2/20/2010

4 Yards More Golf Tee


コルレオーネXさんがブログでご紹介なさっていたティーを、近所のゴルフショップで見かけましたので、早速購入してみました。

4 Yards More™ Golf Tee
http://www.4yardsmore.com/




+4ヤード飛ぶ、っていうのは如何にもデータを採って実証した数字と言う感じで、非常に好感を持たせるネーミングですね。(笑)
実際に効果が在ったとしてもそのくらいしか無いだろう。 しかも私にとっては誤差範囲で分かりませんわ。ってところですけれども。


しかしパワーヒッターのコルレオーネXさんが数年間も愛用なさっていて、折れない、無くならない、っておっしゃってますから、試してみる価値はあります(^^)
コルレオーネXさんは、青い 3 1/4インチの“Driver Tee”ですが、私は黄色い 2 3/4インチの、“Standard Tee”を購入しました。


私自身は現在は、Zero Friction Teesっていうのを愛用しているのですが、こちらも滅多に折れません。
でもたまに、ティーイング・グラウンドが硬かったりしてポキっと行くこともありますし、ドライバーがfatに入ってすっ飛んで無くなることもしばしば。
気持ちよく打ったときには、ティーがその場にたったままになっていることも多くって、無くならないのですけれどね。

それなりに本数が入って売っていますので用は足りているのですが、土に還る素材ではありませんからちょっとした考慮はしようかな、って気持ちも無くはありません。


なかなか無くならないですしなかなか折れませんので、木のティーよりも回収率が高くゴルフ場に優しいと見て、気に入っていたのですが、4 yards more golf teeの方は、ボールを支える六つ叉の羽の部分が柔らかくなっていて、ティーがそのまま立っている確率が高そうです。
抵抗も小さいから飛ぶのでしょう。

HPを見ますと、ロボットが10球ずつ打って、平均で+3.90ヤード、木のティーよりも飛んでいます。
データ数が如何にも少ないですけれど、ある程度信頼を置いてもいいデータでしょう。



やや問題になるのが、冒頭の写真のようにボールと一緒に持って、ティーアップしようとした時です。

六つ叉部分の柔らかさ故に、写真のように持ってボールでティーをグッと押して地面に差し込む、っていう技が使えません。(笑)


コンセプトは同じ、打つときに非常に抵抗の小さいというBRUSH-Tを持っていながらラウンドで使わないのは、やはりティーを刺すときに田植えをするかのような感じになってしまってカッコよくないからでして(^^;、
こちらはマットではなく芝から打てるドライビング・レンジでドライバーをかなりの回数打つときのみ、という、私としては滅多に無いシチュエーションでのみの使用になっています。
ティーを挿し直さないでボール乗っけて打てますから、便利なんですよね。



で、もってラウンドに使ってみました。
夕暮れTwilightのラウンドで、13ホールしか終われませんでしたので、スコアをポストしませんが、使用感としては上々です。(^^)


下に記入されていますDAPスコアのポイントを見ていただけますと、わずかに1ポイントで済んでいます。(^^)
いつもは1ラウンドで8ポイントほど稼ぐ(笑)のが私のスタンダードですから、非常に良い結果になっています。

これはさすがにティーの影響ばかりじゃなくって、ドライバーが調子良かったのだろうと思いますし、そうそうタイトなコースではありませんし(2番ホールはすごいタイトですが)、そもそも1回のラウンド(にも満たない13ホールではなおさら)ですから、まだ正しい評価はできませんが、非常に良い結果だったし、使用感はとても良かったと言って差し支えないと思います。

同じコースでベストスコア(ベスト・ディファレンシャルと言う意味です)出した時のDAPが9ポイントでしたから、昨日はドライブだけは桁外れに良かったと言うことに。(^^)


最初の3ホールまでは、上の写真のように持ち、人差し指と中指の背で必死に押して(笑) 刺しましたが、4ホール目からは諦め、ボールを手のひらのまま人差し指と親指で持ってグリーンフォークを刺すような要領で刺しました。
ちょと刺しにくいですけど、高さは一定していいかも。


