11/19/2009

ザ・キウイ・チャレンジ


先週末の日曜日にNBCで放送されていたのをTVで観たのですが、なにやらすごいコースで若手4人がプレーしていて、思わず見入りました。

日本でも放送ありましたでしょうか?


賞金も総額200万ドルで優勝賞金は100万ドルとかの高額賞金が掛かっていますし(同じ週にロレーナ・オチョア・インビテーショナルで初優勝したミシェル・ウィーの優勝賞金が22万ドルでしたからね)、

ゴルフ・チャンネルではなくてNBCで放送するあたりかなり力が入っていると思うのですが、この時期の土・日は、カレッジ・フットボールとNFLのフットボールに重なるため、全国ネットのNBCとは言え視聴率はそれほど取れていないんだろうと思います・・・。
(どうやら、昨年から開催されていたようです。)


かなりのゴルフ好きを自認している私でも去年は気が付かずに過ぎてました。(そう言えばハンター・メイハムが去年のこの時期なんか勝ったような記憶はあったような気が・・・。(^^;)


The Kiwi Challengehttp://www.thekiwichallenge.com/


でねー、すごいんですよこれが!

画像をクリックでリンクしてます。


ぺブルビーチや川奈のコースにときめいてしまう私としては、この写真1枚見ただけでもブルッと来ました。(^^)

上の写真は、日曜日のトーナメント会場となるニュージーランドのケープ・キッドナッパーズのサイトのものです。

Cape Kidnappers
http://www.capekidnappers.com/


土曜日は、同じ系列のカウリ・クリフスで行われ、プレイヤー4人はヘリコプターで移動して2日目を戦います。

Kauri Cliffs
http://www.kauricliffs.com/


私にはいまいちフォーマットとか位置づけとかがよく分かっていないのですが、30歳未満(20代)の最強プレイヤーを決定する、とかの2日間競技なんだそうです。

「チャレンジ」とか名前が付いていますが、PGAヨーロピアン・ツアーの下部組織、「チャレンジ・ツアー」とはまるで関係無いようです。


昨年はハンター・メイハム、アンソニー・キム、ブラント・スネデガー、オーストラリアのアダム・スコットの4人で競われ、ハンター・メイハムが優勝賞金150万ドルを手にしました。

2009年は、上位二人ハンター・メイハムとアンソニー・キムが再参加、残り二人は入れ替わりでショーン・オヘアーとコロンビアのカミロ・ビジェガスが招待されて、この4人で行われまして、ショーン・オヘアーを辛くも抑えてアンソニー・キムが優勝しました。


上の写真の辺りの2日目後半のホールの数々は、海風が吹くと今勢いのある若手4人にとってもさすがに難しくなるようで、次々にトラブルショットに見舞われていました。

4人でラウンドしているだけに、(どうしてもグリーンが中心になってしまう通常のトーナメントと異なり)中継を見ていてもコースの隅々、全部のショットがオンエアーされる感じで、TV観戦としてもエンターテイメント性の高いトーナメントだと思いました。

ケープ・キッドナッパーズは、この見た目にも美しいけど明らかに難しいパー71ですが、その上距離も長くて7,187yで設定され、相当の難コースと見ました。
でも、優勝する人はアンダーで回っちゃうんですよねー。



ケープ・キッドナッパーズのコース設計はフロリダのTom Doak氏で2004年に開場したコースだそうですが、ロンドンのデイリー・テレグラフ紙のランキングでは世界ナンバー1に選出され、我々にも馴染みの深いゴルフ・マガシン誌のランキングでもすでに36位に、ゴルフ・マガシン誌の過去50年に造成されたコースのランキングでは4位に選出されているそうです。


11/18/2009

パッティング動画-3


16フィート以下のパットという記事のフォローアップのような形になります。


実際に練習してみて、2フィートおきにボールを置くことの無理に気が付きました。(^^;
従いまして、先だっての記事の私の基準に置き換えた表は、

2フィートは、 6センチのテークバックで打つ、
4フィートは、 9センチのテークバックで打つ、
6フィートは、12センチのテークバックで打つ、
8フィートは、15センチ、
10フィートは、18センチ、
12フィートは、21センチ、
14フィートは、24センチ、
16フィートは、27センチのテークバックで打つ、

