4/23/2010

タイガーはなぜドライバーが打てていないのか?


ゴルフ・マガジン誌に出ていたんですが、この記事は、ある意味画期的だと思います。

いままで、タイガーのストローク・メカニズムに欠点を指摘したこういう記事というのは、ほとんど見られませんでした。
本人が、スイング改造を行った時に、それを肯定する形で以前のスイングの欠点を解説したものは何度も目にしていますが。


ブレイディ・リッグズという、レッスン・プロの人が書いたものですが、今タイガーが直そうとしてコーチのハンク・ヘイニーと取り組んでいるスイングは、事態を悪化させている、とまで言い切っています。



(確かに最近ドライバーは不調に見えます。)


元記事: 「Why Tiger Can’t Drive?」


私は必ずしもこの記事の内容がすべて正しいと思うわけではありませんが、これもタイガーの「sext スキャンダル」以降、周りの人達の反応が変わって来たことの現れのひとつかなー、と思わないでもありません。


なにはともあれ、技術的に気になる内容ですね。

記事の全訳はしませんが、どういうことなのか述べている部分を抜粋して紹介してみるとともに、私が思ったことも書き留めておこうと思います。



On Sunday at the Masters, Woods had another bad driving day, the kind that has plagued him for years. If you listen to his comments, you keep hear him saying the same thing: "I'm stuck, I'm stuck." (Also, "Tiger
Woods, you suck!")

日曜日のマスターズ最終日、ウッズはここ数年悩まされている症状でまたもやドライバーの調子が悪かった。 本人のコメントをよく聞くと、「 I’m stuck. I’m stuck. (詰まった、詰まった。)」と、いつも同じことを言っているのが聞こえます。
(また、「Tiger Woods, you suck! (タイガー・ウッズ、最低だ!)」とも。)


注: ↑ここのところは、stuckとsuckで韻を踏んで洒落てるんですね。


What he means by "stuck" is that the club is too far behind him as he is coming into impact. With his practice swings before and after he hits the driver, he continues to exaggerate getting the club more out in front of his body on the downswing. He is convinced that being "stuck" is the reason he is so erratic with the driver.

タイガーが、“stuck”と表現しているのは、インパクトを迎えるときにクラブがかなり大きく遅れて来る、という意味です。 ドライバーを打つ前と後の練習スイングでは、タイガーはダウンスイングでクラブを体の前もっとアウト側に持ってこようとし続け、余計に事態を悪化させています。 タイガー自身が、ドライバーが安定しないのは“stuck”してしまうことが原因だと納得してしまっているのです。


これほどまでにゴルフに対してsmart(頭のいい)なプレイヤーが、間違ったことを練習し続けているのはゴルフの7不思議のひとつだと言ってますね。

これほどまでに才能があり、運動神経もよく、人一倍練習するプレイヤーが、いつまでもドライバーをコントール出来ないでいるのは、“being stuck”してしまうことが原因ではないからだ、と断定しています。
もしそうなら、今頃はもうとっくに直っているはずじゃないか、と。


ウッズはこれまでずっと、インパクトでクラブを積極的にリリースするプレイヤーだったのに、ハンク・ヘイニーと組む様になって、クラブと腕と体を一体化して動かすスイングに取り組んでいることが、タイガー自身の自然の本能的な動きであるアグレッシブにターゲットに向けてクラブをリリースし、クラブが体を追い越す本来のスイングを妨げてしまっているのだ、と解説しています。


When he tries to get "unstuck," he is prone to two mistakes. First, the club gets too far out in front of his body, so when he releases normally he hits an enormous pull like he did on the first hole at the Masters on Sunday. The other miss happens when the club is excessively steep coming down: his body gets too far out in front of the club, and he blows it way right like he did on No. 11.

