1/05/2010

エンジェリス・ナショナル の2


ここは昨年3月にラウンドして、コース紹介をしているコースです。

エンジェリス・ナショナル(ゴルフクラブ) (以前の記事)
ロサンゼルス北西の郊外サンランドにあります。

2004年に新設のコースで、ロサンゼルス・カウンティでは最初で唯一の
ジャック・ニクラス・グループ設計のパブリック・コースだそうです。


Angeles National Golf Club
http://www.angelesnational.com/


昨年の3月にお邪魔したときは、クラブハウスはまだ完成しておりませんでプレハブにプロショップを置いての運営でしたが、あれからゴージャスなクラブハウスが完成しました。
が、たしか$90程度だったグリーンフィーが週末価格で$188に値上がりしてしまっていました。

我々一般ゴルファーからは大変不評です。
とても整備されたよいコースなのですが、コース自体は変わっていませんので。
「Who cares about the gorgeous clubhouse?」って。

早朝のスタートを取ると、レストランなんかもまだ開いてませんしね。
ホールアウトしたらさっさと帰りますし。


さすがにこのところの不況で(か?)、様々なディスカウントのキャンペーンをして集客努力はしているみたいでして、「元旦早朝に$75で予約取れるけど行く?」って、友人から誘いがありまして、初打ちに行ってきました。(笑)



前回、「距離は短めですが、戦略性の高いレイアウトで、例によってあまりミスショットを許容してくれないジャック・二クラス・タイプのコースだと思いました。」と書きましたが、実はフルバックのジャック・ニクラス・ティーからですとたっぷり7,141y あります。
私がプレーした青のバックティーからだと 6,597y、長くはありませんが決して短いわけでもありませんでしたね。

コースレート/スロープは青ティーからで72.1/136 (パーは36・36=72)ですから、厳しいコースであることに間違いありません。


グリーンはどれも大きく、その代わりにポテトチップ型の大きくうねったアンジュレーションのきついグリーンです。
グリーンのスピードは私がプレーする他のコースよりも速いです。


大好きなのにいつもやられているジャック・ニクラス設計のコース、気合を入れて行きたいところですが、そんなものは(私の場合)大抵は空回りしますね。(笑)



いつものようにいくつかのホールの写真をご紹介しますが、コースのサイトに綺麗なレイアウト図がホール毎にリストされていますので、今回はコース・レイアウト図も併せてのご紹介ができます。

いつもはティーからの写真が多いですが、コース紹介も2度目ですし、ティーからはグリーンがブラインドになっているホールも多いのでたまには趣向を変えて、(私の)セカンドショット地点シリーズっていう感じで行ってみたいと思います。


1番ホールのティーショットは、左の大きくて深いフェアウエイ・バンカーに入れないように、慎重にスプーン(3W)で打ちまして、無難に up&down (寄せワン)のパーでスタートしましたが、
ところがぎっちょん。(←古い。古すぎる!)
続く2番-4番ですでに+6オーバーも打ってしまうヨレヨレの新年幕開けになりました。(T_T)


最初の写真は、2番ホール(Cottonwood)562y、長いパー5の3打目地点です。


画像をクリックで拡大します。


ちなみに(前回の記事でも書きましたが)、このコースはホールのあらゆるところに未整備のエリアが自然保護区域として残してあって、ウォーターハザードのような扱いになっています。
ブッシュに飛び込んだボールは、ラテラル・ハザードの処置を取るローカル・ルールですね。
(OBじゃないので1打儲かる計算になりますが、逆にもしOBだったら厳しすぎるほど至る所がハザードになっています。)

と、いうことで、3打目地点ですが、ティーショットがわずかに右のブッシュにこぼれて入ってしまった私は、実際は4打目です。(^^;
 ボールは見つかりましたから、最後に横切った地点から2クラブレングス以内でホールに近づかない地点にドロップして1打罰を加えプレーした後の地点です。


