11/06/2025

かんなみスプリングス・カントリークラブ (ドライバー壊れる...)


ものすごく立派なホテルの付属した、ピードダイ設計のとても良いコースです。


...が、私はそのホテルには宿泊せず、米国の友人が約1か月熱海に滞在中のリゾートマンション的な施設のゲストルームに宿泊させてもらい、一緒にコースへ向かいました。


その熱海の施設からの眺めがまた素晴らしい。


これはクラブハウスではなくて、その施設のロビーです。


コースの方は、コースのウエブサイトからご覧いただけたら、と思います。

コースのウエブサイトのトップ画像(ホテル)


コースガイドのページからリンク

ピートダイ・デザインの設計ですが、象徴になっているような板張りの池とか板張りのバンカーとか、アイランドグリーンとかはありませんでした。

しかし非常に綺麗なコースです。


前半のアウトコースは、パー5、3、5、3、5、4、3、と始まる珍しいラインナップです。
後半もパー3が3ホール、パー5が3ホールずつある変則ラインナップです。

パー5とかパー3が好きな私としては、これはいいな、と思いました。
パー3はすべてバックからだと190y超えの長いパー3ばかりです。
白ティーからでもまぁまぁ長いので、私の場合はFWやUTで打つことになります。


1番ホールは割と広い感じでスタート。
さすがピート・ダイといった感じ。



2番ホールはパー3です。


チャレンジングに見せるけど、実はそれほど狭くない設計。


そして広々した長いパー5。



私は3打目も5Wで打ちました。


かなりの登り傾斜で、大きめのクラブで8分目に打ってフォロースルーをあまり取らない感じで打っています。
ぎりぎりフロントエッジに行ってショートしました。


5番ホールのティーからはこんな感じ。とても綺麗です。


そしてこのホールあたりから、私のドライバーが怪しくなりました。
フェアウエーに入っているのですが、やけに飛距離が落ちて、打球音がおかしい。
ボコッというバケツで打ったような音がします。


6番のパー3。


こういうホール、本当に造りが上手いですね。
すごく圧倒されるレイアウトです。でもしっかり打てば大丈夫。


ここで気が付きまして、ドライバーが割れていました。
2−3ホール、どうも変な音がすると思っていたんですよね。



もうね、ボロンチョロンです。
これは直らないだろうなぁ。

これでSIM2が壊れたの2回目ですからね。全然パワーヒッターとかじゃないのに。
USモデルは壊れやすいとかあるかもしれません。
あるいは私がちょいちょい車にキャディバッグ置きっぱなしにしているので接着剤が傷んだかもしれません。(今のマンション階段で3階なので持って上がるの面倒くさいんです。)


スコアは後半に崩しました。(前半から兆候はありましたが。)


10番では、ティーショットを3Wで打って、残り210yをまた3Wで打って、なんとかギリ手前側に乗せたのを、ファーストパットをダフって3パットしてしまいまして。

この辺りからぎっくり腰からの復帰の影響が出始めたのかもしれません。


11番ではグリーン手前のエッジに外したボールが砲台を転がり戻ってしまい、


寄せをトップして、往復ビンタでダボ。


今回魔の13番になったホールは、Google Mapで確認してグリーン手前にハザードないと思って打ち下ろしの2打目を手前から転がし乗せるつもりで打って行ってみたら、グリーン手前のスタイミーになっていた窪みにバンカーがありまして、しかもガチガチに硬いバンカーで転がり登ってぎりぎりの縁の芝の上にボールがありまして。

足はバンカー内、ボールは腰の高さでバンカーの縁という状況、素振りをしてもダフってしまう状況下で振って、あえなくダフってわざわざバンカーに入れ、ガチガチのバンカーからミスって2回目でグリーンオン。5フィート(1.5m)ぐらいのパットも外してトリプルボギーに。
(後になって、このケースはPWかAWあたりを極端に短く持って当てに行けばそこまでの事故は起きなくて済みそうなことに気が付きました。)


パー3以外は毎ホール3Wでティーショットして、まずまずのところに打つのですが、その後距離を残すせいもあって乗らなくて、アプローチショットがこの日はあまり寄ってくれなくて、パーが取れません。


立ち直れずに、写真を撮る余裕もなくなり...


18番パー5まで来まして、3Wでのティーショットをフェアウエーに打って、


セカンドショットの3Wを登り傾斜に負けて重心が下がってしまいチョロってしまいました。

気を取り直して3Wを打ち、こちらが4打目です。


このショットはなかなか上手く打ったのですけれども(打ったあとよろよろとよたってますけどね)、風の読みが足らず、若干ショートしてグリーンエッジにバウンス、そしてまたもや砲台を転がり戻ってしまいました。
なんとか必死に寄せてワンパットのボギーで終了。


後半特に、普段重々気をつけているはずの手痛い凡ミスを頻発させてしまいました。


スコアカードです。




コースとしては、ピート・ダイの設計なのですが、いわゆる板張りの池やバンカーもなく、ロケーション柄かなりのアップダウンがあり、ロサンゼルス周辺にあったピート・ダイ設計のコース、ランチョ・デル・ソルGC(旧モレノバレーランチGC) と似ているデザインのコースレイアウトだな、雰囲気似てるな、と思いました。


伊豆半島は東京方面からのアクセスが若干良くありませんので、グリーンフィーが安いんですよね。

とても良いコースですので、また来よう、と思いました。


帰りに友人を熱海まで送り届けまして、パフェを奢ってもらいまして。



−−−


御殿場方面ゴルフシリーズとは位置的にちょっと外れていますが、終了後に御殿場に宿泊でしたので仲間に入れておきます。





10/22/2025

ぎっくり腰から復帰してリハビリがてらの 練習

こちらゴルフマンスリーの記事です。

DPワールド インディア・チャンピオンシップで優勝したトミー・フリートウッドのセットアップが紹介されています。

Odyssey White Hot Pro 3だったパターも含めて、ボールもFWも全部テイラーメードになったと書かれています。

No Driver And A Unique Alignment Aid On A TaylorMade Putter: Tommy Fleetwood's Interesting DP World India Championship Winning WITB



