7/27/2022

San Vicente Golf Resort ラウンド記録

GreenKeepers.org主催のトーナメント (というかカジュアルなOutingです)に参加しまして、San Vicente Golf Resortをプレーしてきました。

ここは初めてプレーします。
昨年数か月間休場してコースをリノベーションしたそうで、とても楽しみでした。申し込んだのは約2か月前です。


テントで受付をしていて、となりにはBBQグリルがあってハンバーガーのパテを焼いています。白いキャップが主催者のJohnnyです。すごく良い人。


車で2時間ぐらいかかるサンディエゴ近郊の山奥にありまして、友達と乗り合いで遠征してきました。
グリーンがすごく綺麗でアンジュレーションが付けてありまして読みにくい! コースにはアップダウンや綺麗なウォーターハザードもありました。
芝はフェアウエーもグリーンもバミューダ芝でした。

3番ホールのグリーン (と、向こう側は1番ホール)

グリーン上のバミューダ芝は、普通のバミューダよりも葉っぱは柔らかい感じがしました。 そしてグリーン面はパンパンに硬くて、自分のピッチマークは1回も直す機会がなかったくらいでした。
フェアウエーはバミューダ芝をオーバーシードしてありました。ラフとかを見ますと、ここもずっと以前はKIKUYU芝だった様子で、全体に特に端の方にはKIKUYUが残っていました。

8番ホール

綺麗なコースの写真ですねー。
この二つの写真は、コースのウエブサイトのものです。(画像をクリックでリンクしてます。)
グリーンは横や手前や奥など切り落としてある意味での砲台になっていまして、距離もあって、とても難しいコースです。


この日は、黒ティーからプレーしました。6,704y、パー72。
コースレートとスロープが、73.0/133 ですから、難しさがうかがえます。またもや130超えるスロープのコースのラウンドです。


こちらがコースレイアウトです。


コースの周りには大きな邸宅が立ち並んでいました。
周辺環境にはなんにもないこんなところなのに。

オリジナルのデザインがTed Robinson、今回のリノベーションは Andy Staples の設計だそうです。
とても良いコースでした。


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ということで、ラウンド記録です。



1番ホール 540yのパー5
いきなり540yと距離が長目のパー5で、まぁまぁのアゲンスト。
ティーショットは力まないように気を付けて打ちました。私の距離だと左サイドの池には届かないだろうと思いましたが、まともに330y飛ばせる友達のCJはすごい良い当たりで300yぐらい先の位置で池に入れていました。(いつもながらすごい)

2打目地点に向かう途中、ワイルドターキーの群れが。

2打目を3Wで逆風に偶然都合よく低めのボール、3打目をハイブリッドの4番で打ってなんとかグリーンに届き、16歩のパットでしたが練習グリーンよりもかなり速い感触で4歩オーバー。下り傾斜をちゃんと見えていなかったかも。3パットでボギーのスタート。

2番ホール 167yのパー3
右から左のややアゲンストでしたので、4Uで打ちましてグリーン右サイド奥側に乗って12歩の距離。さっき3パットでしたから慎重に読んで軽い下りとジャッジしましてストローク。カップにはかすりもしませんで30㎝はズレていましたが距離が合っていたので2パットでパー。

3番ホール 354yのパー4
短いパー4ですが、右の池を回り込んでグリーンへアプローチするレイアウト、しかもグリーン左から奥には別の池が。冒頭の2枚目の写真の綺麗なグリーンがこのホールです。
ティーショットを左サイドに打っていって、2打目はグリーン左の池がかかる位置から約110y。ここはフォロー気味の風向きになりますが9番アイアンがとても上手く打てて3歩のバーディーチャンスに。このパットは思ったより曲がらずカップ右に3インチも外れて、パー。

写真からご覧いただけますとおり、このホールはちょっと間違うと大叩きしそうなグリーン周りでしたので助かりました。(チャンス逃しは少しもったいなかったですが。)

4番ホール 502yのパー5
パー5がこのくらいの距離でフォローですと助かります。 (件の友達のCJはどえらいドライバーショットを打ってて、2打目は7番アイアンでした。パー5ですよ? 笑)
私はDR、5Wと打って、3打目は50°のコントロールショット。再び3歩のバーディーチャンスに付きまして、下りのフックラインをここは上手く読めてカップインして、バーディー。

