9/15/2022

クロ狙い2.2 の実験動画 (グリーン周りの58°のアプローチの距離感のコントロール)

Meadowlark GCっていう距離が短くて5,500y程度しかない箱庭的なコースですが、この写真の12番ホールのグリーンのような、


典型的なSaddle back (馬の背)とかTurtls Shell (亀の甲羅)って言われる、サイズがちっちゃくてお椀を伏せたような形状の砲台グリーンがいくつかあったりして、うっかりするとやさしくないコースです。

こういうグリーンは難しいですねー。そもそも2打目で打ってくる段階でほぼほぼグリーンから溢れてしまいます。
いったいどこならグリーン上にボールが座ってくれるのよ?的な感じ。(笑)

そこからの寄せも、ショートして戻ってこないよう、行き過ぎて向こう側に転がり落ちないよう、すごく神経を使います。慎重にしすぎるとかえって寄りませんし。
それこそカップに寄せるっていうよりは、頂上に止まって転がり落ちてこない場所を目標に打っていくとか、独特の対処が必要です。

小さいサイズの亀の甲グリーン、攻略が難しいなぁ。


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前々回「クロ狙いのトライアル」2016年7月の時には、47°のPWで試しましたせいだと思いますが、イメージよりも飛び過ぎてしまいあまり上手く行きませんでした。
その時に比較的上手く行ったのは 70y程度の距離で、これなら50°のAWでSLJで打てばいいよね、っていう感じに、大きく勘違いをしていました。

そしてその後最近になって、クロ狙いは 58°のSWでグリーン周りの寄せの時に、ボールの落としどころを明確に意識してボールをコントロールするためのやり方だったということが分かりまして、再挑戦している次第です。

クロ狙い2.0 のトライアル、正しく修正版 --> 2.1へ」という記事で、間違いをある程度修正をしまして6年ぶりに試みました。

今回はその続編です。

前回は、前々回に間違っていた点を修正しまして、58°でグリーン周りの数ヵ所から打ってみた動画をアップロードしました。
そのトライアル中に、「ボールの後方に目標方向を向いて正対しターゲットを指す」という動作から打つまでがどうしてもかなり時間が開いてしまう(といっても10-20秒くらいではありますが、マッスルメモリーでいうと長くても8秒以内にしたいんです...) ということで、スタンスを取った後に左手で持ったクラブで目標を指す、前々回に想像でやっていた方法に変えてみました。

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そして今回「クロ狙い2.2」ということでの変更点ですが、スタンスを取り、草摺りの本気の素振りをしつつ、両手でグリップしたクラブで目標を指す、という方式に変えてみました。


まずは、約15y (20歩)の距離で、軽い登りの花道を想定した位置からのチップショットです。


まぁまぁよくある感じの位置ですよね。
クロ狙いの主旨から、打って動画を撮った時にはぶっつけ本番、歩測もせずに見た目の距離で打っています。距離は打った後で歩測をしました。

この方式にしますと、イメージを焼き付けてから数秒の内に打つことができます。
左手の片手で持って指し示すよりも、実際の打つ時のイメージに近いですし、周りの人から見て目立ちません。(←意外に大事。(笑))

後から動画を見ますと、クラブで指し示すというよりも、目線からクラブヘッドを目標位置に合わせる感じになっています。オリジナルのクロ狙いとはだいぶ変わってしまっているように思いますが、自己アレンジでやりやすいようにすればよいと思うので、まぁいいかなと思います。

この動画、ピンも傾いていますしカメラ位置が低いためか手前の地面の映り方が右傾斜に見えてしまうのですが、実はグリーン面でバウンドしているボールは左へキックしています。拡大したら見えるかな?

