7/19/2008

リンクス・アト・ヴィクトリア (ゴルフコース)


いやー、The Openではグレッグ・ノーマンが久々にすごいことになってますね。私はディビッド・デュバルを猛烈に応援します。(^^)

***

このコースは、以前ご紹介しましたリンクス・アト・サマーリィと違いまして、リンクスというよりは荒野のゴルフ場って感じです。(LA郡の運営ですのでまぁ仕方ない部分もあります。)

場所はNFLのサンディエゴ・チャージャーズの練習グラウンドがあるすぐそばで、隣がグッドイヤーの広告飛行船の発着場になっています。
郡営のテニスコートやソフトボール場、陸上トラックなどとコンプレックスになっていて、カジュアルな感じ。




設計はランチョ・サン・ホアキンと同じウイリアムF.ベルと言う人の手によります。
まぁどちらもアベレージゴルファーに優しい感じのセッティングですね。値段設定から言っても、ゴルフ人口の裾野を広げようって言う意図が感じられます。


Links at Victoria
http://www.linksatvictoria.com/


フェアウエイが広くて、どこまでも平らです。
ハザードもあまりありません。バンカーぐらい。
木もあんまり生えていませんしね、隣のホールからでも打てるケースが多々あります。

フェアウエイは一応リンクスっぽく硬いんですが、ところどころベアグラウンドみたいになっちゃってます。
ラフも芝が短くて、下の地面が硬いです。


コンペでしたので、Whiteティーでスタート。

コースレーティング: 70.8、スロープ: 117、パーは、36・36の72です。
(ここはGoldティーがWhite Teeより前にある変則的な並びをしています。)


Blueティーからだと、6,804y(コースレーティング: 71.3、スロープ: 116)と距離もそこそこあって、さえぎるものの無い風の強さとあいまって、簡単なコースな割にはハンディ以下で回ろうと思うと、けっこう骨があります。



OBの少なさ、ラフで長い芝にクラブを取られる事の無い楽さは、バンカーの状態が悪くてイメージどおりに出しにくいことを割り引いても、普段100前後打っているくらいのゴルファーにとっては、ベストスコアを出すチャンス十分のコースです。


今回は、年に3-4回特別参加させていただいている、日系企業のコンペ(この会社のコンペ自体は毎月行われていますが、私はなかなか都合が合わなくて、飛び飛びの参加をさせていただいています。)でして、バーディーによるスキンズもあるし、馬もあるし、ニアピン、ドラコンにもネットの順位にも景品があるし、普段日本の方々と接する機会がほとんど無い私にはとても楽しいコンペです。

大体いつも6組か7組のコンペで、ほぼスクラッチの方々も入ってますし、ニアピンも近いのが多いし、飛ばし屋もいてドラコンもなかなか取れませんから、大変ですけどね。

いつも私の目標は、ニアピンを1個取って帰ること。(笑)
いつもじゃないですけど、けっこう獲れちゃうんですよね。 得意かも。(^^;


ドラコンホールは、振ります。(笑)
こっちは滅多に取れませんけど。

マン振りっての、実は練習したこと無いんですが(コースでやることは成功率の高低はあれどもすべからく練習しておきべき、と思っている割には (^^;)、ドラコンホールでは、なんだよ、それ?!ってぐらい振ります。(笑)

その前のホールで、ドライバー使うべきホール・デザインじゃないのにドラコンホールに向けて調子出すためにドライバー打ったりするくらいです。(笑)

取れるとか取れないとか関係ありません。 ちょっと自分の距離へのポテンシャルに興味あるんです。(^^;
普段やりませんし。


今回のコンペは(コース状況から予想できましたが)案の定、ハンディ28の私の同伴者だった方が85(自己ベストだそうです)で回って、なんとネット57!(笑) で見事優勝、上位は軒並み(21-36の)ハイ・ハンディの方々でした。


3ヶ月前に同コンペで私が初優勝させていただいた時は、ネット71のわずか1アンダーだったんですけどね、あの日はBrookside No.1という(ずっと以前LAオープンが行われていた)コースの風とかコンディションにみなさん手こずったみたいで。
(普段のこのコンペの優勝者のスコアはいつもは大体ネット65ぐらいです。)


同じく同伴だったスクラッチプレイヤーの方が、1番ホールパー5でツーオン狙いに行き、ガードバンカーで5発打った時には目を疑いました。
砂は入っていて表層は柔らかいんですが、薄ーく入っていてすぐ下が固い土なんですね。

どうやら今日はバンカーには極力入れ無い方が良さそうです。

1   5  -  ⑤
2   4  +3  ①
3   4  -  4B
4   4  △  D22BL-U4(3パット)
5   3  -  ①
6   5    D3
7   4  -  ③
8   3  -  D8
9   4  -  U8S-②

10  5  -   U8
11  4  △   D3AL
12  4  ◯   ③
13  4  △   ②
14  3  △   D5
15  5  -   D12AL-②
16  3  -   12B
17  4  -   U16S-U②
18  4  △   U20AL-D③ 

