1/23/2022

Cleveland LAUNCHER UHX Utility Irons の5番アイアン

2/11/2022 追記しました。↓

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1/23/2022

Tustin Ranch GC、の 4番ホールのティーです。テッド・ロビンソン設計の全体にはフラットながらとても難しいコースです。

この日は特に、私が苦手な硬くてボールが止まらないグリーンに仕上がっていました。
良いボール打ったな、っていうショットが、グリーンを奥にこぼれたり、思いがけない方向に跳ねてバンカーまで転がり落ちたり。

グリーンが柔らかくて止まるコンディションの日にはアンジュレーションはあるけれどもそんなに難しくは感じないのですが。痺れる池超えのショットが要求されるグリーンが、パー3も含めて 3つほどあります。

この日は加えて 8番ホールまでやけにショットがブレまして、バンカー入りも多かったし苦戦しました。9番で直すきっかけをつかんで良くなったのですが、後半は最終18番で池超えのグリーンへのショットが跳ねてオーバーして、戻しはグリーン面がありえないほどのダウンヒルで、小さく打ってグリーンの外に2バウンドさせて乗せたボールがするするするする転がってグリーンの向こう側へ溢れるほど。最後にダボを打ちまして。 43・41 = 84でした。


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それでですね、この日に投入しましたのが題記の Cleveland LAUNCHER UHX Utility Irons の5番アイアンです。


その前のラウンドで、5番アイアンで芯を外して距離が足らず池に入れてドロップエリア行きのミスショットをしていまして、もうちょっと易しく打てそうな 5番を探してみるかな?ってことでラウンド前にゴルフショップに寄りまして、入手しました。

ユーティリティー・アイアンって名前になってますとおり、ちょっと肉厚のボリュームある多分中空のボディーになっているアイアンで、グースが若干強めに入っている感じ。


構えてみた感じでは、ほぼアイアンっていう感じで構えやすいです。
普通に打てば良い感じ。


ヘッドはこんな感じで、ヒールのところのバックフェースが少しはみ出て見えていますね。
若干のグースがいかにもつかまりが良さそうな雰囲気を醸し出しています。

シャフトには、UST Mamiyaの Recloil 95 の f4 が入っているものを選びました。
店内で試打をして、いきなり感触が良かったので。 


この日のラウンドでは 3回ほど使ってみたのですが、ものすごく安心感がありました。
ボールも簡単に上がって、しっかりと距離も出てくれます。
むしろロフト角が 23°で、IDEA MB2 よりも 3° (ほぼ 1クラブ分) 立っていることもあり、それ以上、1クラブ以上に飛んでしまう感触でした。これから距離に慣れていかないといけませんが。

こういう中空系のアイアンっぽいクラブを試打してみますと、私個人的には自分が思っているより右へ出るモデルが多いように感じるのですが(構え方の問題かも知れません、よく分かりません)、このクラブはまぁまぁ方向性良かったです。

なによりも、クラブのバランスのせいかもしくは上がる安心感からかどうか、力みが出ませんのでミスが出にくい印象を受けました。

なんだかとても頼もしい味方ができた感じです。

あまりに良いので、今のアイアンセットも (とはいえもはや 6~9番, PWだけですが) 現行の IDEA MB2 (2012年のクラブです) から、ちょっと中空系のヘッドの大きめのアイアンに変える手もありかも?って思ってしまいました。


1/20/2022

7フィートのパットの成功率に関する妄想と皮算用 (バーディー少し増産の取り組み ♯1)

Meadowlark GC の 12番ホールのグリーンです。



このコースは距離が短くてコースレートは低い (パー70で、Blue 67.6/114) のですが、なかなかにチャレンジングな易しくはないコースです。
その理由が、この伏せおわん型というかドーム型をしたグリーンです。写真の左の方の傾きを見ていただけますと様子がうかがえるかと思いますが、グリーンの縁寄りの 5-6yはことごとくグリーン外の下の方まで転がり落ちてしまいます。

ぐるーっとこの感じですと、「このグリーン、乗せる部分の大きさ半分ぐらいしかないんじゃないの?」って思います。
しかもコース全体に距離が短いだけに、どのグリーンもワングリーンにしてはやや小さめ。
で、あいにく写真からはみ出て写っていませんが転がり込むラフがKIKUYU芝で芝目の向きによっては非常に厄介です。

まぁでも、バックの青ティーからでも300yを切るパー4が5つもあるくらいで距離が短いですから、100y以内のスキルとティーショットの正確性を試されるという面では少し趣の違った組み立てを要求される良いコースです。この日は12/18ホールをGIR (Greens in Regulation)で乗せましたので調子よかったです。
それなりに池が配置されていたり、敷地内のかなり急な斜面を 7ホールで利用していたり、ゲーム性を高めて造ってある印象です。