2つ打ってもまだ145y程度残っているのに、写真にありますような深いバンカーがグリーン前をガードしてます。
当然、私のレベルでは旗ではなくてバンカーのちょっと右辺りのグリーンを狙いますよね。

グリーンに行ってみますと、まだ21歩(約10m)ありましたがこれが13歩目ぐらいまでは緩やかに登った後、カップに向かって左斜め下にグッと下るラインで、2パットに収めるのは至難の業です。
稜線(にみえる)辺りで止まりそうなスピードで打ってみるしかありません。
デジタルパットの出番ですね。(^^)

うまいこと、「あ、そこで止まっちゃ、速い下りが残って余計にやばいよ。」
って場所で止まりそうになったボールは・・・、
さすがに速いグリーンです、止まりかけたボールがすーっと動き出して、カップ左に向かって下りて行ってくれました。
あと10cmぐらい強く打てたらもっと良かったんですが。
(友人たちにはこのパットは褒めてもらえました。)

そして残った2歩のセカンドパット。カップと同じくらいの高さで止まっていて、横のフック・ラインです。
これはカップに蹴られてしまいました。(T_T)
新年早々の2ホール目で3パット。
ですが、・・・まぁ納得の3パットです。 (でも、これはダボ。)



続いては、4番ホールでフェアウエーバンカーからの2打目で打ったペナルティとグリーン手前のポット・バンカーにやられて今季初のトリプル・ボギー(T_T) を打ってしまった直後の、5番(Arroyo)パー4、378yのコース図と、2打目地点の写真です。


画像をクリックで拡大します。


打ち下ろして登ってくる感じのティーショットを左のフェアウエーバンカーの手前に打ちまして、残りはここからで155yぐらいです。

コース図には、ティーショットをバンカーの右(の狭くなっているところ)に、その右のarroya(涸谷)に入れないように打てば、2打目はベスト・ビューになります。とか書かれてますが、私にはドライバーにそんなコントロールありませんから、無理!

このショットは芝の長いラフからだったのですが、幸いにボールが沈んでいませんでしたので、上手く打てました。左足上がりですから、大きめのクラブ(私ですと5I)でスリークォーター気味に。

5歩(約3m半)に付けパーをゲット、スコアの流血を一旦止めました。(^^)
(実は止血は完全ではなく、8番-12番のペナルティーがらみの再流血に至るのですが。)


つづく6番ホール(Hollow)は、416yのパー4です。長めのホールですね。
ここのドライブはよく飛びました。(^^)


画像をクリックで拡大します。


ここからでも、まだ140yぐらいあります。しかもブッシュ越えの上り。

コースにも書いてありますが、このグリーンは、左の方半分ぐらいは左奥の方に向かってだんだん、どーんとすり鉢状に落ち込んでいまして、グリーンへ打ったはずのボールがコロコロとグリーンの外まで転がってしまい窪んだところの底近くまで行ってしまいます。
でも幸いこの日はカップがグリーン右端の方に切ってありました。

ピンの左奥、3歩(約2m)の下りのフックラインに付いたパットを沈めて今季の初バーディー。
やっぱり嬉しいですね。(^^)

いつもドライバーがこのくらい気持ちよく飛んでコントロールできたらいいのになー。



次は7番ホール(Roller Coaster)のパー3、164yのコース図と写真ですが、ここのグリーンは特にすごいんです。 ジェットコースターというホール名もそこから来ています。


画像をクリックで拡大します。


この写真で言いますと、左方向やや手前側にティーイング・グラウンドがあります。
(ちなみに、この角度で撮った写真で7番グリーン後方に見える美しい山々は、前回の記事でクローズアップしていた14番ホール(Feed In)の写真で後方に写っていた山々と同じ辺りの山々です。)

コース図にも、「中程度の距離のパー3、ここではショットの正確性がカギです。非常にうねったこのグリーンでは、ピンプレイスに拠ってボール乗せる場所を的確に選ばないと、とても難しいパットを残すことになります。
手前の(小さくて)深いバンカーやグリーン後ろのarroya(涸谷)にも気をつけて下さい。」とか書いてあります。

