2/18/2023

パッチップ (Putt Chip) 6番アイアンの転がし

2023年の1月は南カリフォルニアにしては珍しく雨がよく振りました。
ここ数年水不足で困っていますから、もう少し振って欲しいですが、なにしろ準備されていませんのであちこちが雨漏りしたり、溢れたり大変です。

ゴルフ場も河川敷コースは水捌けを考えて作られてはいるものの水に沈む部分が出ますし、そうでない普通のコースは水捌けが悪い部分が散見され、あちこちが水たまりになっていますし、バンカーも水が溜まってしまったりしています。

年明けの初打ちには Hemet GCをラウンドして雹に振られましたが、そのあとのラウンドでMorongo Golf Club at Tukwet CanyonのLegend Courseをプレーしました。


スタート前の夜明けの空です。
ものすごい綺麗な色ですね。こういうのは雨模様で雲がたくさんないと見られません。
いやー、ホントに綺麗だったなー。


こちらは8番ホールのパー3です。


そもそも池越えのホールですが、池の範囲が拡がっていて境目がよく分からなくなっていました。(笑)


こちらは4番から5番ホールに向かうアプローチパスですが、なんかすごい光景になっていました。


よく乗用カートでラウンドさせてくれたなー、と思いました。


そしてこちらが17番のバンカーショットです。


ぎりぎり水に入っていたものを少しずらしてプレースをしまして。(本当はドロップなのですが、諸々省略。)
水の真ん中ら辺に入ったら、ボール見つからないかも。

この日はDRでさえもほとんどランがありませんで、コースが長く感じました。
スコアは 40 40 = 80 でした。


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今回は、こちらのMike Burryというプロのレッスンで、パッチップ (Putt Chip) という転がしのショットです。

This ‘putt chip’ could be key to getting up and down more successfully」 -by Golf.com


リンク先の動画では、6番アイアンを使って転がしています。
6番からPWぐらいのロフトが立っているクラブで、ロフトは最大でもPWまで、だそうです。

なんの変哲もない転がしのアプローチですが、個人的にこの転がしは安全性の点で私に向いていると直感しましたので、これから練習してD-Chopをこれに入れ替えていこうと思ったりしています。

打ち方としては、両足はクラブヘッド1個分開けた狭いスタンス(日本的には拳一個分開けたスタンスでしょうか)で、クラブは短く吊り気味にもってヒールが浮いてトゥ側だけが芝を擦る状態、クラブシャフトは地面にほぼ鉛直に持って構えます。
体重も50:50で真ん中に重心をかけます。

あとはロングパットのストロークで距離感を出して転がすように打ち出していきます。

これをMike Burryプロは『パッチップ (Putt Chip)』と呼んでいるようです。
このショットで私が気に入りました点がいくつかあります。

・使うクラブを限定していない点。
・初めから転がしていて、落としどころとかに言及がない点。
・特にはハンドファーストにシャフトを傾けない点。
・スタンス幅が狭い点。
・ライをほとんど問わない点

距離感に関しましては、グリーン上でパターで打った場合とどのくらいリンクしていてそのくらい相関するのか、これから検証します。
予定としましては、いままで転がしの主力にしていたD-Chopとほぼ同じ距離感で行けるのでは?と考えています。


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最もオーソドックスで基本的な転がしはこちらが代表的な例かと思います。

ひぐけんプロのYouTube動画です。


ピンまで25yぐらいで、グリーンの外は約4yくらい。
ピッチングウエッジを使った転がしのアプローチです。

スタンス幅は狭く、右足の前くらいにボールをセット、左肩から腕とシャフトが一本になるような構えですので、若干ハンドファーストに斜めになります。
上げる必要がないので、この構えからコツンと打っていくのですが、この打ち方ですとパターで置き換えて考えた場合に、タップ式でパッティングするような雰囲気になってしまって、私の場合は距離感が出にくいんです。

(現行多用しています D-Chopの場合は、パターと全く同じ構え方をしてパターの長さに持ったクラブを使いますので、振り幅的な距離感は、パターのものをそのまま使っているのです。)

距離感さえ出せれば、この打ち方は安全ですしライの芝にも左右されにくく良い転がしのショットだとは思います。


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そして、もっと一般的に「転がしのアプローチ」と聞いて多いのがこちらのようなショットです。

転がしはピッチングウェッジをパターのグリップで握るのがコツ!」- by Regina-Web


パットの感覚のストロークを使って打ちましょう、と言いつつ、ずいぶん飛ぶんですよね。
この写真のイメージでも、キャリーとランが 4:6ぐらいになっています。

少なくともこの林菜乃子プロの場合は、ピッチングウエッジを推奨していますが、58°を使って転がしのアプローチをこなしているプロも多くいます。
わっほープロとか、さっきのひぐけんプロ、そしてクララ先生も58°での転がしを多用しています。

転がしではないような?

