この写真は、5番ホール 178yのパー3で撮りました。
後ろのSantiago Peak付近の山々の一部にだけ陽が射して不思議な感じでとても綺麗です。
空が厚い雲で覆われていた明け方は暑くなくて助かりました。
このホールはグリーンぎりぎり手前に届かず、10yくらいのチップを1歩に寄せてパーでした。
15番グリーン左サイドのラフにガラガラヘビ。
尻尾にガラガラが付いてますねー。近づいたら危ないです。
ガラガラヘビはたくさんいますので、ちょいちょいゴルフコースで見かけはしますが、藪とかじゃなくって今回みたいにグリーンのすぐ脇っていうのは珍しいです。
修正中で使えなかった10番グリーンは直っていましたが、コースはまだあちこち修正中。
今回は2歩2回と3歩1回パットが入らなかったことも含め、40 38 = 78でした。
調子は良かったと思います。
---
9/03/2022 記
タイトルでは クロ狙い2.0 とか嘯いてしまっていますが、クロ狙い1.0 は情報不足で私の解釈が正しくなかったため、そして技量不足もありましたため、平坦の70y前後は良いものの、短い距離についてはことごとく大きく打ってオーバーしてしまい不発に終わっていました。
前回 6年前にお友達の syoballさんのお師匠のクロさんのショートゲームの技を教えていただいた時に書いた記事がこちらです。
「クロ狙いのトライアル」 2016年7月
トライアルして試すときに記事を書いて、その後のフォローアップが放ったらかしになる現象がこのブログではしばしば起こります。
で、機会があるとこうして数年後にフォローアップすることになったりします。
syoballさんのブログ記事から。
私が6年前当時に間違えていた点の修正内容としましては、
クロ狙い2.0
1. スタンス位置で左手でクラブを持ち、目標を指していた。
(これは狙うイメージを持ったままスイングに入れるのでこうしたのですが、正しくは目標に正対して両手でグリップしたクラブをターゲットに合わせ、その時にグリップのヒンジを使って角度を決めておく、という大事なプロセスが入っていませんでした。)
2. 使うのはグリーン周りで、70yを打つための技ではなかった。
この点は正直今でも不明ですが、私としては今回はおそらく10y-40yくらいの範囲のグリーン周りで使いたいと思っています。
3. グリーン周りで使う狙い方のテクニックで、ウエッジはロフトの多い58°を使うのだが、当時は54°までしか持っていなかった。
ということで、今回はこの 2年くらいグリーン周りでは使う回数が一番多くなっている 58°のウエッジでやってみます。
個人的な事情なのですが、
30-100yには、2x6システム (+ F2.5秒セットアップ) を主体に SLJ も使う。
15-30yはどうしてんだ?
っていう空白ありますが、ここにはですね、
58°のポイーッが約18y、54°が22y、50°がぼんやり28yぐらい、
58°のシュピッが約24y、54°が35y、50°は分かりません
っていうのを適用していまして、その合間はテキトーに打って埋めている格好になっています。
そしてこの現在あいまいな部分に、クロ狙い2.0 を使うことで、10y-40yぐらいの範囲の精度を改善できたらしてみたい、ということが今回の目論見です。
---
とりあえずチッピング練習エリアに行きまして、クロ狙い2.0がどんなものか、どの程度距離感に反映するか、またまた手持ちの情報だけで自己流のアレンジですができるだけ正しく修正するようにやってみました。
クラブでターゲットを指します。右サイドに写っている白いピンフラッグがターゲットです。
ボールの真後ろに立ち(どのくらい後ろが適切なのか、情報が欠如しています)、正対した状態で両手でグリップして構えます。
ということでいくつか動画を。
まずはよくあるまぁまぁフラットでグリーンはやや受けている状態の19y。
クロ狙い2.0、 フラットの 19y
ボールの真後ろに立ち正対した状態で両手でグリップして構え、このときの腕とシャフトの角度を維持するように使うことを念頭に意識します。
草摺りの素振りもやらないといけません。ここはゴワゴワのKIKUYU芝のクラブが喰われやすいラフですし。
振りの大きさのイメージも、ボール後方で正対した状態でイメージしてみます。
これで 3球ほど打ってみました。ぴったり寄ったボールもありましたが、一番遠いのはワンピンちょっとありましたでしょうか。
今度はグリーン横の丘の上から、15yの打ち下ろしのチップショットもトライしました。
でも腕とシャフトの関係性はそれほど変わらないのかな、と思いました。
正対して見た方が、高低差の現実味が感じられるのかも?
