1/12/2009
英語シリーズ 第5回(ダフる)
お友達の下総の彦十さんのところで、「ダッファー」「ダフる」という言葉の意味が解説されていました。
これにインスパイアされまして、しばらく忘れ去られていた(私が忘れていただけなんですが(^^;)、英語シリーズ第5弾を書いてみようと思います。
(ご参考の過去ログ・リンク)
第1回: Good Drive!!
第2回: いやん、バンカー!
第3回: パットのOKを英語で
第4回: ゴルフ・ジョーク2本
なお、私の学んだ英語は基本的に、西海岸のロサンゼルス中心の南カリフォルニア地域の米語が中心です。
彦十さんのところのコメントに書いたのですが、英語で「ダフる」は、一般的には“got fat”とか、“hit the ground”と言います。 Chunkyって言うこともありますね。
“got fat”が非常に一般的で使用範囲も広いです。
ちなみに“duff”るという表現は、英国のものらしいですね。
ヨーロッパ系の人が多い東海岸では使われているかも知れませんが、西海岸の米語ではまるで耳にしません。
あるいは別の表現では、“dug in front of the ball(ボールの手前を掘った)”とか、“fought with the earth(地球と戦った)”とか(笑)、まぁいろいろと表現はあります。
日本語みたいに便利で短い「“ど”ダフった」みたいな強調表現が無いんですが、“got really fat”とか、“extremely(めちゃめちゃ)”とか“ridiculously(ばかげたほど)”とか、強調表現の単語を挟みます。
それと基本的には、厚みを表す“thick(厚い)/ thin(薄い)”を使って表現されます。
“got fat really thick”と言うと、「すんげぇダフった」ということになります。
では逆にトップする方はどう言うのか?
topの動詞用法で、“I topped it”とは、実は言うには言うのですが、あまり頻繁には使われません。
トップスピンがかかるような、“hit over the top (of the ball)”と表現されるような、それこそ「どトップしたボール」に使われる表現です。
通常の程度の軽いトップは、“got thin”が一般的です。“got fat”の対ですね。
fat(太った) <---> thin(細い)
(ちなみに、thick(厚い)の対も、thin(薄い)です。)
他の表現としましては、“sculled (手で漕ぐオールの一種) it”とか“bladed (ブレード(刃)) it”なんていう表現もあります。リーディングエッジで打って、すっ飛んで行っちゃうボールのイメージです。
ですから、「ハーフ・トップ」という言い方はありませんで、“thin”と表現します。
そう書いていて、はて?と思いましたが、
日本で使われるところの、「薄めに入った」、「厚く入った」っていう表現はどうなるんでしょう?
私がたぶんよく把握できていないのですが、「薄めに入った」というのは決して「軽い度合いでトップ」したということではないんですよね?
しっかり球が捕まらなくて、飛距離が落ちたという意味だとすれば、“off of the sweet spot(芯を外した)”という感じになるのでしょうか?
また、「厚く入った」と、「少し噛んだ」というのは同じ意味ですか?(たぶん微妙に違うのかな?)
同じであるとすれば、米語の“thick”とは非常に近い意味になりますね。
なんか日本語って、「右にふける」とか、「こする」とか、微妙なニュアンスの表現が豊富ですよね。(^^)
自分が、“日本語”の「薄い/厚い」という表現を、何となくで聞いていて、厳密にはキチンと把握していなかったことを認識してしまいました。(x_x;
どなたかご親切な方、よろしかったら↑の日本語の意味をコメントで教えていただけますでしょうか?(これはゴルフ歴20数年にしては恥ずかしいかも。(x_x;)
それに基づきまして、
米語で表現はあるのか?
あればどう言うのか?
