その後は、10番ホールのティーに陣取って、最終組から 6組前までのプレイヤーのティーショットをずーっと観戦しまして。(写真はローリー・マキロイです。)
最終組が 10番のティーショットを終えたあと、まだ見ていないアウトコースのホールのプレーを観に行きまして。で、その途中の横にある 16番 17番のジャスティン・トーマスやコリン・モリカワのいるトップグループのプレーも挟みまして、とても充実した観戦ができました。
いやー、よく歩いたなー。
会場入りの際、ワクチン接種の証明の確認が行われます。
シャトルバスはマスク着用、屋外はマスクは必要ありません。
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今回のメモは、個人的にはものすごく画期的かもしれない仮説で、ちょっと大興奮ものの発見かも知れないのですが、ゴルファーの友人の中でもこの問題を共通の懸案事項として持っている人は一人しかいませんので、当てはまるケースは極々限られているかも知れません。
で、その問題というのが題記の「良い感じで打ったときの若干の左ズレ問題」でして、この件に関しましては、過去にも何度か記事に書き込んでいます。
「セカンド・ショットの考察 その2」 2012年10月
「練習場とコースでのショットの違い」 2012年 1月
「D-Plane流に真っ直ぐなボールを打つ」 2011年 2月
「第4象限(IV)を有効利用」 2009年 8月
当時のフレーズを抜書きしてみますと、
・・・私のセカンドショットは高確率でピンよりも左に行きます。
もうひとつ、不思議な現象があるのですが、 コースでグリーン上の旗を狙って打つ時に、私は総じてややピンより左にズレる傾向はあるんです。
友人が、「もうちょっと右狙えばいいじゃん?」って言うんですが、でもですね、ピンの右に狙いをつけますと、不思議なことにこれが大きく右に逸れたり逆にフックが強くかかってもっと左に外れたりするんです。
私自身の場合は、すべてのショットを軽いドロー気味に打っていますが、そう言えばミスショットは右にでることもありますが、しっかり打てたボールがピンより左に行くケースが少なくないんですよね。
かと言って、少ーし右にエイミングするとなにやらバランスが狂うらしくてミスが出やすくなるので、かたくなにまっすぐ構え、結果としてやや左にズレる結果は容認して打っている事情がありました。
もうかれこれこの現象に気がついてから十数年も経過しているわけですが、一向に解決していません。(笑)
(この問題は、『ショートアイアンやウエッジのフルショットが左へ引っかかりやすい』とかの問題とは関係が近いかも知れないけど、私にとっては別のお話です。そういう明らかなミスとは解釈しづらいのです。)
でも解決していない理由もありまして、この現象は自分の中ではミスではなくて、気持ちよく打ったときにいい感じでピン(あるいは狙っていった位置) にボールが向かうような良いショットのときの話をしていまして、そのときに数ヤードから大きいと10ヤードくらい左へズレちゃうんですね。
ですから、そんなに悪くは捉えていませんし、狙いを右へその分ズラしてアジャストしようとするとこれが要らぬミスショットにつながってしまうので敢えて直そうとはせずに何年も経ちました。
もうひとつ、「第4象限(IV)を有効利用」 っていう記事の内容を見ていただきますと、逆にそこを踏まえてラウンドのマネージメントに応用してプレーできますので必死に取り組む課題でもない、むしろそれ以前のレベルのミスショットをなんとかすべき、っていう優先順位がありまして。
しかし最近は、「3x4 System (スリーバイフォー・システム) 改訂版 ( 2x4システム)」によって 100y以内の距離の打ち分けの精度がぐっと上がってきまして、より一層ピンに近く打っていきたい場面がありまして、たとえば 60y以内のショットの際にも依然として左ズレの問題を抱えたままでいた訳なんですね。
そんな折、「58°のウエッジのフェースを開いて使った時の距離感の考察 (リビュー2)」っていう記事を書いた際に、ウエッジのフェースを開くって言っても開いた状態で握り直すのではなく、ウエッジのフェース面をまっすぐ目標に構えて、グリップはそのままに少しハンドファーストに構えることによってソールのバンスを使う打ち方、っていうのを学びました。
あれはフェースを 20°ぐらい開く想定での話でした。これはこれでちょっと別のお話です。
...で、この間 練習場のマットでウエッジを打っている最中に、ふと「時計の針で2秒くらい開いたらリーディングエッジからすぐ後ろのバンスの入り方が良くなるかな?とか思いまして、ほんのちょっと、この間の20°の半分の 10°か 12° くらい (つまり時計の針で1秒半か2秒ぐらい) ですから、ほんの気持ちだけ開くようにして打ってみたらですね、ハイバンスのマットだとつっかかりやすいウエッジがボールの下に気持ちよく入ったばかりか、飛んでいく方向が全く左へずれなかったんですよね。
フェースはセットするときには開いていませんで、打つ前にちょっとフォワードプレスをする感じでちょっとグリップを左へプレスするときにフェースが僅かに 10°くらい開くようにプレスしてからテークバックに入る、という動きをします。
「これは!」ってことで、スリークォーターショットで、ウエッジ4本全部、9番、8番、7番と、同じ動きを入れて打っていってみたところ、ことごとく真っ直ぐに出ます。ドロー具合も少なめ。今のPXG 0211アイアンは、アイアンとしてはやや大きめのバンス角が付いています。
感覚としては、ちょっとフォワードプレスをするだけ。な感じです。
まだマットで打ってみただけの段階ですので、ラウンドでいろいろな芝の状態の場所から打ってみて検証していかなくてはなりませんが、これはちょっと解決の糸口を掴んだかも知れないぞ、ということで個人的に大興奮しております。(笑)