クロ狙い2.0、 打ち下ろしの 15y
グリーン面はさほど下りではありません。15yですが、10yも打てば寄ってくれそうな状況でした。
これもクロ狙い2.0でトライしてみます。まぁまぁ寄ってくれています。
でも、この場面のような状況では距離感よりも草擦りの方が5倍は重要なような気がします。
(この位置は諸事情で3球全部が写っていません。)
こんどはグリーンの反対側から、グリーン面は大きく使える状況で距離はさっきの2箇所よりも長めの21y、ややアップヒルなのでしっかり打ちたい状況です。
クロ狙い2.0、 ややアップヒルの 21y
58°ですとけっこう飛ばさないと寄ってくれない状況です。
普段でしたらグリーンが広く使えますからクラブを持ち替えて転がる量が多いもう少し立ったロフトのクラブで打ちます。
とにかくここもクロ狙い2.0で58°を打ってみました。
かなり高く上がって、まぁまぁ良い距離感で行ってくれています。1球目はやや低かったですが、その分スピンも効いてさほどオーバーしていません。
これも、ピッタリに寄ったボールもひとつはあったけど、まぁまぁ3つともワンピン以内ぐらいには寄ってくれました。
ただ、やってみていて、後ろから正対してクラブでターゲットを指してから打つまでの間が長すぎると感じました。
後ろから正対してクラブでターゲットを指したあと、素振りで距離感のイメージ作ったり、草摺りの素振りを入れたり、どうもマッスルメモリがボケやすい、腕とシャフトの角度も維持する感じが出ない、という観点から、クロ狙い1.0のときに勝手にやっていた、左手で持ったシャフトでターゲットを指す方式に変えて、これも試してみました。
バージョン#を変えまして、クロ狙い2.1とします。
素振りをし、距離のイメージを作ります。
草摺りの素振りをし、その後左手で持ったクラブでターゲットを指して弾道のイメージを焼き付けて、イメージの残った状態でストロークに入ります。
6年前の記事にも書いていましたが、目標をクラブで指すときに下半身ならびに体全体が自然にインパクトのイメージになっています。
クロ狙い2.0の 1つ目の動画と同じ位置から打ってみました。
クロ狙い2.1、フラットの19y
この方式でも、3球ともワンピン以内には入ってくれています。 とくに3球目は良い感じのイメージ通りにピタッと寄っています。
このアレンジの段取りなら、イメージが残った状態でストロークに入れます。
良い感じで取り入れられそうな気がします。(本来のクロ狙いの効果が得られているかどうかはクエスチョンマーク(?)です。)
まだちょっとショットルーティーンは固まらない段階ですが、効き目あり、使える!っていうことになれば毎回同じ手順になってくるかと思います。
ラウンドの実践で、肝心要の「1球目」がピシッと寄ってくれるのかどうか、というところにかかってきますでしょうか。(この動画の1球目はちょっと手前から入ってる感じ。)
ちなみに、残り距離がちょうどよく2x6システムの基準の距離で打てる位置から、普段の 2x6のうちの58°の1/2ショットで打った動画も撮りました。
2x6システム、26y やや受けグリーン
この場合は、たまたま得意距離にボールが来ていたっていう状況の再現です。
余り考えることなく、距離感も考える必要すらなく、安定したリズムで1/2ショットのストロークをスムーズに緩やかな加速で打つことだけを考えて、シンプルに実行します。
草擦りだけは必須です。KIKUYU芝の向きと抵抗は侮れません。
これですと、上の4つの動画よりもさらにピンから距離が離れていて58°ではピンにデッドにやや突っ込んで飛ばさなければならない状況にも関わらず、3球ともワンクラブ以内に付いてくれています。
ちょっと残り距離が違う場合にはズレてきますが、ちょうど良い距離に残ったときに 2x6システムの強みが発揮されます。
だからこそ今回、システムにない距離を打ち分けるテクニックとして、クロ狙い2.1のトライアルをしている訳なのです。
これは少し実践も交えて時間をかけて確認していこうと思います。
---
追記: 9/10/2022
クロ狙い2.1、段々に感じが掴めてきました。
この方法は、ボールの落とし所を明確にイメージするためのセットアップで、打つ前に十分に弾道のイメージを作りワンバウンド目を落とす所に意識を集中して打つためのもののようです。