などのリサーチをして、後々にまた報告してみたいと思います。m(__)m
1/09/2009
バンブル・ビー(裁定集から-1)
裁定集は読んでて面白いですよ、ってことを書いたんですが、自分でも体験した具体例がありましたので、ご紹介します。
これは、先日のTPC バレンシアでのラウンド中に起きました。
ちょうど裁定集を読んで覚えていた事例でしたので、適切に処置が出来ました。(読んでいても覚えていない事項も多かったりしてえらそうなことは言えないのですが。(^^;)
ことが起きたのは、1番ホールです。
でもこの日は8番からのスタートでしたので、12ホール目での出来事だということになります。
このホールのレイアウトは、ヤーデージ・ブックではこうなっています。↓
青ティーからは389yのパー4で、スタートホールにふさわしく、プレイヤーに不必要なプレッシャーを与えず清清しくスタートできるように考えられた、割合に広々としたフェアウエイへと豪快に打ち下ろしていける、とても見晴らしのいいホールです。
たまたまティーからの写真も撮っていましたので、ご紹介しますね。↓
左サイドに見えるフェアウエイ・バンカーは青ティーから248yで手前の縁まで届くとヤーデージブックに書いてありますので、大きさを考慮すれば私のドライバーではビンゴで捕まる距離です。
とはいえ、このバンカーの左は写真からも想像に難くない通り自然保護区域に一直線で下ってしまいますので、設計的には救済バンカー的な意味合いも強いかと思います。
あごが浅くてグリーン狙えますしね。
グリーン左手前にはガードバンカーがありますし、ホール全体が左に傾いておりますので、フェアウエイのやや右サイドに打って行きたいところではあります。
私の計画では、右サイドの木(ヤーデージブックにも描かれている木です)の張り出した枝の左端辺りを通過する普段のドローボールで打っていくつもりだったのですが、なかなか計画通りには行きません。(笑)
ヒール気味に打ったボールは予定より左方向のちょうど遠くに見えているガードバンカーぐらいの方向に飛び出しまして、そこからくっくっと微妙にフェードしまして。
狙う予定だった張り出した枝の左端辺りへバウンドしたのですが、木の根元の茶色いウッドチップ・エリアに向かってフェアウエイはすり鉢状に凹んでいまして、フェアウエイにバウンドしたあと、木の根元の結構近くまで吸い寄せられてしまいました。
ヒール寄りでしたので、飛距離も失って打ち下ろしなのに245yぐらいしか出なかったんですね。
計画では、いいショットが打てれば残り110yぐらいの、ヤーデージブックで言いますと、102・ って書いてある地点と ・117って書いている地点の間ぐらいのところに行くつもりでいたんですが。
ま、いつも上手くは行きませんわね、私の実力ですから。(^^;
それでボールの所に行ってみますと、木よりはグリーン寄りの茶色い部分にありまして、木の左側ですし、右打ちの私には、グリーンに打っていくにはさほど支障の無いライにありました。
目の前のすり鉢のマウンドは越えて打たなければならないのですが。
ところがですね、木の幹の下の方に穴が空いておりまして、Bumble Bee(蜂)がたくさんブンブン飛び回っていたんです。
で、まさにこの状況が裁定集に掲載されています。
↓
***
(第3章) 1-4/10 危険な状況;ガラガラヘビや蜂がプレーの妨げとなる
質問: プレーするには危険な状態の所(例えば、ガラガラヘビや蜂の巣の近く)に球が止まった場合、プレーヤーは、①球をあるがままの状態でプレーする、②適用できれば、規則26(ウォーターハザード)または規則28(アンプレヤブルの球)に基づいて処置することの他に、何か選択肢はないか。
回答: ある。そのような危険な状況の所であるがままにプレーすることをプレーヤーに期待することは道理に合わないし、また規則26(ウォーターハザード)または規則28(アンプレヤブルの球)に基づいてプレーヤーに1打の罰を課すことを求めるのもフェアではない。
公正の理念(規則1-4)にしたがって、プレーヤーは追加の選択肢として、危険でない場所で、ホールに近づかず、しかも球の止まっていた箇所に最も近い所に球を罰なしにドロップすることができる。