42(15)・39(16)= 81(31)


風がけっこう強いのに、今日はピンの位置が、ガードバンカーのすぐ上とかの場合が多くって、ノックダウン・ショットが多用できませんでした。残念。

出だし6ホールは、ドライバーとユーティリティーが言う事聞いてくれなくて、往生しました。

1時間半早目にコースに行って、レンジで入念にウォームアップした時にはドライバーがすごく調子良かったのですけどね。 ・・・この辺がゴルフの難しいところです。(笑)


1番はなんとか4オンし、運良く5歩(3.5m)が入ってくれて事なきを得たのですが、2番ホールは左ベアグランドエリアからグリーンに乗らず、ウエッジを歯で打って往復ビンタ、グリーンサイドから転がし寄せて6オンワンパットでトリプル。このホールが非常に痛かったですね。(なんのために入念にウォームアップしたのか?! 時間早すぎたかな?(笑))

7番以降からはドライバーがそこそこ言う事を聞いてくれるようになりまして(笑)、ゴルフが落ち着いたんですが、かなり強い風の中、58度のウエッジでのアプローチが飛びすぎたりしてまたちょっと慌てたのが13番14番。

18番は、後半9ホールは2オーバーで来ていたので是非パーを取りたかったんですが、さすがに425yのパー4は簡単ではありません。2打目をガードバンカーに入れてしまって(本日の初バンカー)、そこからプチHRしてしまって20歩も残り、ボギーにしました。(笑)

なんかいつも悪いホールの解説ばっかりしていますが、反省を込めているのでしょうがないです。(笑)


今日のベストショットは12番のバーディパットと18番のボギーパット。

両方とも約3歩(2m10cmちょっと)の距離でしたが、「絶対に入れたい!」と思って打って、入れることが出来ました。(^^)
自分でとても嬉しかった点は、最近ボコボコ外していたショートパットを、とても粘り強く集中して打てたこと。


2歩(1.4m)から5歩(3.5m)の距離が13回ありまして、8回入りました。
外したのが5回ですが、2歩の距離は外していません。(最近1歩とかも外してましたからね。)


今後もこの調子でパターできるといいのですが。(まぁそうは行かないでしょう。でも、いい方向に向かっているとは思います。(^^))

(それにしても、とんとチップインしないなぁ。 アプローチ下手なのね・・・。)



7/16/2008

鉄道線路効果 (Train track effect)


アラインメント(セットアップ)の話です。
これも、デビッド・トムズがサミュエルLジャクソンにアドバイスしていた中のひとつです。


***

まず、ボールの真後ろに立って打つ方向を見て弾道をイメージしますね。

自分の球筋とか、風の影響とか考えてね。

ドローならドロー、フェードならフェードでもいいです。こう上がっていって、こういう風に落ちていってグリーンのあの辺りにランディングする・・・

それで、そのイメージした弾道に合わせて、ボールの少し先に目印を見つけます。
そう、あの葉っぱなんか丁度いいね。

で、こうしてもう一度よく見るでしょう?

でね、ここで(右打ちの人は)左に一歩移動するんですよ。

さっき見つけた目印とボールを結ぶラインとほぼ平行にラインをイメージするんです。2本の平行線ですね。グリーンの方まですーっと。

イメージできました?

これをね、“Train track effect”って言うんですよ。

方向性がぐっと良くなりますよ。

***


デビッド・トムズは“Train track effect”って言ってました。“Railroad track effect”じゃなくて。
電車が走っていくイメージまでしているのかも知れません。(←これは私のあてずっぽうです。(笑))

左に一歩移動するところがポイントですね。


いつものようにコースで試してみました。ちょっと目から鱗かも。(^^)

前置きしますね。

なんかね、ボールの先に目印を見つけるところまでは全員ほぼ同じことをやってると思うんですが、
(今週アメリカで活躍したマッシー倉本だったか誰かが昔言っていたので私は実践してやっていたんですが、)ティーインググラウンドが曲がった方を向いていたり、木がせり出していたりで構えてもどうもしっくり来ない時は、ボールの先だけじゃなくってボールの“後ろ”にも目印見つけるようにしていたんですね。


ボールと目印の2点よりも、ボールと目印と目印の3点で線を作った方が100-200y先の目標に対して誤差が小さく正確に線が引ける、ということです。

そういう意味では、ボールの先に二つ目印を見つけるのでも良いんです。
50cm先と90cm先とか。


これは試す価値ありますよ。試してみてください。前置きの余談ですが。


本題に戻りまして、

しかしそれでも構えにくいホールは構えにくい。

一歩左へ移動して、もう一本線を引きますね、イメージの中に。
最初にイメージしたのは弾道なんですけど、もうこの時点ではボールの先の目印も決まってますから、今度はまるで線路のような地面に走る2本線です。




これはねー、なんかいい感じしますねー。

具体的にどう“いい”って表現しにくいんですけれど、方向に対するイメージがしっかりしますね。
これはお奨めします。


具体的には、初心者の人にありがちな(というか未だに私にもありがちな)無意識に目標よりも右を向いてしまう傾向が修正されるような感じがします。

上の写真をみていただいても、こんなちょっとだけ左に視点がずれただけで、すんごい左に向かってる感じがしますよね?

