11/11/2022

北カリフォルア遠征ラウンド記 #4 - Half Moon Bay, Ocean Course


Half Moon Bay GLは、シリコンバレーの只中から一山越えた海沿いにあります。
最終日にラウンド。
ラウンドを終えたら昼食をとって、一気に戻ってくるという旅程でした。



コースのトップ画像に綺麗な写真が何枚かあるうちのひとつが上の写真で、17番グリーンを中心に、その後ろに18番ティー、そして谷越えで18番フェアウエーが見えていまして、はるか後方にお城のようなリッツカールトン・ホテルが見えます。

すごいロケーションです。
我々 3人とも、壮観なリンクスの景色に息をのみまして、正直 Pasatiempoのラウンド以上に興奮しました。

1997年にオープンした比較的新しいコースで、有名な設計家 Arthur Hillsの設計です。
Half Moon Bay Golf Linksにはもう一つ、Old Courseがありますが現在はリノベーションのため閉鎖中でした。このOcean Courseは本格的なリンクスコースのデザインです。


1番ホールティーの脇から、リッツカールトン・ホテルを撮った写真です。


スコットランドのリンクスに建っているお城みたいです。
入り口のところにハロウィーンのデコレーションがされていました。


朝焼けが綺麗だったホテル前の道路。


真後ろがホテルで、この右に1番ティーがあります。


そしてこちらが1番ホールのティーです。


朝焼けと、海の上にかかっている雲と、広々としたリンクスのたたずまいと、朝の気持ちの良いひんやりした空気と緩やかな潮風。

この時点で大興奮していました。


記念ですから、1番ホールのティーショットを全員撮影しました。


右ドッグレッグのホールで、左サイドに狙って打っています。ほぼ狙い通り。
広いですし、右側は18番ホールでセーフですから右ドッグのショートカットを狙って打っていっても良さそうですが、ところがどっこい右サイドには入ると厄介なリンクス特有のポットバンカーが 3つあります。


1番のセカンド地点。


ここまで来ますと、海が見えてきます。
なにやらフェアウエーが凹み込んだあとに砲台気味にグリーンが見えています。


この写真の右側、グリーンに向かって90°右側を見ますと、海が広がっています。


1番ホールからバンバン写真撮って大興奮。(笑)
後ろの組はまだティーに来ていません。


もう一枚、1番グリーンの写真。


私の 2打目地点の写真では海が小さく写っていましたが、ここまでグリーンに近づくと右後方に海面がよく見えます。

グリーン手前の凹みも見えます。
バンカーはグリーンの右に2つとグリーンの後ろに3つありました。
オーバーしないように、距離のコントロールが重要ですね。風が強かったら難しそうです。

無難に乗せて、ロングパットの距離を合わせていって2パットのスタートでした。
写真撮るのに忙しくてそれどころじゃない感じでしたが。(笑)


1番ホールのグリーン上から、海へ通じるハイキング道と谷の向こう側の2番フェアウエーを望んで撮った写真。


後方に海が写っています。
空と海と雲と、境界線があいまいな感じの朝でした。


2番ホールのティー。


2番ホールのティーは1番グリーンのすぐ横で、谷を越えて向こう側のフェアウエーに打ちます。190yぐらい打てば、向こう側のフェアウエーに届きます。


2番ホールのセカンド地点。


ピンフラッグやバンカーがなければどこへ向かっているのかよく分からないところがリンクスらしくて良い感じです。


2番ホールのグリーン。


コースのどこからでも海が見える感じです。
ここも写真に写っているような長いパットでしたが、乗せて2パットで通過できました。


パー5の 4番ティーです。


右側が5番ホールで境目の部分はブッシュというかラフになっています。平らで広々として見えます。
左サイドはブッシュの林、右サイドには大き目のバンカー群が5つほど。
ティーショットは左のブッシュの林の先の開けている辺りを狙いました。

...が、距離の認識を間違えていまして、左サイドの開けている辺りまではティーショットは届かず、写真に見えているカート道のカーブを越えた辺り。


そこからの 2打目はファーストカットのラフからでライもいまいちでしたので 5Wで打っていきまして、フェアウエーセンターの小さなポットバンカーを避けてフェアウエーの右サイドに打ったつもりが、オーバーランして転がりこぼれてこちらに。