5番ホール 420yのパー4
向きが変わってこのホールはすでに長いっていうのに向かい風です。
ドライバーは良い当たりだったのですが、2打目に3Wを良い当たりしてもグリーンにはショート。
やや左サイドからピンまで31yの寄せは、芝に喰われて思った弾道で打てず、カップの右手前9歩にオン。2パットでボギー。

6番ホール 357yのパー4
このホールは長くはないのですが、やや左ドッグレッグでティーショットは登り、セカンドは打って変わってグリーンに打ち降ろしていくホールです。


こちらの写真は、別の友人Tonyのセカンドの位置。
私のボールは右の方に写っている白黒のターゲット杭の先の辺りに行っています。
私のセカンドショットは7番アイアンのコントロールショットで打ったのが若干噛み気味でグリーンギリギリ右手前のカラーに。左サイドのバンカーを警戒して打っていて良かった。
20歩もありましたが慎重に距離を合わせたのが上手く行って2パットでパー。

7番ホール 390yのパー4
ここも割と長いのにアゲンストの風でした。セットアップのせいかドライバーがやや右に逸れて出てドロー、右サイドいっぱいでカート道近くで左にキックして戻り、よく飛んでいました。セカンドは155yの残り距離でしたが目の前の柳風の細い枝が下がった木でスタイミー、グリーンの左サイドのバンカー方向にしか打てません。ここで1DKJを考えましたが、インテンショナルスライスで打っていくオプションを考慮しました。仮に木の枝というか葉っぱにボールが触っても真下か少し先に落ちれば3打目は打てるし、曲がらずに真っすぐ行けば、むしろバンカーの左に。いずれにしても3打目のチャンスはあるので打ってみよう、ということでギャンブルしたショットが見事にはまり、上手く行きすぎてカップから2歩の位置にオン。
このバーディーパットは2歩ですし、本当に入れたかったのですがわずかにフックラインと読んで打ったパットはカップの右淵を少し過ぎたところに止まって惜しくも入らず、パーでした。

8番ホール 200yのパー3
200yですがフォローの風。3Wで打ちまして、ドロー気味に花道に向かいまして、グリーンに転がり上がってカップの右サイド9歩にオン。2パットでパー。
グリーン読むの難しい。
(このホール、近くはなかったのですが一応乗ったのでニアピンに名前連ねましたけど、どうなったかな?多分抜かれてますね。)

9番ホール 393yのパー4
このホールは左から右の斜めにアゲンストになります。
ティーショットの落としどころが狭く見えるホールですが、意外と左側は開けているのでは?と思い、Google Mapで確認して左サイドへ打ちました。(どうも以前あったらしきフェアウエセンターの木は伐採したようでした。)
セカンドは5番アイアンで打って、カップの右手前6歩にオン。バーディーパットは外して、パーでした。

前半は良いリズムでショットが安定してくれていて自分でも驚きの8ホールにGIR(パーオン)しての、+1で 37 (18)でした。(パット数は苦戦しています。)


10番ホール 390yのパー4
10番も左から右のアゲンスト。フェアウエー中ごろからグリーンの左サイドにかけて池があるホールです。私の前に打った二人が右のOBゾーンに打ってしまいました影響かどうか、私のティーショットは左サイドの木に当たりすぐ下に落ちて280y近く残しました。セカンドショットはラフからでしたのでハイブリッドの4Uで打ってレイアップ(1DKJで慎重にフェアウエーへ)、3打目は88yでした。9番アイアンの3/4で打ちましたがやや大きくてグリーン奥のカップまで9歩の位置にオン。このやや下りのパットがスルスルーっといって入ってくれて、パーをセーブ。
これはラッキーでした。

11番ホール 535yのパー5
このパー5も左から右のアゲンストですし長いです。ドライバーはまずまずの良い当たりで、2打目地点がこちらになります。


右から左へブッシュ地帯が斜めに横切っているのが見えます。レンジファインダーで測ってみると向こう側は220y近辺になっていて、おそらくキャリーで185y打っておかないと危ないと思いました。見えている手前側に140-150y程度のレイアップを打って、3打目に170-180y打っていくオプションもありましたが、3Wはこの日は安定していましたし写真のようなフェアウエーの良いライでしたので、向こう側へ打っていきました。
3打目は110yくらいだったのですがセットアップのミスかどうかヒールに当たり大きく右ショート目に外しましてグリーン右サイド手前のバンカーに。ピンまで40yほどの距離の長い難しいバンカーショット、砂を薄くとってチップショット気味に打って飛ばしていきましたが、転がってグリーンオーバー。8yの返しの寄せを1歩に寄せて、なんとかボギーをセーブ。