でしたが、
より具体的な私の基準に置き換えた表は、

1歩(0.7m)は、 6.5センチのテークバックで打つ、
2歩(1.4m)は、10センチのテークバックで打つ、
3歩(2.1m)は、13.5センチのテークバックで打つ、
4歩(2.8m)は、17センチ、
5歩(3.5m)は、20.5センチ、
6歩(4.2m)は、24センチ、
7歩(4.9m)は、27.5センチのテークバックで打つ、


ということに、微修正いたします。


で、下向いて構えてるときに目に入るもので大体のストローク幅を分かるようにしておきます。

1歩: 6.5センチは、大体[ボール+パターヘッドの幅]ぐらい。
2歩: 10センチは、靴の幅の広いとこぐらい。
3歩: 13.5センチは、[靴の幅+ボール幅1個分弱]
4歩: 17センチは、スタンス幅でほぼ[ボールから右足ひざ(ズボン)の内側]ぐらい。
5歩: 20.5センチは、靴幅2個ぐらい。
6歩: 24センチは、[靴幅2個+ボール幅1個分弱]
7歩: 27.5センチは、いつものスタンス幅でほぼ[ボールから右足靴の内側まで]ぐらい。


このくらい具体的にしておけば、ノリさん方式に少し近付けるでしょう。(^^)


ここでの目的は、16フィート以下の距離のコントロールということで、実際には距離のコントロールというよりはむしろ、ショートパットの距離をより正確にコントロールすることによってショートパットの距離でも曲がるラインをキチンと把握して打ち、曲がり幅は打つスピードで違ってくるようなケースに強くなりたい。

そのために、フィニッシュの重要性 (パッティング)の記事で掲げた、フィニッシュを止めて潜在意識に働きかけフィードバックをかけて脳にイメージさせて改善につなげる、ということをやろうとしています。

今までの私のデジタルパットは、3パットを撲滅することがメインテーマでしたが(これからもそうですが)、16フィート以内の比較的短い距離のパットの1パット率を増やしたい、という意味では、一歩進んだ取り組みということになります。(^^)


まずは2mぐらいの、しかし「カップを外して狙うくらい曲がるパット」を“カップインさせる”ように練習することを中心に、練習グリーンに行くチャンスがある度に練習をしようと思います。



***

ということで、パッティング動画-2以来となる動画を撮ってみました。(^^;

例によって、ストロークの部分だけ1/7の再生スピードにスーパースロー化してあります。



ラジオで大好きなチャージャーズ戦を聞きながら練習グリーンにだけ、息子連れで遊びに行って撮った動画でして、いい塩梅にあんまり集中できているとは言い難い状態でパッティングをしています。(笑)
(このとき彼は、カメラ後方で地面に打ち込んだティーペグをてこの原理でグリーンフォークと別のティーペグを使って引き抜いたりしてで遊んでおりました。(笑))


この時はまだ、本記事を書く前でしたので、6フィート(約1m83cm)を単なる目分量で12cmのテークバックで打とうとしていたのだったと思います。

1つ目のストロークでややテークバックが小さくて微妙にショートしてしまったので、2つ目のボールの時のストロークでは“無意識に”テークバックを少し大きくしています。
逆にフォロースルーが少し小さくなっているのも、無意識です。


この辺りが、ビデオを撮ると自分では分からない部分が見えてくる、最大の利点ですね。

無意識での挙動ですが、生体自己制御の短期記憶を利用することで修正できるのなら修正してみたいと思っています。


後ろの方に映っている白シャツのおじさんもストロークと同時に首も回るスタイルで、なかなかに距離感の合ったパッティングをしていますね。(^^)



全くの余談ですがこのビデオ、ショートしたボールが谷側から時間差でカップインするという珍しいものが撮れました。(笑)


11/16/2009

16フィート以下のパット


16フィート (約4m88cm)以下の距離のパットを距離感よく打ち分けるための練習について、「これは!」と思いましたので、忘れないうちに書いておこう、という記事です。(^^;


前回このカテゴリーの記事で、フィニッシュの重要性 (パッティング)という話題を取り上げました。

その記事で、コメント欄コルレオーネXさんから貴重なご意見をいただきました。
振り幅で距離をコントロールすると言うが、パターヘッドの切り返しを目で視認するのは難しいのではないか? と言うことでした。

長い距離を打つときにパターヘッドの切り返し位置を視認しにくいケースをどう対処するかはとりあえず置いておきまして(^^;、

「1-7歩の距離であればボールを見ているにしてもパターヘッドの切り返し位置は視認できそうですね。」ということを返信コメントの中にちょこっと書きましたことと、今回の練習法には非常に関係があります。



