7/26/2016

PRESS GRIPS (プレス・グリップ) その2


一つ前の記事のフォローアップです。


前記事の写真のこれを、

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20数年前に買って持っていましたパター、ティアドロップ社の TD-21 というパターにセットしてみました。

現在のエースパターに試してみたかったのですが、せっかくバランスもとってあって調子も良いですからグリップも何も変えたくなかったのと、もう 1本買うにはキャメロンはちと高いので、TD-21 にはめてみることにしました。

とりあえず、こんなかんじです。

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TD-21 というパターは、その昔にビンテージのオールド・ピンANSERを愛用していたフレッド・カプルスが一時期使っていたパターなんです。

基本スペックは、PING ANSERとほぼ同じスペックで、フェースの縦方向に緩いバルジが付いています。  パター・フェースの上の方で打っても下の方で打っても、安定したボールが出るようになっているというコンセプトのほんの少し変わり種のパターです。
ヘッドはニッケル製で磁石によく付きます。

感触も良いですし、ANSER型で構えやすいですし、コンセプトが気に入っていて、ずーっと持っていました。 (たまの室内練習ぐらいにしか使っていませんでしたが。)


パターのことはさておき出来上がりですが、上の写真でみましてもグリップの向きとは違う向きにシャフトが斜めに出ているのが見えるかと思います。


グリップの中のシャフトの内部には、私のエース・パターと同様に、100gのカウンター・ウエイトを仕込んであります。

クリックで過去ログの記事にリンクしています。


グリップ自体が普通よりも約40-50g程度重いのでちょっと重すぎかな? とも思いましたが、使ってみたら大丈夫でした。 ヘッドのウエイトではありませんでグリップの中ですからね。



構えた時、上から見た感じはこういう風になります。

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ちょっと写真のとり方の角度が難しくて、ちょっと見えにくいかもしれません。
無理矢理にグリップを写真に入れましたのでね。

実際に自分が構える分には、グリップは殆ど視界に入らず、パター・ヘッド、ボール、そしてカップが視界に入っていて、目の焦点は地面の高さですので余計にグリップは目に入りません。

そういう訳でシャフトが斜めに入っていてもストロークの際には特に違和感は感じません。


一方、パターそのものを外観としてみますと、けっこうな違和感があります。

これも見る角度によるのですが、例えばグリップがパターフェースとちゃんと垂直に入っているかを見てみようとしますと、

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グリップ基準で眺めますと、こんなに曲がって見えます。

グリップの楕円の比較的平らな面とパター・フェースはどうやらオフセットの位置でですが垂直に入っている模様。(確認しにくいです。)


シャフト基準の位置に近づけて見ますとこんなかんじに見えます。

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まぁいずれにしましても、パッティングで構えた際にはグリップは視界に入りません。

グリップ上面に平らな面もありませんしね。


それから、肝心のストロークの際ですが、手に伝わる感触は悪くないです。

通常のグリップは、むしろ楕円部分が縦に来ると思うのですが、こちらのグリップは楕円が横です。
この部分に最大の違和感があるかな? と考えていましたが、そうでもありませんでした。

むしろ、右手の感覚としては開いたり閉じたりせずに操作しやすい感じ。
左手のグリップにもう少しリストをロックした感覚が欲しいな、とは思いましたが、許容範囲でした。 かえって左手でもこねくり回せなくて良いかもしれません。

フォワード・プレスをした形に構えることになるわけですけれども、私の場合は既に元々かなりフォワード・プレスした位置でグリップを構えています。
このグリップにしますと、グリップの位置がちょっと中に入って体の中心に寄りますので、少しばかり動きに自由度が出ますので、その分が「もう少しリストをロックした感覚が欲しいな」という感覚になったのかもしれません。

