現在、(ペブルビーチ・プロアマを蹴飛ばして?) ヨーロピアン・ツアーのドバイ・デザート・クラッシックに出場しているタイガー。
2日目を終わり、トップのローリー・マクロイに4打差の-7アンダーで5位タイ、先週のトーリー・パインズように決勝二日で失速すること無く、強いタイガーの復活を見せてもらいたいところです。
追記:
結局、3日目をトップとわずかに1打差の4位タイのグループで終了したんですが、最終日に75とまたもや失速してしまいました。
グリーン上で唾吐いてヨーロピアン・ツアーから罰金喰らったそうですし、復活にはまだまだですかね。
~~~
そんな中、やっかんだのか足を引っ張ろうとしたのかそのへんの事情はよく判りませんが・・・、
アラビアン・ビジネス誌が昨日、タイガーが関わっていたけど開発が凍結されたリゾート建設で、すでに契約金として$55.4MM(5,540万ドル、約45億円)を手にしている。
と言う話を暴露して、ちょっとした話題になっています。↓
Revealed: Tiger Woods paid $55.4m for failed Dubai golf resort
http://www.arabianbusiness.com/revealed-tiger-woods-paid-55-4m-for-failed-dubai-golf-resort-379679.html
先月、ドバイの開発グループの資金繰り悪化に拠る計画凍結が発表されていた、Al Ruwaya ゴルフコースはこちらです。
タイガーのドバイ・クラッシック出場に際して、タイガーからも凍結の話はアナウンスされました。
写真で見られますとおり、現時点では砂漠の真ん中に青々と6ホールが完成しています。
なんというシュールな光景。
(因みにわたし、このまんまでいいから「今のうちにこの6ホールをプレーしておきたい。」と思ってしまいました。維持費も相当でしょうから、このまま枯れて砂漠化していくのかなー、と。)
約1000億円をかけて建設される予定だったこのコースは2006年に計画が立てられ、100件のヴィラ(大邸宅)と、75件のマンション(大豪邸)と、22件のパレス(宮殿)と、バンケット(結婚式とかのできる)ホテルの中に造成され、
ここのリゾート全体しては大型ショッピングモールや、ユニバーサル・スタジオ、(うちの息子も大好きな)レゴ・ランド、それにローラーコースターがすごくて有名なシックス・フラッグズ遊園地なども建てられて、大規模な総合リゾート地になる予定だったそうなんですよね。
クリックでアラビアン・ビジネス誌の暴露記事にリンクしてます。
2006年の6月20日に、タイガー・ウッズ・ドバイ・リゾートを建設するという契約がサインされ、$26,250,000ドル(約21億円)が、10日以内にタイガーに振り込まれ、
さらに2008年の8月22日には、ゴルフコース・デザイン(設計)とライセンス合意の新たな契約がかわされて、
・サインしてから10日以内には $26,166,177ドル(約21億円)が 支払われる。
・正式のゴルフ場のオープニングにタイガーが現れればさらに、14,583,333ドル(約12億円)、
・さらにもうひとつのリゾート建設にタイガーが合意した時点で、別口の契約ボーナスとして、$28,800,000ドル(約24億円)が支払われる。
と言う内容になっていた、と書かれています。
ここでとても面白いのは、2回目の約21億円が支払われたはずの契約の日付が、このリゾート計画棚上げの直接的な原因とも言えるリーマン・ブラザーズ・ショックのわずか24日前だった、というところです。
サインしてから10日以内の支払いですから、微妙なタイミングでタイガーは頓挫したリゾート計画にもかかわらず無事に大金を手にしていることになる、というわけです。
なんかね、どれとどれを足すと$5,540万ドルになるのか記事を読んでもよく判んないんですが、いろいろと細かい支払いもあったんでしょう。
この頃は、ドバイの金融バブルが弾けるとも、タイガーが不倫騒ぎでスランプに入るとも、全然想像できなかったんでしょうね。
(ってか、我々日本人としては経験者ですからバブルはどこかで弾けるぞ!っては思ってましたけど、タイガーのここまでの不調(ならびに不倫による評判悪化)は私も想像していませんでした。)
それにしてもアラビアン・ビジネス誌、Revieled:(暴露)て。
タイガーが不正したわけじゃないだろ? (ラッキーだったかも知んないケド。)