前回のパター編その1の続きです。
前回は、距離感、パッティグの目標レベル、短距離重視か中長距離重視か、の3点でした。
3点目のどちらを重視か、というのはあくまでも比較論でして、スコアをトータルで少なく済ますには?敢えて選ぶならどちらか?という問題で、両方重要なのは言うまでもありません。
でも、それでパター選びが違ってくるとしたら、見過ごせない要素ではあります。
では、以下続きのメモです。
8. 2mの距離を真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出して打ち、カップインさせる重要性。
2mのパットを真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出して打つ練習をたくさんやっていらっしゃる方も少なくないんじゃないかと思います。これが一番重要だっていう意見も耳にします。
家の中でも2mなら出来ますしね。
ただ、この練習は毎日毎日最低30分ぐらいは、出張があろうとファミリーサービスがあろうとなんであろうととにかく毎日やり続けるくらいの心構えが無いと、例えば1週間サボっちゃったら水泡に帰してしまうような気がするんですね。(やったこと無いのに、想像です。すみません。)
私の場合は、性格的にも環境的にも2mのパットを完璧に仕上げるのは無理なように思います。
私にとりましては、5m(7歩)以下の距離というのは、デジタルパットの内-内の距離以下の距離と言うことになりまして、成否は「距離感の問題では無い」と思っていたりします。
ラインの読み(芝目や傾斜、風を含みます)と正確なエイミング(セットアップ)と打ち出しの問題。
仮に3パットが危ういほど大きく距離感を外す時は(5m以下ならそんなには発生しませんが)、大抵読みが間違ってます。読みが違うのは経験不足(または才能の不足)なので少しずつ改善していくしかありません。
それと、完璧は無理でも、1.5-2mを9割方入れることを目標としますと(今は良い時と悪い時を均してみて7-8割ぐらいでしょうか?)、正確なアラインメントを身に付ければ、さほど真っ直ぐ引く練習をしなくても達成可能だと感じています。
パターフェースが真っ直ぐ目標に向いていさえすれば、多少インサイドアウトで打ってもアウトサイドインで打ってもインサイドインで打っても、ボールとパターの接触時間は比較的他のクラブに比べて短いので、サイドスピンなどほとんどかからずにフェースの向きに出て行くはずです。
(ただし打つ時にフェースを開いたり閉じたりは影響してしまいます。)
つまり2m以下は、打つ練習よりも構える練習が重要だと、そう考えています。
余談ですが、ゴルフショップのパターコーナーに寄った時は大抵、最新型のパターは一応転がしてみます。 まず買わ無いんですが。(^^;
好きなので。
スコティ・キャメロンも、ニューポートとかのピン形状のものがあったりするととりあえず転がしてみたりしますが、なぜか右に左に外れることが多くって購入に至ったことが無いんです。
ピン型のパターは大好きなはずなのになんでスコティ・キャメロンは合わないんだろう?って、不思議だったんですが、最近ちょっと原因が判ってきたような気がしました。
スコティ・キャメロンは、大抵34インチ仕上げのパターが多いんですよね。もちろんバリエーションはあるんですが。パターコーナーに置いてあるのは34インチが多いみたいです。
以前
生命線(Life Line)グリップを使おうって記事に書いたんですが、私はどうも34インチとか33インチだと2mぐらいのパットが安定しなくなるようです。
構えて打つ分には、まったく支障は感じないのですが。
むしろ34インチの方がしっくり来るような感じさえするのに・・・。
9. 一ラウンド中のパット数のデータは、その取り方で大丈夫?
私もそうなんですが、1ラウンドのパット数を31とか、36とか、記録しますよね?
このスタッツを、Putts per Roundと言います。
しかし、グリーンをよく外した時はパット数が減ったりしますし、いまいち、パットの出来をダイレクトに反映しているとは言い難い数字になって来ます。
PGAのツアープロは、シード権に入る人は大体平均で30を切りますね。28点台-29点台。
毎年、ラウンド平均28を切る人が一人か二人出るくらいな数字のようです。(up&down(寄せワン)の多い人ですかね。今年はコーリー・ペイビン一人だけ。)
2008年のPutts per Roundののデータ
私のへぼいデータも出してみました。
33.53パット/ラウンドです。(^^;
ツアープロの場合、Putting Average(平均パット数)を表す時にはパーオンしたもののみで算出したデータを使います。
これをPutts per GIR(Greens in regulation)と言います。
トップ中のトッププロで1.7-1.8ぐらいの数字です。
PGAのトップ100は、大体この数字の中に入ります。(カッコ内は18hを単純にかけた場合の数字)
↓
1.7 (× 18 = 30.6)
1.8 (× 18 = 32.4)
2008年のPutting Averageのデータ
86年からのデータで今年まで、年間で1.7を切った人はたった一人しか居ないようです。
私のレベルですとパーオン(GIR)したホールだけでデータ取るには、大体半分の9ホールぐらいのデータしか取れません。(^^;
でも、無理矢理に過去ここにリポートしたラウンド記録を調べて出してみました。(笑)
・・・19ラウンドのデータです。
平均で<
2.029>という数字が出ました。
18ホール中、大体9.1ホールにパーオンして、18.4パットぐらいの感じです。
パーオンしたホールに限りますので、ダボとかトリプルとか叩いたホールは除かれてしまいます。
寄せワンでパー取ったホールも除外です。
3パットした回数と、バーディーを取った回数のどちらが多いかの分岐点が、2.000になる訳ですね。
是非ともこの数字で、2を切れるように頑張りたいと思います。
近くて遠いかもしれない、あと<0.029>。(笑)