ここは以前ラウンドして、コース紹介をしているコースです。
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ロスト・キャニオンズ(ゴルフクラブ)スカイ・コース(以前の記事)
フレッド・カプルスの監修でピート・ダイが設計した難易度の高いコースです。
Lost Canyons Golf Club
http://www.lostcanyons.com
前回も36ホールあるうちのSkyコースをラウンドしましたが、日本から来た方とご一緒するということもあって今回もSkyコースです。
Shadowコースの方は、少しトリッキーな作りらしいのですよね。まだラウンドしたこと無くて、聞きかじり情報ですが。
グリーンフィーもShadowコースの方が少し安くて、いろいろディスカウント・ディールも出していたりしていつでもいけるかな感もありまして、どうしても後回しになってしまっています。(^^;
今回は、前回ラウンドしたシルバー・ティーのひとつ後ろのゴールド・ティーからのラウンドをと思っていたのですが、ちょうどほとんどのゴールドティーのティーイング・グラウンドが養生中で、全部シルバー・ティーのティーイング・グラウンドからのラウンドになりました。
木があまり生えていないロケーションで空中ハザードが無いのは私には朗報ですが、その分、風が吹き始めると距離感が難しくなって来ますね。
前回は弱風でしたが、今回はまぁまぁ強めの風(時にパターの集中力をそがれるくらい)が特に後半に吹いてきて、前回最初に写真をご紹介した17番パー3はドキドキものでした。
どのホールも、30y-56yの大きくてうねったグリーンを持っておりますので、「本日のピンポジション」は6つのエリアに区切ってあって表示されています。
写真は、前回ご紹介していなかったホールを中心にいくつかご紹介してみますね。
まずは3番ホール340yのパー4。
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トータル距離は長いホールではありませんが、フェアウエーに届くには、キャリーで220yが必要でした。
風は左から右でややアゲインスト。
かなりの打ち下ろしとはいえ、ティーショットにプレッシャーがかかりますね。
丁寧に打ってうまくフェアウエー右寄りの狙った方向に行ってくれましたが、いざカートで行ってみたらフェアウエーに入って20yぐらいのところでした。
飛ばない人は、右下のちょうどカートが写っている8番ホールのラフに打っていくことも考えなくちゃなりませんかね?
続きまして、Magnificent 7とホール名が付いている170yのパー3、7番ホールです。
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正面に写っています山がこの辺りで一番高くなっていまして、その山に向かって打ち上げている壮大な景色のホールです。
右手前や左奥にあるバンカー群に入れると厄介なのですが、・・・入れてしまいました。(笑)
コース全体がこの山の方向から下っていると考えて、各グリーンのグリーン上で感じる傾斜に加味して考慮をしてラインを読むと、案外いい読みになってくれます。
それを考慮しませんと、うねったポテト・チップグリーンとも相まって、「あれ?登ってると思ったのに、あんなに行っちゃった?」「どう見てもフックラインなのに右に坂登ってったよ?!」なんて錯覚をしてしまいます。(日本からみえた方々、とても上手な方なのですが苦戦していらっしゃいました。)
かくいう私もひとつ、フックラインの返しのパットがなぜかまたフックラインで、完全に読み違えて3パットしてしまいました。(10番ホールです。)
次の写真は12番ホールのうまく打てれば2つで届く可能性のある535yパー5ですが、その次の13番パー3や、左に見える14番ホール、さらには正面の小山を回りこむようにして最初の写真でご紹介した3番ホール(右後ろ)や、次の4番ホール(左後ろ)まで見渡せる、非常に見晴らしの良い素晴らしいロケーションです。
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ティーショットは左右にブッシュがあってけっこうプレッシャーはかかりますが、気持ちのいいティーショットです。