2球とも、良い感じでバウンドし、左へキックしながらカップの左 2フィートくらいのところに寄って行ってくれました。これはとても良い感じです。

そしてこの距離はいままでの「ぽいーっ」とか「シュピッ」で打った時の距離ではありませんで、言わば合間の距離ですので、この結果には大満足です。

入念な草摺りの素振りをしていますが、クロ狙い2.2を行うことにより、より丁寧な素振りと、そして落としどころを含めたこれから行うチップショットのイメージを思い描いてリハーサルしています。

草摺りを忘れないためだけでも、すでに大いに役立つと思いました。


個人的な事情ですが、

30-100yには、2x6システム (+ F2.5秒セットアップ) を主体に SLJ も使う。

15y以下には、パターでのテキサスウエッジ、D-Chop を主体に、4RR-Chipも特殊なケースでのオプションで。58°で上げざるを得ないケースはごく稀。

15-30yはどうしてんだ?
っていう空白ありますが、ここにはですね、
58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、 
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません
っていうのを適用して、その合間はテキトーに打って埋めている格好になっています。

そしてこの現在あいまいな部分に、クロ狙い2.0 を使うことで、10y-40yぐらいの範囲の精度を改善できたらしてみたい、ということが今回の目論見です。


前回まとめていた内訳をもう一度持ってきました。
15-30yの、あいまいな部分をこのクロ狙い2.2を適用して精度を上げていけたら、と思っています。


ではもう一つ、約23y (30歩)の距離で、バンカー越えの位置からのチップショットです。


こちらはバンカー越えで、よりプレッシャーはかかりますし、心理的には大きめに打ち過ぎてしまいがちな位置になるかと思います。
こちらも同様に、打った後にアバウトな歩測をしています。(バンカーを回り込んでいますので。)

実際にチップショットを打つ時もですが、草摺りの素振りの時にも若干の土煙があがるような、芝の薄い状態でした。
夏なのにちょっと冬っぽい地面でしたけど、乾いていて硬い感じです。

薄い芝に硬い地面、それなのにバンカー越えですので、ちょっとボールを上げて安全に大きめに打ちたくなる場面ですが(しかもウエッジはハイバウンス)、敢えてクロ狙い2.2でイメージ作り。

弾道も入れてみました。(距離が短いのでちょっと実際のボールとはタイムミングが微妙にズレてしまっていますが、後入れです。)

これも 2球とも良い感じでした。 1球目がカップの右を過ぎて奥側に 1クラブぐらい、2球目は(たまたまですが)カップインしそうな感じでピッタリに寄りました。

これはいけるんじゃないでしょうか?


ライがラフだったりとか、逆目のKIKUYU芝だったりとか、スタンス位置の傾斜がキツ目だったりとか、あるいはグリーンが下りだったりとか、上手く行きにくい場面もあろうかと思います。

ちょっとさらに掘り下げて実験していってみたいと思います。



9/12/2022

PXG 0311 XF Driver Gen5

これはとあるコースの 5番ホールのグリーンの画像です。


ピンを抜かずにグリーンの芝刈りするとか、ずぼら過ぎない?
ティー方向を振り返って撮った写真ですので写真の後方(グリーンの手前側)に乗っているボールは私のボールで、多分このラインは芝を刈っていない遅いスピードなんだろうなぁ、と予測しながらパッティングストロークしました。

ちょっと可笑しかったので写真に撮りました。


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この間のベストディファレンシャルの記事に載せてたPXGの新しいドライバーなんですけど、

とても割安感のある送料込み $299 (税別)だったこともあり、誕生日用に購入したんです。

同時期のLabor Dayセールの時に宣伝されていた Gen4のところにも、私が使っているSIM2とSIM2 Maxを名指しで、「もっと飛ぶしもっとやさしい」って赤いバックグラウンドで書かれてまして、


スペックを見てみますと、ロフト角同じ、ヘッド重量 1g違い、シャフト重量 1g違い、長さも重量もほぼ現行のエースドライバーに合わせたスペックを追加料金なしで購入できることが分かりましたので、ノリノリでオーダーしました。