12番ホール 167yのパー3
長くはないのですが、グリーンまで丸々池越えのパー3です。
左手前には少し陸地がありますのでフェードで打っていけると良いのですが、私は左曲がり系なので、キャリーで必ず池を越えるクラブをチョイス。
6番アイアンでも行けるかなー、と思いつつ5番アイアンで行きました。グリーン右奥にもスペースがありましたし、そこでも池ポチャより良いかな、という選択で。
ところがこれがすっ飛びまして、グリーン奥をガードしているバンカーの右の端のところまで行ってしまいました。下り斜面の難しいバンカーショットになりまして、ダボピンチ。
割と上手く打ったとは思いますが、グリーン上を転がってそのままグリーン向こう側まで転がり出ました。返しの寄せを頑張って1歩に付けて、ここもなんとかワンパットのボギー。

13番ホール 378yのパー4
このホールはティーショットがとても狭く見えました。


写真に写っている友達のCJはアイアンで打っています。
私は380yもあると刻む余裕がありませんのでドライバーで。勘で左サイドの木の向こうは若干広くなっていると踏みまして、やや左サイドへエイミングして打っていきました。
2打目は5Wでドロー気味に打っていってグリーンに転がし上げて手前にオン。カップまでは14歩ありましたが、距離を合わせてパットして無事に2パットで、パーでした。

14番ホール 367yのパー4
このホールはフェアウエー左サイドに池があります。私のドライバーは多分滅多に届きませんので、気楽にフェアウエー中央に接地されている奇妙な2連バンカーをターゲットラインに打っていきました。 左右に向いて背中合わせになっているバンカーで、とても入れたくありませんが、黒ティーからですと280yくらいの位置でしたので気にならず。
グリーン周りにバンカーが5つもあるセカンドショット、グリーン右サイドに外してしまいましたがバンカーには入らず、ピンまで20yの寄せを上手く打てて2歩に付けまして、パーをセーブ。

15番ホール 194yのパー3
縦に長いグリーンのパー3です。ティーからは左右両側手前の2つのバンカーでグリーンの様子は見えませんでした。Google Mapで上方から確認すればよかったかも?
3Wで打って若干右にグリーンを外しました。バンカーには捕まりませんでしたが、24yの寄せは無理目なグリーンまで登りでグリーンはダウンヒルの JC(ローラーコースター)ライでエッジからピンまで近くて無理め。しかも芝は非常にタイトでボールのところのライは逆目ということで、4Uでの4RR-Chipで転がしを選択。しかしこれはグリーン外の芝の抵抗を読み違えました。逆目でもタイトなだけあってススーっとグリーンに乗ってしまいトゥルトゥルーっと下ってしまい18歩の返しの登りのパットを残しました。頑張ってラグパットで寄せて、2パットのボギー。
(失敗はしましたが、ウエッジだと突っかかってざっくりも十分以上にありえました。)

16番ホール 379yのパー4
右ドッグレッグのパー4です。(DRで打ったティーショットの動画を「続きを読む>>」に載せました。)
距離は長くなりますが、右へ攻めていかずに真っ直ぐ打ってフェアウエー左サイドへ行った方が得策と考えて思った通りに打つことができました。
セカンドは158y、5番アイアンで打ってグリーンには乗りましたがカップまで20歩。
なんとか2パットで収めて、パー。

17番ホール 539yのパー5
このコースのパー5、3つが540yくらいで私には長いです。リノベーションでパー4とパー5、距離を伸ばしたホールがいくつかある模様でした。
3打とも良いショットが打ててパーオン、カップまで6歩の好位置にバーディチャンスでしたが、あと1インチ転がりが足らずに入らなくて、パー。