球がハザード内にあった場合は、できれば同じハザード内に(もしそれが不可能ならば、近くの似たようなハザード内に)ドロップすべきであるが、いずれの場合もホールに近づいてはならない。ハザード内に球をドロップできるそのような場所がない場合、プレーヤーはホールと球のあった箇所とを結んだ線上でそのハザードの後方に、1打の罰のもとに球をドロップすることができる。
その危険な状況以外のものによる障害のためにストロークを行うことが明らかに無理な場合、またはその危険な状況による障害が不必要に異常なスタンスやスイングやプレーの方向をとることによってだけ生じるような場合、プレーヤーは前記の救済を受けることはできないが、適用できる場合に規則26または規則28に基づいて処置することは認められる。
***
(ちなみに、次の1-4/11に書かれていますが、うるしや、さぼてん、いらくさといった植物の茂みで危険な状況には適用されません。)
そういう訳で私は、茶色いエリアの一番左にグリーンに近付かない範囲でドロップする位置を決めてティーでマークをし、(ボールを池から拾う道具で(笑))ボールをピックアップしまして、『罰打無し』でドロップして打ちました。
この時、スタンスは緑色の区域に乗るぐらいまで左に避難したのですが、ボールは茶色い区域です。
蜂は飛び回りますので、どこまで離れれば“危険でない場所”かは、判断の難しいところですが、元のボール位置と同様のライになる茶色い区域の外まで避難する訳には行きませんので、妥当な措置をとったと思います。
150yぐらいで、目の前のマウンドをクリアして打ち下ろしです。
8番アイアンで届きそうな距離ですが、上の枝にかからないよう、6番アイアンでノックダウン・ショット気味に低くハーフショットしました。
結果として、たまたま運良くカップの右手前3歩に付いてくれてバーディーが取れたって訳です。
裁定集はUSGAとR&Aの発行のものの直訳ですので、米国らしく『ガラガラヘビ』が例に出ていて、なんかちょっと可笑しいです。
日本版なら、さしずめマムシですよね。(^^)
この前のドス・ラゴスのコースにも、普通にガラガラヘビ注意の看板が立ってましたからね。(笑)
他にも、こんな裁定があったりしますから、使用ボールを日本でも人気のあるTitlelistのPro V1xあたりにしとこうかなー、なんてムシのいいことも考えちゃったりしますね。(笑)
(行動するまではまだ行かないですけど。)
↓
***
5-1/5 他のプレーヤーから球を借りることはできるか
質問: 正規のラウンド中に手持ちの球を全部使い果たした場合、プレーヤーは他のプレーヤーから球を借りることができるか。
回答: 借りることができる。規則4-4aはプレーヤーがコース上でプレーしている他のプレーヤーからクラブを借りることを禁止しているが、他の用具(例えば、球やタオル、手袋、ティーペッグなど)を他のプレーヤーや局外者から借りることは禁止していない。
付属規則Ⅰのワンボール条件を採用している場合は、プレーヤーはワンボール条件で求められている同じブランド・同じタイプの球を借りなければならない。
***
ねー、ボールがおんなじじゃないと、借りられないでしょ?(笑)
今後も、時々面白い事例に出くわしたらアップして行こうと思います。(^^)
おまけ:
私は普段は英語版を読んでいまして、JGAの翻訳の忠実振りには舌を巻いておりますが、それで気が付いたことがありました。
この翻訳なんか、英語の意味を咀嚼してよく補足解説して訳されています。
16-2/3 Casting Shadow on Ball Overhanging Hole
(16-2/3 ホールのふちからせり出して止まっている球を、自分の影の中に入れてホールインさせようとする)
それでも、続く質問内容と回答(16-2/3)をよく読まないと意味わかんないでしょ?(笑)
ところが気が付きましたのは、
英語版のUSGAの裁定集では、裁定集の発行後に、訂正が行われているんです。13-4/38です。
http://www.usga.org/news/2008/January/decision13.html
JGAの日本語版には、13-4/38の回答の2段落目の訂正の部分が「訂正」されるのではなくて、まるまる削除されていますねぇ。
なんでだろ?