それができたら苦労しないんですが(笑)、私は幸いにもティーから見てピンのやや左後方(写真の角度で言うと、やや右の後方です。 x印の辺り。)にグリーンをこぼして16歩(約11m)、グリーンの外に5フィートぐらいのところでしたのでパターで寄せてパーを取れましたが、

もしも、この写真で左手前(ティーから見て右手前)の位置なんかに乗せてしまいますと、グワーンと急勾配を登ってからスィーっとカップまで下る(し、しかも道中がカラーにかかるかも知れない)という恐ろしく難しいパットになりますね。
上手い人なら、グリーン上からピッチショットを打ちたいぐらいでしょう。



次なる2打目地点は(笑)、15番ホール(Sunland)のパー4、418yのコース図と写真です。
9番の446yほどには長くありませんが、登っていますからここも長いです。
9番ホール(Oak Tree)にはしかもグリーン手前にarroya(涸谷)があって、ティーショットがいい当たりでなかった私は2打目を100y打って刻まなければなりませんでした。)


画像をクリックで拡大します。


テーショットはフェアウエーバンカーを気にしなくてよいので少し気楽ですが打ち上げています。

コース図には、「ティーからはドローボールを打って、フェアウエーの高くなっている左側の方に打つとグリーンへのアプローチが楽になります。 低くなっている右サイドへ行ってしまうとフェアウエーからでも一部ブラインドになってしまうし、(バンカー越えの)難しいアングルになってしまいます。」と書かれていますが、
私のボールは真ん中やや右サイドですね。(^^;

残りは約165yくらいで、この日調子良かったユーティリティーの4番で打ちましたが、右寄に切られていたカップの奥9歩(約6m半)に乗ってくれました。

それにしてもグリーン手前のバンカー、実に嫌なところにしつらえてあります。
あくまでもラッキー・パンチをほとんど許さないニクラス設計のコース、っていう感じがいたします。

13番以降18番までの6ホールは、自分でもかなりいいショットを続けられましたので、叩いてしまった割には気持ちよく帰ってきました。(笑)



次に3打目地点をご紹介します16番ホール(Domino)のレイアウト図には、ニクラス・デザインの、ミスショットをするとボギーでは収まらないコース設計の厳しさの特徴が顕著に現れています。


画像をクリックで拡大します。


写っているのは、一緒に行ったうちの一人、トニーです。
私は、昨年のTPCバレンシア以来、一緒にプレーしたのは2度目です。

コース図の説明では、「ティー・ショットを運ぶ位置にはフェアウエー・バンカー群が取り囲んでいます。 もしもそのうちのひとつに入れてしまおうものなら、フェアウエーのセカンドショットを運ぶ地点より手前を横切る3つ並んだ小さなバンカー群の手前に刻む羽目になるでしょう。
そうなると、今度はセカンドを運ぶ地点の先、グリーンの手前にあるバンカーのような大きなウエスト・エリアがプレーに影響してくることになります。

そして、このウエスト・エリアに入れてしまうようなことになると、今度はグリーン右手前のバンカーが小さいながらも影響してくることになり、(バンカーを避けて)グリーンの左側のこんもりした部分に乗せなければならず、パットを難しくすることでしょう。ひとつのミスショットが、まさに(ホール名にある)“ドミノ”効果となって悲劇へと導くのです。」となっています。

私は幸い、1打2打といいショットを打って、3打目はこの写真の地点に来ていましたが、ここからの約110y、9Iで打ってピン右1mにズンと落ちたいいショットでしたが、あいにくピン位置はそのグリーン左側のこんもりした部分でして、ちょっとスピンで戻ったが最後、するするするする戻って来て、グリーンの外まで出てしまいました。