18番ホール 432yのパー4
このホールもちょっと長い。フォローでしたけどね。
池越えのドライバーはフェアウエーセンターに良い当たりで打てました。セカンドはそれでも3Wのフルスイングです。当りとしてはしっかりストロークできましたが少し右に逸れていました。
グリーン右サイドのバンカーに入ったのですが、これがもうダボピンチ。バンカー内のグリーンと反対側の後ろの淵のすぐ近くでピン方向に向かって”普通には”打てません。後ろへ出して1DKJしようか迷いましたが、チャレンジしてみました。54°のウエッジを1時くらいにフェースを開いて、ボールの後ろに鋭角に振り下ろして打ってみました。
グリーン側の淵をギリギリの高さで越えて、グリーン面でかなりのスピンで減速、カップはこの方向から見てグリーンの下の段にあったのですが、スルスルーっと降りていってカップの右6歩に止まってくれました。このショットはもう一回やれって言われても多分10回に1回もできないと思われます。
せっかくなのでこの6歩のパーパットは是が非でも入れたかったのですが、曲がりが読めきれず谷側に外しました。ボギー、惜しい。

後半は打って変わってパーオンに苦労するラウンドで3個だけ、でも頑張ってボギーセーブを重ねて、+4の 40 (14) でした。
37 40 = 77 (パー 72) のスコアで、コースレート/スロープが73.0/133ですから、このラウンドのHDCPディファレンシャルは 3.8でした。出来すぎぐらい上出来だったと思います。


今回のラウンドは初めてのコースでしかも難しいコースでしたが、ショットの調子が良くて良い友達たちと一緒に、とても楽しくラウンドできました。

ラウンド中にギャンブルショットを2回ほど選択しましたが、しかし失敗しても次がある、ダブルボギーくらいには収めることができるだろうと踏んでのギャンブルでしたので、決して悪いマネージメントではなかったと思っています。


7/21/2022

入れてもOKな池、ダメな池

個人的にものすごく気に入っていてスコアの相性もよい、大好きなドス・ラゴスGC の18番ホールのティーショットです。


このコースは、Dos Lagos (スペイン語で Two Lakes) という名前ながら、3つのLakes (池)があります 。この18番ホールの 2打目からグリーン後方までの右サイド全部に横たわる池がそのうちのひとつです。

よく飛ぶ人が右サイドに行きますと池に届いてしまいます。
私は滅多に届きません。
ただし、手前に斜めに横切っていてブッシュが生えている川はしっかりと越えなければなりません。左サイドへフックを打ってしまうとこの川に捕まることもあります。

ホールレイアウトとしては、右サイドの池を回り込むように右にドッグレッグしていまして、池ポチャのショットが出やすいホールにはなっています。

コース全体に半分の 9ホールにはかなりキツめのアップダウンがあって、もう半分の 9ホールはこの18番も含めてフラット、そして木はまばらにしかなく、この辺りには珍しいバミューダ芝のコースで風が強いと遮るものがありませんので難しくなる、っていう特徴のコースです。

  • このホールに関して題記の問題の私個人の結論をいいますと、ティーショットが飛び過ぎて池に入るのは構わないけれども、2打目の地点から池に入れるのは絶対にダメだ、です。3打目は1-17番のスコア次第。 (理由は後述します。)

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題記の件、もちろん池には入れない方が良いに決まってます。

でも、入ってもOKなハザードと、絶対に入れないようにすべきな池と、自分のなかでハッキリと区別をつけておくことは、ラウンドのコースマネジメントとして大切だし有効だっていうことに気が付きました (たぶん) 。


ウォーターハザードって聞いて、私が真っ先に思いつくホールがこちらです。


フロリダの TPC ソーグラスの 17番ホール、パー3。
私はプレーしたこともないのに、このホールが思い浮かびます。

PGAの Players Chanmpionshipの舞台として、何度もTVで目にしているかと思います。
ピート・ダイの設計の代表作として有名ですが、元々はあまりゴルフしない奥さんのアイディアだったそうです。
風の計算が合いにくいのと、馬の背になった硬くて速いグリーンはボールを止めにくいようです。Players Chanmpionshipでの距離は137yくらいだそうです。


では、過去記事からいくつか池のあるホールを取り上げて振り返り、分類してみたいと思います。


パームスプリングスにあります、同じピート・ダイの設計の PGA WestのTPCスタジアム・コースにもアイランドグリーンがありまして、緊張のティーショットが体験できます。
同じ17番ホール (Alcatraz) です。