ティーショットがいい当たりでフェアウエーに打てれば2オンも可能ですが、グリーンへのアプローチは右のブッシュ越えになりますし左も川のあるブッシュになっていますから、私は無理をせずにグリーン右手前の花道のエリアにレイアップしました。
そこからのチップショットは、硬いグリーンでおもったよりつつーっと行ってしまい、10歩(約7m)を残し、惜しくもボール1個外れてバーディーはなりませんでしたが、満足のパーです。
そしてやっぱり17番150yパー3の写真はもう一度載せましょう。
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この日のピンの位置は、なんとグリーン一番奥の左の端っこです。
グリーンの後ろもすぐ崖になっています。
そんなとこ、狙えるわけ無いじゃん!ってピン位置ですし、このグリーンは斜めに細長くて53yもありますので、グリーンセンターから比べますと距離も20yプラスの170yぐらいですね。
そして、縦の幅は狭いんです。15yぐらいしかない。
風もやや強くなってきましたので、ユーティリティーでノックダウン気味にもう目をつぶって打つ気持ちでグリーンセンターに向かって打ちました。
低いフック気味の弾道で、右から行ったボールはグリーンセンターに落ち、ピンに向かって転がっていきました。
ずいぶん上手いこと打てたのですが、最後ぎりぎりでグリーン内に止まりきれず、グリーンをコロッとこぼしたのは見えたのですが、まさか後ろには長い芝など全然無くて、そのまま谷底に行く仕様になっているとは覚えていませんでした。(x_x;
ラテラルの赤杭が打ってありますので、ピンに近づかないところ(・・・は無いから、横に移動したんですが)にドロップ(・・・てか、正式にはドロップですがボール3個をむざむざ谷底に転がり落とすことになってしまいますので、途中の手順を省略して崖ぎりぎりにプレースしました。)、ボギーにしました。
なかなかいいショットだったんだけどなー。
前回トリプルボギー、今回ダブルボギーと私が苦戦している18番420yパー4のティーはこんな感じです。
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写真ですと判りにくいのですが正面にV字型に見えているフェアウエーに向かって打ち下ろします。
その先は、直角に左に曲がるようにして左手の丘の裏側へ打っていく訳です。
フェアウエーは右には縦長の長いバンカー群があったりしますし、風も吹いて落しどころが難しく見えるのですが、左側はやや広くなっています。
でも、その広くなっている左側へ行ってしまうと、2打めが完全にスタイミーになり、もうひとつの丘越えでグリーンに打っていかなければなりません。
うまくこの写真の正面辺りの位置に、距離の出るドライバーが打てれば、転がり落ちて行ってくれてたかだか110-120yぐらいのセカンドショットになるのでブッシュに囲まれたグリーンにもアプローチしやすいのですが、かなり今日一に近いティーショットが必要です。
私のようにティーショットを左に持っていってしまいますと、160yぐらいのブラインド・ショットを左の丘の斜面越えで打たねばならず、グリーン右手前へのレイアップも考えなくてはいけない状況になってしまうんです。
私は、もしバーディーなら・・・って皮算用も(笑)、最後のホールだ、しっていう気持ちもあって、果敢に見えないピンを狙っていきました。
結果、風を読み違えたか打ち下ろし度合いを読み違えたか、グリーン後ろのバンカー横の芝の長いラフに行きました。
そこからのサード・ショットもグリーンをミスで、万事休す。
でもまぁ、このところ不調だったことを考えれば、なかなかいいラウンドができました。
夏ほど暑くはありませんでしたし、気心も知れているしマナーも良い、ゴルフが上手な方たちと楽しくプレーができて、気持ちのよいラウンドでした。(^^)
***
という訳でラウンド記録です。
今回は、この間調達したばかりのキャロウエイのX460 Tourドライバーを持っていきました。