今のスイングのままで、タイガーが“unstuck” しようとすると、2種類のミスが発生してしまいます。 第1に、クラブが身体の前アウトに出すぎるとマスターズ最終日の1番で打ったような大ヒッカケが出てしまいます。 逆にクラブがダウンでスティープ(急勾配)過ぎて降りてくると、タイガーの体はクラブの前はるかアウト側に行ってしまうため、11番で打ったような大きく右に外してしまうミスが出ます。


私は、スイング理論に強くありませんので、his body gets too far out in front of the clubっていう部分がいまいちよく理解出来ていないので申し訳ありません。
・・・ということで、訳した上で原文を載せてます。スミマセン。(^^;



タイガーほどの才能溢れたプレイヤーが、13番で見せたようなdrop-kick sky ballみたいなショットを打ってしまうのはなぜ?
10年前に見せていた、3Wやロングアイアンでのスティンガー・ショットはどこへ行ってしまったの?
あれはカリーム・アブドゥール・ジャバーのスカイ・フック以来の素晴らしく有効な武器だったのに。

でも、いまハンク・ヘイニーと取り組んでいるスイングでは打てないのだ、と解説されています。


97年のマスターズでタイガーが見せていたように、ダウンスイングの初期にはクラブを後ろに残して体を先行させ、ややインサイドからボールにアタックをかけるような感じでインパクトにかけてクラブを完全にリリースするスイングこそが、タイガーの本能に沿っている。

・・・っていうことらしいです。



この記事の最後には、チッピング・ショットのことにも触れられています。

今年のマスターズでは、新グルーヴ・ルールが適用されていますから、フィル・ミケルソンやアンソニー・キムは、いわゆるフロップ・ショットと呼ばれる柔らかく高くボールを上げて、スピンではなく高さでボールを止める打ち方を多用してカップを攻めてきました。

しかし(ツアーでも一番にウエッジのスピンをコントロールするのが上手かったはずの天才プレイヤー)タイガーは、5ヶ月のブランクに加え、ウエッジの新グルーヴの影響でチップ・ショットを制御するのに苦しんでいたことも、興味深かった。 として結んでいます。


(原文をちゃんと全部訳さないでこういうこと言うのもなんですが、) この記事の内容については賛否両論があると思います。

(逆に言うと、あれほどドライバーに苦しみ、チップ・ショットに悩まされつつも、5ヶ月のブランクを克服しつつマスターズを4位の成績で上がってしまうのですから、やはりタイガーだ、という内容もちゃんと書かれています。)


私の場合は、読んで妙に納得しましたのです。




タイガー自身ももちろん、ハンク・ヘイニー・コーチも、この記事を書いているレッスンプロよりもずっとよくゴルフのことを知っているはずですし、権威もありますから、こういう記事を書くには、かなりの英断&勇気が必要ですよね。

まして私の意見は、微塵ほどの影響力もありませんので、続きを見るの方に書いておきます。(笑)


スイング論はともかく、私は以前から気になっていたことがありました。

タイガーが、タイトリストの975Dのプロトタイプのドライバーを使っていた頃、もっとドライバー・ショットに迫力があったし、いざという時の飛距離にも誰をも寄せ付けない凄みがありましたよね。


このころのドライバーは260ccとかの大きさで、現在の460ccのドライバーに比べると総じて重心距離が短く、慣性モーメントが小さいものでした。

重心距離だけをとってみますと、パーシモンのドライバーに近い数値じゃなかったかと思います。
スイングの正確なトッププロにとっては操作性が良い(私などにとっては曲がりやすい)ドライバーでした。


記事中にも解説されていますが、インパクトにかけてクラブヘッドがボールに向けてシャローに入ってくると、わずかにクラブフェースが開いて入ることになり、ややインサイドからアタックをかけ一気にリリースする打ち方ができます。

そういった打ち方には、操作性の高いドライバーの方が向いていると思うんですよね。


タイガーは年齢の割にはゴルフ歴がとても長く、基本のスイングはパーシモンで身に付けているはずですからね。


そういう意味では、ハンク・ヘイニーのスイング論というよりも、道具に合わせた自分の変化をしよう。
最新のテクノロジーに合わせて自分も進化しよう、というタイガーの取り組みなのだろうと、私は勝手に解釈しています。