もうちょっと奥まで右へ行くともっとわしゃわしゃして打ちにくくなります。
4番ホールと5番ホールの間部分。

ここからの3打目はグリーン右のバンカーに入れました。さすがにライが良くありません。
あと2ヤード左にいてくれたらグリーンに乗せられたと思うんですけどね。


5番ティーです。431yあるHDCP1のホール。


カート道の左側はライが悪そうですので、緑色のフェアウエーに打っていきたいところです。
ティーショットは上手く打ったのですが、2打目を少し左に巻いてしまい、乗らず寄らずのボギーにしました。


7番ホールのティーです。


このホールはリンクスらしからぬ池越えのパー3のなのですが、これは景色が良いので6番ホールを振り返って後ろを向いて撮っている写真です。


その 7番ホールのティー。


急に南カリフォルニアのコースみたいなレイアウトです。
真っ直ぐに池越えです。
ここは3人ともナイスオンでした。

ひとつ前の 6番でせっかく2歩に付けていたバーディーパットを外していたのですが、このホールは11歩のパットが入ってくれました。


10番ホールはティーショットの動画で。550yのパー5です。


まっすぐ進んでいって、残り120yぐらいからグリーンへは右へドッグレッグしていきます。
まぁまぁ距離がありますから、3打目を110-140yの地点から打てれば、っていう感じでプランしています。
ティーショットは右サイドの2つのポットバンカーにだけ入れないように打っていきます。


こちらの動画は13番。 HDCP2のホール、409yのパー4です。


こちらも右ドッグレッグの長めのパー4ですが、右サイドに見えているバンカー群に入れないように打っています。 後ろにも隠れたポットバンカーがあります。

ここの2打目は綺麗にピン筋で打ったのですが、長すぎました。
寄せもまずまずな感じで打ちましたがススーッと流れて5歩を残して、入らずボギーに。


15番ティーで撮った写真。


こちら側の空は青空でした。
友達のCJがティーショットを打っていますが、本当によく飛びます。


その15番のグリーン。


手前からチップショットしましてカップを 2フィートちょっとオーバーしたのが私のボールです。下りをなんとか入れてパーセーブ。


16番ティーは、海に向かって打ち下ろす印象的なホールです。


グリーン後方に、海とクリフとその上に建つリッツカールトンが見えます。
プレーする上での印象としては、このホールがこのコースのシグニチャーホールかも知れません。


16番ホールのティーショット、記念に動画を撮りました。


右サイドのバンカーは233yで届きますので、入れないように注意して。
左サイドのバンカーまでは296yありますので、打ち降ろしでも私には届きませんので、左バンカーをターゲットに打っています。目線を下げないように注意して。


16番は景色がすごいので、セカンドショットも動画を撮りました。


見えにくいかもしれませんが、よく見ますとグリーン前にクリークが横切っています。
友達の一人は気付かずに入れていました。(結果的には水はありませんでしたので、友達はクリーク内からチップアップしました。)

このショットはとても上手く打てました。
キャリーを150yぐらい見て、クリークを越えてグリーンちょい手前にバウンス、カップまで6歩のバーディーチャンスに付きました。外してパーでした。


17番ホールのパー3です。


ほぼグリーンまで直接持っていかないとブッシュに捕まってしまうレイアウトです。
なんとも豪快な景観です。


18番ホールのグリーンとリッツカールトン。


この写真は1番ホールの2打目地点から振り向いて撮ったものです。
18番の2打目3打目はこれよりずっと左側から打っています。


本当にすごいロケーションの、景色の良いコースでした。
コースの難易度としては中程度、決して難しいコースではない模様です。
我々3人とも、このコースでのスコアが一番良かったみたいです。


スコアカードです。


もう少しバーディーパットが入ってくれたらよかったのですが (2歩、5歩、6歩、6歩、9歩、10歩とチャンスはありましたので)、ポアナグリーンの場合はなかなかそうもいきません。ちょっとポコポコするんですよね。

Blue Teeから70.8/127です。 パーは、37 35の変則の72。
36 39 = 75 (パー71)の +3、ディファレンシャルが 3.7でした。

スコアカードには、短い332yのパー4の 2番ホールに 4/3 (パー4またはパー3)と書いてあります。ここがパー3だとパー71になって、+3でなくて+4オーバーになりますが、どちらであってもコースレート/スロープレートの 70.8/127に対しては同じことになりますので、ディファレンシャルはいずれにしても 3.7です。
(この方式ですと、パーの設定はディファレンシャルの計算には関係ないんですよね。)


しかし332yでパー3ってこたぁないだろう...と、思いつつ、お土産のヤーデージブックを調べてみますと、


2番ホールは本文中の写真を振り返っていだたきましても、短いホールとはいえフェアウエーに届くのに谷越えで190y打たないとならないホールなため、赤ティーが向こう岸の147yの位置に設置されていることが分かりました。

赤ティーからのプレーの場合は、パー3っていうことですね。
納得しました。
今回の我々のラウンドは、パー72でよかったようです。

それにしてもこの最終日のラウンドは本当に楽しかったです。



11/07/2022

バックスイングが木の枝に当たってしまう時の対処法 (知らなかったわー!)