これをPWのチップショットで乗せ直して上りの2歩(約1m半)に付けましたが、パットがA側で蹴られてしまい、ボギーにしました。

ちょっとミスるとすぐにダボ、いいショットを繋いで行っても簡単にボギーが打ててしまうニクラス・デザイン、恐るべし。



今日も(笑)、長くなっちゃってますが、
美しい最終18番(Creek)の377y、パー4も、写真をご紹介します。


レイアウト図には、「フェアウエイ左側がずっとクリークになっているティー・ショットは約40フィート(12m)の打ち上げになっていて、逆の右側は深いバンカーでガードされています。 グリーンへのセカンドショットは左側が大きなLake、右側にはバンカーと芝の深い窪みで、良いショットが要求されます。
グリーン・オンしたあともエキサイティングなホール構成は続きます。 ここのグリーンは、コース内でももっともアンジュレーションの大きなグリーンのひとつなのです。」と説明されています。


これが、ティーイング・グラウンドからの写真。

画像をクリックで拡大します。


左側にずーっと続くクリークは、ここからは見えません。

右のバンカーは、逆にその右のカート道とその外のarroya(涸谷)エリアに行かない救済バンカー的にも見えますが、このフェアウエー・バンカーに入れてしまったら、2打目はちょっとグリーンを狙うことはできなくなってしまうと思います。
190yぐらい残ってしまいますのでね。

カートのGPSに拠れば、グリーン側の池までは 281yということでしたので、私には到底届かないということで、ドライバーを気持ちよく振って行きました。


上手く振りきれたドライブは、上の写真の稜線を越え、ここまで来ました。
2打目地点の写真です。
カメラの露出の関係で、ちょっと色目が違っちゃっていますが。(珍しく雲の変化が激しい日でしたので。)
   ↓
画像をクリックで拡大します。


思ったより池の近くまで来ていて、ちょっと驚きました。(笑)

13番ホール以降はいいショットが続いていたので、この2打目も水を恐れずに思い切って打てました。(^^)
水を恐れずに、って(笑)、ここまで来ていますと、残りは130yくらいですけれどね。
でも、プレッシャーのかかるショットです。
水越しで、ちょっと遠く見えますね。

ピンの奥方向にグリーンの傾斜を転がってしまい、2段グリーンのような登りの11歩(約7m半)が残ってしまいましたが、これを16歩ぐらいの強さで打ってかなりオーバー。
戻って来て欲しく居りませんからね。(笑)

返しの緩い下りのパットは3歩弱(約2m弱)でしたが、ややフック・ラインでしたので上手く決めることが出来てパーで締めくくれました。(^^)


なかなかに山あり谷ありの楽しい2010年元旦の初打ちでした。


1/02/2010

ペンデュラム+アームマッスルのミックス・ストロ-ク


前記事 「ピュア-イン-ライン-スクエア (pils) パッティング・ストローク」の
続きです。


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デーブ・ペルツによれば、(前記事の写真のパッティング・アーク練習器具を使った時のような)アークを描くストロークでパター・フェースをわずかにでもオープン/クローズするには、腕(もしくはリスト)のロールを入れる動きが入る、と言うことなのだそうです。

基本的にはペンデュラム・ストロークでありながらわずかに腕の筋肉の力を入れる、いわゆるミックスのストロークと分類されるのが、こうしたストロークなのですね。

ベン・クレンショーやブラッド・ファクソンなどが、このストロークのようです。
ジャスティン・レナードなどは、もっとスクリーン・ドアに近いストロークをしているようです。

シンプル度では、やや劣るものの、決してこうしたストロークが否定されているわけではありません。
デーブ・ペルツは分析の達人であって、理想のストロークの求道者では無いのです。



前記事のリンクのページのひとつにある、このイラストをご覧になって下さい。




ここで動いているような、ショート~ミドル・パットの範囲では、まぁ誤差範囲と言えないこともありません。
この振り幅よりも大きく振ったときには、フェースの開き具合に差が出てきそうですが。



