8/10/2022

エイミング考 (セットアップの仕方) ...4度目?

こちらは Simi Hills Golf Course の2番ホールで雲の向こうの朝日の光が射して綺麗だったので撮った写真です。


ここをラウンドするのも初めてでした。
公営の Rancho Simi Recreation and Park Districtが管理しているコースで、あの Ted Robinson Jr.が設計しているコースとしては、そんなに難しくは造られていません。フルバックの黒ティーでも、6,651y、コースレートとスロープが 71.5/128です。

この日はレギュラーのシルバーからラウンドしました。68.0/119です。


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先日、「ショートアイアンが引っ掛かる理由」っていう記事におきまして 3284プロの「ショートアイアンが引っ掛かる理由」という動画を添付してメモしました。
(お友達のsyoballさんが引用して記事にしていたのですけれども。)

ショートアイアンが引っ掛かる理由、思っているより左に出てしまう理由を3284プロが説明してくれています。


構えた角度から見た時の立体的な飛球線の方向は、視覚イメージとしては全然もっと右方向へ向いて出ていくように見えるものなので、立体的な右へ出ていく飛球線のイメージを3Dで意識すると左へ引っ掛からなくなるよっていうことのようです。

それで、
(しかし空中の目標スパットってどう設定すればいいんだろう??)

っていうところで止まっていまして、いまのところはアバウトに右方向、まで。


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さて、この「目標スパット」に関連しまして、セカンドショットで特にクリティカルですが、DRで打つティーショットでも実は目標スパットの使い方は最重要項目かも知れません。
セットアップの良し悪しがショットの成否を決めるといっても過言ではないですから。


いままでの記事で考えていたことも振り返ってみます。



これは2008年7月。
両踵を結んだスタンスの線と、ボールから目標方向に引いた線は2本の平行線で、そこをちゃんと意識すると気が付かずに右を向いてしまうミスが軽減しますよ、っていう主旨の内容で、デイビッド・トムズの素晴らしい教えです。
ボールの後ろから目標を見てスパットを決めた後に、一歩左へ移動してもう一本の線をイメージします。
これすごく良いんですけど、毎ショットでやるルーチンにするのはちょっと面倒くさいです。



これは2011年2月。
エイミングのラインは目標線よりもほんの少し左を向く方にセットすることが真っ直ぐのショットを打つ条件になってくるというのです。  ショートアイアンほどスタンスをオープンにした方がストレートにボールをヒットしやすいのには理由があったんですよ、という内容で、この時はゴルフレッスン業界がてんやわんやしていた記憶があります。



これは2012年10月。
この時も、長年にわたる左ズレ問題を考察していますが、無理に修正しようとせずに放置する方がベターというこの時点での結論で保留になっています。



これは2015年5月。 
この時に試したのは、ボールの前にスパットを見つけるだけではなくて、ボールの後ろにもスパットを見つけて、ボールと合わせて3点を結ぶことで目標方向に向かう線をより正確に把握しようという試みで、マッシー倉本プロの教えです。
打つ時点では後ろのスパットは忘れないとカットに入るのでドロー系のプレイヤーには合わないような印象でした。



これは2021年の8月。
これはクラブを構えてスタンスを作るためのスパットとは別に、打つ時点での打ち出し方向の目標としてピンとかの最終的な目標物ではなく約 15y先のスパットを作ってそこに打ち出していく方法です。

これは今でも続けていまして、少し修正して15ヤードは私には遠すぎましたので、20フィートぐらい先にスパットを見つけてそこをターゲットに打っていくようにしています。 
構えるときのスパットと兼用も可能ですが、構えるためのスパットはもう少し近くが良いかもしれません。この辺りは今後も試行錯誤していこうと思っています。


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そんな折、冒頭のSimi Hills Golf Courseでのラウンドでこんなゴルファーに出会いました。


独特のセットアップです。
たまたま一緒にラウンドしたMikeっていう人です。

ボールの後ろから目標方向を向いて、手にしていたドライバーを地面にボトッと置きます。
足のスタンスに合わせて置いているようで、この時点ですでに 鉄道線路効果 (Train track effect)を活用した形になっています。
クラブシャフトに合わせてスタンスを決めた後、クラブを拾い上げ、そこから構えていってスイングに入っていました。

理にかなっていると思います。
でもグリップが汚れちゃうし場合によっては濡れちゃうなぁ。
これ、ちゃんと目標を向いて構えるのが苦手な人は試してみる価値あるかも知れません。

ただし練習ラウンドに限ります。
以前のルールではOKだったのですが、2019年のルール改正以降、トーナメントでは2打罰ということになりました。
2019年のルール改正では、ありとあらゆる改正がゆるくなる方向でのルール改変が多い印象なのですけど、この件だけは厳しくなりましたね。