ここでちょっと注目なのが、ミニドライバーを入れたセッティングになっていて、通常のドライバーは入っていません。

コースに合わせたセッティング、ということのようです。
(表題にパターのUnique Alignment Aidって書かれているのは、トミーが自分で付けたパターヘッドの目印のことでした。 )


ーーー


私は、スポーツの日の週末に突然のぎっくり腰に見舞われまして、連休の3日間ほとんど動けませんでした。ベッドから起き上がろうとした瞬間に電気が走ってこれはヤバい、とうずくまり...
このまま腰が曲がるのかと思ったくらいでした。

幸い2日目の朝すぐに針灸接骨院の予約が取れまして、連日通ってなんとか立てるようにしてもらえました。

直前の金曜日に風邪を引いたらしくて熱が出たところから季節の変わり目ということで疲れとかストレスから体にゆがみが出たことがトリガーになって、グキっとなったのだろうということでした。

そこからリハビリも含めて今後もしばらく通院しますが、ようやくOKがでましてゴルフの練習も始めて良いことになりました。


ということで、いつものレンジに。


このドライバーは3球目です。
いつも撮影するDR 1球目もまずまずでしたが、打った5球とも霧でボールが画面上ほとんど見えず、一応かすかに弾道が追えた3球目の動画です。


4球打った後に、今度は58°にスイッチ。


打っているのは、QFの1/4ショットで通常 27yキャリーを見込んでいるショットです。
ここでは3階から人工芝グリーンへ打ち下ろしていますので、40y程度キャリーしています。
上手く入るとスピンが効いて結構硬くてもグリーン上に止まってくれます。