以前、テークバック相関グラフという記事で出しました打つ距離とテークバックの大きさの相関のグラフ上に、「パッティング・バイブル」の中にあった、デーブ・ペルツ本人のデータを赤線で重ねてみました。

図をクリックで拡大します。


ここで、D. P.として引かれている赤い線と比較してみて判ります点が、いくつかあります。


1) デッド・アームにして完全な振り子に近いストロークを実践しているペルツの線はテークバックとパットの距離が比例する1本の直線になっています。
(ただし、9mよりも長い距離をどうコントロールしているのか、テークバックの大きさは如何に?というところはデータが書かれて居りません。)

2) そして、腕の筋肉による力を極力加えないため、同じ距離を打つのにより一層大きなテークバックを必要とします。
(これは、その事自体に優位性が出る、という説明がされています。距離を打ち分けるためのテークバックの大きさを区切って付ける差が付けやすいためです。)

3) 7歩以内の私のデータと、デーブ・ペルツのデータは、非常に近く近似しています。

(D. P. ラインの方が上にあると言うことは、ペルツ先生の方が同じ距離を打つのに少し振り幅が大きいと言うことです。)


デーブ・ペレツは、1歩の歩幅をちょうど91cm (3フィート)にするように歩く
練習もしているそうです。
デジタルパットは実践していなくても、テークバックとパットの距離の相関関係など、やはりさすがは物理研究者、細かくデータを取っているんですよね。

ペレツ先生は、チップ・ショットなどのショートゲームの本も出していますが、チップ・ショットのストロークとパッティングのピュア-イン-ライン-スクエア(pils)のストロークは、全くの別物だ、と述べています。


一方私は、チップ・ショットもパッティングも、極端に言うとドライバーのストロークさえ、ほぼ同じものと捉えていました。
超スロー動画を撮ったときに、私の場合はテークバックにかかる時間が、トップからインパクトまでのストロークにかかる時間の3倍ぐらい、つまり(テークバック):(ストローク)のスピード比ではほぼ(1:3)という事実を知りましたが、これは、そのひとつの裏付けとなる証拠だろうと思います。ドライバーのスイングでも同じような比率です。

また、パターを持って腕をリラックスさせ左右にブラブラと自然に任せて振りますと(というかむしろ揺らすといいますか)、大きく振った部分で自然とパターフェースが少し開き/閉じします。
そしてその量はほとんど一定です。

そう言った意味では、自分自身の自然な動きを優先し、今のところもうしばらくはこのまま改造せずにベン・クレンショー派の、ミックスのストロークで行ってみようと思いました。



ちなみに余談ですが、真っ直ぐに打ち出すストロークの正確性は、パットの結果に17%しか影響しないが、ボールをヒットするときのパターフェースの角度の正確性は、83%も影響してしまうため、ショートパットでは特に、
パターフェースの角度をきちんと打ち出し線に直角に合わせることの方が、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すことよりもずっと重要である、ということも書かれています。

もうひとつ、距離のコントロール(ボール打ち出しのスピードのコントロール)を身につけることは、パッティングを想定ラインに乗せる以前の重要事項である、ということも明確に書かれていまして、デジタルパット(決め打ち)でノリさんや我々が感じていることが、ズバリと書かれていました。(^^)


1/01/2010

ピュア-イン-ライン-スクエア (pils) パッティング・ストローク


あけましておめでとうございます。

みなさん、本年もよろしくお願いします。
(と、書いている今こちらはまだ大晦日なんですが。(^^;)

私は元旦に初打ちを予定しております。
このコースです。 ・・・ので、また返り討ちに遭っちゃう可能性大?!