今年新しく出て既にいろいろなツアーで7勝を上げている新しいFT-Tourドライバーは、重心距離がパーシモン並に短く、ヘッド容積も小さめに出来ています。

ナイキでも、こういう感じのドライバーを作ってタイガーに供給してくれたらなぁ。
・・・などと勝手に妄想していたんですが、今回の記事を読んで、あながち当たらずしも遠からずじゃないかな? なんて思った次第です。


4/20/2010

14本のセットアップ


お友達のひゃっぽさんの、この記事→「新セッティング」 でやり取りさせていただいて、しばし考えました。


私は普段15本バッグに入れて(9ホールとかの)練習ラウンドには行きます。

いざ、トーナメント(←英語のTournamentは、日本式に言うとコンペなんかも含みます。)でラウンドするときはコースに合わせて14本選ぶ、って格好になるんですが、大概の場合は、一番好きなクラブの4番Iを抜きます。

なんだそれ?(笑)



・・・、と自分でも思う。(^^;



で、今ちょっとセッティング変更を考えているんですが、

まず第1候補は、余程のバンカーor池など越えでピンまでが近いから上げて止めたいときなんかの非常事態のみで普段ほとんど使わないし、たまに使うとミス・ショットをしがちな58度のウエッジを抜いちゃおっかな。
っていう案ですね。


次に使わないクラブは・・・、
って、見ていきますと、・・・頻度ならびに重要度が少なく感じるのは、7番アイアン。
次いで5番かな?(さすがに4番抜いてるときは5番欲しいですけど。)

でもねー、7番Iだけ抜けてるの、変ですよね。
日本みたいにキャディさんが付いてくださるラウンドが多いわけではありませんから(「あれ?無くなっちゃった?」って混乱を招くわけでもないですし)、本人が良きゃぁいいんでしょうけど、自分でも抜いたの忘れて捜しちゃうかも知んないし。(笑)


おいおい、長い方の、当たりが良くなけりゃ大して変わんないFWとUTの辺り1本減らせないの?
って言うのが、第3候補ですけど、バックティーでラウンドすることがほとんどなので、この辺のクラブが充実していて欲しいんですよね。


ちなみに7番Iの使用頻度が高くないのは、単純に私が偶数番手が好きだからです。(笑)
迷ったら、6番アイアンを選んでたり、逆に8番アイアンを手にしたり。
ここは7番で打ちたい!って距離はもちろんありますが、6Iの軽めのスイングで打つとか、5Iのノックダウン・ショットで打つとかで代用できちゃいますからね。



ちょっと、大体の距離を書き出してみます。

DR:230-250y
3W:210-230y
2U:200-220y
4U:170-200y
4I:170-180y
5I:160-170y
6I:150-160y
7I:140-150y
8I:130-140y
9I:120-130y
PW:100-120y
50GW:80-100y
54SW:~60-80y
58LW:50-60y



ここで判るのは、ドライバーから4Uまでは、ほぼ20y刻みになっていて、
さらに、PW以下58度のLWまでのところもほぼ20y刻みになっているのに、
4I-PWまでが10y刻みなんですよね。


と、いうことは、4, 6, 8Iと無くても、もしくは5, 7Iが無くて間が飛んでるハーフセットでも、大して困らない、ってことになりますか。(x_x;


とはいえ、この辺りの100y~170yぐらいの距離が、GIR(パーオン)率にとっては重要な距離になって来ますので、クラブを選んだら軽めに打ったり強めに打ったりってことを“考えず”に、「nice & smooth」だけを考えてズバッと打つ、っていうのが私のゴルフ信条です(←いささか大げさです(笑))ので、この辺りのアイアンの充実は助けにこそなれ、邪魔にはなりません。

関連記事→ 「In between clubs (番手と番手の間の距離を打つ。)


逆に、180yから上の距離って言うのは、ちゃんと打てなけりゃ結局大して変わんないじゃん?っていう距離なので、多少クラブを間引いてもグリーン周辺にさえ行っていれば御の字なわけで、1本ぐらい無くってもスコアへの影響は少ないかも知れないのですが、