落とし所をあまり明確にイメージしないタイプの私は、やってみますと落とし所や弾道の高さはややばらつきますが、概ねカップには寄りやすくなるようです。これをやるときは、58°で打っています。
普段チップショットをしていてピンに意識が行きますと、傾向としてはオーバーしがちですので、ピンの手前のボールの落とし所をクロ狙い2.1を実行することによって明確に手前にバウンスするように意識をすることでカップに寄せやすくするイメージが出てきました。
(今日のラウンドは 38 37 = 75 で、寄せてワンパットが 6つ。寄り切らず2パットが3つ。Yucaipa Valley GC)
普段ならD-Chopで打つ 15-16歩とか10
歩とかの距離も58°のクロ狙い2.1で打ちました。
ホールアウト後の練習チップをする時間がたっぷりあったのも利用しました。
グリーンが受けていて登りがキツいときなどはショートしがちですので、54°に持ち替えても良いかもしれません。(テストして要確認。)
もう少し実戦経験を積んでみます。
---
今回の撮影に、工作したこちらの治具を使ってみました。
スマホ スタンド芝用
持っていた平らなグリーンフォーク(オークモントCCってなってますが、ピッツバーグにあるUS Open開催コースの名門ではなくて、Glendale, CAにある別物です。)に板を切ってくっ付けただけです。
普段はスマホがセットできる三脚を持っていてチッピングエリアではそれを使うのですが、ラウンドには三脚は持って行きません。
でもこのくらいのものであればキャディバッグに下げておいて、ラウンドでちゃちゃっとセットして動画を撮る用に持っていけると思います。
これはですね、私の愛用しているスマホカバーのホルダー部分に差し込んでサクッと固定できるのです。
で、こうして差し込んで支えた状態で、芝の地面にグリーンフォーク部分を刺しますと、
こんな感じになります。(笑)
なんかけっこう良さそうだよ?!
* こんな治具も作って持ってます。(プッシュカートで使う用)
19 件のコメント:
すごい。クロ狙いが深まってますね~。
私は、まずはWさんに教わった、50度AWのSLJで50y!がだいたいなりたつか、明日のラウンドで確かめます。わくわく!(たぶん成功の予定)
クロ狙いは、キャリーさせるところを指すので、SLJとは併用できないですね。
SLJは、錯覚空中LPですから、ランも含めた、トータルの狙いですもんね。
syoballさん、教えていただいてありがとうございます。
クロ狙いは落としどころを意識するほぼほぼ30y以内で使うものだと思うんです。違ってるかもしれませんが。
本文中にありますように、SLJは大体30-60yで守備範囲を分けて考えてます。
個々人で、そこからクラブ変えて適用範囲を拡げたりアレンジしたりして使えば良いのかな? と思いますです。
それと動画の設定間違えててすみません。修正しました。
自分で動画を見直すと、シャフトが指しているのはずいぶん上です。
これは、目の位置が上の方でヘッドを見下ろしていて落とし所を見ているからなので、この点をちょっと修正しないとシャフトは目標を指しませんですね。
シャフトが目標を指すと、目の位置からはヘッドが指しているのはずっと下の方に感じると思うので、この辺をどうしたら一番打った結果のイメージと合いやすいのかを探す必要がありそうです。
シャフトの気持ちになる(笑)
目の位置がグリップより全然高いので…
シャフトの気持ち、やってみますね。
距離感に影響するだろうか?
自分で動画を見直しましたが、素振り段階から大きさがそれぞれの場面によって変わってて、距離のコントロールにある程度イメージが寄与している様子が窺えます。
SLJ・・・上手くいきました。これで、私のWW恐怖症もクリアできそうです。
それにしても、SLJの距離再現性は、不気味です。ほぼ魔法ですね。
ですよねー。ほんと不思議と上手くいくんですよねー。
お役に立てそうで、良かったです!
でもそれも、syoballさんも僕もロングパットの距離感が磨かれてだいぶ良くなったのが効いてると思うんです。
なにせ僕ら、少なくとも2011年にはSLJのこと知ってたわけですから。
まぁ11年経ってますが、これを武器に適用範囲を拡大して行きましょう!
