3/01/2010

ルーティーン と リチュアル (パッティング動画-6)


ショットやパットをいつも安定して実行するために、ショット前のルーティーンを一定にしていつも同じ動作、同じリズムで行うようにすることが肝要だと言われています。
特にプレッシャーのかかった場面などで、いつものリズムを維持し、いいショットを打つためにも有効ですし、集中力を高める効果も在るそうですね。


私のルーティーンをご紹介しても参考になりませんので(笑)、こちらにプリショット・ルーティーンの解説を、3つほどリンクしておきます。 (日本語)

http://www.mamejiten.com/dojo/lesson/05.htm
http://www.hm-golf.com/lesson/basic/preshot_routine.htm
http://blog.livedoor.jp/ka2oilriver/archives/50119618.html



さて、表題にもうひとつ出てきてます、「リチュアル」っていうのは、なんでしょう?


日本では、ごっちゃにといいますか、一緒くたにされてしまっていてインターネットで検索をかけても解説されていないようですが、

米国では、ルーティーンとリチュアルは二つの別の事象として分けて捉えられています。

その一例。 -> Master Golf: 「The Ritual」


ルーティーンは、これから行うストロークの前に、状況の情報を整理し、ラインをイメージし、ストロークの強さを決め、素振りをし、ショットに対してリラックスして、気持ちよくストロークする準備をするためのものです。

これに対して、リチュアルというのは、これから行うストロークのリズムを形成し、調子を整え、始動のきっかけを作り、バックスイングからフォロースルーへのリズムを整えるために行う動作を指します。

体や頭に、オートマチックな(subconsciousに支配された)モードで動かすための準備をさせるという役割がありまして、これをいつも一定にしますと、ストロークを安定させてくれるのです。


リチュアルを行う間、(上のリンクにも近いことが少し書かれていますが)  細かい筋肉の部分、例えば指であるとか、足先であるとか、腕、手といった部分を小刻みに動かしておいて、動きを止めない方が良いとされています。

そして、リチュアルは素振りで得たマッスル・メモリーを活かすためにも、5秒以内、できればもう少し短い時間で行うべきだということらしいです。

グリップを握り直しているところ。


大まかにまとめますと、

ボールの後ろからラインを見て目標を定めたり、4歩歩いてボールの位置まで行くとか、素振りを入れたり、左足からスタンスを決めたり、ボールに構えるところまでの動作をルーティーンと表現します。

ボールに構えをセットした後、例えば、ワッグルをすることの他にも、ちょっとグリップを握り直すとか、顔を回して目標をチラッとみるとか、ボールに目線を落とす、ニクラスのようにチンバックして膝を入れ、スイングを始動するとか、こういった動作をリチュアルと言いまして、これをいつも一定にすることの方が、ストロークの安定には遥かに重要なのです。

そしてこれらの動作は、バックスイングからフォローにかけての「チャー・シュー・メン!」とかのリズムと、基本的に同じリズムで刻まれているべきなのだそうですね。
(ただしリチュアルは、「チャー・シュー・メン!」のリズムのことではありません。)

こうした、ほぼ無意識で行っている動作を一定にするには、レンジで打つ時からいつも同じ動作を心がけるようにしてたくさん練習したり、リチュアルの前の意識して出来るルーティーンの方をもいつも同じにすることで、ストロークまでのプロセスを一定にするように練習したり、といった練習が必要だと思われます。


スイングのリズムは、その人その人で違っているものですが、ほぼ例外なく歩くテンポになっていて、それが一番その人にとって自然なリズムになっているものなんだそうです。


ジャンボ尾崎がスイングを始動する時に、右足のカカトを「とんっ」って踏んでからバックスイングに入るのをご存知でしょうか?

ああいったスイングのきっかけになる動きをトリガーにしてストロークを開始するっていう方法は、スイング安定化に非常に役に立っているという訳ですね。(^^)



ルーティーンの方は、素振りをしなかったり、2回だったり、3回だったりその都度少しバリエーションが在っても大丈夫ですが、リチュアルの方は上級のプレイヤーは大抵いつも完全に同じになっているものなのだそうですね。

ペルツ先生のルーティーンでも、パッティングの素振りは最低3回、6回までの間で、しっくり来るまで行うと良い、って言ってます。


自分で動画を撮って比べてみましたが、やはりリチュアルが完全に同じにはなっていないようですねー。(x_x;
手順はほぼ同じですが、かかっている時間が、4秒、4.5秒と微妙に違っていました。

無意識で動いていますから、意識して一定した同じ動作にしようと意識するとかえってぎこちなくなってしまい、ストロークが乱れてしまいます。

思ったよりも難しい。


動画を載せてみます。  (到底、お手本にはなりませんが。(^^;)

