先だっての 「エル・ドラドの13番ホール」という記事で、ホール攻略法を考えてみました。 って記事を書いたのですが、その時に、このホールも写真を撮ってきました。(^^)
このホールは、私が苦手にしているこのコース全体をさほど苦にしていない友人が、なぜか大の苦手にしているホールです。
面白いことにこの間の13番とは逆で、このホールは私にとっては相性がよいホールです。
飛距離も同じくらいだし、同じフック系統の持ち球なのに。 ??
ということで、このあいだと同じ思考/志向でちょっと考察してみようかな、
という趣向です。♡
参照: エル・ドラドのラウンド記録の記事
13番よりも少し短い、377yのパー4で、グリーン左に池があり、グリーン手前をクリークが横切っているレイアウトの、実は決して易しくはないホールです。
(ちなみに白ティーからは362yです。)
今回は、先にまずレイアウトを見ていただきましょう。
このホールは、真っ直ぐで攻めることができますが、ティーショットがほんの少し左にカーブ、そこからグリーンまではほんのわずかに右に戻すような感じになっているんですよね。
今回も、カーソルを画面上に当てていただくと、理想的なティーショットでパーを取るルートを示した白線が出るようにしてあります。
ティーから見た景色はこんな感じです。↓
画像をクリックで拡大します。
ここも実は、遠方に見える右サイドの枝が張り出した木がちょっと曲者なんですよね。
ドライバーで打つあたりの距離に向かって木が迫っていてフェアウエーが狭まっているのは、遠近法だけが原因ではありませんで(笑)、レイアウト図の方でも見ていただけますとおり、右サイドから大きめの木が何本か張り出してプレッシャーを掛ける感じで実際にフェアウエーはグッと狭まっています。
私の友人の場合は、気持ち的に苦手意識を持ってしまっている感じで (私の13番みたいですね。(^^;)、普段打たないようなミスショットも飛び出します。
普段は、ドライバーの飛距離は私と殆ど変わらない距離を打てますし、アイアンなんかは逆にいつも私より1クラブ小さいのを選択して打ってるくらいですが、このホールに来るとドライバーは飛ばなくなるし、得意のはずの 3Wも曲がったりしちゃうんです。
ゴルフって、ホントにメンタルゲームですね。
グリーンと、フェアウエー右側の木と、グリーン左の池と、右サイドのフェアウエー・バンカーが見えるように撮った写真がこちらです。
画像をクリックで拡大します。
こう見ますとフック系の人にはなんとも邪魔な感じの木で、ドライバーが
200yぐらいしか飛ばないとえらい邪魔になります。
しかしながら、ベストのドラバーが打てて、あと+40~50y飛べば、上の白線のベスト・ルートのように
大きな木はラクラクと通過して、残りは、100~135yぐらいのアプローチ・ショットですから、さほど難しくはありません。
もう一度、レイアウト図で整理してみます。
緑色の楕円のエリアが、狙うべき“安全ゾーン”です。
対して黄色の楕円は特に注意すべき“フェアウエーでもトラブル”ゾーンです。
黄色線のようなスライスでイケないことも無くはないですが池越え、しかも池とグリーンの間には池の淵に岩とブッシュがあるていどでフェアウエイがありませんので距離の許容範囲がとても少なくて、距離的にも160~180yぐらいの中距離になりますし、たとえスライスが得意であってもとても狙えるショットではありません。
結局、図にマウスのカーソルを乗せると出てくるピンク線のように、クリークの前にレイアップして3オン狙いに切り替えることになってしまいます。
レイアップした場合に見えるグリーンと、左の池と、手前のクリークは、こんな感じです。
画像をクリックで拡大します。
この日のピン・フラッグ(グリーン手前寄り)のちょっと左の、手前寄りのところに赤杭が見えますので、池が少し食い込んできているのがわかりますね。
ウエッジって言うのは、一般的なミスとしては引っかかるミスが出やすい
クラブですから、少しプレッシャーになるかも知れません。
で、実はこのホールの攻略にはちょっとしたコツがあります。
画像をクリックで拡大します。
ここに書き入れました緑色の楕円のスペースを通るように低く打ちますと、あっさり木の向こうへ抜けてくれて、2打目がものすごく楽になるのです。
木の枝の下の空間の高さは、意外に高くって おそらく20数フィート(約7m)ぐらいあるんじゃないかと思います。
ですから、ドライバー・ショットが200y付近から向こうにかけて、弾道が低ければ木の向こうへ抜けていってくれる範囲は、けっこうフェアウエーいっぱいに使えるんですよね。
私の友人のドライバーの弾道はどちらかと言うと普通に高い方なので、右の木が必要以上に邪魔に感じてしまうんですね。
私は弾道が大概の場合は低めなので、狭くなっているフェアウエーとは言え、フェードも必要ないですしストレスなく打てるのが、功を奏することが多い原因のようです。(^^)
・・・とはいえ、実際にはティー・ショットが曲がることも多々あるわけでして、写真を撮ったこの日のラウンドでは、
(マウスのカーソルを画像に乗せて下さい。)
この図のピンク線のようにドライブが左へフックで、セパレーションの木の中へ丘を登りながら転がり込んでしまいました。
そこから木の間を回して8番アイアンで打った低く大きく曲がるバナナ・フックは、クリークを少しだけ越えたところの、グリーン右サイドのフェアウエーが作ってある部分に止まりました。
よく見えなかったのですが、クリークをバウンドで飛び越した可能性もあります。(^^;
グリーン手前から3打目のアプローチは、低く転がしを使うPWのチップ・ショットでカップの右手前1歩へ。
パーが拾えたのでした。
得てして、相性の良いホールって言うのは、こういうラッキーになりがちですよね。
「Golf is 90% mental, and the other 10% is mental.」とは、よく言ったものだと思います。
( ↑あれ?違うかも?(笑))