Meadowlark GC の 12番ホールのグリーンです。
このコースは距離が短くてコースレートは低い (パー70で、Blue 67.6/114) のですが、なかなかにチャレンジングな易しくはないコースです。
その理由が、この伏せおわん型というかドーム型をしたグリーンです。写真の左の方の傾きを見ていただけますと様子がうかがえるかと思いますが、グリーンの縁寄りの 5-6yはことごとくグリーン外の下の方まで転がり落ちてしまいます。
ぐるーっとこの感じですと、「このグリーン、乗せる部分の大きさ半分ぐらいしかないんじゃないの?」って思います。
しかもコース全体に距離が短いだけに、どのグリーンもワングリーンにしてはやや小さめ。
で、あいにく写真からはみ出て写っていませんが転がり込むラフがKIKUYU芝で芝目の向きによっては非常に厄介です。
まぁでも、バックの青ティーからでも300yを切るパー4が5つもあるくらいで距離が短いですから、100y以内のスキルとティーショットの正確性を試されるという面では少し趣の違った組み立てを要求される良いコースです。この日は12/18ホールをGIR (Greens in Regulation)で乗せましたので調子よかったです。
それなりに池が配置されていたり、敷地内のかなり急な斜面を 7ホールで利用していたり、ゲーム性を高めて造ってある印象です。
アンジュレーションはポテトチップ型ではないけどそこそこに速いですし、カップ付近でどっちに曲がるのかよく分からないので 3-4歩の短めのパットさえなかなか入らず、パッティングは難しいです。パーオンできた 12ホール中ワンパットで入ったのは 1ホールだけでした。
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まぁちょっと表題は大きく出ています。
まだ取らぬ狸の皮算用の段階ですので。(笑)
12年も前の記事ですが、
ザ・ゴールデン8 というパッティングの最重要ゾーンを、今一度もってきて確認してみます。
こちらが、デーブ・ペルツのパッティングバイブルの内容から抽出して合わせて表示したグラフになります。↓
青と黄色で構成されています幅を持ったラインが PGAのツアープロのデータ。
ものすごいハイレベルのパッティング成功率です。
そして、ややピンク色に見える 1本線がハンディキャップインデックスで 20+/-5くらいのアベレージの一般アマチュアのパッティング成功率の線です。(米国の生徒さんたちのデータ)
例えばちょうど 3フィート(約 91㎝)のデータを見てみますと、PGAのツアープロで 84~92%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで 75%ぐらい、という実情です。
(グリーンの速さやアンジュレーションの差、トーナメントでのプレッシャーとかの要因で言えば条件は違う訳ですが、データとして私が勝手に無理やり同じグラフに入れました。)
9-17%ぐらい成功率に差があります。
そして例えば 15フィート(約 4.6m)のデータで見ますと、PGAのツアープロで 9~19%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで 3%ぐらい、というカップイン率になります。
6-16%ぐらい成功率に差があります。
ところがですね、例えば 6フィート(約 1.8m) のデータの場合、PGAのツアープロで 46~54%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで 25%ぐらい、というカップイン率になります。
その差は、21~29%にも解離してしまいます。
9フィート(約2.7m)の場合はもっと興味深くて、PGAのツアープロで 23~38%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで 9%ぐらい、というカップイン率になります。
PGAのツアープロの中でも 15%もの成功率の差が出てきているのと同時に、一般アマチュアとの差も、14~27%と離れて います。
まとめますと、1m以下の短い距離では、PGAのツアープロとHDCP20前後のアマチュアの差は 10数%、逆に 5m以上の長いパットになると 1パットの率は 10数%以下の差でしかなくなりますが、その間の、1m~3mのパットにおいては、20-30%も成功率に差が出るよ 、ということになります。
この、2フィートから10フィートまでのいわゆるパッティングのマネーゾーンとも呼べる領域を、デーブ・ペルツ先生は「
ザ・ゴールデン8 」と呼んでいるわけです。
(ツアープロの間では、6~18フィートの間で差が大きいですので、パットの上手・下手の差は、この辺りが勝負になってくる、ということだと思います。)
これを前提としまして。
自分の感覚として(残念ながらデータは集計していないのですが) 、ラウンドあたり 1.2個の数少ないバーディーを獲得した中で、3歩とか4歩のバーディーを決められなかった数はかなり多い印象があります。
3~4歩って言いますと、7~9フィートですから、ピンクの線の方ですと約 15%ですね。 85%外れるんですから、まぁよく外す印象ですよね。感覚と合います。
ただ、バーディーを獲得している際に、6歩~10歩ぐらいのバーディーパットが結構入ってくれている印象があります。ピンクの線のデータでは、4%以下の確率なのですが。自分が大きくは期待していない中で、お金のかかっているプロと違いノープレッシャーでストロークしているっていうのもあろうかと思います。HDCPがもう少し少ないっていうことも多少あるかも知れません。
...そういう訳で、これを取り組みとしてスキームを作り、実験して改善につなげることを目下考えています。
データの裏付けがありませんが、自分の感覚として基準にしている 7歩のストロークに自信を持っていますので、軽い登りの 6歩とかが残ると距離感への不安全くゼロでストロークしているわけです。カップインするかどうかはともかく、カップを脅かすパットが打てるイメージが湧きます。
一方で、入れ頃の 3歩 (7フィート、約2.1m) のバーディーパットをせめてもう少し確率よくカップインできないだろうか?と考えるのです。
PGAのツアープロで 40~50% ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで はたったの18% ぐらい! なんと22~32%も、大きく乖離しています。 この距離が実は最重要距離なんじゃないでしょうか?