1球 1球 草擦りの素振り(本気のリハーサルストローク)を入れて、ルーティンを守って打つようにしています。

こちらのショットはQFの感触を確認するような感じで5球ほど。

最後にプレペイドカードを抜いた後に残る1球は、もう一度ドライバーを打ちました。

この日は 合計10球で練習を終了しました。
(打席料がないとこういうところが便利ですね。)


~~~


そして週末日曜日の朝、シミュレーションゴルフにも行ってきました。


せっかく会員になっていますのでね、有効利用しないとと思いまして。

だいぶ回復してきましたが、まだお尻の中の方の、仙腸関節っていうとこら辺りに炎症がありまして、おっかなびっくりで動いている割には、結構振ってます。


実際のボールが目の前のスクリーンにドシッと当たるのと、画面上でちょっと遅れてボールが飛んでいくのと、現実とバーチャルのリンクが面白いです。

画面上ではボールを追ってカメラが移動して見せてくれますので、実際のラウンドより臨場感がある面もあったりします。

「あー、池ポチャけっこう危なかった。行ってみたらぎりぎり助かってた。」なんてのも現実のラウンドでありますけど、バーチャルだとリアルタイムでボールを追うので池の際で「ん、頑張れ、耐えろ!」みたいな感じになります。 笑


18ホール最後までキツいかなーと思いつつ、あまり難易度が高くはない「Fuji」というコースをいつもよりゆっくり目にラウンド。
普段よりちょっと半クラブから1クラブくらい大きめのクラブで打って行きました。


出だし、ワンパットでなんとか凌ぐゴルフでスタートしまして、後半はちょっとショットがぶれて来つつもなんとか頑張って、最終ホールはパー5をラフからラフのフラフラ気味で進んでいって2パットのボギーで終了。

こちらのシミュレーションゴルフの場合、傾斜や、ライの状態が悪いことがありませんので、その分実際のラウンドよりもスコアはおそらく3-4打程度良くなります。

それと、ショートパットの高低差や曲がり度合いが明示されて分かっておりますので、2~3yのパットが実際のラウンドよりもカップインしやすいですので、その分さらに3-4打程度スコアが良くなる傾向にあると思います。

合計で6-8打くらい実際のラウンドよりスコアが良いわけですから(もちろんコースの難易度や距離にもよりますが)、シミュレーターでのラウンドの場合は中程度の難易度のコースにおいてはイーブンからアンダーパーのスコアで回っておきたいところです。

*あくまでも個人的な感触です。 
シミュレーターのシステムの差にもよると思います。
こちらのシミュレーターの場合は、実際よりも若干飛距離が出しにくい(10%程度?)、実際よりもパッティンググリーンが30%程度速い、という違いもありまして、その換算を基にプレーをしています。

書いてて思いましたが、この辺りにもスコアを減らすコツのエッセンスがあるように思います。
シミュレーターでのラウンドでロースコアを出すことに慣れていくと、具体的な対策にピンと来ていなくても自然に一般的に、コースでのラウンドのスコアも追随して減るような気がします。


10/02/2025

富士クラシック(Fuji Classic)

私の所属するホームコース御殿場東名GCのお仲間10名とご一緒しまして、名門の富士クラシックをラウンドしてきました。ミニコンペですね。

半分ぐらいの方は前日に別のコースをラウンド、宴会をしてから前泊で富士クラシックに、という段取りでした。

私は朝4時に起きて、朝焼けの中をコースに向かいます。


1時間40分ぐらいで到着しました。
(帰りは3時間半かかりましたけどね。高速道路が混んでましたので、終わってからすぐ15時前にはコースを出たにもかかわらず、家まで帰り着いたのは18時半すぎでした。)


コースの入り口からクラブハウスへのアプローチ道も立派です。


真後ろに富士山が来るように建てたんですね。
堂々としていて厳かです。


クラブハウスからも富士山が見えます。素晴らしい。


クラブハウスから見えるコースの様子からでも、うねったフェアウエーや深々とした濃い緑色のラフ、速そうなグリーンがうかがえますね。


いやー、素晴らしい。


富士クラシック

コース紹介の写真、どれも美しいです。
この後に貼っている私の写真よりも、こちらのプロの撮った写真を見ていただきたいです。

富士クラシックの設計は、カンザス州のミッションヒルズ・カントリークラブや、ニクラスと共同で設計したミュアフィールドビレッジなどを設計した、デズモンド・ミュアヘッド氏です。

デズモンド・ミュアヘッド氏が、富嶽三十六景をイメージして設計したそうで、芝の卍マークの入った16番のバンカーとか、上から見ると北斎の波の絵のような17番のパー3とか、個性的なホールが見られます。

私は以前、富士クラシックのコース管理をなさっていたスーパーインテンダントの石本修二さんという方のブログを拝見していました。

https://fuji-classic.com/blog/2009/05/post_197.html (現在リンク切れ)

『スティンプと言ってもグリーンによっても場所によってもかなり違うし、一日のうちの時間によっても変わってくる。富士クラシックは、富士山を背にした下りの場合なんかは15フィートぐらいに感じるくらい速くなってる。』とかブログに書かれていて、私はワクワクしたものでした。

石本修二さん、過去のこの記事に登場されてます。


我々は、INコーススタートで10番からでした。
本所立川というホールで、現在の墨田区の情景です。


右手前が池で、左サイドは林になっていてややS字に進むパー4です。
スタートホールとしてはかなり打ちにくい18ホール中でも狭めのティーショットでした。

1番ホールは広々と打てるパー5でリラックスしてスタートできます。
デズモンド・ミュアヘッド氏はOUTコースからのスタートで設計していますので、これはINコースから回る方が悪いです。
英国や米国では全員がアウトからスタートするのが通常ですからね。


11番ホールはやや右ドッグレッグになっていました。信州諏訪湖。


グリーンの手前側左サイドに縦に長い池が広がっています。諏訪湖をイメージしたもののようです。

11番グリーンからも良い風景が広がっています。湾曲して細長いグリーンの後ろに池の端も見えていて、後方の林の上に富士山がそびえています。壮観でした。


やはり富士山の裾に乗っているコースは気持ちが良いですね!


12番は江の島を模したホールで、魚の骨みたいな形状の特徴的なバンカーが、グリーン手前のFWに。


グリーンはどれも大きくて色々な形状をしています。


コース上の距離表示杭は、どれもグリーン手前の縁までの距離を表示していて、ピンの位置も手前の縁から+44ヤードとかで表示されていました。

レーザーでピンフラッグまでの距離を測定しながらプレーしましたので、そこまで戸惑いはしませんでしたが、カートから何本かクラブをもっていく際についつい距離表示杭を見て大体の距離を予測してクラブを選ぶ際に間違えてしまいがちでした。

ついすぐそこに100y表示杭が見えるのに、上りも入れると165yはあるよ?みたいなケースが頻発しました。


13番のパー3は白ティーからでも193yありました。