こちらの場合はティーが持ち上がっていて少し打ち下ろしなのと、グリーンの護岸が板じゃなくて岩で囲まれて演出されてます。


この時は青ティーから 146yでした。グリーンが小さく見えました。

記事中に書いていますが、このケースはもう緊張でズボンたくし上げながら無心で打ち、かたずをのんで ボールの行方を追うしかありません。

ドロップ・エリアとなるティーインググラウンドは、ホール図を見ていただけますように、右の方のどんどんグリーン近づいて行ったところに接地されているのですが、50-80yの短い距離が苦手なゴルファーも少なくありませんから、ちょっとキビシイのですが、グリーンが右サイドに向けて多少受けグリーンにしてあります。

これは入れても仕方がない池です。


次の池は同じ PGA WestのTPCスタジアム・コースの 5番ホール (Double Trouble) 、496yのパー5です。


一つ目の左サイドの池も、2つ目の右サイドの池も、フェアウエーの際まで来ていてとても難しいホールです。そして美しい。

ピート・ダイの池って、こういう板でピシッと仕切ってフェアウエーギリギリに護岸が切ってある池が多いのですが、美しく厳しいと同時に、アベレージのアマチュアにはある意味では親切な造りになっていると思います。

池に入れないよう、フェアウエーの幅にボールをコントロールするようにプレーしますが、ちょっとミスしたらボールが池に転がり込みますね。
でもですね、ワンペナ払ってポイントオブリリーフの位置からワンクラブレングズ内にドロップしてプレーするときに、まずだいたいフェアウエーからの良いライになりますし、ルール上でいうストロークと距離のペナルティーという意味では、距離の方はあまり痛手になりません。

ですから、水におびえることなく若干安全目に攻めていけばよく、たとえ池ポチャしたとしても、「1ストローク」増えた、と割り切ってプレーすれば、大叩きにはなりにくいはずなのです。

これは入れても OKな池です。



次の池は、タスティン・ランチ GC のシグニチャー・ホール、11番の美しい池越えのパー3、160yです。


すごく綺麗なホールですけどねー。
風があると、ハイブリッドで行かないとってなりますからやさしい距離ではありません。

パー3の池は、だいたいどれも入れてはいけない池に分類されます。というのも、リカバリーが利かないんですよね。1打付加では大抵収まらず、ダボ以上、トリプル、クワドループルになりやすいからです。
このホールに関して言えば、もうどこでもいいから向こう岸のどこかに着弾して、跳ねて結局は池でも良いから、とにかく向こう岸にドロップできる状況を作ることが望ましいです。

もちろん、グリーンに近い 50-70yのくらいの位置にドロップエリア(特設ティー)は設けてありますが、またもや池越えです。
もしドロップエリアの距離(50-70y)が苦手でしたら、その目の前のティーインググラウンドの前の方にドロップして打つ (もしくはもう一度同じティーからの打ち直しで打つ) ことになり、これはもろにストロークと距離のペナルティーで 2打分を喰らいます。

これはすごく入れたくない池です。



次の池は、日本の三重県の方のあるコースのパー4で、私はプレーしたことはありません。


11番ホールの一見なんともないティーショットがキーになるパー4 と説明されていました。 レギュラーが348y、フロントが328y、レディースティーは280yだそうです。

この右サイドの池にはティーショットが右に曲がってしまった時に入りますが、よく見ていただきますと、池の淵がラフになっていて、池に向かってうねった傾斜になっています。
赤杭も打たれていませんから、池の淵を横切った地点を基点にしたウォーターハザードからの救済はワンクラブ以内でドロップをしなければならず、この傾斜地のラフにドロップになるでしょう。
その上、池の周りとグリーンへ向けての方向に、木が植えられています。ドロップ後にグリーンへ打っていくには、この木々をかわして打っていかなければなりません。

こんな池には絶対に入れては駄目な池です。

池からの救済を受けたにもかかわらず、さらに真横に出すだけショットを必要とするかもしれません。OBと同等かむしろより酷い扱いになります。

念には念を入れて、フェアウエーの左半分のさらに左寄りに打つべきでしょう。
フェアウエーが丁寧に右に傾いていてボールは右へとキックして転がるのでしょう。
ちょっと設計意図を疑いますね。
本当にグレッグ・ノーマンの設計なんだろうか?
バックティー(402y)からだとこの右の池、ブラインドになってて見えないみたいですし。

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ということでいくつかの池の個人勝手な分類をしてきましたが、ついでにいくつか私が過去にラウンドした中で、面白いな、と思った池を紹介いたします。