期待しながら梱包を開け、

「おー、普段は中古のドライバーを買うこと多いけど、新しいのは化粧箱からしていいねー!」なんて思いながら、期待していたわけです。

そんなに飛距離伸びたりはしないだろうけど、打ちやすくて安定したらなーと思いまして。


写真を化粧加工した宣伝用写真よりも、実物の方が落ち着いた良い感じです。


可変の錘が(8g、8g、2gと) 3つ付いていますが、位置を変える必要すらないくらいピッタリのはず。
ワクワクするなー、新しいクラブって。


...とか思いながら、いきなりラウンド用に持っていきました。
練習場で打ってみる必要ないくらいスペック的には完璧だと思っていたんです。


コースについて、珍しくスタートまで1時間くらいありましたので、ドライビングレンジで打ってみました。

一番肝心の1発目、キーンっていう感じの金属音でよく飛んでいる印象ですが、右に15yぐらいズレて飛んで行っています。

クラブヘッドの投影面積が大きくて、SIM2 Maxよりずいぶん大きく見えます。慣性モーメントも大きいのでしょう、ちょっとクローズドフェースに見えます。
その分 subconsciousが右へ打ってしまったかな?と思いつつ、もう1球。これも右へ飛んで行きます。スライスはしていませんが、つかまり切らずに右へ出る感じ。でも飛距離は落ちていません。むしろやや飛んでるかも。

もう 2-3球打ちましたが、体が無理に真っすぐ行かせようっていう動きをしてしまっているみたいで。
SIM2 Maxに戻して打ったらこれが今度はドカーンと左へズレまして。
2-3球打ってスイング感を戻してから、PXG 0311XF Gen5を再び打つと、キーンとやはり右に20y程度ズレていきました。


...これはちょっと使えないな...っていうことで、返却することにしました。

9月5日に Labor Day Saleが終わって、今はもう価格が $499になってるんですよねー。
$299はすごく good dealだったんだけどなー。

クラウンがカーボンでできていて良い感じに見えるクラブだったんですけどねー。
残念な結果となりました。打球音もあまり好きではありませんでしたので、縁がなかったのだと思います。


9/06/2022

ベストスコア (じゃないけどHDCPディファレンシャル) を更新!

余談ですが、数日で誕生日を迎えます。
まぁ近頃はあまり喜べないような気もしますが、モチベーション上げていきたいと思います。


これ、「Deal of the century (100年に一度規模の大セール)」とかで、送料込み $299 (税別)です。


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この間 (8/14/2022) ベストスコアを更新しまして、-->「Glen Ivy GC ラウンド記録:ベストスコア更新

...すごく喜んでラウンド記録を書いていましたのですが、その時に次の目標についてこんなことを書いていました。
次なる目標は、いつか必ずもう一度パーを切ること、そしてできればディファレンシャルの数値で 0を切ること、にします。

これは、コースレート/スロープレートっていうのが米国のコースには設定されていまして、ハンディキャップはこの 2つの数値を使って全国一律に計算され、USGAで一括で管理されていまして、米国内のどこでゴルフをしてもハンディキャップの付き方はほとんど同じです。

データはUSGA下のGHIN(Golf Handicap Information Network)っていう組織で管理されていまして、そこに各地域のUSGA傘下の組織、例えば南カリフォルニアでしたらSCGA (Southern California Golf  Association)を通じてスコアをポストする形式です。


コースレート/スロープレートとハンディキャップ・ディファレンシャルに関しましては、過去にいろいろ取り上げています。


これは、当時74とか簡単コースでの73がベストスコアだと思っていたら、ディファレンシャル・ベースだと、難易度の高い(コースレート/スロープレートの数字が高い)コースでの 81がベストだったので驚いた、という記事です。



その時までSCGAがデータ管理まで行っていたのを、GHINに委託したためスコアのポスト方法や他地区との Golf Association との連携関係などに少々変化があったという内容です。



これは、誰がどうやってコースレート/スロープレートを決めているのか、っていうお話で、SCGAの係の人が実際にコースをラウンドして、各コースを巡回してプレーして更新していっている、という記事です。


{(ラウンドしたスコア) ー (コースレート)} x {113 / (スロープレート)} 

...で計算されて出てくるのが、ハンディキャップ・ディファレンシャルです。

イメージ的には、コースの難易度やプレーしたティーからの長さによる難易度を加味した上でのその日のパフォーマンスというか、スコアに相当するものになります。

例えば(難易度が増す)風が極端に強い日には自動的に +1とかの数値が引かれたりするようにもなりました。


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それで今回、リンクス・アト・サマーリィ (ゴルフコース)をラウンドしまして、すごく調子が良くてスコアは 36, 36 = 72 のパープレーだったのですが、これがどうやらディファレンシャルで自己ベストを更新いたしましたのです。


前半が 2バーディー、2ボギーで 36(15) (バーンに入れてのペナルティーがひとつ)、後半はフェアウエーバンカーに一回入れていますが頑張って拾ってパーを揃えて 36(14)、トータルで 72(29) というスコアでした。


コースレート/スロープレートが 72.7/132 で、ハンディキャップ・ディファレンシャルが、-0.6となりまして、前回の 0.3を更新いたしました。

ディファレンシャルの数値で 0を切る、の目標を達成してしまいました。(@_@)!



