7-8年に1回はどのコースも再評価がされるように計画して活動をしているそうです。


コース・コンディションは、良いシーズンの良い時期を想定してコースレートおよびスロープを評価するそうです。
全コースを最高のシーズンだけにチェックするということは不可能なので、その辺りは割引したり割増したり、調節する手法のノウハウがあるらしいです。

同じ南部カリフォルニア州内でも、例えばパーム・スプリングスにあるコースなんかは夏は40度をはるかに超えてゴルフになりませんから、ベストシーズンは冬になります。 今時が最高なんですよね。


指が凍えて感覚が麻痺しちゃうような日のラウンドは、ある程度スコアが悪くても当然なんですね。
あくまでも、コースレート&スロープは、そのコースのベストシーズンのコンディションを想定している、という観点からのお話ですが。


楽しいビデオですから、是非ご覧になってみてくださいね!


1/22/2011

パッティングの極意


・・・を、私が知っているはずもなく。(^^;
わはは。

しかしながら、ちょっと目からウロコかも知れない事実がありまして、それを書いてみようと思います。


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私が旧GDOでのブログを始めるよりも前、「ゴルフ上手くなる方法ないかなー。」と思って見ていたブログに、Kidさんという方の「★究極のレッスン★」という、老舗の人気ブログがあります。(有名だと思います。)


クリックでKidさんのブログへ。


で、もったいないことにその頃に読んでいたにもかかわらず当時は、全く ピン!と来ておりませんで、・・・本当にもったいないことでした。(x_x)

が! 今になって読み直し、パピーン!っと来てしまった記事が、こちらです。


風に向かって ⑤ ~ 39歳 怒涛の上達 ~


Kidさん(Toshi Hirataさん)のレッスンは、体系的に語られていまして、決してこうして切り取って ご紹介するようなものではありません。
ですから、Kidさんのサイトで詳しくさかのぼってお読みになることをお勧めします。

もしご存知でなかった方のために申し添えますと、
日本からアメリカに乗り込んで勝負なさってきたKidさんが、アメリカン・メソッドのゴルフをご自分自ら消化なさって、それをみなさんに日本語でお伝えしようというブログですから、目から鱗が落ちる記述がたくさんあって、ものすごく読み応えがあります。

読み返すことはきっと苦にならないことと思います。(^^)


パッティングに関する記述はそう多くはありませんので、失礼を承知で、ひとつのとても印象的な記事を切り取ってご紹介してみました。

この記事の後半に、その以前 Tommy Armour Tourに参戦されていた頃のKidさんが経験なさった、「ボールスピード」に関する逸話がしたためられています。

まずは、心してお読みになってみてください。



そしてこの記事の後半部分というのは、実はKidさんの08年3月のこの記事の再録です。(同じ文章です。)

パッティングの秘密


この記事にコメントを寄せているみなさんも、あまりピンと来ていらっしゃらないようすです。

私も読んだ当時、ちんぷんかんぷんでした。


「技術的な問題はないはずだ!」
「精神的にも負けてはいない」
「なのに何故?!」


・・・


「俺のパターのどこに問題があるんだい?」

彼は考える事なく答えてきた。
「技術的問題は全く無い完璧なストロークだ!」

「問題はスピード」

「???」



~ ~ ~


その後しばらくこの件に関しては音沙汰が無くなって・・・、


約1年後の 09年の5月になって、

ボールスピード創り」 というシリーズがアップされます。

ご興味が湧いた方は、この連載を読み進めてみると良いですよ。


そして、ボールスピード創り シリーズの最初のこの記事に、

>古いホール跡を探し、2mぐらいのパットのライン上の50cm後方にコインを置き、そこにボールを集める練習をせよ。

と書かれています。


自分のパッティングのスピードを作るための練習です。


ラインは一つでいい。
一番大切なのは、パッティング・ストロークに自分のスピードを作ること。

自分のボールスピードを持ち、いつもスピードを変えずにストロークすること

自分自身のパッティング・ストロークはシンプルに保ち、ボールスピードを一定にし、それを指標に持つことで・・・、

逆にグリーンの速さや傾斜の方の変化に対して、結果をフィードバックすることで経験をデータとして積み重ねてゆく。


ここのニュアンスが、今になってようやく理解できてきました。
(・・・と、思います。)

蛇足を承知で申しますと、曲がるラインを3つの違ったラインでカップにホール・インさせる程の技を持つKidさんが、あらためて「ラインは一つでいい。」とおっしゃってる訳です。



私が以前書きました記事に、「パット数減にとても効率的なパット練習」 というのがありましたが、バックグラウンドの考え方は同じです。

50cm後方のコインは、17インチ後方で止まる「オプティマム・スピード」と 5-6センチしか違いません

私の作ったダミー・カップと、古いホール跡は同じです。(^^)




実は「パッティング・バイブル」のデーブ・ペレツも、「パット・エイミング教本」の細貝さんも、最適ラインはひとつでいい。 と、共通して分析なさっています。

一番カップインの確率の高い(オプティマム・スピードの)ラインが物理的に 1本なのですから、なにも複数のラインを使い分けるような、ボールスピードのコントロールを乱す要因になることをする必要はない、ということなのですね。


一番最初にご紹介しましたKidさんの記事にありますように、日本では(プロでさえも)繊細で器用な日本人の本来は長所というべき特性が故にパットを複雑にしてしまい、結果としてプレッシャーやグリーンのバリエーションなどの局面に対応出来難くしてしまっているようです。


ペルツも、パッティング・バイブルの中で 「(特に練習に於いて、そしてラウンドに於いても) もっとも重要なことは、フィードバックをかけることだ。」と述べています。


また、グリーン上では様々な距離を打ち分ける必要があるというのに、「同じボールスピードで打つ」という表現はおかしいのではないか? という疑問も湧かなくはありません。

しかしこれは、デジタルパットでボールを転がす距離コントロールが非常に正確なノリさんが表現していらっしゃいます、一定の緩やかな加速度で打つ、ということに同義であろうと思ったりする次第です。



以上の「同じボールスピードで打つ」という考え方は、強弱を使い分けて同じカップに対して複数のラインでカップインすること自体を否定するものではありません。

あくまでもカップインの確率を最大にした最適のライン及び強さは一本でよい、ということに基づく、自分のパッティング・ストロークの、しっかりした自分のボールスピードを持つ、ということだと思うのです。


デーブ・ペルツの「パッティングバイブル」には、ボールスピードならびにタッチを作るパッティング・ドリルがいくつも紹介されています。

米国のスクールでは、こうした数々のスピード創りのパッティング・ドリルが日々コーチングされているのでしょうね。