9番で1発右に行ってしまい、右のバンカーと池の間のブッシュに打ち込んでペナルティーでしたが、それ以外は概ね許容範囲に飛んでくれましたし、先週ドライビング・レンジで打ったときのあちこちに散らばる印象とは異なる嬉しい誤算で、使えそうな目処が立ちました。
(また機会を見つけてリポートしますが、9.5度の10g重いレギュラー・シャフトの方のドライバーでは無くて、8.5度のスティッフ・シャフトの方の1本です。)
ゴールド・ティーのコースレート/スロープは73.3/143、パーは36・36=72ですが、今回はシルバー・ティーの70.5/136です。
1 4 - 0 U11S
2 3 △ / 3AL
3 4 - 0 DD20AL-U④
4 5 □ 0 8B (ペナルティ)
5 5 - 0 ①
6 4 - 0 9A
7 3 △ / 3-
8 4 - 0 D14AL-①
9 4 △ 3 ② (ペナルティ; sand save)
10 4 △ 0 D7AL-3B-① (3パット)
11 4 - 0 3-
12 5 - 0 10A
13 3 ◯ / ⑤
14 5 △ 0 10A
15 4 - 0 ③
16 4 △ 0 UU12B-③
17 3 △ / ④ (ペナルティ)
18 4 □ 2 5B
41(16)・41(15)= 82(31)
2番、7番、11番の3歩(約2m)は入れたかったですねー。
7、11はカップにくるっと蹴られてしまいました。少しB気味だったのかな。
逆に3番の返しとか17番はよく入ってくれましたけどね。 3番は少しA気味でしたが最後に横からコロンと。
出だしの1番は、あとボール1個分ひところがりでバーディーの惜しいオンラインのパットでした。
3番のパットはグリーンの奥から2段グリーンの下の段のカップへのパットで20歩(約14m)の下り、段を越えたところまで打つには約9歩と読みまして、しかし間違っても上の段には止めたくない。 10歩のストロークで打ちましたが、4歩(約3m)オーバーしてしまったのは止むを得ません。
よく返しが入ってくれました。(^^)
4番パー5はティーショットはよかったのですが、つま先下がりのライからのユーティリティー4Uを右に飛ばしてしまいましてブッシュ。 ダブルボギー。
9番ホールは池ポチャをドロップして、3打めはややこしい左のバンカーに捉まってしまい、大ピンチだったのですが、うまく寄ってくれまして、ボギーで済みました。
バンカーがグリーン面とほぼ同じ高さにあり、グリーンとバンカーの間は大きく窪んでいて、ショートできません。バンカーの砂が薄くて硬かったので、実はエクスプロージョンのバンカーショットではなくて、サンドウエッジで普通のピッチ・ショットを打ちました。
同伴のプレイヤーは、アプローチすると硬くて止まらないグリーンで速いと思い込んでしまい、傾斜が非常に読みにくいこともあってパットに苦しんでいましたが、私は好きなスピードでしたので助かりました。
私もいまだに10番の返しのパットは??なのですが。 (フックラインの返しもフックライン。)
スティンプメーターで9.5フィートぐらいのスピードだと思います。(内-内で7歩。)
確かに、コンパクションが高そうな感じのグリーンでした。
丘陵地で吹きさらしになりますから、どうしてもグリーンは硬くなってくるのだろうと思います。
あがり3ホールが、ボギー、ボギー、ダブルボギーだったのはいただけませんが、自分的には満足のラウンドでした。(^^)
この日のラウンドのディファレンシャルは、9.6です。
6 件のコメント:
写真で見ると随分FWが狭く見えますし、17番パー3のホールはグリーンが非常に小さく見えて難易度が何倍にも見えますね。
こんなところを80前半で回れるだろうかという感じもします。
いろいろなコースを経験すると技量がUPするでしょうし、羨ましい限りです。
Zさんからのアドバイスを頂いたパターの結果をABSL式で記録するようになって、ラインの読みが微妙に上手くなった気がします。ありがとうございます。なんとか選手権の予選を通過したので、来週のマッチプレーではAをもっと意識して、バーディがひとつでも多くとれるよう挑戦してみます。
Posted by:golfreak銀 at 2009年10月06日(火) 13:17
golfreak銀さん、コメントありがとうございます!