ブログ開始したころにこのコースをご紹介しています。


この頃はコースが新しく出来てそれほど立っていなくて、砂漠の中に人工的に造られたスコットランド式のリンクスコース、っていう雰囲気のコースでした。
(カル・オルソンという人の設計で、この人は、 Fullerton市にあるコヨーテ・ヒルズというコースをペイン・スチュワートと 一緒に設計しています。)

コースにはバーンと呼ばれる護岸で仕切られたクリークが時にはフェアウエーの中ほどを横切って走り、ポットバンカーが配置されていてコースは真っ平らでどっちの方向にピンがあるのか?ぐらいスコットランド風のコースに見えました。

当時のバックの青ティーからのコースレート/スロープレートは、73.1/135 で、今の 72.7/132 よりも難易度が高いという評価だったようです。(2011年ごろに更新された模様です。) 


しかし現在は、カリフォルニア州の水不足でコース管理がうまく行かなくなり、海抜下の立地は盆地のような効果を受けるため、夏場の非常に厳しい暑さのせいでお客さんの入りも芳しくないらしく、かなり荒れた模様のコースになりました。

芝が剥げて砂漠化した部分あり、低い灌木が生えたりもしています。
グリーンとティーインググラウンドは緑の芝を維持していますが、フェアウエーもところによっては茶色や黄色で芝が激薄になっていたりのコンディションです。


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コースの変わり映えをちょっとご紹介しておきます。

こちらの写真は、1番ホール 371yパー4のティーから100yぐらい進んだ位置からホールを撮った写真で、左サイドに見えているダークグリーン色のフェアウエーの方へ進んでいきます。


左サイドはOB、右サイドに池がありますがこの池はちょっと離れていますから余程スライスしなければ入りません。


こちらは 2番ホール 525yのパー5、3打目地点に向かう途中のフェアウエー?左サイドのバンカー横です。


バンカーも10数年前はポットバンカーだったんですが、いまやレーキもないクレータと化しています。 間違ってこの辺に来ちゃうと、打ちにくいですね。
昔とは別な意味で難しいと思います。


こちらは 3番ホール 160yパー3のグリーンです。


私のボールが写っていますが、これはぴったり寄ってくれました。
向こうの方に16番のグリーンとプレーしている組が写っています。


こちらは 4番ホール、長い 435yのパー4のティーです。


とりあえず真っ直ぐの方向に、ダークグリーンの地帯がありますので砂地を越えてドライバーを打っていきます。
このホールは途中にバーン(クリーク)は横切って走っていません。


こちらは 8番ホール 、コースで一番長いパー4で 447yあります。


写真は、ティーを離れてフェアウエーに向かう途中です。
このホールは長い上に、フェアウエーの260-280yぐらいのところにバーンが横切っています。
私はドライバーでちょうど届きませんが、飛ばし屋の人はレイアップしなければなりません。長いのに。(笑)


そして最後に、18番ホール、これも長い 576y パー5の 3打目地点での動画です。


パー5ですがこのホールは576yと長いですし、風も5-6mphのアゲンストでしたので、3打目には 146y残っていました。おそらく6番アイアンで打っています。
低いボールを打っているのは硬い地面からの出なりのボールでして、狙って打っているわけではありません。


グリーンちょい手前に。あとちょっと届かずグリーンに乗りませんでした。


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近々20ラウンドのスコアは、いつも「最近のスコア」ページに更新しています。

今回のは、こんな感じ。↓



最近20ラウンドの、この HDCP ディファレンシャルの内のベスト 8ラウンドの平均に、0.96という係数をかけたものが、ハンディキャップ・インデックス (HDCP Index) になります。

* が付いているスコアが、HDCPインデックスの計算に使われたラウンドになります。

この 8/27 - 8/28/2022の時点で、HDCPインデックスが (瞬間風速ですぐに増えると思いますが) 自己ベスト2.6になりました。

素直に喜んでおきます。嬉しいです。