このニュース、日本でも話題になっていますでしょうかね?
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まぁ、ことの経緯を記事からかいつまみますと、先週末行われたオーストラリアン・オープンの大会中の木曜日の初日のプレー中、11番ホールでデイリーが勝手に棄権して帰っちゃったんですね。
そもそもは、10番でバンカーに入れそこで誤球のプレーをしてしまったことに始まります。
打ったのがこともあろうにレンジ・ボールだったという珍事が発端です。
誤球の2打罰に加えて3パット。 ここですでに半分切れてたわけですね。
怒り心頭のデイリー、次の11番ホールのセカンド・ショットで池に2発入れてしまったところで、気持ちが切れて訳わかんなくなったっぽいです。
結局、打ち直して、打ち直して、打ち直して、打ち直して、打ち直して、7発池に打ち込んだところで手持ちのボールが無くなり、
プレイング・パートナーだったハンター・メイヘンとクレイグ・パリーと握手、スコアカードにサインして競技委員に渡し、さっさとホテルに帰った、ということらしいです。
ゴルフ・オーストラリアのトーナメント理事でいらっしゃるトレバー・ハーデンさんはこのデイリーの行為に怒り心頭。
今後、オーストラリアン・オープンには2度とデイリーを参加させない他、2週間後に行われる予定でデイリーも出場予定だったオーストラリアンPGAへの招待も取り消し、出場させないことにした、というようなことが記事には書かれています。
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で、私思うのですが、
『途中で投げ出すなど言語道断。けしからん。』とか捲し立てられましても、ボール無いのにどうすんのかい?と。
通常、プロは3個~6個程度のボールをバッグに入れてプレーしていると聞きます。
むしろ、7個も入っていたデイリーは多い方なんじゃないかと思ったり。(笑)
プロの場合は(JGAのアマチュアとは異なり)現在はワンボール条項の下にトーナメントをプレーしている訳なんですよね。
同伴のプレイヤーがたまたま同じメーカーの同じ銘柄のボールを使用していれば(例えばタイトリストのPro V1とか)、ボールを借りることができて、それでホールアウトしておいて、次のホールまでには間に合うようにスタッフに補充のボールを持ってきてもらうとかは出来るかもなぁと思うんですが、
じゃなけりゃ、まぁプレーを辞めるしか無いんじゃないのかなぁと思ったりします。
そういえばルールブック & 裁定集には、「ボールが全部なくなったとき。」っていう判例は書かれていなかったと思います。
ボールは借りられるか?っていう裁定例は書かれていましたけれども。
件のトレバー・ハーデンさんは、『If you run out of golf balls, and you are acting in a professional manner, you will call a rules official and we will get the type of ball he is playing with and replenish his stock,
(ボールがなくなったとしても、仮にもプロらしく振る舞うならばルール・オフィシャルを呼んで彼がプレーしているのと同じタイプのボールを補充できるし、(我々にはその用意が出来ている。))』とかおっしゃっていますけどね。
現実問題、
そこで実際には一体何分待つことになるのだろうか?と。
そして、全プレイヤーの使用ボールを把握して全種類を用意しているのだろうか?と。
私には、いささか疑問に感じます。
そしてその問題の11番ホールですが、右側がずーっと池になっている528yのパー5で、男子プロなら2オンを狙って打ちますからその意味では確かに2オンするには易しくないホールですね。
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同伴のクレイグ・パリーによりますと、『デイリーは、ちゃんと届くクラブを使っていたと思うけど、彼が思ってたより向かい風が強かったんだよね。2つ池ぽちゃして切れちゃった感じだったかな。』ってことでした。
数々のコース上での悪行の実績があるデイリーの肩を持つ気持ちはさらさらありませんが、
それにしても、オーストラリアン・オープンたる大会の10番ホールのバンカーに、レンジボールが入っているとはいかにも雑なオーストラリア、という感がしてなりませんですね。
さらにデイリーを逆撫でした要因としては、08年までは罰打を問われなかったバンカー内での誤球がルール改正により09年からは2打罰になっていた、ということもあろうかと勝手に想像いたします。
(勝手な想像で恐縮ですが、デイリーはあまりルールを細かくチェックして注意しているタイプには思えませんので。)
まぁ、ジョン・デイリーについては「いつもの平常運転」、という感じが致しますが、
ルール的な興味から、記事に取り上げてみました。