私の方こそがお礼を申し上げなければならない立場です。
今でこそ「グリーンは好きなスピードだった」とか判った風な生意気なことを書いてますが(笑)、デジタルパットを取り入れなかったらこんなに楽しくパッティングできていないです。
おっしゃるとおり、Aなら最後に傾斜と重力で転がり込むこともありますが、Bならかなりいいパットでもくるりと回って出てきてしまうというのをこのラウンドでも痛感しました。
いろんなコースに行きますと、本当に楽しいのですが、グリーン周りの技が少ない私にとって、芝の違いでかなり翻弄されるのは事実です。
レイアウトよりもグリーン周りの芝の違いの影響は響いてくるように思います。
極端な例ですと、グリーンの外5yぐらいから仮にパターを使うとしまして、スピードの死に方が全然違いますね。
当然のことながら、ウエッジの抜け方も全然違ってきますし。
その辺で(も)、四苦八苦しております。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年10月06日(火) 16:11
高い山を見渡せるコースって珍しい(ILにはないタイプ)ので
一度こんな所回ってみたいなぁと思いますが
きちんとキャリーが出せて距離感がある人じゃないと
ちょっとThinだけどまっすぐ飛んだからいいや~
みたいなショットが多い人はボール何個あっても足りなそう…
そもそもP・ダイ設計コースってだけで難易度アップですけど
今週プレジデンツカップ開催ですが
このコース、キャプテンにちなんだコーナーがクラブハウスにあったりしましたか?
Posted by:ひゃっぽ at 2009年10月07日(水) 00:41
おはようございます
いつもながら、Zさんのコースガイドには感心します。イメージが湧いてきますもん
くどくなく、客観的で、しかもご自分の感想がしっかり入ってる・・・・
やっぱりセンスなんでしょうか
見習いたいです。
で、ZさんのABSL式パッティング分析を自分も取り入れていますけど、グリーンスピードが遅いと下りにかなりの影響があることを数字で実感しているところです。例えば、9フィートくらいの速さのグリーンの下りを平の70%で届くのが
8フィートくらいだと、70%で打つと1歩以上ショートするんです。80%?と思いつつもこれが決断できない
下りほどのショック?はないのですが、登りもアジャスト幅が大きくなりますね。
データを取るって色んなことが分かります。
パッティングって実に面白いです。
Posted by:ノリさん at 2009年10月07日(水) 06:08
ひゃっぽさん、こんにちは。
シカゴ周辺って、わりと平らなんでしたっけ?
>ちょっとThinだけどまっすぐ飛んだからいいや~ みたいなショットが多い人
私がまさにこれじゃないですか!(笑)
だから大丈夫ですよ。
私はボール2つ無くしましたけどね!(笑)
(3個中の1個は赤杭地域の中で見つけました。)
でもおっしゃるとおり、アップ&ダウンで距離感の調節が得意じゃない方は苦労なさると思います。
私のホームコースもそうですが、日本のゴルファーは山岳コースには慣れている人が多いかと思ったりします。
確かに↑の3番ホールでシルバーやゴールドティーから打ったら到底届かないかもしれませんが、ピート・ダイさんはちゃんと考えて用意していまして、白ティーからならキャリーで150y、赤ティーからなら110y飛べばフェアウエーに届きますので大丈夫です。
Posted by:やきそばパンZ at 2009年10月07日(水) 11:04
ノリさん、こんにちは。
いつもコメント、ホントにありがとうございます。
振り返って記事にしますと、自分でもよく記憶できて、今後のラウンドの参考にもなるような気がしています。
その経験値をちゃんと活かせていないケースが多いんですが、まぁちょっとずつでも改善していけば。(笑)
スコア記録と併せて、自分のプレー振りを思い出せるのは記念にもなるな、って思ったりもしてます。
そして今回も、貴重な情報を本当にありがとうございます。
遅いグリーンの場合、下り傾斜でのストロークの強さの割り引き率が、普段の割合で計算するとショートしやすい、ってことですよね。
確かに実感ありますです。
下りでショートして80cm以上も残すの、すごい危険ですもんね。
ラインが経験できる返しならまだしも、足りないと未知のラインですし。
「14歩の下りだけど、この傾斜なら9歩の強さでいいな。」とかの類の読みが私はまだまだ甘いんですけれど、遅いグリーンだと10歩ぐらいで打っても2歩もショートする、とかいう場合が結構ある、ってことですよね?
これも今後のために頭に入れておかなくては!!
Posted by:やきそばパンZ at 2009年10月07日(水) 11:05
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