これは、先日のTPC バレンシアでのラウンド中に起きました。
ちょうど裁定集を読んで覚えていた事例でしたので、適切に処置が出来ました。(読んでいても覚えていない事項も多かったりしてえらそうなことは言えないのですが。(^^;)
ことが起きたのは、1番ホールです。
でもこの日は8番からのスタートでしたので、12ホール目での出来事だということになります。
このホールのレイアウトは、ヤーデージ・ブックではこうなっています。↓
画像をクリックで拡大します。
青ティーからは389yのパー4で、スタートホールにふさわしく、プレイヤーに不必要なプレッシャーを与えず清清しくスタートできるように考えられた、割合に広々としたフェアウエイへと豪快に打ち下ろしていける、とても見晴らしのいいホールです。
たまたまティーからの写真も撮っていましたので、ご紹介しますね。↓
画像をクリックで拡大します。
左サイドに見えるフェアウエイ・バンカーは青ティーから248yで手前の縁まで届くとヤーデージブックに書いてありますので、大きさを考慮すれば私のドライバーではビンゴで捕まる距離です。
とはいえ、このバンカーの左は写真からも想像に難くない通り自然保護区域に一直線で下ってしまいますので、設計的には救済バンカー的な意味合いも強いかと思います。
あごが浅くてグリーン狙えますしね。
グリーン左手前にはガードバンカーがありますし、ホール全体が左に傾いておりますので、フェアウエイのやや右サイドに打って行きたいところではあります。
私の計画では、右サイドの木(ヤーデージブックにも描かれている木です)の張り出した枝の左端辺りを通過する普段のドローボールで打っていくつもりだったのですが、なかなか計画通りには行きません。(笑)
ヒール気味に打ったボールは予定より左方向のちょうど遠くに見えているガードバンカーぐらいの方向に飛び出しまして、そこからくっくっと微妙にフェードしまして。
狙う予定だった張り出した枝の左端辺りへバウンドしたのですが、木の根元の茶色いウッドチップ・エリアに向かってフェアウエイはすり鉢状に凹んでいまして、フェアウエイにバウンドしたあと、木の根元の結構近くまで吸い寄せられてしまいました。
ヒール寄りでしたので、飛距離も失って打ち下ろしなのに245yぐらいしか出なかったんですね。
計画では、いいショットが打てれば残り110yぐらいの、ヤーデージブックで言いますと、102・ って書いてある地点と ・117って書いている地点の間ぐらいのところに行くつもりでいたんですが。
ま、いつも上手くは行きませんわね、私の実力ですから。(^^;
それでボールの所に行ってみますと、木よりはグリーン寄りの茶色い部分にありまして、木の左側ですし、右打ちの私には、グリーンに打っていくにはさほど支障の無いライにありました。
目の前のすり鉢のマウンドは越えて打たなければならないのですが。
ところがですね、木の幹の下の方に穴が空いておりまして、Bumble Bee(蜂)がたくさんブンブン飛び回っていたんです。
で、まさにこの状況が裁定集に掲載されています。
↓
***
(第3章) 1-4/10 危険な状況;ガラガラヘビや蜂がプレーの妨げとなる
質問: プレーするには危険な状態の所(例えば、ガラガラヘビや蜂の巣の近く)に球が止まった場合、プレーヤーは、①球をあるがままの状態でプレーする、②適用できれば、規則26(ウォーターハザード)または規則28(アンプレヤブルの球)に基づいて処置することの他に、何か選択肢はないか。
回答: ある。そのような危険な状況の所であるがままにプレーすることをプレーヤーに期待することは道理に合わないし、また規則26(ウォーターハザード)または規則28(アンプレヤブルの球)に基づいてプレーヤーに1打の罰を課すことを求めるのもフェアではない。
公正の理念(規則1-4)にしたがって、プレーヤーは追加の選択肢として、危険でない場所で、ホールに近づかず、しかも球の止まっていた箇所に最も近い所に球を罰なしにドロップすることができる。
球がハザード内にあった場合は、できれば同じハザード内に(もしそれが不可能ならば、近くの似たようなハザード内に)ドロップすべきであるが、いずれの場合もホールに近づいてはならない。ハザード内に球をドロップできるそのような場所がない場合、プレーヤーはホールと球のあった箇所とを結んだ線上でそのハザードの後方に、1打の罰のもとに球をドロップすることができる。
その危険な状況以外のものによる障害のためにストロークを行うことが明らかに無理な場合、またはその危険な状況による障害が不必要に異常なスタンスやスイングやプレーの方向をとることによってだけ生じるような場合、プレーヤーは前記の救済を受けることはできないが、適用できる場合に規則26または規則28に基づいて処置することは認められる。