羽部分がかなり柔らかいので、ティーも飛びにくいようです。
1回だけ地面から抜けてましたが、それ以外はその場に刺さっていましたので、確かに無くなりにくそうです。

これはいいものを教えていただきました。
コルレオーネXさん、どうもありがとうございます。


2/18/2010

Navy ゴルフコース (クルーザー・コース)


ここは、以前ご紹介しました、 Navy ゴルフコース (デストロイヤー・コース) の隣に所在します、9ホールのパー3コースです。

1,902yで、パー31。 9ホール中、パー4が4つあります。


Navy GC:  the Cruiser Course
http://www.navygc.com/golf_course/cruiser_course_map.html


ちなみにクルーザーと言うのは、ここでは豪華ヨットのことではなくって、「巡洋艦」という意味です。
Navy(米海軍)のコースですので。
18ホールのデストロイヤーの方は、「駆逐艦」。

妹分コースですね。


ここがちょっと有名な(んだけど、意外に知られていない)事実としては、こういう話があります。

タイガーが3歳児の時にパー3のコースをプレーして、48で回った、っていう話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
すでにあの頃、天才ちびっ子としてTVに出たりしていましたからね。

私は、タイガーが小さいときによく練習したって聞いていましたし、お父さんのアールさんが無くなったときにもTV中継があったりして、近隣のパー3 ばかりの18ホールのコース、ハートウエル・ゴルフ・コースでのことだとばっかり思っていたのですが、実は、このクルーザー・コースでのスコアだったんです。

まぁ、アールさんは軍人でしたから、4年前までまだ一般開放されていなかったこの米海軍のコースにタイガーを連れて来ていた訳ですね。


ハートウエルの方は、100y、90y、120y、って感じのパー3コースですが、ここクルーザー・コースは、200y級のパー3もありますし、パー4も4つありますし、3歳児が48でラウンドしたって事実には、ますます凄みが増します。
まさに驚異的。 (笑)

普段100以上打つ方ですと、天才3歳児に負けてしまう可能性も十分にあり得ます。



どんなコースかちょっと見ていただきましょう。


軍のコースですから、軍用空港のすぐ隣りにあり、全体にフラットです。

以前の記事でご覧いただきましたが、練習グリーン横には星条旗や記念碑、ミサイルなどがあしらって在って、いかにもな雰囲気。

画像をクリックで拡大します。

でもね、なかなかいいと思います。 こういう演出。


コースが短いですから、私は前記事でもお見せしました、ずいぶん前のパーシモン・ドライバーとマグレガーのミュアフィールドのアイアン・ウエッジ・セットを持って行きました。(^^)


1番ホールは247yの短いパー4です。

画像をクリックで拡大します。


写っているのは、たまたま滞在していて一緒にラウンドに行った、私の父です。

左側は飛行場です。
大きなスライスで右の木の中へでも突っ込まない限り、ごく簡単なスタートホールです。

私は約35yのセカンドショットを、トップしてしまい、寄せ直した3歩も外してボギー・スタート。



次の写真は、飛行場を左手に、大きく回り込んでやってくる3番ホール、207yのパー3です。

画像をクリックで拡大します。


左側は空港で何もありませんが、遮るものがありませんので風が来ます。
右には林がしつらえてあり、グリーンの左手前と右手前はバンカーにガードされていて、なかなかに難しいホールです。

私は、2番アイアンを持ち出して、いい感じにドローで攻めたもののグリーン手前10yにショート。
「くぅ!昔みたいに飛ばないざんす。」 (T_T)
でもって、ギャップウエッジでベタピンに付けようと思ったらトップして、グリーン向こうのひどい場所に。
寄せ切れず、7歩のパットも外し、ダブルボギー。
こんな筈では・・・(笑)。



4番もなかなかタフな、213y、右に池があるパー3です。

画像をクリックで拡大します。


グリーン手前右側には大きなバンカーもあります。
このコースに来るビギナー・クラスのスライサーの人たちには右の池は大いに脅威になります。
距離が長いですからね。
前のグループでも2人が池にハマっていました。