そして、グリーン上。


S7K self Standing Putter っていうやつです。
自立しますので、こうやって目標にフェースを合わせて置いておいて、この状態でグリップしてパットを打ちます。

このパターでトーナメントのラウンド中に自立機能を使うことは、違反になってしまいますが、練習ラウンドで使う分には構いません。(こちらは2019年のルール改正以前からずっと違反です。)
これラウンドでやってる人は初めて見たのですが、間違いなく良い練習になりますねー。

このMikeさんというベテラン・ゴルファーは、正確なアラインメントとエイミング、そしてセットアップの大切さを十二分に理解して実践しているんですね。 



私も、改訂版のボーリング打法 (20フィート先のスパット) を少しずつ改良していって、よりターゲットに向かってしっかり構えられるように工夫していきたいと思います。


8/03/2022

グリーンの硬さ(コンパクション)について

木の中からハイブリッドの4番で低く打って脱出するショット、方向性と距離の確認を練習しておきたいと思いまして。


この打席から、練習用の的になってるサインがちょうどよく手前から25、40、2、4と4枚が並んで見えましたので、このラインを木と木の間のラインと想定して、ビジュアルにイメージして打ってみてます。
だいたい90yぐらい飛んでから転がって120-130yぐらい到達する感じのショットをイメージして何発か打ってみました。ナチュラルに少しフック回転がかかっている打球です。

練習っていっても、スタンスをどうセットアップして、ボールをどのくらい右の方にセットして、腕が9時ぐらいから打ったら方向や球筋としてはどうか、っていう確認をしておけば良いだけで、いざコースではライを含めて色々と条件が変わってきます。
ただ、基本的にはこういう球筋でこういう感じでこのくらいの距離感、っていうのは持っておきたいですから。
まずベースになるやつを練習しておかないとコースで応用できませんので。


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PRO230-ekisaさんのブログでも最近拝見しましたのですが、

「6月ラウンド」by ポンコツ屋のブログ

近頃は、グリーンの硬さをコンパクションの数値で表示しているコースも日本には多い様子ですねー。
ポンコツ屋のブログさんから。画像クリックでリンクしてます。

グリーン面が硬いと、寄せで打ったチップショットがイメージしていたよりも跳ねてしまい、またバウンドした後にもスピンが利きにくいですのでスルスルーっと転がって行ってしまう傾向にあります。

特殊な場合ですと、グリーン面が硬くてボールが弾いてチップショットではすごい速いグリーンに感じるのに、グリーン面の芝はそんなに短く刈っていなくてパットのスピード自体は遅い、なんていうグリーンもたまにあります。こうなるとイメージが全然合わなくてショートゲームがバラバラになってしまいます。

通常は、硬いグリーンは、表面も速い場合が多いです。

そういう訳で、グリーンの硬さはセカンドショットでグリーン面に打ったボールがどのくらいで止まるかも含めて、特にショートゲームに大きく影響しますね。


こちらのブログにとても分かりやすい説明があります。↓ 

表記の仕方は、地面からの抵抗値で示します。〜kg/㎠で表され、プロのトーナメントで12〜14kg/㎠(24〜25mm)、一般営業のゴルフ場で10〜11kg/㎠(23〜23.5mm)で10kg/㎠以下だと、大きなピッチマークがついてしまう柔らかいグリーンとされています。

こういう、コンパクションメーターっていう測定器の、先が尖った円錐形の部分をグリーン面に刺して抵抗を測った数値なんですね。


こちらにも数値の説明があります。↓


プロのトーナメントのTV解説でも、このコンパクションの数値が語られているようです。
単位が kg/cm2になっている方が 10~14 kg/cm2、そして単位が mmになっている方は指数硬度といって 22~25mmぐらいの数字になる、ということのようです。
(指数硬度の方は、地面にめり込んで差し込まれた mm数をそのまま使って表現されているようです。)
24とかだと硬い、23だと普通、22だと柔らかい? ...正直ちょっとピンと来にくいですねー。


この数値、実は米国ではゴルファーの間ではほとんど(というか全くと言っていいほど) 使われていません。

もちろんコンパクションメーターっていうものは存在していまして、インチ単位でとか圧力の psiとかの単位が使われたもので、原則の仕組みは同じです。
これはしかし、グリーンのエアレーションをするときとかに、芝の目の詰まり具合とグリーン面の硬さを確認するために使われていまして、スーパーインテンダント(グリーンキーパー)さんが使う指標です。
ゴルファーのプレーの指標には使われていないんです。
エアレーションするときに、グリーン面に穴をあけて芝に呼吸をさせるっていうイメージでしょうか。ですから尖ったものを指し込んで測定しているわけです。