Cailyn Hendersonという人のインスタ、とても好きでフォローしています。

このプレイヤー、DRが280yぐらい飛んで(フォローで300y打ってました)、フィジカルも強いしとっても上手なんですよね。

で、その中のリールの一つにすごい有効なアドバイスが。

こちらです。↓  (画像かリンクをクリック)


『お父さんからのゴルフに関するアドバイス1,159個のうち、実際に聞いて役立ててるのはこれ1個だけ。  ...ごめんね、父さん。』

とか言っててすごい可笑しいんですが、このテクニックはマジで目から鱗です。


こういうシチュエーションではバックスイングが枝に当たった時に焦ってしまって、ガーッて振りおろしてしまいがちなんですが、それだと大抵ミスショットになります。
タイミングもズレズレ。

そういう時に!
落ち着いて「PAUSE (ポーズ: 一旦停止)」をするんです。
そこから打つ。

...っていうことで、素晴らしいボールを打ってます。


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私自身は、バックスイングが当たることを確認した上で、できるだけ心頭滅却して、当たること覚悟で無視して打つようにしていましたが、やはりタイミングがおかしくなってしまいがちでした。
要するにあまり上手く行っていませんでした。上手くいくこともあったのですが。


こちらは別の人のインスタです。
Kristin Trueloveっていうハンドル名の方。


練習場での、松かさがたくさん落ちている状況とか、色んな状況を想定しての練習を見せているリールですが、その中に木の枝をバックスイングが当たる位置に持っていてもらってクラブが当たっても動じることなく打てる練習をしています。

私もこちらの発想で対処しようとしていました。
でも、素振りと実際のストロークの位置が若干異なりタイミングが同じでないことがひとつ。素振りがまさにボールを打たんばかりの本気のスイングでできると良いのですが状況的に枝を折る可能性もあったりしますしライを変えてしまう可能性も含めて、本気のフル素振りができません。

練習しておくということは、ぶっつけ本番よりはマシですけどね。


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...そういうことで、実際にこのポーズ(一旦停止) テクニックを試してみましたところ、驚くほど上手くいくではないですか!

いやー、良いこと教わったなー。


11/04/2022

北カリフォルア遠征ラウンド記 #3 - Pasatiempo

北カリフォルア遠征ラウンドの第3弾、Pasatiempo GCのラウンドです。

Pasatiempo GCは、モントレーから少し北のサンタ・クルーズにあります。
今回のメインイベントにしていたコースです。事前予約するだけのために追加の$40/pが必要だったりしまして、なかなか予約しにくいコースで、天気といい温度といい、最高の条件に恵まれました。
(風が強くて寒かったら厳しいだろうなー。)




最も有名な設計家、アリスタ・マッケンジーの設計です。
オーガスタ・ナショナルをボビー・ジョーンズと一緒に設計していますし、多くのPGAのツアープロが絶賛し一般人には到底予約が取れないサイプレス・ポイントもこの人の設計です。

そんな中、このパサティエンポはパブリックコースですので我々一般人にもプレーすることができます。(かなりのお値段はかかりますが。)

ゴルフダイジェスト誌のカリフォルニアのベストコースランキングの12位にランクインしています。パブリックコースでは、2位のペブルビーチに次ぐ順位で、トーリー・パインズが26位に入っています。


スタートのクラブハウス前の時計塔


スタート前で朝焼けが綺麗です。我々は2番目の組かな。


こちらが今回一緒に遠征に行った友達。
Heaven & Hell Tour  (なんと7月にデスバレーのファーネス・クリークに行ってプレー) に一緒に行った友達です。ゴルフ・クレイジー仲間。(笑)
(全員HDCP Indexが 5.4を切っているカテゴリー1のゴルファーです。)


こちらが1番ホールです。朝焼けが綺麗です。


真っ直ぐなホールですね。
とても難しいコースなので、プレーするティーは「middle」を選択しました。
それでも距離が 440yあるパー4です。

こちらが記念に撮った 1番ホールのティーショットです。


朝練習する暇もなくいきなり打ったにしてはまぁまぁのティーショットでした。
右サイドは 9番ホールで安全そうだなと思いつつ、けっこう左サイドに行きましたね。
で、当然いきなり今日イチの当たりというわけにも行かず、2打目はグリーン手前のバンカー群の手前にレイアップしました。