私は1番アイアンで行こうかと思いましたが、前の3番ホールで2番Iを使い207yをショートしていましたから、ドライバーを3/4 のスイングで打とうと画策。
小細工はいけませんね。(笑)
手加減しすぎて、バンカーに。

でも、上手く2歩に付いてくれてサンドセーブ。



次は6番ホール、353yのパー4です。

画像をクリックで拡大します。


左へ大きくドッグレッグしています。
右のこんもりした大きな木の後ろは池です。

パーシモン・ドライバーでドローを打って、フェアウエー・センターに。
残り100yでしたが旗が青(グリーン奥)でしたので、9番Iでフルショット。
これがだいぶ左奥に行ってしまいましたが、かろうじてオンしました。



最後の写真は、渓谷(川?)越えのパー4、280yです。

画像をクリックで拡大します。


ここに写っているのは、私です。
打った後、大きくのけぞって明治の大砲に。
・・・と言うわけではなくって、1番アイアンを持ってボール後方から右の方へ狙いを定めているところです。

ここまで1番アイアンを打っていないことに気付き、ここは1番アイアンでティーショットすることにしました。
しかし、身長の3倍ぐらいあるとても深い川までは左の方だと200yしかありません。
フェアウエーセンタだと、届いてしまう可能性も。
そこで、遠くなっている右方向に、ラフでもいいつもりで構えています。

残りは90yのラフでした。
ちょっとね、ティーショットは当たりが薄かったですね。 久しぶりに 1番 I 打ちましたし。
まぁそれが幸いして谷底に落ちなくて済みましたが。(笑)



・・・どうですか?

3歳児に手に負えるコースには見えないでしょう?
うちの息子とか、娘とかで考えますと、・・・とてつもないです。(笑)
真面目に、少なくとも5年は早いヨ。


2/13/2010

ロジャー・クリーヴランド


またまたノリさんのコメントへの返答を記事にしてしまって恐縮です。


コメント欄に長すぎるので。(^^;



そもそも私がクリーブランドのウエッジを使うようになったのは、(今となっては)クリーブランドの往年の名機、ツアーアクションReg.588の57度、ノーメッキのサンドウエッジが米PGAツアーで大人気になり、95年にはウエッジの使用クラブ率がPGAツアーで第1位になったことがきっかけで、ものすごく憧れて欲しくなり、96年頃に入手して使うようになりました。


それまでの私にとって、ウエッジはアイアンの延長になっていて、マグレガーのアイアンセットに合わせたウエッジをわざわざ取り揃えて(下手なくせに悦に入って)居ました。(笑)

ミュアフィールドしかり、JNPしかりで、1番アイアンから9番、PWまで綺麗に番号を揃え(当時は、「3から始まるとか、なんかのジョークでしょ?」とか生意気目なことを思ってました。(^^;)、

さらにSWを2本買って、うち1本のロフトを立ててバンス角を結果的に小さくした上にバンスの角を削って落として自前のGWを作り、もう1本はややロフトを寝かせてサンドウエッジ兼ロブウエッジにして使っていました。

ミュアフィールドの例が、以前に記事にしましたこのセットです。

画像をクリックで拡大します。


あらあら、パターまで揃ってますね。(笑)


その後、96年のチョイス7月号に載っていた、クラブ別の95年のPGA使用率No.1クラブの特集(各クラブ 1位~3位)のを見まして、96年ごろから徐々にそのクラブを買い変えつつ揃えて行くことにしましたために(笑)、ブログ最初の記事に書きました

ドライバー: グレート・ビッグバーサ   (2位ウォーバード、3位バーナー・バブル)
アイアン: タイトリスト・DCIプロ  (2位ビッグバーサ、3位ピンアイ2+)
サンドウエッジ: クリーブランドTA588  (2位ピンアイ2、3位スネークアイ)
パター:  ピン・アンサー   (2位キャメロン・ニューポート、3位ピン・アンサー2)
ボール:  タイトリスト・ツアーバラタ  (2位タイトリスト・プロ、3位マックスフライHT-100)