我々ゴルファーの方は、グリーン面が硬い柔らかいは足で踏んでジャッジはしています。
だいたい、濡れていて柔らかすぎるグリーン(wet and soft)、柔らかいグリーン(soft)、普通のグリーン(normal)、ちょっと硬いグリーン(firm)、乾いてかなり硬いグリーン(extremely firm)、の 5段階くらいで把握しておいて、打ち方を若干アジャストしてプレーしている感じが普通だと思います。

丸いゴルフボールが地面に落下するときの跳ね方の問題ですし、落下のランディングの角度、グリーンの受け具合とかも効いてきますので、このくらいのアバウトな把握で良いんじゃないかとは思います。


で、具体的には、例えばエアレーションした後の砂が入ったグリーンとかはボールが跳ねませんですね。早朝の水をたっぷり撒いた後のグリーンもあまり跳ねません。
こういう時は、ピンの根元までキャリーで打っていく気持ちで臨むと良い結果に繋がるように思います。

風が強い日に、午後になってくるとグリーン面が乾燥してきてだんだん硬くなってきますね。
一方で芝は伸びてきてグリーン面の速さ自体は少し遅くなってきます。
そうすると、風の影響も加わって、ショートゲームが微妙にズレてきて、パットも厳しいのが増えてきてスコアを崩す原因にもなってきます。


そもそものセッティング自体が硬いグリーンは、総じて難しいです。
こちらにスピンを利かせて止める技術がありませんのでそういうことになってしまうのですが、カップ手前のグリーン面の距離が足りなくなってくるので、対処が難しいです。
基本的にはキャリーの距離を落として、その先の転がりをイメージしてチップショットを打つ、っていうアジャストメントをしていますが、グリーン手前のバウンスが一定ではありませんので、そうするとカップ手前のグリーン面の距離が足りない場合には、寄らない場面が多発してしまいます。

スキルの高いプレイヤーは、スピンをかけて止めにいったり(実はグリーンが硬いとこれも効果があまりありません)、フロップショットで高く上がった勢いの死んだボールを打って上から落とすテクニックを使って攻略できるのかも知れませんが、今のところ私にはその攻略は満足にできません。

私の認識では、硬いグリーンは跳ねますのでスピンも効きにくいです。
できるのであれば、高く上がるいわゆる死に球を打っていった方が効果的かなと想像します。
私はどちらもできませんので、LWよりもむしろAW、PWなどでワンクッション、ツークッションを入れる方向で、と思っていますが、これにはグリーン周りの芝や地面の状態をよく観察してジャッジしないといけませんですね。まだ上手く行っていないと思います。


気が付きにくい注意点としてましては、グリーン表面の転がりの速い・遅いと、グリーンへチップショットして打っていった時の速い・遅いは、似通っていて実は別物な場合がありますので、この辺を意識して区別しておく必要があるかと思います。

チッピングしてグリーンが速いな、って思っても、パッティングではさほど速い訳ではないない、っていうこともちょいちょいあるような印象です。



7/28/2022

ショートアイアンが引っ掛かる理由

お友達のsyoballさんが引用して記事にしていた、3284プロの動画です。
ショートアイアンが引っ掛かる理由、思っているより左に出てしまう理由が説明されています。


こちらがsyoballさんの記事で、



こちらが、3284プロの動画です。


目標方向にスパットを見つけてそこにフェースを合わせて構えるのは良いけど、構えてから見下ろした時には、立体的な飛球線の方向は視覚イメージとしては全然もっと右方向へ向いているように見えるものなので、立体的な右へ出ていく飛球線のイメージを3Dで意識しないと、左へ行ってしまう、っていう説明です。


...ということで、ガレージで実際にやってみて写真を撮ってみました。


これが、構えた状態での目線から見た、ボールが目標方向に真っ直ぐ飛んでいくイメージです。
黄色い棒が(放物線ではなくて真っ直ぐですが)、飛球線が出ていく見え方です。
目の位置にカメラをセットして撮しています。
スタンスの位置、グリップの位置ともに、チップショットを打つときの構えです。


で、この写真は、ボールの後方から撮影しますと、


このように黄色い棒は、まん真っ直ぐにセットして置いてあります。

この感じを意識して3D的な弾道の目標位置を右に取り、地面の上のスパットは今まで通りにセットしてクラブのフェースを合わせる用にだけ使って、方向を合わせる練習をしてみたいと思います。

(しかし空中の目標スパットってどう設定すればいいんだろう??)