私ぐらいの飛距離でバックティーが中心ですと、180yから上の距離は、“腕で距離を打ち分けるのは困難”ですから、距離だけでなく、ライや風、傾斜でクラブを選んで、あとはクラブ任せで打って行きたいので、まぁ
3-4本は必要になって来ちゃうんです。

ということは、2Uと4Uを統合して3Uっていうのは、白ティー中心の距離の短いラウンドじゃないと、できません。
偶数のが好きですしね。(笑)



んー、ごちゃごちゃ書いてみましたけど、4Iを戻して、58度のLWを抜くのが良さそうかな。
54のSWを開いて打てば足りますしね。
そもそも58を引っ張り出す時点で、マネージメント失敗のピンチな訳ですしね。(^^;


4Uと4Iってのは、距離がダブっているようで、実は弾道がまるで違います。
ホントは3Iも欲しいんですけど。

あまりにもユーティリティーがフェアウエーバンカーを含めたあらゆるライで打ちやすいので、2番アイアンさん、3番アイアンがラインナップに入ることは今後も当分無いと思われます。


~~~


それはそうと、中身詰めすぎのキャロウエイのスタンド・バッグの一番大きいポケットのファスナーが壊れて閉まらなくなってしまいまして、新しいバッグを購入しました。(^^)

けっこう好きな、OGIOのバッグです。
お気に入りなキャロウエイのFTドライバー配色。(^^)

入り切らないもの少し出しまして、ほんのちょっと軽くなりました。
(でもすでにパンパン。まだ激重ですけど。(笑))





4/18/2010

オーガスタ13番ホール、フィルの第2打


まぁ言わずと知れた、今回のマスターズのベスト・ショットと言われている
フィル・ミケルソンのスーパー・ショットをちょっと振り返ります。



今回のマスターズでのミケルソンのプレー振り、3日目、13-15番でイーグル、イーグル、バーディー(しかもあわや3連続イーグル)という猛チャージを成し遂げ、そのまま押し切った感じの凄い勝利だったと思います。

そして、上の写真の、最終日の13番ホール、パー5でのこのショット。



いやー、すごいです。
あんなところから、カップからわずか4フィート弱に付けていますもんね。



フィルのスーパーショットに付いては、2002年ベスペイジ・ブラック・コースでのUSオープンのときの(知られざる)信じられないスーパーショットのことを、「史上最高のパー・プレイ・・かも?」っていう記事で取り上げました。

やっぱり、こういう人間業とは思えない凄いショットにはゾクゾクきますね。


この記事に、本人の弁が載っています。

(最終日のプレーについて、)
"One of the things I've been saying this week is that I am very relaxed here at Augusta National because you don't have to be perfect," he said. "I've hit a lot of great shots and driven the ball very well, but I made some bad swings on 9, 10 and 11 and was able to salvage par."
(「今週僕がずっと言ってることのひとつに、ここオーガスタ・ナショナルではすべて完璧である必要がないから僕はとてもリラックス出来るんだ。」とミケルソンは言いました。「たくさんのいいショットが打てたし、ボールもよく飛んでたんだけど、9番、10番と11番ではいくつか悪いスイングもやっちゃって、でもパーが拾えた。」)

注: これは、オーガスタにはラフらしいラフが無いので、どこからでもリカバリーショットが打てる、ってことを踏まえて発言しています。


(13番のショットについて、)
"I was going to have to go through that gap if I laid up or went for the green," he said afterward. With that reasoning, he went for it.
(「レイアップするにしても、グリーンを狙うにしても、どの道あの木の間を行かなくちゃならなかったからね、」とミケルソンは後から言いました。
そういう理由があって、グリーンを狙ったのだ、と。


"He said, 'Listen, it's a 6-iron. Just let me execute it,'"
said Jim MacKay, Mickelson's caddie.