カリフォルニア時代は、180-210y程度の距離のパー3が多かったので、こういうホールは割と好きなのですが、手前の板張りのバンカーにつきましては「そこまで難しくしなくてもいいじゃない?」と思いました。

東都 浅草本願寺というホールです。


そしてこちらが卍型の入ったバンカーがある16番ホールです。


2打目地点付近から。
私のボールはもっと右の方のフェアウエー上です。


2打目ちょっとミスりまして、ハーフトップの低いボールで距離が足りずにこのバンカーに。
ただ幸い卍型をクリアした向こう側のグリーンすぐ手前のところでした。
普通なバンカーショットでワンクラブに付いてくれましてパーセーブ。ラッキー。

ホール名は隠居となっていますが、どこの情景だろう?


こちらが神奈川浪裏と名前が付いている17番のパー3です。


ぜひコースウエブサイトのコース図のリンクから上から見た写真をご覧になってください。


北斎のGreat Waveとして有名なあの波が再現されています。
神奈川沖となっていますが、木更津の風景だそうです。

このホールは池を警戒して、えらい奥の方にオンしまして、29yのパットを残しました。
2つ前の15番のパー5で3パットのボギーをきっしていまして(こちらはファーストパットが読めていなくて上って下りのラインを若干ショート、下りのスライスラインのセカンドパットが6フィート(約1.8m)残っていて外しました。)、ここは是非とも2パットで行きたいと気合が入っていました。
シミュレーションゴルフのパッティングをイメージして、タップインではありませんが2フィート(約60cm)ぐらいに寄せることができて2パットでパー。


こちら18番ホール、比較的短いパー4です。



クラブハウスが見えますね。
登戸裏というホールで、現在の千葉市の海際の風景をイメージしたホールです。


ということで、INコースを終えて、お昼に。


ハンバーガーのセットを置いているコースはそんなに多くないと思ったので頼んでみました。
大体どこへ行ってもサンドイッチを探して頼んでいます。


後半のOUTコースです。

1番ホールは割と広々と打てるパー5です。
やはりスタートホールはこうでないと、って思いました。


駿州片倉茶園というホールで、途中右サイドに茶畑をイメージしたバンカーがありました。
グリーンはフィジェットスピナーみたいな3つ葉の形でした。


2番ホールは大きな池越えのパー3でした。


ホール名は長寿となっていて、富嶽三十六景のどこにあたるかちょっと分かりません。
池越えですし、横に細長い大きいグリーンですから、芦ノ湖のある箱根の風景をイメージしているかもしれません。


7番ホールの割と長くてグリーン左手前に池のあるパー4。
うねりの富士っていう名前のホールです。


ドロー系でエイミングする私には、ちょっと構えにくいティーショットでした。
セカンドショットは5Wでしたが上手く打ててグリーンオンできました。


そして9番ホール。(ちょっとホールから外れてるところから撮られてますが。)
どのホールからも富士山が望めます。素晴らしいコースです。


身延川裏不二という名前のホールで、裏富士ですから山梨県側の富士山の景色をイメージしていますね。日蓮宗の総本山、久遠寺から富士川を挟んだ富士の風景を描いたそうです。


スコアカードです。


39 (15)  39 (14) = 78 (29)
コースレート/スロープレートの設定がありません。(名門コースなのになんで??)
屈指の難コースとされていますなか、私の感覚でディファレンシャルは大体 6.2ぐらいになるかと思います。

3番は運よくこの日かろうじて一個バーディとれました。

しかし2番も4番も何とかひーこら頑張って粘ってのダボオンしてのボギーセーブでした。
4番はちょっと届かない長いホールで、フェアウエーに1DKJでレイアップ、2打目を3Wで良い感じに打ったんですがちょっと右に逸れてバンカーに入れました。バンカーショットがトップ目、グリーンオーバーから寄せて入れて、というボギーです。

5番はさらに長いパー4で、こちらも2つで届かないと思ったのですが、3Wで打ったセカンドがグリーンの手前の方に乗りまして。カップまで28yもありました。
途中の右側にマウンドがあって、かなり左に曲がる上りのラインでよく読んだつもりで打ったのですが、読みが浅すぎ強さも不足していて、スススーッと早い段階から左へズレて行ってカップ左の手前方向に5歩も残してしまいました。強い上りで7歩のストロークで打ったセカンドパットは惜しくも縁に外れて2つ目の3パット。

打ち損じかなー、を確かめるためにホールアウト後にもう一度戻ってファーストパットの位置から打ってみましたが、同じように曲がって同じように大きく外れました。読みが全然できていなかったようです。


富士クラシックは返す返す良いコースでした。
ミュアヘッドですけど、葛飾北斎のコースっていうおもむきでした。

ホームコースのお仲間さんたちともいつもとは違った親睦が計れまして、とても楽しいゴルフでした。


帰りに大渋滞の始まる付近の談合坂SAでお土産を買いました。


生の鷹の爪。美味しそう。
タコのペペロンチーノをこれで作ってみようかな。


ーーー


御殿場方面ゴルフシリーズ、まだまだ続きます。
沢山あるなぁ。



9/27/2025

ラウンドのスコアに関していまさらながら思うこと vol.2

すっかり秋めいて来ましたねー。
御殿場周辺ではさらに5°Cくらい気温が低いので、朝はちょっと寒く感じるくらい涼しくなってきました。


こちらの写真は、お彼岸に撮りました彼岸花とその後ろには御殿場コシヒカリの実った稲穂、そして後方に霊峰の富士山を入れまして撮りました写真です。


ーーー


ラウンドのスコアに関していまさらながら思うこと vol.1」の続編です。


前回、飛距離を伸ばす、距離感を磨く、精度を上げる、ストロークを安定させる、2mのパットを決める、という部分は目に見えて判りやすく、ゴルフが上手くなる部分だと思う、 ...しかしスコアを縮めるにはせいぜい年間平均でラウンドあたり-1.5打くらいしか貢献しないと思う、ということを書かせていただきました。

ツアープロとかトップアマのレベルになりますと、そういうところでのせめぎ合いというか、トーナメントでの技術力・実力勝負になってくるのかと思います。


...一方、アベレージのアマチュアである我々のスコアの方は、上記のようなゴルフの腕の部分ではなくて、スコアを減らすことを考えた場合には、「今まで気が付いていないところに気が付く」っていう部分でずいぶんガクッと減らすことができる、と個人的には考えています。

前回書きました、「その他」のスコアを落としている部分を改善できれば、100を90に、90を80に減らすことは比較的容易に可能なのでは?と思う訳です。


お友達のさすらいさんや、syoballさんのブログのコメント欄でやり取りさせていただいていた中で気が付いたものや、以前から考えていたものなど、順不同にメモをしていこうと思います。


1.例えばですが、さすらいさんがコーチに教わって「片足立ち練習」というのを実行されていました。

傾斜地などで体の軸をブレないようにしてショットを打つための練習だそうです。
片足立ちでは思い切った体重移動もできません。そのため打点もズレにくい。