***
(ちなみに、次の1-4/11に書かれていますが、うるしや、さぼてん、いらくさといった植物の茂みで危険な状況には適用されません。)
そういう訳で私は、茶色いエリアの一番左にグリーンに近付かない範囲でドロップする位置を決めてティーでマークをし、(ボールを池から拾う道具で(笑))ボールをピックアップしまして、『罰打無し』でドロップして打ちました。
この時、スタンスは緑色の区域に乗るぐらいまで左に避難したのですが、ボールは茶色い区域です。
蜂は飛び回りますので、どこまで離れれば“危険でない場所”かは、判断の難しいところですが、元のボール位置と同様のライになる茶色い区域の外まで避難する訳には行きませんので、妥当な措置をとったと思います。
150yぐらいで、目の前のマウンドをクリアして打ち下ろしです。
8番アイアンで届きそうな距離ですが、上の枝にかからないよう、6番アイアンでノックダウン・ショット気味に低くハーフショットしました。
結果として、たまたま運良くカップの右手前3歩に付いてくれてバーディーが取れたって訳です。
裁定集はUSGAとR&Aの発行のものの直訳ですので、米国らしく『ガラガラヘビ』が例に出ていて、なんかちょっと可笑しいです。
日本版なら、さしずめマムシですよね。(^^)
この前のドス・ラゴスのコースにも、普通にガラガラヘビ注意の看板が立ってましたからね。(笑)
他にも、こんな裁定があったりしますから、使用ボールを日本でも人気のあるTitlelistのPro V1xあたりにしとこうかなー、なんてムシのいいことも考えちゃったりしますね。(笑)
(行動するまではまだ行かないですけど。)
↓
***
5-1/5 他のプレーヤーから球を借りることはできるか
質問: 正規のラウンド中に手持ちの球を全部使い果たした場合、プレーヤーは他のプレーヤーから球を借りることができるか。
回答: 借りることができる。規則4-4aはプレーヤーがコース上でプレーしている他のプレーヤーからクラブを借りることを禁止しているが、他の用具(例えば、球やタオル、手袋、ティーペッグなど)を他のプレーヤーや局外者から借りることは禁止していない。
付属規則Ⅰのワンボール条件を採用している場合は、プレーヤーはワンボール条件で求められている同じブランド・同じタイプの球を借りなければならない。
***
ねー、ボールがおんなじじゃないと、借りられないでしょ?(笑)
今後も、時々面白い事例に出くわしたらアップして行こうと思います。(^^)
おまけ:
私は普段は英語版を読んでいまして、JGAの翻訳の忠実振りには舌を巻いておりますが、それで気が付いたことがありました。
この翻訳なんか、英語の意味を咀嚼してよく補足解説して訳されています。
16-2/3 Casting Shadow on Ball Overhanging Hole
(16-2/3 ホールのふちからせり出して止まっている球を、自分の影の中に入れてホールインさせようとする)
それでも、続く質問内容と回答(16-2/3)をよく読まないと意味わかんないでしょ?(笑)
ところが気が付きましたのは、
英語版のUSGAの裁定集では、裁定集の発行後に、訂正が行われているんです。13-4/38です。
http://www.usga.org/news/2008/January/decision13.html
JGAの日本語版には、13-4/38の回答の2段落目の訂正の部分が「訂正」されるのではなくて、まるまる削除されていますねぇ。
なんでだろ?
1/07/2009
米国ゴルフ場事情-1
題名ほど大げさな話ではなくて恐縮です。(^^;
気が付いた事をいくつか、思いついたときにアップしてみようと思います。
前回の記事で、珍しくイン(バック9)からラウンドした、と書いたのですが、これは米国(私が知るのはロサンゼルス界隈ですが。)では本当に珍しいです。
18ホール、スルーでラウンドするのが一般的なんですよね。
全員が1番からスタートして、18番までスルーでプレーします。
昼食は、あくまでもサンドイッチやホットドッグなどの軽食や飲み物をを買い、ティーイング・グランドでの待ち時間などを利用して済ませます。
これは実は、本来、ゴルフ規則第3章の規則6-8に規定されているんですよね。
競技の場合は、特に、この規則に従うべきです。
裁定集にも、9ホールを終えて45分間TVでゴルフ中継を観戦したケースが書かれています。(なんと競技失格ですよ。(x_x))
↓
裁定集(規則第3章6-8a/1)
この裁定集は、英語で書かれて居るものをJGAが出来るだけ原文に忠実に訳したもので、4,000円で売られていますが、なんと4,000円もするものを、JGAではただで全文web公開してくれているんですね。
なんといういいサービス!♡
激しく脱線しますが(^^;、JGAはJGAにおける裁定集も独自で出しておりまして、こちらも800円で売られているものを、全文web公開してくれています。