ですから、このショットも安定して打てる良いショットなのだと思うのですけれど、私には個人的に距離感が掴みにくいショットになってきます。
そもそも落としどころに注力するイメージが湧きにくいのです。


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現行のD-Chopでは、トータルの距離を指標にストロークしていて落としどころは出たなりで気にしていません。
また、グリップの緩い私の個人的なパターの打ち方そのままのストロークで割とアッパー気味にボールを捉えていて、クラブによるスピンやキャリーの差がほとんど影響せず、6番アイアンからPWまでどれを使っても同じ距離感で打っていけます。
私の場合は、PWか8番アイアンが多いです。

ただ D-Chopの場合、パターと同じスタンスを取っていまして、スタンス幅は27㎝ぐらい足と足の間が空いたスタンスを使っています。
そうしますと、グリーン上と違ってグリーンの外は芝ももう少し長いですし、傾斜もグリーン上よりはるかに傾斜がある場合もあります。
ですから、ちょっとした長い芝や傾斜による重力の影響で体の重心がほんの少しブレたりして、クラブが芝に引っ掛かるケースがたまに発生しています。
グリップを非常に緩く握っているだけに、ちょっと余計な影響を受けてしまう場合があります。

草摺りの素振りをして予行演習し注意をしてストロークはしますが、この点は改良したい点だという認識を持っていました。


そして今回のパッチップ (Putt Chip) ですが、スタンス幅が狭いため重心が左右にズレにくい点がとても良いと思いました。
私の普段のチップショットのスタンスも、両足の幅をとても狭く構えたスタンスにしたことで打点が急に安定した経験があります。

それと、シャフトを垂直にまるでパターの様に使っていますので、タップ式で打つ必要がありません。振り幅をパッティングストロークの要領で距離感に使うことができます。

そして6番アイアンからPWまで、さほど変わらない距離感で打てるところがD-Chopに共通しています。

一度ちょっとやってみたところ、6番アイアンですとかなり短く持ちまして、パターよりも2インチ半(約6㎝)ほど長い関係で、グリップエンドがお腹周辺の服の布とかに干渉して使いにくいことが分かりました。ハンドファーストに斜めにしていませんで真っ直ぐ鉛直に使いますので、もう少し足が長くないと邪魔なんです。
8番アイアン以下ならスムーズに使えそうです。ロフト的には6番アイアンの方が望ましいのですが。


そういう訳でこのパッチップ (Putt Chip) 、8番、9番、PWの辺りで、距離感が合いやすいかどうか、ライの影響はどの程度受けにくいか、振り幅はコントロールしやすいかどうか、いろいろと試しつつ、ものにできたら、という風に考えています。

(syoballさんのJGを持っていれば必要ない、っていう感じがいたしますが、逆に言えばこれがD-Chop 並みに距離感のフィーリングが出せて使えればバッグの14本に余裕を作らなくて済む、ってことですから、ちょっと意欲的に取り組んでみたいと思います。)


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2/12/2023: 
本ブログ記事をアップロードする前に、コースのチッピングエリアでテストしてみましたので、追記。

あらゆる距離を転がすという目的で持ち替えないとすると、6番アイアンくらいが良さそうでした。ただ私にはちょっと長くてグリップエンドが邪魔な感じですので、8番アイアンくらいが妥協点でした。
(構えとか背丈の関係で余したグリップエンドが邪魔でなければ6番か5番でも良いかと思います。)