また、フルショットもしづらいためバックスイングを含めたストロークもフルショットの大きさでは振れません。
こうして足元が不安定な状態でもボールをきちっと打って運んでいく練習なのだろうと思います。

で、この時に、どのクラブの片足打ちは、どの程度のキャリーが出てどういうボールが出るのでランは大体どのくらいか、というデータをクラブ毎に事前にある程度持っておくようにすれば、コースのラウンド中に傾斜のキツいところから打つ場面でおおよそのキャリーを把握して打つことができます。

そしてこれに合わせて、上り/下りの傾斜からのショットの場合には、ロフトが傾斜分どのくらい寝るから/立つから、という目安も持っていれば、このショットの場合のキャリーの飛距離をさらにより正確に予測した上で打つことができます。

傾斜地からすごく上手く打ったのに、わずかにショートしてガードバンカーに捕まる、とかいう事故がありますと、スコアが1つ2つ簡単に増えてしまいます。(上手く打ったのにも関わらず。)
少なくともグリーンに乗せておけばスコアは抑えられるはず。


やはりですね、いつでもどこでもどんな傾斜でもライでもフルスイングを目指してフルショットの距離を打とうとするゴルファーは少なくないようです。それでスコアをだいぶ落としてしまっているように思います。
例えばですが、「アベレージのアマチュアゴルファーのパー3でのミスの90%以上がグリーンをショートしている」というデータもあったりします。


2.30-100yぐらいの範囲からのアプローチ

私の場合は決め打ちを利用しまして、2種類の打ち方と6本のクラブでシステムとして打ち分ける方法を主に用いています。
それぞれキャリーで、27、36、45、54、& 44、52、64、75、85、95y といった具合で、これらを状況に合わせて適用して決め打ちします。(ストロークの大きさは2種類だけです。打ち方は1種類でフルショットのストロークと基本同じです。)

しかしながら。

打ち分けは実は30、50、80yくらいで充分なので、 ライの見極め、傾斜対応、高低差の見極め、風の影響、ODの観察、草擦りによる打点の確認、などを充実させ、状況をより的確に判断することの方がはるかに大切と思います。

特に上り傾斜ではロフトが増えている (垂直に立っているつもりでも重心は下がりがちでインパクト時にロフトが付きがち)、という事象ですとか、しかもヘッドが刺さるので抜けていかない、とかの事象に気が付いて距離をアジャストする、などの観察眼が重要だと考えています。

さらには、高低差 (弾道に高さは出るが、意外に計算が足りない)への対処ですとか、そういった計算、換算が的確に行えるかどうか。
私などは、そもそもの距離の打ち分けが細かく1y刻みで表記している割には、そこまでシビアにはできませんので、換算した距離が実際に足りてる/足りてないには、気が付きにくいという要因もあります。

つまり、スコアにとっては実のところ、30、50、80yくらいのアバウトな感じで充分で、「ダフったりトップしたりシャンクしたりのミスをできるだけ最小限に減らす」、「ライの見極めをしっかりする」、「草擦りの本気のリハーサルストロークを欠かさない」といったことの方が遥かに重要ですよ、と感じています。

レーザーで測定したのが例えば36yだったとして、適当にいつもの30yで打てばショートは確実ですが仮に完璧に打てたとして18フィートのカップインチャンスですし、50yで打ったとしても20y奥に付くだけでグリーンには乗るはずです。

多少の大きい小さいが出ますと、思ってなかったくらい寄ることさえあり得ます。笑
まずはウエッジのフェースでしっかりコンタクトすること。

無理に(できもしないのに) 36yをピッタリ打とうとしますと、ミスショットしがちですし、上手く打てたようでいて思ってもみないスピン量になったり、距離感に気を取られてざっくりしてみたり、ろくな結果を呼びません。しかも高低差の見積もりが間違っているかもしれない。
持てる30y、50yでしっかりと打って行った方が遥かに結果が良いです。


私自身、こういうところで案外気が付かずになんとなくスコアを無駄に重ねてしまっていたことに注目しまして、まずは簡単なところから対策を講じて行ってみよう、と考えて工夫をしてきてまだまだ途上にある、というところです。


当ブログを始めて間もない頃の2008「In between clubs (番手と番手の間の距離を打つ。)」っていうポストを書いています。

グリーンの直径が 40-50yありますから、3本~4本どのクラブを選んでもしっかり打てばグリーンには乗る算段になります。
番手間の距離なんて気にするよりも、しっかりとボールにコンタクトすることを心がけて自分のストロークをすれば良いんだ。と言い聞かせて打とう、という取り組み方です。

ゴルフというゲームは、なんだかんだとゴルファーの心理的な部分を突いたコースのトラップとの闘いになるんだと思っています。


ーーー


まだいくつかラウンド時にやるべきスコアを減らすための取り組みがありますので、続編を書き重ねていきたいと思います。


9/19/2025

富士カントリークラブ

MyGolfSpy.com にとても興味深い記事が載っていました。


What Makes A Golf Ball Good For You (5 Things To Look For)

あなたに合うゴルフボール選び(見るべき5つの項目)
と題して、ボールの弾道やスピン量など、そしてどの特性が自分のゴルフゲームには重要なのかを見極めていって選ぼう、という具合な記事でした。

その中の3つ目の項目に、カバーの素材の違いという項目がありました。

  • Urethane: Provides consistent short-game spin and far better performance in moisture. In wet/dry testing, urethane balls lost only about 6.5 percent of spin on average.
  • Ionomer: Durable and affordable, but dropped nearly 44.6 percent of spin in the same test. That’s the difference between checking up on a dewy morning and skidding into the rough.
ウレタンカバーのボールは、ウエット/ドライ テストという、ボールが濡れた状態と乾いた状態での比較をした数値で、平均約 6.5%スピン量が減ったのに対し、
アイオノマーカバーのボールは、同じウエット/ドライ テストにおいて、ほぼ44.6%もスピン量が激減してしまったそうです。

朝露の多い早朝や、スプリンクラーを撒いたあとのグリーン周りなどの中プレーすることの多い私にとってはウレタンカバーのボールを選ぶ必要がありますね。(TrustのPantherにしています。)

syoballさんも抜群の雨率の関係で、ウレタンカバーのボールを選ばざるを得ませんですね。
D1 SPINでプレーされているそうです。


ーーー