アンジュレーションはポテトチップ型ではないけどそこそこに速いですし、カップ付近でどっちに曲がるのかよく分からないので 3-4歩の短めのパットさえなかなか入らず、パッティングは難しいです。パーオンできた 12ホール中ワンパットで入ったのは 1ホールだけでした。


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まぁちょっと表題は大きく出ています。
まだ取らぬ狸の皮算用の段階ですので。(笑)

2022年の課題はチップショットのシンプル化と実践ですが、これを実際の結果すなわちスコアにつなげていくには、その折に残る、2歩とか 3歩とかのパッティングの成功率が大変重要になってきます。


12年も前の記事ですが、ザ・ゴールデン8というパッティングの最重要ゾーンを、今一度もってきて確認してみます。

こちらが、デーブ・ペルツのパッティングバイブルの内容から抽出して合わせて表示したグラフになります。↓ 



青と黄色で構成されています幅を持ったラインが PGAのツアープロのデータ。
ものすごいハイレベルのパッティング成功率です。

そして、ややピンク色に見える 1本線がハンディキャップインデックスで 20+/-5くらいのアベレージの一般アマチュアのパッティング成功率の線です。(米国の生徒さんたちのデータ)


例えばちょうど 3フィート(約 91㎝)のデータを見てみますと、PGAのツアープロで 84~92%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで 75%ぐらい、という実情です。
(グリーンの速さやアンジュレーションの差、トーナメントでのプレッシャーとかの要因で言えば条件は違う訳ですが、データとして私が勝手に無理やり同じグラフに入れました。)
 9-17%ぐらい成功率に差があります。

そして例えば 15フィート(約 4.6m)のデータで見ますと、PGAのツアープロで  9~19%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで 3%ぐらい、というカップイン率になります。
6-16%ぐらい成功率に差があります。


ところがですね、例えば 6フィート(約 1.8m) のデータの場合、PGAのツアープロで  46~54%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで 25%ぐらい、というカップイン率になります。
その差は、21~29%にも解離してしまいます。 

9フィート(約2.7m)の場合はもっと興味深くて、PGAのツアープロで  23~38%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで 9%ぐらい、というカップイン率になります。
PGAのツアープロの中でも 15%もの成功率の差が出てきているのと同時に、一般アマチュアとの差も、14~27%と離れています。


まとめますと、1m以下の短い距離では、PGAのツアープロとHDCP20前後のアマチュアの差は 10数%、逆に 5m以上の長いパットになると 1パットの率は 10数%以下の差でしかなくなりますが、その間の、1m~3mのパットにおいては、20-30%も成功率に差が出るよ、ということになります。

この、2フィートから10フィートまでのいわゆるパッティングのマネーゾーンとも呼べる領域を、デーブ・ペルツ先生は「ザ・ゴールデン8」と呼んでいるわけです。
(ツアープロの間では、6~18フィートの間で差が大きいですので、パットの上手・下手の差は、この辺りが勝負になってくる、ということだと思います。)



これを前提としまして。

自分の感覚として(残念ながらデータは集計していないのですが)、ラウンドあたり 1.2個の数少ないバーディーを獲得した中で、3歩とか4歩のバーディーを決められなかった数はかなり多い印象があります。
3~4歩って言いますと、7~9フィートですから、ピンクの線の方ですと約 15%ですね。 85%外れるんですから、まぁよく外す印象ですよね。感覚と合います。

ただ、バーディーを獲得している際に、6歩~10歩ぐらいのバーディーパットが結構入ってくれている印象があります。ピンクの線のデータでは、4%以下の確率なのですが。自分が大きくは期待していない中で、お金のかかっているプロと違いノープレッシャーでストロークしているっていうのもあろうかと思います。HDCPがもう少し少ないっていうことも多少あるかも知れません。


...そういう訳で、これを取り組みとしてスキームを作り、実験して改善につなげることを目下考えています。

データの裏付けがありませんが、自分の感覚として基準にしている 7歩のストロークに自信を持っていますので、軽い登りの 6歩とかが残ると距離感への不安全くゼロでストロークしているわけです。カップインするかどうかはともかく、カップを脅かすパットが打てるイメージが湧きます。


一方で、入れ頃の 3歩 (7フィート、約2.1m)のバーディーパットをせめてもう少し確率よくカップインできないだろうか?と考えるのです。
PGAのツアープロで  40~50%ぐらい、HDCP15~25くらいの一般アマチュアで はたったの18%ぐらい  なんと22~32%も、大きく乖離しています。 この距離が実は最重要距離なんじゃないでしょうか?