まずは素振り無しの方。


14歩 (約10m) の下りのフックラインです。

スタンスをとったと同時に (主に左手の) グリップを握り直しつつ、足先をもこもこ動かしていますね。
この間、目線はずっとカップの方を向いていますが、手足の動きが止まると同時に一瞬ボールの方へ目線を落としてます。
そしてまたカップの方を見て、すぐにまたボールを見てテークバックが開始しています。
この間、約4秒。
打つと同時にまた目線はカップの方ですね。



今度は、素振りを入れた方です。


同じく、14歩 (約10m) の下りのフックラインです。

ルーティーンは変えたことになりますが、下りのデリケートなパットの場合、ボールのすぐ横での素振りを実際に打つときの振り幅で振って、強さを自分のsubconsciousと確認しておいた方がいいような感じがしてます。
スパットを見失うのも嫌なので、普段はボール横での素振りはしないことが多いのですが。
(ペルツ先生は、3回から6回やれ、とおっしゃってます。)

手順としては、はからずもほぼ同じで打っていますが、約4.5秒かかっています。


ちなみにルーティーンの初めの方で、ボールの後方からラインを見ながら2回パターを振っているのはリラックスする目的でして、振り幅には特にこだわっていません。

フィニッシュを止めているのは、この記事に書いたことを、私なりに実践しています。(^^)



今回の動画はパターのストロークを載せましたが、こういったルーティーンとリチュアルは、他のクラブのショットでも同様に、いつも一定して行うことが大切なようですね。
(ちなみにパッティングのリチュアルと同じである必要は無いそうです。)



2/26/2010

雪のオーガスタ


Great, beautiful, and illusional pictures at “A TRUE GOLFER” blog.
These pictures are all fed directly from one of his blog entries, 「Augusta National In The Snow」
What a wonderful pictures!


こんな写真、初めて見ました。
ジョージア州のブロガーさんが掲載している写真です。


今年は米国各地で雪が多いからでしょうか?

マスターズまで、わずか後40日程度ですが、鮮やかな緑に戻るのでしょうねー。
スーパーインテンダントのみなさん、大変です。




アーメン・コーナー




クラブハウスの裏




15番グランドスタンド裏




ホーガン・ブリッジ




2番と7番のグリーン




4番ティーから




11番グリーン




12番ホール


16番ホール



写真は全部、「Augusta National In The Snow」という記事に掲載されているものを、元リンクからそのままフィードしています。
(クリックすると大きくなりますよ。)


すみません、ただの転載で。
でも、元記事もこの写真はみんなにシェアしなくては。っていう主旨でしたので。(^^)

いやー、なんか 「うわーっ!」って言ってしまう写真ですねー。


2/24/2010

ジョン・デイリー、下着のモデルに


以前 この記事で、ジョン・デイリーが胃の上方にチューブを巻くラップ・バンド手術ってのをやって痩せたけどすっかりゴルフの調子がおかしくなっちゃったお話をしたんですが、


今回はそのデイリーが、
Slixという、4ヶ月前に始まった新しい下着メーカーの専属モデルに決定したというニュースです。



写真をクリックすると、Slixの公式ホームページに飛びます。

ちなみにブリーフ(Briefs)はパンツ(Pants)やスラックス(Slacks)と同じで、必ず「s」が付いて複数扱いです。
ほんとはブリーフス。(^^)


ニュースに出ていた記事を読んでみましょう。


Golf Champ John Daly Turns Underwear Model
http://www.prnewswire.com/news-releases/golf-champ-john-daly-turns-underwear-model-84947422.html


デイリーは、

「スリックスのボクサー・タイプのブリーフは、冗談みたいに気持ちいい下着だね。」
「スリックス穿いたらもうバッチリさ。」
「いままでいろいろ着たり穿いたりしたけどね、この下着は脱ぎたくなくなっちゃうね。」

と、さっそくなかなかの専属モデルっぷりです。(^^)



デイリーのTwitterにそのボクサー・ブリーフを穿いた写真が載っています。↓



ずいぶん見違えて痩せましたねー。

今シーズンは、予選落ち3つでしたが、先週メキシコのマヤコバ・オープンでは68, 69で予選を通過しました。
決勝では、69, 81と、最終日に失速してしまいましたが、これでなにかきっかけを掴めるといいですね。

平均305ヤードと、たとえ痩せても飛距離は落ちていないようです。(^^)


なにやらゴルフチャンネルでデイリーの新番組も始まるらしいですけど、ツアーの方で復活して元気なところを見せて欲しいです。