という、

なんともミーハーな動機にも関わらず(笑)、ジャンボのBSとトミー中島のミズノの全盛期、マルマンの台頭後という時期にあっては、日本ではけっこうマニアックに見えてしまうラインナップを揃えて、またまた自己満足の悦に入る、ということになった訳なんです。(^^;


2007年の3月に今のキャラウエイ X-Tourのアイアンに変えるまでの間、ドライバーをキャロウエイのFusionにアップデートした以外は、約11年間ずーっとこのラインナップでした。



アイアンセットを、キャラウエイ X-Tourに変えた動機は、確か日本から訪ねてきてくれた友人が、キャロウエイのX-20を買って帰ったのがきっかけでたぶん単なる気分転換ですが、すべてのアイアンの番手のロフトがタイトリストDCIと比べてキレイに1度ずつ違いで揃っていたのは、移行する決心に安心を与えてくれました。

で、そこに、588そっくりのX-Tourウエッジの登場ですよ。(笑)

しかも、フィル・ミケルソンが「Mack Daddy!」って叫んだんで名付けられたとかの「MD」って入ったウエッジを含む、私が元来好きだった、“アイアンとお揃い”のウエッジ達。

・・・と、くれば、揃えるっきゃ無いですわね。(笑)




興味がわいた方は、この記事 ↑ を是非クリックしてご覧になってみて下さい。

丸っこいウエッジとか、クリーブランドがヴォーケイに押され気味だったところへのキャロウエイからの参入とか、いろいろ書かれています。


~~~


長くなりましたが、ようやく本題のクリーヴランドさんです。(笑)



大したことない(よく知らないクセにの)ウンチクになりますが(笑)、


ロジャー・クリーヴランドさんは元々今現在私の住んでいるとこから程近い、ハンチントン・ビーチ市で79年に会社を起こし、40年代50年代のレプリカクラブを作って売っていたのです。

その会社が発展してクリーブランド・ゴルフになるんですが、90年にはスキー板で日本でも有名なフランスの会社ロシニョールに自分の会社を売っぱらってしまいます。


ロジャーさんご本人自体は、6年後の96年、キャロウエイにクラブデザインのチーフとして招聘され、X-12とかX-14とかのアイアンの開発に携わるんですが、監修者としての共同作業のような格好だったみたいですね。

2002年にロジャー・クリーヴランド・デザインと銘打ったウエッジも出すんですが、もっと丸っこい形でした。

この時に期待されていた(噂されていた)、588とほぼ同じデザインでキャロウエイから出すウエッジは、2006年になってやっと、X-Tourアイアンのシリーズのウエッジとして出てきたんです。
これは私以外にも、喜んだ人がけっこう多かったのではないでしょうか。

上のロジャーさんの写真をクリックしますと、キャロウエイが書きました X-Tourウエッジを出した頃の、ロジャー・クリーヴランドさんへのインタビュー記事が見られます。


そして15年後の2005年にはフランスのロシニョールもさらに買収されるんですが、買収したのがサーフィングッズのクイックシルバーなんですね。

クイックシルバーは、なんと面白いことにサーフィンのメッカのひとつ、ハンチントン・ビーチ市の会社なんです。
フランスを経て、発祥の地元に帰って来たって訳です。(^^)


しかし2007年には、クリーブランド・ゴルフとネバー・コンプロマイズがまとめてダンロップ(スリクソン)の住友ゴムに買収され、今に至ります。
(気付いていなかったんですが、SRIXONってのは、 Sumitomo Rubber Industries (住友ゴム工業)の頭文字にxを挟んで son(息子)がくっ付いた、なにやら昔のダットサン(現 日産自動車)のネーミングを彷彿とさせる名前だったんですね。)


今地元のハンチントン・ビーチ市には、Roger Cleveland Golf COっていう別会社が2007年に設立されまして、主にゴルフウエアとかを企画販売しているようです。

クイックシルバーの残党とか、ロジャーさんのお嬢さんとか、その辺りが噛んで経営しているんでは無かろうかと想像してます。(←ここんとこは、裏取ってません。すみません。)


裏とらないでも書き殴れるのがブログの良いところ。(笑)