この7フィート(約2.1m)、プロと一般アマチュアで一番差が大きい距離のようです。
( 2mのパットを重要視して繰り返しパターマットで練習なさっているゴルファーは多いと思いますが、あの、カップの前がせり上がっていて、しかもカップインさせる練習は、スピードの管理には実のところ最悪の練習だそうです。)
この距離が外れるのは、強気に行って曲がり切らずに外れる、打てなくて弱いので読みが浅すぎ垂れて外れる、などの、曲がるラインへの対処の上手さ・下手さの技術的な差が大きく出ているのだと気が付きました。
VIDEO
分かってはいることですが、こういう動画を見ますと、はっきり認識できますね。(5フィート(約1.5m)の距離です。)
私個人は、7歩の時にはスピードの管理が一番きちんとできている割に、3歩の時には、多少の強弱が厳密に管理できていないように思います。
比較敵真っ直ぐなラインとか、平らから軽い登りのラインの時には、スピードが多少強すぎてもカップに入ってしまうので、スピードの管理が甘くなってしまっているため、ちょっとでもカップを外して狙うほど曲がるラインになると途端に外すことが多くなっているのでは?という考えにいたりました。
1歩(0.7m)は、 6.5センチのテークバックで打つ、 2歩(1.4m)は、10センチのテークバックで打つ、 3歩(2.1m)は、13.5センチのテークバックで打つ 、 4歩(2.8m)は、17センチ、 5歩(3.5m)は、20.5センチ、 6歩(4.2m)は、24センチ、 7歩(4.9m)は、27.5センチのテークバックで打つ、 1歩: 6.5センチは、大体[ボール+パターヘッドの幅]ぐらい。 2歩: 10センチは、靴の幅の広いとこぐらい。 3歩: 13.5センチは、[靴の幅+ボール幅1個分弱] 4歩: 17センチは、スタンス幅でほぼ[ボールから右足ひざ(ズボン)の内側]ぐらい。 5歩: 20.5センチは、靴幅2個ぐらい。 6歩: 24センチは、[靴幅2個+ボール幅1個分弱] (or 7歩のボール1個弱マイナス) 7歩: 27.5センチは、いつものスタンス幅でほぼ[ボールから右足靴の内側まで]ぐらい。
以上の様になっています。
今回考えました作戦というのは、3歩のストロークの指標を、もっとはっきり視認できる形に改良してはどうか?という目論見です。
両足を揃えて立ち、左足のつま先はいつも通りに若干開き、そのかかとがくっ付いている状態から靴幅で一個分を離して右足を離しますと、ちょうど右足の靴の内側のところ(普段基準の7歩の目安に使っている線) が、ぴったり13.5㎝ になることが分かりました。
これでちょっと、3歩 (2.1m) のストロークをこれから練習して安定させていってみたいと思います。
実際には、
オプティマム・スピード を打ちたい、という観点から、1.8mくらいのパットの時に 2.1mのストロークが特に有効になる、ということになろうかと思いますが、個々の管理を徹底していけば、間違いなくカップイン率が上がってくることと期待します。まだ皮算用ですが。
ちょっと楽しみかも。(^^)
* この取り組みは失敗に終わっています。さほど安定しませんでした。