さて今回は富士カントリークラブをラウンドしてきました。

こちらは昭和33年会場と御殿場でも一番古い由緒あるゴルフ場です。
日本でも古い方から10番目以内ぐらいには入るんじゃないでしょうか?(調べてません、すみません。)
会場当時は秩父宮妃殿下をお招きして鋏入れ式(いわゆるテープカット)をしたそうですし、コースの設計も日本で初期の数々のゴルフ場を設計している赤星四郎氏です。


昭和33年8月16日開場式当日の3番ホール
(コースウエブサイトの歴史のページにリンクしてます)

主な赤星四郎の設計コース
程ヶ谷CC(大正12年)
霞ヶ関CC東コース(昭和4年)
函館GC(昭和11年)
熱海GC(昭和14年)
箱根CC(昭和29年)
富士CC(昭和33年)
葉山国際CC(昭和38年)
芥屋GC(昭和39年)
阿蘇GC(昭和41年)


クラブハウス前に、赤星四郎氏の設計であることと開場年を記載した石碑のプレートが飾ってありました。


会場当時は全部手造りでコースを造成したのだそうです。
フェアウエーはそれほど広くはありません。

この日は曇っていましたので、一日中富士山は見えませんでした。


コースウエブサイトのコースガイドのページにリンクしてます


この日はコンペで、写真と動画はほとんど撮りませんでした。

こちらスタートの1番ホールです。



さすがに古いコースです。
遠方に見える建物はホテルなのですがあちらが後に建っていますのでね、全然ティーショットの目標にはなりません、ズレています。

そのせいかもしくはティーインググラウンドがやや左を向いているせいか定かではありませんが、ティーショットが左に行ってしまう人が多かったように思いました。


どのホールもFWが狭くはありませんでしたが、広々しているという印象でもなかったです。
刻んだホールは私は1つだけでしたが、飛ぶ人はもう何ホールかドライバーを打たない選択をしていたと思います。


今回は先にスコアカードです。


42 (15)  39 (15) = 81 (30) となりました。
バーディが取れませんでしたねー。 カップ周りで微妙に切れるグリーンだったように思います。ベントグリーンでしたけれどね。
夏だからというのはあるかもしれませんが、やや遅め。

コースレート/スロープレートが、白のレギュラーティーからは 69.6/124ですので、今回のディファレンシャルは、10.4でした。


OUTコースからラウンドしまして、1番ホールは無難にグリーンエッジ近くから寄せてパー取ってスタートしたのですが、

2番ホールは右ドッグレッグなのにドライバーのティーショットがやや右に逸れまして、そしたらフェアウエー右の木々に阻まれまして、しかもグリーンの手前100yぐらいのところにクリークが横切っていて左手前130yぐらいにほぼ横出しでレイアップせざるを得ず、そこからの3打目が右手前にショート、アプローチは3歩弱(約2m)に寄せたのですがカップインできずダブルボギー。

7番のパー3はニアピンゲットしました。

8番のパー5でOBを打ってしまいました。
このホールはえらい待たされまして、オナーだったのですがゾンビ立ちを忘れてしまい所謂待ちチョロですぐ目の前の川にかかっている網のカバーのところに転がってOB。
前4の特設ティーはありませんでしたので、暫定球を打って行って1パットでなんとかダブルボギーでした。

前半のダボ2つはちょっと痛いです。


後半の13番は、「何打でもニアピン」というこのコンペ特有のニアピンを初めていただきました。
グリーンの外からなら何打目でもいいけどカップの近くにつける距離で賞をもらえます。
大体グリーンエッジのカラーから打ったとかいろいろで30cm以内の決着が多いです。
実は2打目をFWのブラインドの位置から打ちまして、どうみてもこの辺りのショートカットのラフじゃないかな、という場所でボールをロストしまして、ないと思わなくて暫定球を打っていなかったのでそのへんから5打目で打ちました。
実はこのショットがまだ140yある位置から打ったのですが、カップから20cmぐらいのところにくっ付いてくれました。ボギー・セーブです。

今回バーディ取れなかったのが心残りです。(ロストからボギーはありますが。)
惜しいパットがいくつかあったんですけどねー、最短が約2mぐらいでした。
入って欲しかったなー。


次回また頑張ります!


ーーー


御殿場方面ゴルフシリーズ、まだまだ続きます。
沢山あるなぁ。



9/11/2025

ラウンドのスコアに関していまさらながら思うこと vol.1

こちらの記事は興味深かったです。



データを分析して分かること

  • Bag composition shifts with ability:
    • Higher handicaps often carry a 56 and a 60, leaning heavily on the 56 for short shots.
    • Better players gravitate to a 50/54/58 setup, spreading gapping more evenly.
  • Inside 50 yards: Scratch golfers hit a large share of their short shots with the 58, showing confidence in higher-lofted, spin-control plays.
  • 48-degree wedge is the least-used across all groups: Only about 10–13 percent of golfers in any handicap carry it, suggesting most players rely on their pitching wedge (often 44 to 46 degrees) instead of adding a dedicated 48.
・ハンディキャップの多い人ほど56°と60°の組み合わせが多く、56°を多用する傾向にある。
・ローハンディキャッパーになるにつれ、50/54/58のセットアップで、ウエッジ間のギャップを一定にする傾向がみられる。
・50ヤード以内において、スクラッチゴルファーはほとんどのショートショットに58°を使ってスピンコントロールした高弾道ショットに自信を見せる。
・48°のウエッジは、どのハンディキャップグループにおいても10-13%と、あまりバッグに入らない傾向にある。セットの 44-46°のPWを使い48°を敢えて追加はしない。


こちらの統計は、米国で取られたものですので、日本とは違う傾向にあるかもしれません。
私の感覚では、日本では上級者には52°と58°の組み合わせが多いように思います。
(統計はとっていませんので、定かではありません。)
50/54/58のセットアップはハンディキャップに関わらず日本ではあまり見かけないイメージです。


ーーー


さて、お友達の syoballさんがスコアを気にせずゴルフ探究者としての側面を強くしたゴルファーに変貌されつつあります。(とはいえシングルハンディでゴルフ歴45年以上の経験豊富なゴルファーさんです。)