(クロ狙いも絶対これに近い感覚があるに違いないと思うんです。)
クロ狙いは、そもそもODを指す技術なので、キャリーとランを活用できる人には絶対武器になると思います。(D-chopにはODの意識必要)
私はしばらく、SLJの実験と考察に励みます。
僕ねー、ODの意識が薄いのが困りものなんですよねー…。
この記事の動画でも、結構高さとかスピン量、キャリーと転がりはバラけてるけど結果は近いとこ行く、的なチップショットなので、そこそこ上手くいってはいますけれども。
もっともライがライだけに(KIKUYU芝のファーストカットのラフ)、そうやってバラけるのはある程度仕方ないのですが。
ちょっとクロ狙い的な工夫がどのくらい反映できるかトライしてみます。
ODなぁ…。
WさんはODを意識されないのですね。私の、D chopの理解が不十分でしたので訂正します。
D-chopにはODは必須ではない(むしろ要らない)
SLJとD chopの違いは、どちらも、錯覚パターだけども、地上と空中の抵抗差が反映したための、結果の違いがあると。これで合ってますか?
#それにしても、私たちのやり取りを、ワケわからんと思ってる人はいっぱいいるべな~!(笑)
syoballさん、ありがとうございます。
僕らは多分同じタイプで、ODをきっちり意識するの苦手なんですよ。
D-Chopの場合はODの意識いらないって、当のダニエルも、そしてロッコ・メディエイトも言ってるんで、それで大丈夫です。
僕が良くないのは、上のような普通のチップショットやちょっと開いて上げてくショットでさえもODの意識がぼやんとしてまして…。
人によっては、ロングパットの時に、キャリーする距離を意識して打つと上手く行く、っていうゴルファーもいるんです。
多分、そういうタイプ分けがあるんじゃないかと邪推してます。
3284Pも、僕はODは考えないけど、距離感がまったくわからなくても12の法則で転がせばほぼ寄るって言ってましたね。トータルのイメージがあればOD狙いは緩むだけだと感じます。たしかに12の法則はだいたい上手くいきますけどね。徹底すればいいんでしょうけど、なにか気持ち悪い。
ODを狙うにはどうするんだ?って話ですよ(笑)。それでクロ狙いが出てくるんですけど。
12の法則、僕は正直あんまり得意じゃないです。
5yぐらいキャリーしてあとは10、15、20、25yって転がすのに5-25なら7番アイアンってなる訳です。ワンバウンド目が5yならグリーンエッジから3-4yな訳であとほんのちょっと近ければ(2yとか)テキサスで行けますし、5-25で行くより15-15でAWで(しかもOD意識薄に)打った方が距離感出るような感じです。
使い所が限定されてる上に、ピッタリのクラブ持ってきてないとできないって言う…
おっしゃるように、落とし所が結構なアンジュレーションの傾斜のところだったり、落とし所をぴっちり狙わないといけない時とかは状況が別ですよね。ただこういうケースではピンに向かう意識は逆に妨げになりますよね、方向違うんで。
クロ狙い2.1、なんとかアレンジしていってみたいです。
12の法則のために、じゃらじゃら道具もっていくなんて考えただけでもぞっとします。
定期的にお出かけセットを考えます。MAXでPT入れても4本にしたい。
PT-JG-AW-SW とか。SW1本が(E)ですけどね。AWだけ!てのもハンサム。
私は心配症なので、最低3本は抱えていきます・・・
本当ですね。
転がしのがやさしいとは言っても半分飛ばしてもいいもんなぁ。
なんか日本ではサブキャディバッグっての流行ってて、置き方でマナー議論になったりしてるみたいですが、すごいダサいですね、あれ。
僕はD-Chopは大体8IかPWでやっているのですが、実はAWでやっても支障ないんです。
だから、AWとSWは良いお出かけセットと思いますです。
僕は大体PT、58、54って持っていきますが、時々PT、58、50になったりしてます。
たしかに、サブバッグはダサい!(笑)。でも裸でお出かけセットを3~4本持ち出して、地面に置く時、濡れたり汚れたりするのが気になることはあります。グリップの濡れは緩むし、フェースの汚れは打球への影響がある。
それで、特殊な小型の置台を考えたこともありますが、ものが増えるので止めました(笑)
僕のところはほぼ雨降らないのですが濡れますねー、確かに。
早朝は朝露もありますけど、スプリンクラーでたっぷり水が撒いてあって、シューズは防水じゃないと中がずぶ濡れになります。(防水でもちょっと濡れます。
頭が平らもしくはちょい凹んだグリーンツール(フォーク)なんかをカラーに刺してグリップ乗せたりしますね。
おお!そのフォークのアイデアGOOD。
ティーでも大丈夫ですよ。ちょっと乗せるのと立てるのしっかり目にやらないとですが。
コメントを投稿