この7フィート(約2.1m)、プロと一般アマチュアで一番差が大きい距離のようです。

( 2mのパットを重要視して繰り返しパターマットで練習なさっているゴルファーは多いと思いますが、あの、カップの前がせり上がっていて、しかもカップインさせる練習は、スピードの管理には実のところ最悪の練習だそうです。) 


この距離が外れるのは、強気に行って曲がり切らずに外れる、打てなくて弱いので読みが浅すぎ垂れて外れる、などの、曲がるラインへの対処の上手さ・下手さの技術的な差が大きく出ているのだと気が付きました。


分かってはいることですが、こういう動画を見ますと、はっきり認識できますね。(5フィート(約1.5m)の距離です。)


私個人は、7歩の時にはスピードの管理が一番きちんとできている割に、3歩の時には、多少の強弱が厳密に管理できていないように思います。

比較敵真っ直ぐなラインとか、平らから軽い登りのラインの時には、スピードが多少強すぎてもカップに入ってしまうので、スピードの管理が甘くなってしまっているため、ちょっとでもカップを外して狙うほど曲がるラインになると途端に外すことが多くなっているのでは?という考えにいたりました。


ここで、私の 7歩以下のストロークのスピード管理を振り返ってみますと、

  1歩(0.7m)は、 6.5センチのテークバックで打つ、
  2歩(1.4m)は、10センチのテークバックで打つ、
 
3歩(2.1m)は、13.5センチのテークバックで打つ
  4歩(2.8m)は、17センチ、
  5歩(3.5m)は、20.5センチ、
  6歩(4.2m)は、24センチ、
  7歩(4.9m)は、27.5センチのテークバックで打つ、


  1歩: 6.5センチは、大体[ボール+パターヘッドの幅]ぐらい。
  2歩: 10センチは、靴の幅の広いとこぐらい。
 
3歩: 13.5センチは、[靴の幅+ボール幅1個分弱]
  4歩: 17センチは、スタンス幅でほぼ[ボールから右足ひざ(ズボン)の内側]ぐらい。
  5歩: 20.5センチは、靴幅2個ぐらい。
  6歩: 24センチは、[靴幅2個+ボール幅1個分弱]  (or 7歩のボール1個弱マイナス)
  7歩: 27.5センチは、いつものスタンス幅でほぼ[ボールから右足靴の内側まで]ぐらい。


以上の様になっています。


今回考えました作戦というのは、3歩のストロークの指標を、もっとはっきり視認できる形に改良してはどうか?という目論見です。

両足を揃えて立ち、左足のつま先はいつも通りに若干開き、そのかかとがくっ付いている状態から靴幅で一個分を離して右足を離しますと、ちょうど右足の靴の内側のところ(普段基準の7歩の目安に使っている線)が、ぴったり13.5㎝になることが分かりました。

デジタルパットの師匠のお一人、ノリさんが、最初から使っていらした、スタンス幅を靴幅1個~4個分で変化させてストローク幅を管理する方法、これを応用しない手はなかった。(13年も前から知ってて、今ごろ?(笑))


これでちょっと、3歩 (2.1m) のストロークをこれから練習して安定させていってみたいと思います。
実際には、オプティマム・スピード を打ちたい、という観点から、1.8mくらいのパットの時に 2.1mのストロークが特に有効になる、ということになろうかと思いますが、個々の管理を徹底していけば、間違いなくカップイン率が上がってくることと期待します。まだ皮算用ですが。

ちょっと楽しみかも。(^^)


* この取り組みは失敗に終わっています。さほど安定しませんでした。


1/17/2022

54°のウエッジのフェースを30°開くとロフト角は何度相当になるのだろう?

1/17/2022:  後で写真見なおして訂正入れました。



平らに見えますが、ドドーンと打ち下ろしていて、2打目はググーッとグリーンまで登ってくるレイアウトです。
芦ノ湖カントリーとか、日本の古い設計のコースによく見る感じで、懐かしい感じがします。

短いホールなのですが、グリーン面が見えなくてしかも登りがきつくて距離感が合わせづらく、ティーショットも決して広くないフェアウエーに打たない限り 2打目は木々に阻まれるというホールデザインです。目の前の池はプレーにはほぼ影響ありません。
この日はもうすぐ雨が来るってことで厚い雲に覆われていました。