お分かりいただけますでしょうか?



私に成果が恒久的に出るかどうかは、今後の楽しみにしたいと思います。(^^;

お試しになって、みなさんも感じたところを教えていただけましたら、幸いです。

7/13/2008

ランチョ・サン・ホアキン (ゴルフコース)


午後のラウンドです。

このコースはウイリアムFベルという人他の設計で、1964年設立です。私より1歳年下ですね。
全体に割合フラットなやさしめの設計ですが、太平洋に近い立地のため、かなり強い海風が吹き込みます。

夏場のロサンゼルス近郊はとても暑く、内陸に入れば入るほど灼熱に暑くなって来ます。まぁ、砂漠に近づいて行くんですから、それはそうか、と思います。(笑)

その点、このコースは風が難しくする分、風が涼しくて、夏の午後のラウンドにはいい感じです。


Rancho Sun Juaquin GC
http://rsj.americangolf.com/


このコースは、KIKUYUという独特の芝を使っています。ラフなんかをみますと、ちょっとぱりぱりっと硬い感じがする芝ですね。周辺には粘っこいティフトンとかベント芝のコースが多いので、ちょっと新鮮な感じがします。

あまり綺麗には見えません。


一緒に回った人達に合わせまして、Blue Teeを選択しました。

コースレーティング: 69.7、スロープ: 125、ってスコアカードには書いてありますが、何かの間違いじゃ無いでしょうかね?4年ぐらい前のコース案内の本にはスロープ112って書いてあります。
改装でもしたのかな?

ラウンドした感じでは、112の方が正しいような気がしました。


そして!
ここはかっこうの風対策ショットの練習日和じゃないですか!(^^)
ノックダウン、ノックダウン、と。(笑)



1   5  -  S2S
2   3  -  U12S
3   4  △  D7AL-U6BS-①(3パット)
4   4  -  U9A
5   5  -  DS12S
6   4  △  U4S
7   4  -  UU20AS
8   3  □  U4B
9   4  △  ◎

10  4  -   U5AL-②
11  4  -   D4S
12  5  △   D8BL-U②
13  3  △   D4S
14  4  -   D⑧
15  3  △   U12S-U8S-①(パットをダフリました{汗})
16  4  -   U3A
17  4  -   D4AL-U②
18  5  -   UD12BS 

41(18)・39(18)= 80(36)


うって変わって、ドライバーの調子が戻りました。(^^)
私の場合、そうなるとアイアンも調子いいです。

ショットの調子からすれば、パットとグリーン周りの寄せがあまり冴えず、バーディーも奪えず、スコアに多少不満の残る出来でしたが、午前中の調子悪さを思えば天国です。(笑)


このコースにある池がらみのホールは6つ全部、“曲げなければ”入らないデザインです。当たり前に池越えのグリーンというのはありませんでした。

8番パー3でのダボは、ティーショットをショートして、さらに2回チップショットをショートして4歩が入らなかったいわゆる素ダボです。

自分に腹立つ。(笑)


振り返ってみますと、パットをやたらにショートしてますね。
あんまり気にしてなかったなぁ。

ロス・コヨーーテズでも14歩を8歩残すとかやっちゃってますけど、こっちでも7歩を6歩残すとか、12歩を8歩残すとか、ぐだぐだなことやってますね。(^^;


ベスト・ショットは5番パー5のサードショットです。

フェアウエイバンカーからのセカンドショットは6番でレイアップしたのですが、これがかなり右へ飛び出してしまい、わざわざ行きたくない池の手前に。
行ってみますと、ピンの位置は中ほどの半島部分にそびえ立つ2本の大きな大きなヤシの木の真後ろ後方で、ブラインド。

しかも完全な池越えの残り160yぐらい。

刻みも考えましたが、思い切って5番アイアンで大きくフックで回して狙ってみました。
グリーンへのランディングの様子はヤシの木の陰で完全には見えなかったんですが、いい感じで飛んで行きました。(^^)

12歩に付いていましたので、上出来です♪



一緒に回った人の中の当日シングルで入ってきたネイサンという名前の人は、とてもいいプレイヤーでした。

ハンチング帽を被っていて、洒落ていまして。
身長は176cmくらいで細身の体なんですが、もんのすごく飛ぶんです。

18番のパー5では残り距離から計算すると317y飛ばしてましたからね。
全然打ち下ろしてないフラットですよ?(笑)

でも方向性がいいとは言えないので、ティーショットにはユーティリティーを多用していました。

スイングも綺麗だし感じも良いし、いいゴルファーでしたよ。
(おもわず連絡先を聞きました。(笑))


私常々思っているんですが、ものすごく飛ぶスイングって言うのは、すべからくいいスイングですよね。