朝焼けがきれいだったので、もう2枚。


1番のティーを離れてカートで向かいます。

こちらは2打目地点です。


まぁここからボギーならまずまずの滑り出しかな。


3番ホールのパー3です。


真っ直ぐなホールですが、なんとなく右の木に押された感じでグリーンの左サイドのバンカーへ。


こちらの 5番ホールもパー3です。


このホールはグリーンに乗りはしたものの、左後方の奥につけてしまいまして、長ーいパットを寄せきれずに 3パット。「今日は一体いくつ3パットするんだろう?」とか思っていました。

アリスタ・マッケンジーのグリーンは、ものすごく傾斜が大きく取られていて難しいです。
90度ぐらい曲がるパットをいくつも打ちましたから。


その5番ホールのグリーンです。


写真ではそう見えませんが、よく読みきらないとするするするーっと行ってしまいます。


7番ホールのティー


割とこういう、真っ直ぐ打っていかないと高くそびえる木に阻まれるよ、っていうティーが多くてプレッシャーかかりました。


8番もパー3です。前半に 3つあったんですね。


ここはちょい右にグリーンを外してグリーン右の2つのバンカーの間だったかな。


9番ホールの2打目地点です。パー5の2打目。


グリーンの後方にクラブハウスが見えますね。
友達の CJはDRが300y飛びますからこのホールは2オン狙いですが、私は 5Wでバンカー手前にレイアップです。


後半に入って10番ホール。


目の前のブッシュを越えて左の方へドッグレッグしていくホールです。
ティーマーカーの位置がかなり左の方に置かれていて、ドローを打っていかないとならない感じ。

そのティーショットがこちらです。


ちょっと左過ぎましたねー。
左ドッグとはいえ左サイドのラフに掴まってしまい、しかもつま先上がりのライからツーオンできませんでした。
437yのドッグレッグはちょっと厳しかった。


11番はとてつもなく難しいホールで、ティーショットをレイアップでフェアウエーを斜めに横切っている谷の手前に刻んで打って、しかも2打目が170-220yも残るレイアウトのホールでした。


私は2打目を安全目に打ちましてグリーンの左手前に刻んだかっこうになって、そこからの3打目をいまいち寄せきれずにボギーで耐えました。
友達二人はこのホール叩いていました。


12番のグリーン。


このホールは運良く12歩のパットが入ってくれてバーディ。
日陰になっていますが綺麗なホールです。


13番はマッケンジー独特という感じのバンカー群に囲まれたグリーンの難しいホール。


パー5ですから、やり様はあるのでしょうけれども。
私は乗るには乗りましたが、ファーストパットは間にグリーンの縁のラフが入り込んでくる位置で、どう打っても2パット目が10フィートは残ってしまう状況で3パットしてボギーでした。

本当、このコースでは20-30歩のロングパットが多かったです。


最終18番もパー3です。


友達のCJが入れたバンカーの深いこと。これはグリーンの左手前にあるバンカーですね。


ラウンドを終えて、戻ってきたところのレストランは木造で古めかしい感じ。


Mackenzie Bar & Grillっていうんでしょうか。
下がカートリターンになっていますね。


スコアカードを貼ります。「ミドル」ティーからプレーしました。


Middle Teeからでも 70.8/134で難易度がかなり高いコースです。 パー70。
37 39 = 76 (パー70)、ディファレンシャルが 4.4でした。

これほど難しいホールで、私としては随分と健闘した良いラウンドだったと思います。
16番が大ピンチで、パットをねじ込んでやっとこさっとこのダボでした。HDCP3の難しい左ドッグレッグのホールです。

一緒に行った二人は、スコアもちょっと多めだったのもあり、払った金額の割には質素すぎる感じのコースの佇まいにかなり憤っていました。
普段バンバンとバーディーを取る友達が、ここではバーディありませんでしたからね。
グリーンは本当に難しかったです。



この真中のやつがヤーデージブックです。
他の 2コースのより倍以上分厚くて、何が書かれているかというと歴史的な内容が盛り沢山に書かれています。

マッケンジーがここの 6番ホールの近くの家に亡くなるまで住んでいたとか、色々と。


(後もう一つあります、北カリフォルニア遠征ラウンド記。)