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先日の「3x4 System (スリーバイフォー・システム) 改訂版 (…いやむしろ 2x4かも。)」という記事で「54°のウエッジのフェースを約30° 開く(一番下のスコアラインを時計の針でいうところの 12時を 1時に合わせるイメージで開く)と、ロフトはいったい何度多くなるのだろう?」っていう疑問を書いていたのですが、それを検証できないかトライしてみました。

そのそも随分以前には 54°のウエッジのフェースを 30°開いて、CT-30 (←クリック)なるショットを練習して使ったりしていました。当時は 58°をウエッジをバッグに入れて持っていませんでしたので。

練習場で30°フェースを開いて打ってみた感じでは、58°よりもちょっと飛ばないかな?くらいな感じで、ロフトでいうと 59°〜60°ぐらい相当なんじゃないか?っていう感覚でいました。
フェースが右向いちゃっていますしね、単純比較はできないので愚問なのかもしれませんけど、実際有効なロフト角としては仰角が何度相当なんだろう?ってふと疑問に思ったわけです。


それでまぁ、その昔作った 方向支持ティー (←クリック)っていうやつを思い出しまして。

フェース面の、ちょうど打点のあたりにティーを立ててみました。
今回は作るの面倒くさいので、両面テープで貼り付けまして。


こちらがフェースを約 30°開いたときの写真です。
(時計の針で 1時方向ということで、30°はセットしやすいと思います。)
シャフトはソールしたときのライ角に斜めに立て掛けてありますが、飛球線方向にはハンドファーストの傾きを入れず、鉛直に立てて写真を撮っています。
大体ボールの高さくらいのカメラ位置から撮影。

ですから ティーの方向 (つまりフェースの向いている方向) は、フェースは目標に対して右を向いていますし、クラフトさんがやるようにシャフトに対してロフト角を測るというわけにも行かず、とりあえずこの写真から仰角成分だけを正面から見たままで平面的に測ってみよう。
相対的な比較くらいはできるかもしれない、という試みです。

見た感じすでに、ティーはえらい上を向いていませんか?
「こんなにもか ?!」っていう印象です。
これ、写真上で測ってみますと仰角成分は、75°ロフト相当 になります。
CT-30 とか言って、調子こいてフェース開いて打ってる場合じゃなかったですね。
( 75°のウエッジが仮に売っていても私には難しすぎますので買わないことでしょう。)


こちらが上から見たところ。


30° フェースが開いた状態にセットしまして、測定をしました。
仰角成分の角度は、写真上で測りました。


この 54°のウエッジを 30°開いた状態で打って、58°のウエッジと打ち比べてみました。
できるだけ同じセットアップで、同じボール位置、同じ振り幅で、同じスイングで打って比べたつもりだったのですが、

結果としては、54°のウエッジを 30°開いた状態で打ったボールは、58°を真っ直ぐ構えて打ったよりも少し飛ばない感じでした。飛距離的には 60°相当くらいな感じ。

同じに打っているつもりでも、実際には開いたフェースを戻しながら打っているのかも知れません。そうしないと、75°の仰角の説明が付きません。


あまりにフェースが上を向いていたので、今度はリーディングエッジを 20°開いて、同じように写真を撮ってみました。


なんかまだまだティーがずいぶん上を向いている感じがします。
画像上で仰角成分を測ってみますと、66°ロフト相当 でした。


フェースの開き具合は、けっこうしっかり合わせています。


これが 20°開いた状態です。(時計の針で言うとたったの 2秒半!)
正味ラウンドでは、このくらい開くだけで良いのかも知れません。
やはりティーはかなり上を向いています。


そもそもこの測り方はどうなんだろう?って思いまして、フェースを開かずにスクエアにセットして写真を撮ってみました。


54°のウエッジを真っ直ぐにセットして。
ソールしていますから、ライ角方向にはシャフトが傾いています。飛球線方向には傾けていません。
これを画面上で測りますと、仰角成分は約 58°相当 (-->54°相当のはず)になりました。

どういうことなのかよく分かりにくいのですが、通常のロフト角というのは、クラフトマンさんの使う器具で、シャフト軸に対してのライ角、ロフト角を測定するのだと思いますが、この測り方だと約 4°大きく出るようです。
(後から写真見なおして思いましたが、これほんの少しフェースが開いちゃってたのかも知れません。)


まとめますと、

54°のウエッジで、
  0° オープン  ==>  58° 仰角 
20° オープン  ==>  66° 仰角 (+12°)
30° オープン  ==>  75° 仰角 (+21°)

しかしながら、フェースを 30°オープンで打ってみると、60°ロフト相当ぐらいの飛距離。(75°相当の飛距離にはなりませんでした。)

という実験結果です。

もうちょっと検証してみる必要がありそうですが、ある程度の目安にはなるのではないかな、と思います。