カリフォルニアの一般アマチュアからの質問で、とあるプロが問題解決のアドバイスと練習法を伝授していました。

質問は、『私は12フィート(約3m33cm)以下のショートパットで、弱かったり強かったりどうも距離が安定せずに困っているのですが、どうすれば改善できますでしょうか?』というものでした。

プロからの返答は、「距離のコントロールを安定させるためには、パットするときにacceleration (加速すること)しながらボールをヒットすることを実践してください。 加速しながらボールをストロークできるように練習すると、グッと安定します。」

(これはまさに、いつもノリさんがおっしゃっているアドバイスと全く同じですね。 ノリさんの場合はさらにもう一歩進んだ「一定の加速度でボールを打つ」っていう表現をなさっています。)



ということで、アドバイスされた練習法は次のような方法です。

画像をクリックで拡大します。


ボールをカップから2フィート(約61cm)ずつ間隔を空けて6個並べ、カップに近い方からパットしていくのです。

まずは、カップから一番近い2フィートの距離のボールをテークバックは2インチだけ(約5cmだけですね。ボールの幅よりちょっと多いぐらいしかありません)小さく取り、逆にフォローを大きくすることでパターヘッドのスピードを加速しつつボールをヒットする感覚を意識して感じてください。

そこから、2フィート遠くなる毎に1インチ(約2.54cm)ずつテークバックの幅を増やして行ってください。
4フィートは、3インチのテークバックで打つ、
6フィートは、4インチのテークバックで打つ、
・・・
12フィートは、7インチのテークバックで打つ、

という練習法でした。

この場合は、相談者に対するアドバイスなので、acceleration (加速すること)しながらボールをヒットする感覚を体感してもらうため、ということが主眼になっていて、想定しているグリーンの速さなどには言及していませんでした。



これに私はボールをさらに2個増やして、全部で8個並べて練習をすることにしました。
8個並べますと、一番遠いボールは16フィート (約4m88cm)の位置になります。
ちょうど私の7歩の距離(4.9m)と同じになるのですよね。

上記の換算で言いますと、16フィートを打つには9インチ(約22.9cm)テークバックすれば良いことになります。

私は普段自分の中で基準になっているスピードのグリーンでは、16フィートの距離は(9インチではなくって)11インチ(約28cm)ぐらいのテークバックで打っています。
この2インチの差は、プロの頭の中にある基準のスピードが、私の頭の中にある基準のスピードより速いからであろうと想定しまして、1インチ刻みのテークバックを、約3cm刻みに置き換えてみます。

そうしますと、

2フィートは、 6センチのテークバックで打つ、
4フィートは、 9センチのテークバックで打つ、
6フィートは、12センチのテークバックで打つ、
8フィートは、15センチ、
10フィートは、18センチ、
12フィートは、21センチ、
14フィートは、24センチ、
16フィートは、27センチのテークバックで打つ、

という風に置き換えれば、ほぼ私の基準に合わせることが出来ます。

写真にもありますように、早速この練習を実際にちょっとやってみました。

12センチ、15センチ、18センチ、とパターヘッドの切り返し位置の視認の方に気を取られ過ぎますと、打ち出すラインがおろそかになってしまいました。(^^;

たとえば1回目は、2フィート、4フィートをカップインした後、次々にカップを外し、最後の7歩の距離(16フィート)だけがズドンとカップインでした。
ラインは分かっている訳ですからね。
やはりテークバックにあまり気を取られない打ち慣れた7歩の距離が一番上手く打てました。


でも、短い距離のパットですから当たり前といえば当たり前なんですが、外れたパットも距離的には40cmオーバー以内ぐらいには入ってくれて居ました。ショートもなし。

16フィート以下のパットを距離感よく打ち分けるための練習としては、なかなか良さそうな印象を受けました。


慣れてきたら、この練習を、距離感よく打たないとラインを外れてしまう比較的大きく切れるラインとか、往復びんたになりやすい横のラインとか、そういう嫌なラインの練習に応用してみようかなぁ、と思ったりしましたのでした。(^^)  ♡




***

ところで、加速しながらボールを打つという表現ですが、「感覚的に」ということのようです。

物理的に測定してみますと、パットの上手いプレイヤーのパットは、ヘッドスピードが最大になった後にボールを打ち、ヘッドスピードが落ちないという動きを見せるそうです。

打つ方の感覚としては、加速しつつ打っている感覚でちょうどいいのだろうと思います。