でも、自由度が出る割には押し出したり引っ掛けたりはしにくいようだと感じました。


結論的に言いますと、非常に気に入りました。


エース・パターのキャメロンのピストル・グリップを入れ替えるほどかといいますと、プレーしたのがまだ 1ラウンドではそこまでのジャッジは出来ませんですね。

基本的には現在のグリップの方も非常に気に入っていまして変えるつもりがないのに、新しい道具に対する興味が先立っての体験・実験ですので、まぁ変えないとは思います。

ショートパットに悩んでいるわけでも、ロングパットに悩んでいるわけでもありませんので、こういった感想になってしまいましたが、このグリップをとても良いと感じるゴルファーも数多くいらっしゃるんじゃないかな、と感じました。 とても良いと思います。

Edel パターのグリップも断面が円形だそうですけれども、グリップ上面の平らな面は要らないような気がします。


すこし違った状態のグリーンでも試してみたいと思いますので、しばらく併用して使ってみようかと思います。

それと、友人たちにもちょっと打ってみてもらって感想を聞いてみようかと思います。 (^^)



7/20/2016

PRESS GRIPS (プレス・グリップ)


いやー、第145回 Royal Troonでの 「The Open」、見応えありましたねー。

かねてより素晴らしいボール・ストライカーとしてツアー仲間からも定評のあったヘンリック・ステンソン。

画像をクリックでリンクしてます。


帽子の黒いリボンは癌と闘って亡くなってしまった友人を悼んでのものだそうです。

どのショットも気迫がこもっていて、特に最終日のパッティングは神がかっていました。
18番のバーディーなんか、カップの後ろから入りましたもんね。


でもって最終日をステンソンとの一騎打ち、ふたり旅で戦い抜いたフィル・ミケルソン。

画像をクリックでリンク先のゴルフダイジェストの記事に。


帽子をバインダークリップで止めていました。
写真で見えますでしょうかねー。 こんなやつ。(笑)  ↓

画像をクリックでリンク先のゴルフダイジェストの記事に。


こちらGolf Digest にわざわざ記事が書かれていました。

Why in the world does Phil Mickelson have a binder clip on his hat at the British Open?

内容読みますと、「見た目が酷いのは分かってるけど、こうすると帽子落ちないんだよ。」っていうことらしいです。 フィルらしいといえばフィルらしいです。 散髪もしてないっぽいしね。 だから風吹くと脱げやすいんだと思うけどなー。 (笑)


フィルはここのところずーっとクロー・グリップでパットしていましたが、このジ・オープンの最終日、12-15番ホール、そして18番ホールでは、通常のグリップに戻してパットしていました。 
長いのも短いのも、です。

スパッとイメージとフィーリングで変えちゃうんでしょうね。

これも、とてもフィルらしいと思いました。


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さて、本題のグリップです。

今回試そうと思っているのはこちらのグリップです。 PRESS GRIPS (プレス・グリップ)。

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流行りの Super Stroke などと同様に、太さは上から下までテーパーが付いていなくってほぼ寸胴のストレート。
断面は楕円形です。

通常のパターグリップにある、グリップ上面の平らな部分が無いのが特徴の一つです。


でもって、下側から覗いてみますと、2つ目の特徴も見えてきます。

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シャフトの入る穴が、右側に寄って写っていますね。
断面はまさに楕円です。


そしてグリップエンド側。

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小さな空気抜きの穴が空いていますが、シャフトが入る側の穴と反対側にあります。
(ちなみにグリップの下にあるボールに見えているロゴは、2009年のBethpage Blackで行わました US Open のロゴボールです。)

PRESS GRIPSと刻印されているのが見えますでしょうか?

この向きでグリップに挿して使うんですよね。
ですから、普通のグリップとは違って、横に平べったい形をグリップすることになります。

通常のパターグリップのような上面の平らな面はないのですが、まぁ上側は (下側も、ですが) 平べったい感じですね。


穴の位置が反対側ですから、シャフトはこのように斜めに入ることになります。

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この3つ目の特徴がこのグリップの名前の由来で、フォワードプレスした形に傾斜してグリップにシャフトが入るという寸法です。

そして4つ目の特徴としましては、このグリップは通常のグリップと比べますと2倍近く重くて、約100g近く重量があります。 グリップだけでカウンター効果があるわけですね。