それから、(完全に個人的な感想ですが) グリップをしっかり握ってしまうと12の法則で使うカチッと打って5yぐらいキャリーするショットになってしまって距離が出すぎます。
グリップはパター同様、できる限りユルユルでインパクトの衝撃を吸収しつつそれでいて振り子に緩やかな加速をわずかに加えるパッティングストロークと同じ感覚を入れてあげないと私の場合は距離感が合いません。
この50:50体重のシャフトを鉛直に構えて使うパッチップ (Putt Chip) の構えでこの力感を出す練習が必要です
(D-Chop の場合は、パッティングストロークと同じ構えを使いますので、工夫しなくてもパッティングストロークの力感が出せます。)

放たれたボールの転がり自体は良い感じです。

D-Chop の場合、足元の傾斜によってパッティングストロークの構えですとテークバックで芝に当たって邪魔だったり、スタンス幅を肩幅くらいにしているだけに傾斜で重心がずれてしまったりという不都合が時々あるのです。

それでこのパッチップ (Putt Chip) にトライしてみているのですが、58°のチッピングのストロークと混ざってしまうとぜんぜん頓珍漢な距離を打ってしまう可能性もあるようでして、練習が必要となりますと、 ...緊張した場面で使えるのか?という疑問は出てきます。

ちょっとしばらく機会があるごとに練習はしてみようかと思います。
結果が安定しなかったら、不採用ということで。


2/14/2023

砲台グリーンの攻め方:ケース 1、2 & 3

こちらに、「フィル・ミケルソン:2つのベーシックなピッチショットとチップショットの打ち方」という Golf Digestの記事がありまして、かなりの砲台になっているグリーンへの打ち方が解説されています。



1つ目は、ロー・ピッチ です。


SWを使ったやや低めのピッチショットでぎりぎりグリーン面に届くくらいに飛ばしていってスピンを利かせてカップまで転がしています。


2つ目がハイ・ピッチで、フェースを開いて大きく振って、高くあげてカップ近くまで飛ばして止めています。60°のLWを使っています。

3つ目はちょっと写真を省きますが、ロー・ランナーというショットで斜面を転がりあげていくように9番アイアンで打つショットだそうです。


4つ目はバイティング・チップというショットで、60°のLWで低く出していってスピンをかけてボールがキュキュッと止まるように打つショットです。


小技が上手で技が多彩なプレイヤーの攻め方ですね。

そもそも距離感の打ち分け方も書かれていません。
これを読んで、4通りの打ち方を使い分けてピンに向かってワンクラブ以内くらいの範囲にくっつけられるゴルファーがいたなら、すでに相当に上手いプレイヤーで、砲台グリーンとか苦にしていないかと思います。
(このGolf Digestの記事も、4つのショットの打ち方を解説している主旨の記事です。)


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今回は、そういった多彩な技を使わない砲台グリーンへのアプローチを考えています。

私は砲台グリーンの、特にグリーン面が見えないくらいのときにカップに打っていくことが今ひとつ得意ではありませんで、なんとかしたいといつも思っています。


ケース 1 と 2 : 

ちょっとですね、ちょっと段差の大きすぎる砲台グリーンのイラストになってしまいました。グリーン面がよく見えない、っていうことを念頭にしてたらちょっと砲台が高くなってしまいましたが、こういうホールもいくつか頭に思い浮かびます。
(それはそれとして。)


まずケース 1として、ピン位置がグリーンの奥目、青い旗の位置だったとします。

このカップへ打っていくには、ピンまで測って例えば30yだったとしますね。
じゃぁいつものチップショットで30yキャリーのショットを選択して打ちますと、赤い実線のような軌道でグリーン面に当たりますからショートしてカップには寄らないわけです。
確実に砲台上のグリーン面にカップの手前に打っていく、っていう安全マネージメントで言えばこれで良いのですけれどね。

赤い点線で書いたような大きめに打った軌道でよりカップに近づけるとすれば、フラットな状態で打ったときの一体何ヤード打つイメージなら距離が合うか?っていう、そこの部分の換算を自分のチップショットの弾道の高さのイメージで打っていきます。

経験則的には、カップの上空、旗の真上ぐらいから垂直に近い角度でボールが落ちてくるイメージ (実際にはそんなに鋭角に落ちて来ませんですが) で、キャリーの距離にプラスアルファして使うショットを決めます。

このイラストで言いますと、アバウトに 5-6yプラスしたキャリーで打つ感じです。
(方程式にはなっていませんが、この程度の換算でそこそこ望ましい結果に繋がります。)