私も基本的にはスコアは良くても悪くてもゴルフ場に行ってコースをプレーするだけで楽しいゴルファーで、精神的なメディテーションの意味合いが大きいです。
脳からアルファ波が出て、ストレスが解放されます。
これは私の人生においてものすごく大きいです。

安くないお金を払って、仕事のスケジュール調整とか、家族の予定とか、いろいろな犠牲を払って、そしてしかもゴルフ場を探して予約を入れたりとか、天候やら移動距離やら、コンペの場合ですと幹事さんの準備期間やらその後の反省会やら、ゴルフ場に行ってラウンドするっていうのは、数々のものすごく面倒くさいことを全部こなしてからようやくプレーできるわけで、それだけのことをやってのける価値があるとジャッジしているのですから、ゴルフ好き同士が友達になりやすいということにも合点がいきます、って思います。


お友達のPING芸人さんさすらいさんも、このところスコアがぐんぐん良くなっていて、ゴルフ内容が良くなって、スコアが減って、私から見ましても、いいなぁ、楽しいよなぁ、って思ったりしています。

いつものようにコメント欄で談義しておりまして、ラウンドのスコアに関して思うところがありましたので、メモしておきます。

(私が感じた一つの考え方でありまして、正しいかどうか分かりませんし、そして万人に当てはまる訳もないと思います。)


私がこの十数年、そして特に新型コロナ禍以降のこの6年ほど目指してきたゴルフスタイルは、「DRは大して飛ばないし、アイアンショットも切れないし、アプローチもビシビシ寄る訳でもないし、パットもボコボコ入る訳でもないけど、スコアはなぜかまぁまぁ少ない。」っていうプレースタイルです。

猛練習や、筋トレで体作りとかは (私の場合は)ストレスになっちゃうかも知れませんししません。 

ゴルフルールには競技委員ができる程度には相当詳しい方だと思いますが、競技には出ていません。
せっかくメンバーシップ持ったし、ホームコースのhdcpも多目にいただきましたし、出てみても楽しいかな?と思ったりはしますが、私にとってのゴルフは、リラックスして楽しく過ごすのが主目的ですので、場合によっては、暫定球なんて打つわけないじゃん的な(ボールが)あるはずのエリアなのにボールが見つかんなくて戻って行って打ち直したりしなくてはならないこと考えちゃうと足が遠のきます。

それはそれとして、ベストスコア更新出来たら嬉しいですし、ホールインワンしたら興奮しますし、常にある程度自分で満足のいくスコアでラウンド出来たら嬉しいです。
私の場合は「いろんなコースを体験したい欲」がありますので、初体験コースで80切れたら満足感が倍増します。

ラウンドは毎回、オールドマン・パーとの闘いと、コース設計家の意図を汲もうという意識とで楽しもうとしていますが、オールドマン・パーにはほとんどいつも負け続けています。


ここまでが前提で、今回あらためて考えたこと、というのをメモしておこうと思います。

ーーー

お友達の方々とのやり取りで私が考えていたことの本位というか、もっと詳細を表現してみたいと思いますが、自分でも漠然としていてはっきり分からない部分はあります。


1.ドライバーの飛距離

ドライバーは飛ぶに越したことはないのですが、仮に平均飛距離が10y伸びたとして、ラウンドあたりにして削減できるスコアの期待値は、おそらく年間平均で -0.2打も減ったら御の字ではないか?
(飛距離が仮に50yも伸びたら、それはもう2打目から何から色々変わってくるかもしれませんが、この年齢でこのゴルフ歴の私としては、現実的ではありません。)

10y程度伸びますと、現在は最初から3打目勝負になる420-430yのパー4を、2つで届く可能性が出てきます。しかしグリーンに乗せられる期待値は、5回に1回乗れば良い方なのでは?
そして420-430y級のパー4は、18ホールに1つあるかないか、長いコースでも2つあるかどうかでしょう。(フルバックからのプレーのお話は別にしておきます。)

そういった長いホールは、あまりグリーン手前に深いバンカーが設えてあったりはしません。下手に届く距離で打って左右や奥にこぼれるよりは、手前にショートした方が次が寄せやすい。
仮に手前にバンカーがあった場合でも、むしろバンカー手前に刻む結果になった方がスコアまとめやすいまでありますから、10y伸びたアドバンテージをスコアに落とし込んで減らすのはなかなか大変です。

期待値的には、 -0.2打としておきます。


2.グリーン周りの寄せ

4本のウエッジとか 9番アイアンとか、いろいろ含めて50y以内ぐらいのショートゲームで、仮に腕を上げて寄せワンを増やし、スコアを減らすことができたとしましょう。
私のZ版頑張り率が、50%前後です。

PGAツアーでいうところのSCRAMBLINGというスタッツに似ていますが、スクランブルにはGIRを外した全てのホールが含まれています。
09年はタイガーがトップで、68.18%です。 
昨年のデータでも、ツアーの70位前後のプレイヤーまでが60%、200位前後のプレイヤーで約50%です。

私のZ版頑張り率のデータの方は、ボギー・オンのホールだけの統計ですから、スクランブルよりももっとずっとゆるい分母です。

ですから、相当練習したとして、何らかの練習成果でかなりの上達をして寄せてワンパットでパーをセーブできる回数が増えたとして、仮に10%改善したとしましょう。そうしますと18ホール中の8ホールくらいのボギー・オン機会で10%改善ですから、-0.8打スコアの削減がのぞめます。
いままでの記録を辿りますと、寄せワン率を10%改善するというのは至難の業で、相当量の練習が必要かもしれません。(達成できていませんので分かりませんが。)

期待値的には、 -0.8打としておきます。


3.2mのパットを決める

私は5フィート(約1.5m)以下をショートパットと認識していますので、2mはミドルレンジのパットの短い方という位置づけです。
1.5m以下は80%以上カップインできますが、2mとなると50%入れば良い方です。
ここの差は非常に大きい。

そして大多数の方が家のパッティング練習でマットで転がす距離が2mくらいの場合が多いです。2mの練習を熱心に行っているゴルファーがとても多い印象です。

猛練習に猛練習を重ねて、仮に2mが70%入るようになったと仮定します。(もちろん家のマットではラインが決まってますからもっと入るかもしれませんが、コースのラウンド中のお話です。)
実際にはそんなに確率上がらないと思いますし、そこまで上げるのは本当に至難の業だと思います。でも上がったとします。

2mのパットがラウンド中に現れるのは2ホールくらいでしょうか。
百歩譲って、3mのパットも10%くらいカップイン率が上がるとしましょう。現実には無理ですけど。それを入れてもせいぜい4ホールくらいでしょう、年間平均で考えますと。
パットはスコア直結ですから大きいですが、ものすごく上達しても、ワンピン(約2.8m)以上のパットはなかなか入りませんし、3.6m(約12フィート)以上のパットが4%を上回って改善することはまずありません。

期待値的には、最大でも -0.3打としておきます。


4.アイアンの精度の練習

これは非常に評価しにくいのですが、グリーンオンしたホールのうちのいくつかのホールでカップからワンクラブ以内に付けることができて、バーディなり、遠くからセーブするパーなりを獲れるショットがラウンドにどれくらいあるか?という観点で考えてみます。