シー・クリフCCの18番ホールは、このコースで唯一特徴的で印象に残る、写真に撮ってもとても美しいホールでした。左ドッグレッグのパー5、481yです。
グリーンの手前が池で阻まれていて、飛ばす人は 2オンを狙って行けますがチャレンジになります。私はもちろんレイアップ。


この写真は、第2打目地点から撮影したものです。
ここからの見た目ですと、左の池を避けて右サイドにレイアップしたくなりますよね。
でも、目の錯覚なんです。

リンク先の本文に書いていますが、上空から見ますとグリーン手前の、池の手前の横に細い帯の様に見えるフェアウエー、写真で真ん中正面辺りのこちらの方向に打つ方がずっとやさしいし、グリーンに安全に近づけます。ちょっと写真の角度からは想像できにくいのですけれども。

Google Mapで上空から見てみますと、


白い矢印の方へ打った方がやさしいことが分かります。
赤い矢印の方向は、広くないですし、練習場が右サイドにあって、小さい木も植わっていますし、得策ではないんです。

上の写真からは、ちょっとビックリなくらいイメージが違いますね。



そしてこちらのレッドホークGCには、ユニークなパー3が二つあります。

こちらの 8番ホールはグリーンが水に囲まれ、

8番ホール

こちらの 12番ホールはグリーンが砂に囲まれています。

 12番ホール

なんとなく水の 8番の方がプレッシャーかかりますし、それを反映するかのように 12番の方が若干距離が長く設定されています。

どっちがスコア的に厳しいかというと、ピン位置とかにもよるのですけれども、12番の方かなー、って思ったり。幸運にも14年前の記事の時のラウンドでは両方でパー取れた模様ですが。


7/20/2022

0時半(2.5秒)開いたハーフ(1/2)ショット・チッピングのキャリー距離の微調整

Black Gold GC、元シェルの原油採掘場所だったアップダウンのきつい立地に造られた難しいコースです。


こちらは18番ホール、518yのパー5のティーです。
平らな頂点まではバックティーからだとなかなか届きません。写真のこの位置は白ティーで、480yです。白ティーからなら上手く当たればフェアウエー右サイドのバンカーに届くかな。
そこからは若干打ち降ろしていって、グリーンの右手前には大きな池があります。飛ぶ人が2オンを狙っていくには、この池越えがチャレンジになりますね。

私は池の左のフェアウエーに5Wを打っていって3打目勝負。
PWの3/4で打ってピンの左4歩にビシッと打てたのですが、バーディーパットは入りませんでした。残念。

ちなみにですが、元シェルの原油(Black Gold)採掘跡地なので、Black Gold GCです。


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今回はちょっと思い付きで、トライアル的にラウンドで試用をしてみています。

3x4システムを 2x6システムに再構築 (30-100y)」という距離の打ち分けシステムを使っていますが、クラブごとに打てるキャリーには特有の距離が設定されています。
打ち方のコントロールを変えたくありませんので、少し強くとか、少し弱くとかはほぼやらない方向性で運用をしています。
上手く行った時に得られる結果以上に、距離の打ち分けのメリハリが薄れることを懸念します。(これはあくまでも個人的な見解です。)
ですから、長いなら長い、短いなら短いのを承知で打っていく、っていうマネージメントをしています。結果読み違いとかライの抵抗の関係などで、そうならないこともありますから。

それが前提で、ちょっとキャリーの距離を調整してみたいな、という気持ちはあります。

一般的な方法としては、

1.振り幅の調整
(これは現在時計盤システムを使用していませんので適用できにくいです。) 

2.感覚を利用したストロークあるいはインパクトの強さの調整
(これは一番やりたくない方法です。距離の階段のメリハリが薄れかねない。)

3.チョークダウンして短く持って飛距離を調整
(これは可能性としては大いにあり。実効の効果も折り紙付き。ただテンポを変えたくないので今はちょっと躊躇してます。テンポは振り子の腕の長さに依存するので。)

4.ボール位置を左右にずらし弾道を変える
(これはかなり躊躇します。そもそもダフリ・トップを防ぎたいのが第一で。)

5.フェースを開いて使う
(あまりにも距離のコントロールが安定せず、フェースでボールを捉えにくくなるイメージ。)

という訳で、5番の「フェースを開いて使う」という方法論を改めて見直してみることに。


以前、フェースを開いた時には、フェース面の仰角はとんでもなく上を向いていることを記事にしました。


58°のフェースを約20°開いてセットしたとき

たとえばですが、この写真のロフト相当の仰角、なんと70°です。
70°のウエッジだとしたら、ボールを安定してコンタクトすることがものすごく精密なコントロールになって、私の技量ではダフリやトップが発生しやすくなってしまうのは当たり前。

テイラーメードによると、60°のウエッジを時計盤でいう 1時半(つまり45°) 開くと、フェースはほぼ 90°、真上を向くそうです。これはやってみますと分かります。
ちょっとびっくりしますね?