思ったより突っ込んで行っていいという感触です。

大体がショートしますので、グリーンの奥に溢れたら大トラブルになりやすいとか考えなくて良いです。トップして歯で打ってしまう以外では、グリーンの後ろへ行くミスは殆ど出ません。


次にケース 2 としまして、カップの位置がグリーン手前寄りだった場合です。

上記イラストの、赤い旗のピンの位置。
これはもう観念しまして、ピン位置に関わらず赤い実線のようなイメージで打って、カップをオーバーさせるくらいを心がける。
奥から下りのパットが残ったりしがちですが、砲台の手前の斜面に阻まれて転がり戻ってしまうとかよりは、随分マシです。

もしくはですね、バンプ&ランを使って紫色で書いたような軌道をイメージして転がし上げます。8番アイアンとかのロフトがウエッジよりも立ったクラブで打ちます。
こちらの方法ですと、バックスピンがあまりかかっていませんから、グリーンまで届かずに戻ってきてしまうとかの失敗はある程度防げます。届かなくてもグリーンのカラー手前くらいには行くでしょう。

このショットのときもグリーン面へ乗せることは最優先だとしますと、案外転がりすぎてグリーン奥へ行ってしまい下りのパットを残すことになったりもします。
この辺のボールの跳ね方、斜面の滑らかさの状態とか、不確定要素が多いのが難点にはなってきます。


ケース 3 :  

これは結構な落とし穴になっていまして、距離が全然足りなくて大ショートするとか、下手すると2回打ってもまだグリーンに届かないなんていうことが往々にして起きます。
ケース 1と 2とは違って、ボールが登り傾斜にあるときです。

スタンスしている位置が傾いていますので、まずはロフト角が傾斜の分だけ寝て、もっとロフトが大きくついて寝てしまいますから、ショートしやすいです。
しかも打つときに重力が後ろへ引っ張りますので、しっかり構えないと重力で自分が傾いて下がってしまいクラブがダフってボールに入ってしまいやすくなります。そうなるともう大ショートしてしまいます。

このケースでは、ボールが上がりやすいですから、イメージとしてはキャリーで旗の上からボールが落ちてくるような弾道をイメージしまして(実際にはそこまでの弾道ではありませんが、イメージで)、思い切って突っ込んで打ちます。

ショートこそしやすいですけど、突っ込みすぎてカップをオーバーくらいはあったとしても、グリーンの後ろの傾斜を転がり落ちるほどのオーバーはなかなか出ませんので、突っ込んでいって大丈夫です。

入念な草摺りのリハーサルを忘れずにダフらないようにして、しっかり打っていけば上り傾斜で自然にボールはいつもより高く上がって行きますので、ズンッっていう効果音をイメージしてストロークします。(やばい、すごい抽象的。笑)

それでもイラストのように、カップの手前に少しショートするでしょう。


...というのが、私が心がけている砲台グリーンの攻略法です。
打ち方はいつものクロ狙い2.2、もしくは 2x6の打ち方で、特にフェースを開いて高く上げて止めようとか、スピンを利かせようとか、違った打ち方をしなくても十分に用が足ります。

ピンまでの距離、レンジファインダーで測ったときのスロープ計算の入った必要距離、だけではなくて、砲台を登りきったグリーンの手前までが何yあるのかも、レンジファインダーで調べておくと、どうしても越えて打たねばならない距離のイメージもよりハッキリして、良い結果につながると思っています。



2/10/2023

傾斜の見極めの方法、ひとつの有用なアイディア

1月中の寒い日の朝、お気に入りコースの筆頭 Dos Lagos Golf Course をプレーしました。

よくfrost delayにせず、プレーに出してくれたなー、と思いましたくらい朝は冷えていました。Cart Path Onlyでしたけどね。プッシュカートで歩いてラウンドの我々は普段通り。


これだけ芝に霜が付いていると、素振りの段階でチップショットしたときにウエッジのフェース面に霜が掻き集まってくっ付いて、ボールが上を滑ります。

つるんと滑ってボールが無回転ですぐ近くにポトッと落ちるの、ラウンド前にチッピング練習してみて笑ってしまいました。写真のウエッジのフェース全面に氷がくっ付いているのが見えますでしょうか。