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ということで、本題のパッティング記事です。


昨年末、デジタルパット(決め打ち)のエッセンスをいろいろと教えていただいているノリさんのこの記事の3枚目の写真に注目しました。


ノリさん、写真お借りしました。(そのままノリさんのページからフィードしてます。)

65cmもテークバックしても、パター・フェースはほとんど開いていません。

これこそが、私の敬愛するデーブ・ペルツの提唱する、ピュア-イン-ライン-スクエア (pils) のパッティング・ストロークなのです。


デーブ・ペルツは、著書のひとつ「パッティング・バイブル」の中で、最も効果的で、成功率が高く、プレッシャーのかかる場面にも強いパッティングというのは、最もメカニズムがシンプルなパッティングであると、説明しています。

それは他ならぬ、ペンデュラム(振り子式)ストロークであって、デッド・アームと呼ばれる腕に全く力の入らないスタイル、しかもフェースアングルを変えずに、頭上から見ると1本の直線状を動くストロークなのです。

ペルツによれば、ジョージ・アーチャーやローレン・ロバーツのパッティングが最もシンプルで理想的なスタイルで、おそらくパットの一番の名手であるタイガーでもツアープロの中では真ん中以下の複雑なメカニズムであり、アーノルド・パーマーに至ってはプロの中でも最悪 最も複雑の部類、
ベン・ホーガンに至ってはさらにひどい もっと複雑なメカニズム、という見解だそうです。

これはあくまでも、パッティング・メカニズムのシンプルさのみを10段階で評価した上でのお話で、グリーンの読みやパッティングの上手い下手を表現した評価ではありませんので、単なる参考程度にとどめてください、と書いてありました。


パター・フェースを開いたり閉じたりせず、ストローク自体も真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す、なんて言うことが、いったい可能なのでしょうか?そして、動きはシンプルなのでしょうか?

インターネット上に公開されているものへのリンクを含めた紹介はともかく、本の挿絵のコピーを取って内容の和訳まで付けたりは著作権上の問題もありますので出来ませんが、できるだけ分かりやすいように取り上げてみます。


Ruthless Golf.comのHPの中に、イラストがありました。


上のイラストのようにストロークするのが、ピュア-イン-ライン-スクエア
(pils)のペンデュラム・ストロークです。
(ちなみに下のイラストのようなストロークをスクリーン・ドア・ストロークと呼んでいます。)


グリップの位置を両肩のラインの真下に来るように構え、ボールのエイミング・ラインの真上に目の位置が来るようにします。
ボールの位置は、打ち出すライン上であれば、必ずしも左目の真下である必要は無いとされています。(ボール位置によって、パターの適性ロフトを調節(選択)するだけです。)


こちらに、ピュア-イン-ライン-スクエア(pils)のストロークを詳しく説明したサイトがあります。


画像をクリック ↑

動画も含めて、ジックリとご覧下さい。


デーブ・ペルツは、グリーン上でのボールの挙動を測定するために、
“Perfy”と名付けたピュア-イン-ライン-スクエアのストロークを完璧にこなすパッティング・ロボットを用いるのですが、このサイトのトレーニング器具ほど厳重にセットアップされてしまうとPerfyさながらのpilsストロークが出来ますね。(笑)


このpils形式のストロークが理論的に可能だと言うことは理解出来ました。
真上から見るとストレートのライン上ですが、高さ方向には弧を描くわけですね。

また、このpilsストロークには、フェースバランスのパターが最適です。
ペルツも、パターヘッドのバルキーな、重心深度の深いパターを推奨しています。
理に適ってますね。



ところが。

(あくまでも私の場合ですが、) ピュア-イン-ライン-スクエア(pils)のストロークをしてみようと、いくら工夫しても上手く行きません。

両手の親指の爪を正面に向け続けるようにして左右に振ってみますが、どうしてもテークバックでパター・フェースをクローズ気味に、フォロースルーでパター・フェースをオープン気味にしている感覚が出てきてしまうのです・・・。

これはもう一工夫必要か?



ところで、こう言った疑問も出てきます。

例えば、この練習器具なんかどうなっちゃうの?





例えば、ブッチ・ハーモンのこれとかも?




(画像をクリックするとそれぞれの元サイトに飛びます。)


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次の記事へ続く。