だけど、ウエッジを開いて使う人って、まぁまぁ30°から45°ぐらいフェースを開いて使うじゃないですか。ロフトで言うとすごいことになってるんですけど、セットしたそのままで使ってないってことですよね。そのままの状態で打てたとしたら結構右へ飛ぶしすごく上に抜けてしまうはず。

リンクした記事中にも書きましたが、我々ゴルファーはフェースを開いて使った時に、ダウンスイングでクラブが下りてくるときに開いているフェースを幾分戻してクローズしながら包み込むように下ろしてきて打っているようです。

自分で実験もしてみましたが、開いた角度をそのまま使う意識でストロークしても、不思議とクローズしながら下りてきてしまうようでした。


それはそれとしまして。

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という訳で今回は、時計の針で約 0時半(あるいは 2.5秒)だけフェースを開いて打つというショットを、距離の調整に試してみた次第です。

0時半、あるいは 2.5秒というのは、約15°フェースを開くことになります。
1時に開くのが 30°オープンですから、半分の 15°ですね。


このウエッジは54°ですが、写真で見ていただくとお分かりになるかと思いますが、ほとんど開いている感じがしません。それでもロフト相当の仰角としては、60°強くらいになるんじゃないかと思います。


構えた感じで言いますと、こうなります。


ボール位置は両足の中心、左足(と右足)かかとの内側です。 
両足のつま先が左を向いていますので、かなりのオープンスタンスですごい右側にボールを置いているように見えますが、これが真ん中です。

このセットアップの構えから、なにも変えずにいつもの 2x6システムの 1/2ショットを打ちますと、約4−5y程度キャリーの飛距離を落とすことが出来るようです。

理屈上は、ロフトで言いますと例えば私の使っています58°と54°の間の56°で打つとちょうど4−5yくらい変わる計算ですので、ロフトが 2°だけ増えるように開けば事足りるはずなのですが、それなら時計の針で1秒(6°)も開けば十分なのですが、実際問題 1秒開いていても対して変わらないと言いますか。
この辺のメカニズムは非常に興味深いのですが、結果をもとに検証してみましたところ、2.5秒くらいフェースを開くと有効だったということなんです。
やはり多少なりともフェースを開きますと、自然とダウンスイングで閉じながら降りてくるものなのでしょう、おそらく。

この方法ですと、クラブを握る長さも同じで良いですからテンポも変わらずに済みます。
打ち方も(実際はともかく)イメージの中では全く同じです。

まだ58°と54°のウエッジでしか検証していませんが、50°でも確認してみようと思います。
まぁとりあえず、4yの調整が気になるのは、58°と54°のウエッジの1/2の距離くらいだけで当面の用は足りるような気はします。50°はやらなくてもいいかもな。


以前実は、「良い感じで打ったときの若干の左ズレ問題」の解決の糸口っていう記事で、2秒(12°)フェースをオープンしてショートアイアンやウエッジを打つセットアップについて書いたのですが、あれは別物です。
グリップの握りは変えずにスクエア、ちょっとハンドファーストにして10°程度フェースを開いた構えから打つ、っていう内容でしたので。

今回の 2.5秒(15°)は、フェースを開いた状態でグリップを握り直します。


...と書いていたら、タイミングよくわっほーさんのこの動画がアップロードされました。( この部分は追記してます。)


そうなんですよね、ほぼ無意識なんですけど体が(というかsubconsciousが) 自然に戻してきて打っているんですよね。そうじゃなかったら辻褄が合いませんものね。


ちょっとまだトライアル運用中ですが、特に悪影響的なものもなさそうですし、微調整が必要なのかどうか、理屈で言えばロフト調整上は本来であるはずの1秒(6°)オープンだと効果が期待できないのか否か、いろいろと確認していきたいと思います。