(ミケルソンのキャディー、ジム・マッケイによれば、「フィルがね、『いいか、単なる6番アイアンじゃないか。いかせてくれ。』」って言ったんだ。

この時点では、1打差でトップに立っていましたよね。
ジム・マッケイは、レイアップするように強く奨めたんだそうです。

まぁ、そりぁそうですよ。
この2打目をレイアップしても、3打目は9番I以下ウエッジとかの距離ですし、まだ十分にパーもバーディーも狙えます。

結果的には、この4フィートも無いイーグル・パットを外してバーディーにしているんですから、フィルらしいといえばらしいプレーです。


でもレイアップ・ショットじゃぁ、歴史に残るショットになんないですからね。
我々観る方は、チャレンジして欲しいです。




そうなると思い出されるのが、2006年にウイングド・フットで行われた
USオープンです。

前年にPGA(全米プロ)を勝ち、春のマスターズも制して迎えた、フィルにとってはメジャー3連勝のかかったUSオープン。

ゴルフ内容としてはとても好調で、今年よりも充実していたと思うんですよね。



4日目の17番まで終えて+4、先に上がっていたオグリビーに1打差のトップで最終ホールに来ます。
18番は、450yの長いパー4で、登りの左ドッグレッグです。

282y先にあるフェアウエー・バンカーに入れないように、3Wでティーショットを打つプロもたくさん居ましたが、フィルはここでドライバーを選択。
大きく左へ曲げてしまい、テントの屋根に当たってギャラリーに踏み固められたラフに落ちます。

そこからの2打目を、フェアウエーに戻すのではなく、グリーンとの間に立ちはだかる木を大きなスライスで迂回させてグリーンを狙いました。

このショットは曲りが大きすぎ、木に当たって50yも進みませんでした。

3打目も、3番アイアンで大きなスライスを打って木を迂回しグリーンを狙うショットを選択。
このショットも曲がり過ぎて、グリーン左のバンカーに突っ込んでしまいます。

バンカーからも寄らず、2パットのダブル・ボギーにしてしまい、プレーオフの権利さえも失って、手中の勝利を逃してしまった、という顛末はみなさんもご記憶かと思います。


この時の会見で、

"I still am in shock that I did that. I just can't believe I did that.
I am such an idiot."
(「あんなことをしてしまって、いまだにショックだ。あんなことしたなんて信じられないよ。僕はなんて馬鹿なんだろう。」

って、言っていた場面、忘れられませんよね。


で、あの時に、3回も繰り返して言った、「I can't believe I did that.」の
「that」は、

a) ドライバーでティーショットをしたこと
b) 2打目で無理にグリーンを狙いに行ったこと(多分4Wでしょうか?)
c) 3打目もさらにグリーンを狙いに行ったこと(3番I。)
d) かなり目玉気味のバンカーから、サンドセーブを失敗したこと

のうち、一体どれを指しているんだろう?
って言う疑問を、私はずーっと思っていたんです。


a) については、あの日のセットアップではウエッジを4本入れる都合で3Wを入れていなかったため、4Wしか無かった、という説明をしていて、TVの解説のドライバーで行くべきでは無かった、という意見は意に介していないような感じです。

流石に b) かなー?って思ってたんですが、今年のマスターズのこの記事の冒頭のショットを見るに、どうも b) では無さそうだ、という気がしてきました。
本人も、(レフティーのフィルが、)何度も何度も(左曲がりのホールの多い)オーガスタで使う、little bread-and-butter carve slice (打ち慣れてるちょっとしたインテンショナル・スライス)だって言ってるんですよね。

どうやら、b) かc) であれば、むしろ曲げ具合をミスったことを、
若しくはd) を指して、「that」と言ってたんじゃないかと思い始めました。

「I am such an idiot. (僕はなんて馬鹿なんだろう。)」と言うコメントからは、マネージメント面のミスを指しているのであって、技術的な選択した
ショットの成否を言っているのでは無いと思っていたんですが。



2004、2006、2010年と、これで3回マスターズに勝利したフィル・ミケルソン。
2004、2006年のUSオープンは、いずれも2位に終わっています。

成功すれば伝説のスーパー・ショット、失敗してしまうとただの馬鹿。
まさにミケルソンの魅力ですね。

今年もまた、USオープンは誰かに破れてしまう気がしてなりません。(笑)