こちら、2番ホールの右側にある17番ホールのグリーンへつながる斜面です。霜が張って冷たそう。


向こう側に太陽が昇ろうとしているところです。


2番ホールの斜面は朝の時間日陰になる部分で、こちらが1番ホールのティーです。


コースの景色がなんだかいつもと違って見えます。
真ん中やや左寄りの小さな細い木より右は、右側の池に入ってしまいます。
1番ホールのフェアウエー、案外狭いんですよね。左サイドも友達の左に見えているブッシュから左は崖と川でウォーターハザードです。
私はこの日はすごい久しぶりに左サイドのFWバンカーに捕まりました。
顎には近くなかったのでハイブリッドで打ってグリーンの手前部分にかろうじて乗せることができました。コースは頭に入っているのでブラインドショットでしたが方向は大丈夫です。

パー34 36 = 70、コース/スロープ・レートが71.4/128、この日のスコアは 39 40 = 79で、寒さ自体よりむしろ凍ってはいないけど硬くなったグリーンや、溶けて柔くなった地面に対応でききれず、勝手知ったる得意コースとしてはやや苦戦しまして+9オーバー、この日のラウンドのディファレンシャルは 6.7でした。


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今回は、いつもよく一緒にラウンドしている友達に教えてもらった良いアイディアをメモしておいて、これから実践して使ってみよう、という記事です。


私のブログでは何度となく、左右の曲がりに注力してグリーンをよく読むよりも、むしろグリーンの傾斜をグリーンの外から把握すること、ボールとカップのラインを横から読んで上り下りの度合いをよく読むこと、の方が大切だと書いています。


しかし傾斜の読み方については、あまり言及をしていません。

私の実態としては、傾斜の度合いを 1%、2%、3%、4%ぐらい、っていう風に分けて分類しまして、主に見た目で斜度をジャッジして、だいたい2%ぐらい、とかこの分類に当てはめるやり方をしています。


見た目での読み方に言及した記事も、

2011年1月のこの記事「グリーンの高低差を読む。」と、

...ぐらいでしょうか。
(青木功プロのプラムボブ、カッコいいですよね。)


私自身は講習をやレッスンを受けたことがないのですが、エイム・ポイントを習った人は、グリーン上の傾斜に肩幅くらいに足を拡げて立ち、目を瞑って足の裏で傾斜を感じる、っていう体のセンサーを使ったりしているようです。

感覚が鋭い人は、そもそもグリーン上を歩くときに足の裏でグリーン面の硬さや傾斜を感じているそうです。


そういう訳で私もグリーン上では目を瞑ることこそほとんどしませんが、できるだけ足の裏で感じるように意識したりはしています。しかしながら、見て分からないような微妙な傾斜では目を瞑って重力の傾きを感じようとしても、元が鈍感な方ですからなかなか感じません。
ハッキリわかるような傾斜なら、見た目でも分かる場合が多いので必要がなくなってきますし...。

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そうしたところこの友達が、時々カップ付近とか、自分のボールのライン付近とかで肩幅に足を開いて立ち、傾斜を感じている風にしているので、「足の裏で感じる?」って聞いてみたところ、意外な返事が返ってきました。


「ここってカップに向かって登ってるよね?」
こうして立っているとき、目は閉じることなく真っ直ぐ前方を見ているんだそうです。

「でさ、俺も足の裏ではいまいち傾斜感じなくてさ。」
「足を少し開いて傾斜に真っ直ぐに立つじゃん? 体は傾けないように真っ直ぐ。」

「そん時にここに注目するのよ。」


「腕をね、脱力してだらーんと下げて重力に任せるの。そうすると、片方は太ももに触れるけど、反対側は間が空くんだわ。」

実践してもらいまして、写真を撮らせてもらいました。

これだったらですね、感覚が鈍々の私でもできそうです。(^^)

まだ、実戦でどこにどの向きに立って、どんな感じでやると効果的なのかとか、
使い方は修練が要るかも知れません。

ちょっとこれからグリーン上で、自分の番が来るまで余裕があるときに、実際に試してみて、できれば応用していってみたいと思います。


昨年12月の記事、「ゴルフゲームの本質はロングパットなのかもしれない、という仮説」の中で書いていました、

①のグリーンでは、縦距離の把握を改善するために、グリーンの横からと最大傾斜下方からの読みに重点を置き、3パットを激減させる。

という取り組みのなかでどうやって活かして組み合わせるか、試行錯誤していってみたいと思います。