18ホール中の7-8ホールでパーオンできている中の、ひとホールでワンクラブ以内に付けることができたら万々歳です。

私の場合ですと、ワンピンに付けてもカップイン率は30%くらいしかないと思いますが、こういったホールもひとホールくらい増えるかもしれません。
精度が上がればパーオンのホールの数自体が増えるかもしれませんね。

ワンピンより外の距離に乗ったパーオンは、どう頑張っても基本2パットです。
たまにまぐれで長いのがカップに飛び込みますが、そこは練習で増やせる類の減少ではないです。
(私の場合 個人的には、アイアンの精度を上げる方法論が分かりませんので、この部分には正直期待をしていません。これからプロテストを目指す研修生とかならいざ知らず、40年もプレーしてきてアイアンの精度が目覚ましく上がるということは考えにくいです。)

期待値的には、 -0.2打としておきます。


この4つの項目を、自分によりマッチした道具、ハイテクの道具に買い替えたりしたとして、そしてある種の猛練習を積んだとして、4項目の期待値分の改善を達成したとしてみましょう。
これ全部達成したら、かなりの上達だと思います。ホントに4つとも実現したらスクラッチプレイヤーになれちゃうんじゃないの?って思いますが...

合計のスコア削減の期待値としては、-1.5打程度です。
(全て最大限改善できたとしての期待値です。)

ええ?ってなりますよね。たったのそれっぽっち?
私もそう思いました。
でも、ここまでの計算と見積もりはそんなにおかしくないと思います。

じゃぁ、だとすれば、 ...ゴルフのスコアって、実はこの4つの項目以外のところで大きく増えちゃうんじゃないの?っていう結論がおのずから導き出されます。

その、4つの項目以外のところでスコア減らせば効率的なんだよね、ってことになりますね。

それはそれで朗報ではないでしょうか?

ーーー

以上の事実を意識して、そういった目で自分のラウンド内容をあらためて振り返って見てみますと...、

ラウンド中の大きなショットミスや小さなミス、さらにスイングだけではなくてクラブ選択ミス、距離の見積もりのミス、ラインの読みの間違い、風の読み間違い、自分の飛距離の認識の間違い、思っている弾道と実際の弾道の違いによる結果の違い、ライの観察不足、傾斜度合いの見積もりや認識の間違い、セットアップのズレ、スイングは狂っていないのにスイングを直そうとしてのショットの悪化、こうやって挙げて行けば、どんどんどんどん出てくると思います。

さらに心理面での不安さの暴露や、心理面からのショットミスも出ます。

ちょっと噛んだとか、薄く入ったとか、あるいは完璧に打ったと思ったのに手前のバンカーに捕まったとか、ショットはとても上手く打ったけどオーバーしたとか、いくらでもありますよね。シャンクしたとかも。

スコアって、実はそういうところで落としていると思うのです。

じゃぁどうすれば良いのか?

...そこを考えて、ゲームとしてのゴルフを耳と耳の間ですることこそが、ゴルフの醍醐味だと思うんですよね。

ーーー

逆説的に言いますと、上の4つの項目を練習で改善できて年間平均で -1.5打縮めることができるゴルファーは、その他の部分で挙げた大きいミス、小さいミス、いろんなジャッジメントも同時に上達するので、特にそこだけ改善しようっていう取り組みをしなくても自然に改善出来て行ってしまうんだと思います。

PING芸人さんが近々6ラウンド中で5ラウンドを70台で回っていらして、大幅にスコア改善なさっているのは、そこが自然にできていた証拠なのだろうと思っています。


一旦終了。
(具体的にスコアを効果的に減らす取り組みのアイディアに付きましては、思いついたときにvol.2、vol3として記事にしていけたらと思います。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私個人的には、もはや練習や鍛錬をしてゴルフ上手くなろうとしてはおりません。
年齢的なところもありますし、練習熱心でもありませんし、いまさら大幅なスイング改造とかしたら、ガタガタに崩れるだろうという予想ができます。
(現にうちのクラブの50歳代の研修会に入っている方で、大幅なスイング改造に突っ込んでしまって、スコア70台だったのが110ぐらい叩いたりするようになってしまってガタガタで建て直せない方も中にはいらっしゃいます。)

道具に関しましては、いきなり上手く使える道具を導入して使うようにしています 。

SIM Maxのウッド類とハイブリッド、アイアン類は(PXGには珍しい中空にもなってない)小ぶりのマッスルバックのアイアン、PW以外のウエッジ3本はEdelのウエッジで50、54、58°、パターはキャメロンのニューポート(PING Anser型)、っていう具合で、いわば平々凡々オーソドックスなラインナップになっています。

歩幅も普段通りで一定させて数字は中途半端なまま計算で対処、スイングやストロークのテンポも歩くテンポで一定させて飛ぶ飛ばないは出たボール任せにしてます。
つまり練習量は少ないままで、出来ることだけやって安定化を図る。 

現状持てるショットでラウンドして、どうやってコース攻略してスコア減らそうか?ということろの工夫に終始しています。
ですのでゴルフの腕は上手くなりません。
40年もゴルフやっていて、リフティングもできませんし、ロブショットをラウンドで使うことも全然ありません。

ラウンド中は、出来るショットで工夫してプレーしますが、安全策に徹するという訳でもなく時にはギャンブルして攻めてみたり、必要な時にはグッと抑えて1DKJしたり、ゲーム感覚で工夫を凝らして攻略法を探す、という楽しみ方です。

トップアマやプロになれるわけではないですが、現状できるショットやパットで楽しくラウンドできて変な脳内物質が出るのかアルファ波が出るのか分かりませんが、このいわばメディテーション効果によってストレスが解放されますので、ゴルフが私の生活のメンタル面の健康にとっては欠かせない存在です。
ヨガに似た効果じゃないかな、と思います。


私はスイングに関しましては、レッスンを受けたこともなければ、スイング理論を持っているわけでもなく、ただ単純に(特に練習が少なくても安定させるためには)自然体が一番と考えています。

スイングテンポは歩くテンポで打つのが一番安定すると思っています。歩測はいつも歩く歩幅で、たとえばショットに向けて構える時にもちょっとジャンプして着地したくらいの自分にとって自然な歩幅でスタンスします。

グリップは両手をだらんと垂らした時の手のひらの角度で緩くグリップして自分にとって自然な位置を決めます。

アプローチはボールを真ん中に据えて、足を揃えてそもそも体重移動できないようにして構え、結果として大きなダフリやトップを減らそうとしています。

スコアにこだわる必要性はないと思っていますが、上手くいって70台で回れますと、オールドマン・パーと戦ってる気がする(いつも負けてますが)のと、コース設計家と対話してる気持ちがしますので、毎回目指すところは+9打以内、一桁オーバーまでの81以下を目標にプレーします。やらかして80台後半になっちゃったりもしてしまうこともありますが。