私は、英語版の裁定集を購入して持っておりまして、時々拾い読みしているのですが、書いてある事項はどれも興味深く面白くて、読みながらニヤニヤしてしまいます。(笑)
これです。 ↓
Decisions on The Rules of Golf(2008-2009)
余談ついでですが、私の経験的な意見を書きますと、裁定集を読んでおくと楽しくルールに精通出来まして、スコア・アップのために非常に役に立つと思います。(^^)
規定集(いわゆるルールブック)は、読んでも意味が分かりにくく、覚えられないのでお奨めではないです。ちっちゃくてキャディバッグに忍ばせるにはいいのですが。
裁定集をお買い求めください。
もしくは、全部プリントアウトして自分で束にしてもいいかも知れませんけど、非常に分厚くなってしまいます。
話を戻しますが(笑)、もちろん、競技委員会が決めれば、アウトとイン(フロント9とバック9)の間に1時間の昼食タイムを取るのもありかも知んないんですが、ゴルフ本来の精神には“のっとっていない”訳です。
日本でも、ゴルフ場によっては競技会の時にはキチンとスループレイをやっているところも少なく無いでしょうね。
で、ようやく本題に戻りますが(^^;、
全員が18ホール・スループレイでは、1日に入れるお客さん数が減ってしまうではないか?という事になるんですが、実はそうでもないんです。
朝早いスタートでは、バック9だけをプレーするお客さんを入れるんです。
バック9のお客さんがプレーし終える頃、フロント9を終えたお客さんがバック9にやってくる、というタイミングにします。
夕方バック9よりも先に空いてしまうフロント9も、実は埋まります。
どこのゴルフ場も、“Twilight tee time”というのを設定しておりまして、グリーンフィーを値引きして提供しているのです。
“Twilight”は、上手く行けば18ホール回れるかもしれない時間から始まって、どう見ても9ホールぐらいしか回れない時間(Super Twilight)までスタートできます。
コースに拠るんですが、夏場は3時・4時以降、冬場は1時・2時以降というのが一般的です。
特に夏場の夕方スタートは、猛暑を避ける意味でも人気です。例え18ホール終えられなかったとしても、グリーンフィーが半額近い値段ですからね。(^^)
家がコースから近いお客さんやホテルに宿泊しているお客さんなら、喜んで9ホールを約半額でプレーするんじゃないでしょうか。日本でも。
9ホールをプレーする人を上手く集められれば、アウトとインの両方からスタートする日本のゴルフ場のやり方と同じ人数は入れられるはずですよね?
もっと言えば、長い昼食時間やお風呂の時間がない分、一人一人のお客さんがゴルフ場に居る時間はぐっと短くなります。
行き帰りの時間も考えますと、残される家族にとってはその方がずっとありがたい、ってこともあるんじゃ無いでしょうか。
日本のゴルフ場の問題は、グリーンフィーそのものよりも昼食や飲み物やその他キャディフィーなどの収入に頼る収益構造にあるのでは?と思いました。
(とはいえ、私はゴルフ場で入るお風呂が好きでして、今はちょっと寂しい思いをしておりますが。(笑))
もうひとつ、
ゴルフ場が主催するコンペ(英語ではtournamentと言います。)は、ショットガン形式によるものが多いです。
各ホールで一斉にスタートし、全員が約4-5時間で終了するので、夏場でしたら約144人のコンペを午前午後の2回行ったり出来ます。合計288人。
こうしたコンペは、大抵月曜日とかに開催されます。
日本と同様、4-6組くらいの、個人的なコンペも盛んです。
これはもう、日本とほぼおんなじで、ニアピン、ドラコン、ベスグロなどを表彰して景品を出しますが、ぺリアやダブルペリア方式での競技はほとんど見受けません。
今書いていて思ったんですが、日本でも例えば千葉県のゴルフ銀座の只中にあるコースとかでこれをやったら上手く行きませんかね?
18番ホールのグリーン周辺だけでも照明設備を付ければ16人はラウンドアウトできる人を増やせます。
近隣のコースで18ホールをプレーし終えたお客さんを拾えたりするかも知れませんし、近隣のコースで18ホールプレーする前の早朝のお客さんだって場合によっては拾えるかも知れませんよね?
毎週月曜日は、72名-144名ぐらいのオープントーナメントにして、景品出して。
全員ほぼ同時にラウンドを終えますから、ラウンド後の表彰式にもすぐ入れます。
軽食だって、(スキー場値段にして)ホットドッグで400円も取ればぼろ儲けでしょう。
外でラウンドしながら食べると、なんでも美味しいんですよ。(笑)
まぁ、妄想はこのくらいにしておきます。(^^;
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