このグリップは実は、Dさんというお友達の方から以前教えていただいた、Directed Force Putter にデフォルトで使われているグリップです。



自然にフォワードプレスの形でインパクト出来るように作られています。


このパターがまたすごいんですよ。

こちらのビデオを見て頂ければ一目瞭然なのですが、ライ角バランスと言ってパターを打つように構えたライ角の角度でバランスするため、ストロークの際のパターヘッドの動きが自然にバランスしてくれて安定する、というシロモノです。



曰く、フェース・バランスのパターは振り子式のストロークに向いているというが、実際のところパターはフェースを上に上下に振るわけではない。
その上下の向きには安定しているものの、いざライ角に構えて振ってみると...、パターヘッドが面白いくらいぐるんぐるん暴れます。

しかしこのパターなら、極端な話グリップを持たなくてもヘッドが安定してストローク方向にパターヘッドが向き続けています。


と、言うわけですが、私自身はこのヘッドの形に馴染めそうもありませんで、目標を向いてパターをセットする、という大前提の時点で上手く行きそうもありませんでしたので、このパターはまだ買うつもりはありません。

でも、このグリップには沸々と興味がわきまして、オーダーし、待つこと約1ヶ月くらい。

開発者のクラッシーさんの奥様から直々にお電話をいただきまして、さらに待つこともう1ヶ月。
2ヶ月はかかりましたが、グリップだけの調達をしていただきました。


と、いうことでこのグリップを私のパターにセットしまして、効果の程を確かめてみたいと思います。



7/16/2016

2016 The Open (全英オープン) at Royal Troon 途中経過


The Open中のこちらのニュース、くだらなさ過ぎて笑いました。





IMPORTANT BRITISH OPEN NEWS :  Darren Clarke dropped his gum and then ate it again.
全英オープン重大ニュース: ダレン・クラークがガムを落とし、それをまた食べました。

The 2011 Open champion was putting when the gum dropped from his mouth. After examination, Clarke invoked the R&A’s Rule 5.0 and popped it back in his mouth. Good thing the gum didn’t hit the ball, or we’d have ourselves a hell of a rules mess.
2011年全英オープン・チャンピオンは、ガムを口から落とした時パッティング中でした。 調査の結果、クラークはR&Aの5秒ルールを行使し、口に戻しました。 幸運にも落下したガムはボールに当たりませんでしたが、さもなければ我々はルール上の混乱に陥っていたかもしれません。

Never ever forget golf is serious business.
ゴルフは厳粛なスポーツであることを決してお忘れなく。


まぁ記事としては茶化して書いているわけです。 5秒ルールっていうのは日本の小学校でも言われていた地域はあろうかと思います。 米国でも言われてますから、英国でもどこでも同じなんですね。


放送でも、「Agh, disgusting! (うへっ、気持ちわる!)」とか言われちゃってるんですけど、

・・・大真面目なお話(serious business)しますと、グリーンに落としたガムは口に戻さない方が良いです。

木製のティーを咥える方も時々拝見しますが、あれも含めまして、ゴルフ場では除草剤や農薬が使われているケースもあります。 微量でも口に入れるのは危険な可能性もありますのでご注意下さい。


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それにしても、面白いですねー、リンクスでの The Open。

ボールの転がりがすごいですし、風も強くて、低いボールで攻める週末が観たいです。


序盤のホールがずっと海際、TVによく映えます。
しかしこの線路沿いの 11番もなかなかです。

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ティーショットをちょっと右に曲げて風が吹くと、線路に打ち込みかねません。
写真は、アイアンで打ったのに右へ行っちゃったよー!の手旗です。

ご丁寧に弾道まで分割画面で出されてて笑っちゃいました。


でもね、ボールは幸いにも助かりました。

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風が強くなくって助かりました。


ということで、公式サイトからコース図をリンクします。

クリックで公式サイトにリンクしてます。


私がこのホールをプレーしたら、それまでドローを打っていたのに突然スライスして線路に打ち込んじゃうんだろうなー。(笑)


いつかプレーしてみたいですねー。